毎年恒例になってきた物語シリーズスペシャル、今回は余接の物語。出るたびに存在感を増していく余接。怪異である余接、一体どんな事情を抱えているんでしょうか…?色んな意味で物語シリーズらしい話だったと思います!本筋そっちのけすぎます~。
・憑物語よつぎドール 其ノ壹
最初は暦による余接の説明。ひたすら余接!でよくこんなに余接だけでシーン持つな…と感心してしまいました。
余接は偽物語で影縫余弦と共に登場したキャラでした。「僕はキメ顔でそう言った」というセリフが強烈だった記憶…。最初は敵キャラっぽくて「なんだこいつ?」状態でしたが、暦の味方になってきたことで、自分の中で好きなキャラになってきました。
ある日の朝、目覚まし時計・ファイヤーシスターズ(火憐・月火)の攻撃に苦しめられる暦。シスコンなやりとりも相変わらず!でも花物語の後にこの話なので、なんか違和感が!タイムスリップしてしまったような感覚。
で、これ以降は暦と月火のお風呂シーン!今回はヘタなギャルゲーよりサービスシーン&カットが全力&多くて驚きました…。暦の筋肉がしっかりしていてそこにも。相変わらず仲良しな阿良々木兄妹でしたー。
途中では、ひたぎエンドの後っぽい話が。この頃、撫子はまだ療養中のようです。一応本筋に関係している感じがしてほっとしましたー。月火は暦が色々抱えていることを気にしているようでした。
のんきに月火とお風呂に入っていた暦。ですがそんな中、暦は鏡に自分の姿が写っていないことに気づき、焦ります…。一体どういうことなんでしょうか…?
・憑物語よつぎドール 其ノ貳
自分が鏡に映らない=吸血鬼化しているのではと焦る暦。こで忍を呼び出して、どういうことか説明してもらうことに。忍が出てくるシーンがウルトラマンを思い出しました…!
忍はその問題を解決するために、
余接に力になってもらおうと提案。
臥煙伊豆湖に相談を頼んだところ、すぐに余接と会えるように約束を取り付けてくれます。なんか凄く借りができたっぽいですが…。
暦は火憐・月火に神原の家に行くように指示。全ては臥煙から月火を守るために。
待ち合わせ先のゲーセンへ。そこには何故かクレーンゲームの中に余接が…。
そしてようやく2話で
今回のメインキャラ・余接登場!!
暦は苦労しつつも、余接をゲット!そういう演出だと分かっていても、このゲーセン、人がいなくて怖いです…。「忍姉さん」と呼ぶ余接。なんか凄いトラウマを感じてしまう…。
外に出て会話。雪を使った演出がまた強烈でした!
また待ち合わせ先には余接だけでなく、主である影縫余弦もいました。そして詳しい事情を説明してもらうことに。いきなり暦の骨を折る余接・余弦。吸血鬼の治癒能力を確かめるための方法とはいえ、恐ろしすぎます…。ですが暦は邪な理由で、根性で骨折を治します!
「この指が治らなければ
羽川の胸を触れない――!!」
忍をからかう余弦、呆れる余接が面白かったです。忍、完全に萌えキャラ!
暦の吸血鬼化が進んでいることが、鏡に映らない原因でした。数々の事件に関わり、吸血鬼の力を使い、慣れたことが原因。
そして暦は余接から、もう治らないだろうと宣告されます――
・憑物語よつぎドール 其ノ參
暦はこの結果を、対価だろうと仕方ないと受け入れようとしました。ですが吸血鬼化を悪化させない方法はあると、あることを提案。
これ以上、暦は吸血鬼の力に頼らなければいいと。
それができたら苦労しないですが…。線路に立つ暦と忍がカッコ良かったです…!暦が珍しくカッコよく見えました。
余接は暦と忍と戦いたくないと、これ以上力を使わないようにお願い。変なポーズで選択を迫る余接、シュールすぎます!暦もひとまず、これ以上力を使わないと約束をします。
その後、暦は余弦が何故不死身の怪異退治を続けるのか疑問に感じます。特にこれと言った理由はなさそうですが、話に出てきた本物のはぐれもの…一体どんな人物なんでしょうか。
そんな中、臥煙から電話がかかってきて
神原の家にいる火憐&月火に
会いに行けと指示がきます…!
そして神原家に行くと、そこには何故か誰もおらず…。代わりに部屋には折り紙の鶴が置いてありました。鶴の折り紙=フェニックス。そのことから余接は手折正弦(ておりただつる)という人物が犯人だと確信します。しかもその人物は余弦の後輩。正弦の目的は一体?
その話の中、また出てくる「くらやみ」の話…。何か暦が追い詰められている感が。
・憑物語よつぎドール 其ノ肆
神原・火憐・月火を救うために神社へ向かうことになった暦。忍・余接も共に。余弦は色んな兼ね合いで後から合流ということに。
余接の移動速度のおかげですぐに神社前へ。またその途中で忍野扇と出くわします。相変わらず真っ黒すぎます…。そしてメタ発言。
忍野の「勝手に助かるだけ」発言を思い出す暦。会話の中、勝手に雪だるまを作り始める余接に笑。あとアングルがあざとい…!
扇は春から比べると暦は成長したんじゃないかと言いますが、暦は複雑。それでも暦は成功して成長したいと決意を固め、この危機に立ち向かうことに――
神社へ向かう中、正弦のことについて余接にたずねる暦。まず余接は、自分が作られた経緯について話します。臥煙達の大学のサークル仲間共同で作られた余接。結局余接は余弦を主に選びますが、これで正弦と臥煙の関係決裂、敵対関係になってしまいます。
自分を交渉道具に使えば、この事態は解決すると考える余接でしたが、暦はそんなことしないと、余接を犠牲にしないと約束。暦、意味がなく余接のスカートめくり。余接はフィギュア化されるんでしょうか…?
ですがこの時、
余接の手を離したことを暦は後悔することに…
後半、ようやく正弦登場!正弦の折り紙を折る速度が凄くてびっくりです。なんだか刀語の対戦相手として出てきておかしくなさそうなキャラデザだなーと思ったり。しかも声が子安さん!!今回限りの出番、というのがもったいないかも。
暦は余接と連携して、救出作戦を行うことに。そこで暦が正弦の前に出て、囮に!
またここでの会話で余弦には、
地面を歩けない呪いがかかっていると明らかに。
カッコつけているわけじゃなかったのか…
この呪いが解ける日が来るのか気になるところ…。
正弦は暦を退治する気満々の様子でしたが、正弦は自分が何かの意志に駒のように動かされているのではないか?と、疑いを持っていました…。またもやメタ的発言。
最後に正弦は暦に、
忍野メメを探せとアドバイスします。
正弦は今の状況にうんざりしていて、この状況から開放されるために死を選びます。
そして正弦はあっさりと余接に消されることに…。
余接のセリフ「僕はキメ顔でそう言った」が炸裂、
正弦はこれで退場してしまいます…。
正弦が死ぬ前に余接の決めセリフが人間らしさを感じられて好きだというシーンが、このキャラは悪者、というわけじゃなかったんだな…ということが分かってなんとも言えない気持ちになりました。なんだか不条理ですっきりしません…。
感情を表に出すことなく、正弦を殺した余接。この結末に暦、呆然…。
余接が正弦を淡々と殺す→暦と余接関係に溝を作る
それがこの物語の目的だったようです。
やっぱりそう仕向けたのは扇なんでしょうか…?
また神原・火憐・月火は賽銭箱に人形のように入っていたようです。これであっさり誘拐問題も解決。
この後、まさかのひたぎ登場!これは嬉しい展開。ひたぎデレすぎです~。タイツが眩しいです…!今回一番の癒やしシーン!まさかの壁ドン!!には驚きました。
暦の鏡に映らない問題はなんとかなるんじゃない?的な流れでひとまず解決。どんな話を振られても的確に返事を返すひたぎは、やっぱり暦の彼女に相応しいキャラだと感じました。
今回の事件で気まずい関係になってしまった暦・余接でしたが、なんとその後余接が月火にUFOキャッチャーでゲットされ、お持ち帰りされてしまいます!
臥煙・指示もあり、余接はこの流れに逆らおうと決意。
阿良々木家にしばらく居候することになります!
こうして阿良々木家に一人増え、更にギャルゲー展開になってしまったてしまったところでおしまい!
今回は本筋そっちのけでひたすら女キャラと会話するシーンが多く、とっても物語シリーズらしさが出ている話だった気がします。しかもいつも以上に作画に気合入りすぎてて驚きでした。とりあえず余接、可愛すぎました!
話自体は今回でまとまっていますが、ところどころに今後の布石が…。暦と正弦が戦うように仕向けたのは一体どういう存在なんでしょうか…?あと今回力を使わなかった暦ですが、そういう状況に追い込まれたらやっぱり力を使ってしまうんでしょうか?今後物語シリーズがどう進んでいくのか気になる1話でした。来年の今頃、終物語が観られますように~。
ではまた次の物語シリーズで!
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