コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

けいおん! 第5話 「顧問!」 感想

2009-05-02 14:23:44 | けいおん!1期&2期(2009-2010)

 今回はようやく軽音楽部に顧問がつくことになります。これによりさわ子先生の隠された一面も明らかになるのですが、原作以上にさわ子先生がすごいキャラになっていて驚きでした。高校時代ああなったのにはそういう経緯が…。さわ子先生の過去は必見です!4人ともキャラくわれてる…。


 5話は学園祭に参加するために軽音楽部の面々が動く話。まず律が部活申請用紙を出していないことでトラブルが。このままでは学園祭に参加できなるなると澪が律を責めます。まあ律らしいというか…。でもここは和さんがフォロー。用紙さえ出せば参加できることになります。

 でも問題はここで終わらず…。またもや問題が持ち上がってしまいます。それは今軽音楽部に顧問がいないこと!確かに合宿とかもあったのに、よくいないままできたなと思います。顧問の先生を見つけるのも現実苦労しそうですね…。
 そこで面々が目をつけたのはこの学校の音楽教師のさわ子先生。唯をはじめ、おしとやかな先生として慕われていました。アニメでは更におしとやさが強調されていて、後半とのギャップがすごいことに…。これはだまされてしまいます。

 またその前に唯達は昔の先輩達の写真を発見し、皆で盛り上がります。で、写真に写っているのはいかにもデスメタという感じの怖~い先輩達。この衣装で怒鳴られた時は本当に怖そうです…。律はそんな写真を見ていつの時代のバンドだとバカにしますが、唯は軽音楽部に入部するまではそう思っていたようで…。私もバンドにはこういうイメージを持っていました。ちょっと前は本当にビジュアル系ブームすごかったですね…。今思うととても不思議なブームだったなと思ったり。色々強烈でした。

 そのことがあってからさわ子先生と交渉する面々。最初さわ子先生は吹奏楽部の顧問をしているから~と断ろうとしますが唯がさわ子先生があのテープの声の人+写真のへヴィメタの人だと言い当てると、さわ子先生が豹変。驚くほどハイスピードで学校内を駆け回り、音楽室にあるアルバムを処分しようとします。どうやらさわ子先生にとってそれは黒歴史ともいえるものだったようで…。さわ子先生の弱みが思わぬところから発覚してしまいます。
 ここのさわ子先生が駆けていくシーンは京アニならではの持ち味が生かされていてすごかったです。さわ子先生は陸上部の顧問とかのほうでもできそうな気が…。

 で、ものすごい勢いで音楽室へ駆け込み、アルバムを処分しようとするさわ子先生ですが、メンバーがその中の一枚を所持していたことで、さわ子先生は敗北…。途方に暮れつつも、自分の過去を語りだします。
 
それは何故さわ子先生がへヴィメタをやることになった経緯。そこにはさわ子先生の初恋が深く関係していました。さわ子先生は「ワイルドな子がタイプ」という、想い人を振り向かせるために軽音楽部に入部したようで。昔のさわ子先生はおしとやかそうでかわいかったです。最初の告白は上の理由で振られてしまいました。
 で、そこからさわ子先生が変わっていく姿が描かれていくことに…。この過去話はアニメオリジナルですが、インパクトは原作以上でした…。ライブをやるにつれ、ますます変に凝っていくステージ衣装と、想い人のステージへの遠ざかりっぷりが笑えました~。さすがにあの最後の仮面衣装はないと思います…。もう本当「いきすぎ」でした。さわ子先生の恋は変な方向に向かったせいで残念な終わりを迎えてしまいました。

 さわ子先生はそんな自分の過去を話す+素がバレたと、更に落ち込んでいってしまいます…。そんな話を聞いたメンバーも何ていっていいか分からない様子。でも律はこの機を逃さずさわ子先生の弱みにつけこみ、過去のことをバラされたくなかったら、顧問をしてくれとさり気に脅迫…。唯の言う通り律はたくましい子ですね……。

 その後さわ子先生は唯のギターで、そのテクニックを披露!軽音楽部の先輩+音楽教師ということだけあってとても上手いです!音がつくとやっぱり違いますね~。これは圧倒されてしまいます…。でもギターを持ったことで性格も高校時代のものに豹変。目つきが怖かったですが、これはこれでカッコいいかもと思ったり。期待していた歯ギターも思っていた通りの奇妙さがあってよかったです!これもさり気に難しそうなような…。
 で、これまでのうっぷんがたまっていたせいもあるのか、一通り技を披露した後、さわ子先生は、

「お前ら音楽室自由に使いすぎなんだよ!」
「ご、ごめんなさい!!」

 と、軽音楽部の面々に怒りをぶつけます!原作ではあまり恐怖を感じませんでしたが、こう声がつくとなんだか怖さ倍増ですね…。澪でなくてもああ怒鳴られたらしばらくうろたえてしまうと思います。ここら辺も真田さんの演技が光っているように思えました。今回は真田さんの色々な演技が見れたような気が。そういえば音楽室を軽音楽部が使っているとなると、吹奏楽部はどこで部活をしているんでしょう…。普通は吹奏楽部優先だと思いますが…。地味に気になります。
 ティーセット・お菓子を持ち込んでいることにも怒るさわ子先生でしたが、紬からケーキを差し出されると、

「いただきます!」

 と、あっさりケーキを受け取り黙認…。この瞬間この作品ではケーキが一番最強なんじゃないかと思えてきました…。女の子は皆ケーキに弱いようです。

 その後早速軽音楽部の面々は演奏を見てもらうことに。やっぱりまだ演奏にぎこちなさがありますね…。学園祭ではどう変化しているのか楽しみです。
 で、演奏を聴いたあとさわ子先生はこのバンドにボーカルはいないのかと聞きます。確かに今まで決めなかったのが不思議だったのかも…。とりあえずまずは澪が歌詞を書いてくることにします。
 
澪が夜歌詞を考えているシーンも色々こだわりがあるようで、見ていて楽しい気分になりました~。小物が良い感じ。紬はちょっと考えていることがアレでしたが…。けいおん!で京アニは女の子の何気ない日常シーンを描くのが上手なと再認識しました。

 そして翌日澪の歌詞を皆で見てみることに!でもその歌詞はかなり女の子らしいというか、澪のドリーム炸裂というような歌詞で…。某娘の歌を思い出しました。一般的に見るとアレですが、同年代の女の子では結構好きな子いそうです。
 最初律・さわ子先生はこの歌詞に鳥肌になってしまいましたが、唯が

「すごくいい…」

 
とうっとりし、澪の手を握る→紬も百合的な2人の姿にうっとりして賛成してから流れが変わってきます。何かが間違っている気がしましたが、唯と澪が手を握るシーンは良い感じでした。これでさわ子先生もその流れに便乗して賛成。律も仕方なくこれを受け入れることにします。
 で、次はそのボーカル決めになるのですが、作者の澪は…

「こんな恥ずかしい歌詞歌えないよぉー」
「おい、作者」

 と恥ずかしがってしまいます。作者がそういうのはどうよ…と思いますが、自分が書いた文章を読まれるのは確かに恥ずかしいですね…。結構そういうものだと思います。
 で、色々ひと悶着あったものの、最終的にボーカルは一番やりたがっていた唯に決定!やっぱり歌うのは主人公なんだな~とこの時は思っていました。まさかああなるとは…。
 でも練習し始めて唯がギターと歌うことが同時にできないことが発覚したことで、さわ子先生は唯を特訓することに…。これが思わぬ事態を引き起こすことに…。

 そうして1週間経った頃、唯とさわ子先生が部室に!早速特訓の披露を始めるのですが、ギターはかなり上達したものの、声が練習のしすぎでかれていて…軽音楽部に危機が。本番まであと3日。このままでは学園祭に参加できなくなってしまいます!このシーンでツボに入ったのは、

「いやー、練習させすぎちゃった☆」
「声、枯れちゃった☆」

 と、てへっ☆とする唯・さわ子先生でした。密かに好きなカットだったので再現されていて嬉しかったです。更にペ○ちゃんらしくなっているのも良い感じで。期待通りでした!
 唯が歌えない今、この歌を歌えるのは作者の澪だけ…ということで、急遽ボーカルは澪に変更に!!これは思わぬ展開に~。EDを見ていると期待も高まります!でも恥ずかしがりやな澪はそれを聞くと卒倒してしまい…。刺激が強すぎたようです。何だか前途多難…。学園祭のステージは上手くいくのかな…?というところで次回へ続きます。今回も原作に上手くオリジナル話をつけたしたりと上手くアレンジされていたと思います。とにかく今回はさわ子先生すごかった…。


 ではキャラ別感想のほうに。

・唯
 今回の唯はただの天然キャラではなく、冴えているところも見せてくれました!さわ子先生が元軽音楽部だったということを見破るとは…すごいです。唯の良いところのひとつだと思います。原作ではあのシーンまであんまりヒントがなかっただけに、唯が写真の人物がさわ子先生だと見破るシーンは衝撃でした。アニメではこれまでテープの声とかでヒントが出すぎていてそこが薄まったのがちょっと残念でした。
 また今回も1つのことしかできない唯の欠点が浮き彫りに。メンバーはこれに頭をかかえますが、私も1つのことしかできないタイプなのでこの気持ちはすごく分かりました。もうこれはやろうとしてもなかなかできないんですよね…。それから練習してできるようになったものの、声が枯れてしまうというオチが…。

 あとは唯が和に言われた言葉が印象的でした。

「なんていうか……
 軽音楽部って唯にぴったりだと思うわ」
「ほえ?」

 確かにその通りです!唯にはこの軽音楽部の空気があっているのかもしれませんね~。他の部活だったらどうなっていたんでしょう…。


・澪
 これまではビビっているシーンがあってもしっかりもので通っていた澪でしたが、今回はもうずっとビビりっぱなしでかわいそうでした。血には本当弱いようで…。前回の反動なんでしょうか。でもこのギャップがやっぱり澪の魅力なんでしょう。
 また今回は作詞家としての一面も見せてくれました。歌詞は何回か読み返すと不安定になりそうです…。澪の意外な一面がまたひとつ。次回はいよいよボーカルとしてステージに立つことに…!果たして恥ずかしがりやを克服して、EDのようにきめることができるのか注目です!EDはもう本当堂々としていて…。恥ずかしがりやだとは思えません。


・律
 今回は部活申請用紙を出し忘れたりと、律のマイナス面が目立ってしまって残念でした…。たださわ子先生の弱みを握ると、それを最大限に利用したりとちゃっかりしているところも見せてくれました。部長としての素質はあるのかもしれません…。


・紬
 これまでお嬢様キャラとして通してきた紬でしたが、さわ子先生と同様、変わった趣味を持っていることが明らかになりました。それは女の子同士が絡んでいるのをみるとうっとりしてしまうという、変わった趣向…。これまでアニメではあまりそうした素振りがなく、アニメではスルーされてしまうのかもと思っていましたが、何か原作以上にエスカレートしていたような気がします。まあ確かに唯と澪を見てそう思うのは分からなくもないですが…。
 あと個人的に面白いな~と思ったのはさらりと軽音楽部が部活だと認められていないと話すシーン。普通は慌ててもいいはずですが、本当にマイペースで笑いが。紬とケーキ強し。


・さわ子先生
 今回のアニメオリジナルシーンはさわ子先生が音楽室まで物凄い勢いでかけていくシーンや、さわ子先生の過去話。あともろもろのさわ子先生がはっちゃけているシーンなどなど。アニメスタッフのさわ子先生へのこだわりをひしひしと感じました。なんかこの辺原作以上だったかも…。
 原作を見た感じではへヴィメタをしていた経緯については「最初からこういうのが好きでやっていて、卒業した後、おしとやかになっていったのかな?」と考えていましたが、どうやら元々おしとやかだったものの、好きだった人から「ワイルドな女の子が好きだ」と言われたことで、軽音楽部=へヴィメタをするようになってしまったようですね…。その恋の行方にはどこか哀しいものがありました……。最終形態時、ツンデレになってしまったのが面白かったです~。

 あとギターを持った後の豹変っぷりもとても素晴らしかったです!4人に怒るシーンも原作以上の恐ろしさが!!これは澪がビビるのもムリないかも…。先生怖すぎです。期待していたギター演奏、歯ギターもテクニックがすごくて圧倒されました。やっぱり音があると違いますね~。さわ子先生のすごさを改めて感じました。
 あと歯ギターを音響で実際どうしたのか気になります。本当にやっていたらすごいですが、まあそれはないかと結論。今後4人をどう導くのか気になってきますが、まあけいおん!なので。今後はさわ子先生が用意するあるものに注目です!サービスシーンも増えそうな予感が。今回は真田さんの多彩な演技が光っていました。
 

 次回は「学園祭」早くも学園祭回きそうですね~。ここまでハイペースでいいのかと思ったり。本番までいくのか気になります。とりあえず色々な意味で澪に期待しています!あのラストのシーンはどうなるんでしょう…。あとは軽音楽部の面々の晴れ舞台にも期待しています!また演奏シーンは話題になりそうな予感…。原作ではすっとばされてしまいましたが、アニメではやってくれると信じています!
 このぶんで行くと9話ぐらいで2年生編に突入してしまいそうですね…。個人的にはオリジナル話を交えつつ、1年生編で終わって2期へ繋げてほしかったなと思っていたのでちょっと残念です。これで終わり方も見えなくなってきました…。

 あとCDの売り上げが週間で0P・EDとも4位・2位かもしれないということでおめでとうございます~。いや、なんかすごいです…。まあそれだけJポップの勢いが下がってきているということなんでしょうけど喜ばしい限りです。

 ではまた次回に~!

 



6 コメント

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Unknown (とおりすがり)
2009-05-03 01:04:24
自分がいた高校は音楽室は第一と第二があって、第二の方が後に出来ただけあって広くて設備が良かったので、吹奏楽部はそっち使ってました。
合唱部も音楽室より体育館の舞台とかよく使ってた気がします。

音楽室が複数の学校は割と多そうですけど、どうなのでしょうね?
コメントありがとうございます! (ソウキ)
2009-05-04 00:35:22
とおりすがりさんコメントありがとうございます~。
確かに思い返してみると、私の学校も第1と第2で音楽室が分かれていたような気がします。
もしかすると吹奏楽部はそのどちらかの部屋で活動しているのかもしれませんね。
さわ子先生が2つの音楽室をひっくるめて「音楽室」と呼んだとしたのなら納得です。
原作を読んでいた時から疑問でしたが、ようやく解けそうです。
ではでは~。
5話見ました。 (ひらがなでことみ)
2009-05-04 03:46:59
ソウキさん、こんばんわ。
今回はさわ子先生のお話でしたね。
まさかあんな過去があったとは
私も驚きました。
私もあの仮面はさすがにやりすぎと納得しました。
紬もだんだん変わった趣味があきらかに
なって来ましたね。「合宿」のとき電車の中で変な寝言、言ってましたし。(笑)
さあ次は「学園祭」ですね。
さわ子先生じこみのサ-ビスシ-ンはあるのか?
お楽しみですね。
ではでは。
今はエアギターがマイブームですb (ゆう)
2009-05-04 21:04:02
こんばんは、ソウキさん。

> ギターと歌うことが同時にできない

うん!!うんうんうんうんうん・・・30分くらい?いや、もっとかな?という訳で、唯ちゃんとシンクロしちゃってました~ ≧▽≦

> 声、枯れちゃった☆

うん!?うn(略
全く~・・・。唯ちゃんは私を水飲み鳥にでもしたいのかな?

> 歌うのは主人公

私は、OPは唯ちゃんでEDが澪ちゃんだったので文化祭ではツインボーカルが見たかったです。

> さわ子先生がはっちゃけている

ギターの腕も驚いたのですが、あの速力、敏捷性から生まれる回転ジャンプはシルク・ドゥ・ソレイユに入団して欲しいです。でも、なまはげの格好で告白されたら怖いですよ、さわ子先生・・・(泣

> 歯ギターもテクニックがすごくて

あそこまで出来るヒトはジミーヘンドリックス以外で見た事無いです(笑
私も、子供の頃に箒で「歯ギター」の真似して遊んでたのですが、本物では怖くて出来ませんでした~♪あ、ちなみに仲間がやって、めっさ痛かったという話を聞きました。更に、歯に弦が挟まって泣き叫んだそうです(笑

それにしても、伝説の「歯ギター」が見れるとは思いませんでした。天国のジミーも喜んでいる事でしょうb

早弾き、タッピング、歯ギターと来たら、後は背面弾きの登場を待つだけですねv

> 澪のドリーム炸裂

可愛らしくて良い詩だと思うんだけどな~・・・。でも、歌い手を選ぶ詩かも(笑
少なくとも、私が作るのよりは全然良かったですb

> こんな恥ずかしい歌詞歌えないよぉー

うん!!うn(略
コメントありがとうございます~! (ソウキ)
2009-05-12 02:47:59
 ゆうさんコメントありがとうございます~。コメント返し遅れすいませんでした。
 ギターと歌うことってやっぱり難しそうですね…。唯の気持ちはよく分かりました。
 ツインボーカルは…今後に期待です!

 今回さわ子先生の本性が見えてきましたが、本当最後のなまはげは怖かったですね…。何かが間違っていました…。アニメでは動きにも磨きがかかっていて驚きでした。是非その才能を開花してほしいですね。惜しい才能です。

 歯ギター、実際にやったお方が…!弦に歯がひっかかったとなると相当痛かったでしょうね。糸ようじでも結構痛いと思うのですが、これが弦の太さだと思うと…考えると怖くて夜も寝れません。歯ギターおそるべしです。

 澪の作った歌詞はだいぶドリーム入っていますけど、あれはあれでいいのかもしれませんねー。とりあえず歌い手は女の子限定になりそうですが。まあ確かにこの歌詞は唯か澪じゃないと歌えないかもしれませんね。カラオケでも歌いにくそうな予感が…。

 ではでは~。
コメントありがとうございます! (ソウキ)
2009-05-12 02:52:06
ひらがなでことみさんコメントありがとうございます~。
さわ子先生の過去は驚きでしたね…。
原作以上に色々壮絶で、見ている時はビビりっぱなしでした。
どんどん変わっていくさわ子先生の姿には笑ってしまいましたが。
あの仮面に行くまでに誰か止めに入って欲しかったですね…。

紬・さわ子先生の趣味も明かされてきて面白くなってきましたね~。
学園祭のゴス衣装がとても楽しみです!

ではでは~。