藤堂さん救出からスザクの正体バレまで・・・今回も見所満載でした。特にスザクと藤堂さんが知り合いだったのには驚きました。そして酒井さんの挿入歌・・・!毎回ギアスには本当楽しませてもらっています。
今回始まる前のNTのCM、ルルーシュの「なんて事をしてくれるのだ!」に思わず笑。確かにアニメ上でやられると大変だとは分かるんですけどね。ルルーシュの宣伝はどれも何故か面白いです。NTと言えば来月号の予告がちょっと素晴らしいことになっているので、オレンジ好きな人は是非見てみてください!
始めは前回の続きから。スザクの父親殺しが明らかになった後の場面。スザクが動揺している中ルルーシュは話しかけます。
「殺ったんだな、自分の父親を」
「ルルーシュ、僕は・・・」
「桐原とか言ったっけ?あのおじいさん。
枢木玄武日本国首相は徹底抗戦を唱える高派を抑える為に自らの死を持っていさめた。
物語は必要だからな、日本にもブリタニアにも」
「ありがとう・・・」
とりあえずルルーシュはスザクを咎めなかったようです。スザクを理解しているような言葉でしたが、内心は違い戸惑っていたようです。
『正直戸惑っていた、昔との違いに。
こんな他人優先じゃなかったはずなのに。
異母兄でさえあれだ。スザクは父親を、
それも10歳の時に。抱え込んでいたのか』
10歳の時に親を殺害したというと、現代では想像もつかない重いものを背負って生きてきたんだと思います。昔と性格が変わったというのもやはり過去の事件があってのものでした。
クロヴィス殺害のことを思い出しつつスザクの事を考えていたルルーシュですが、リヴァルに「おい、顔動かすなよ、ルルーシュ」と声をかけられます。ルルーシュは絵のモデルになっていました。きっとルルーシュがモデルになったのは女の子の意見でしょう。結構モテているみたいです。当初は数学の時間でしたが、クロヴィスの芸術週間で変更になったのだそう。芸術週間うらやましいです。前のクロヴィスランドといいクロヴィス関係多いですね。
その芸術週間に伴いブリタニアの方でもその週間にちなみ式典が行われるようでした。ユーフェミアは何枚かある絵の中から大賞作品を選ぶように言われ、日本の古くからの家の絵を選びますが、イレブンの血が入っているからという理由で選外と言われます。そしてかわりにブリタニア皇帝が描かれた絵を推されます。なんかブリタニア皇帝の絵っていうのがやな感じですね・・・。
この後ユーフェミアの記者会見、コーネリアとの会話でも描かれていますが、ユーフェミアは政治の世界では「お飾り」同然の立場となっていました。ユーフェミア本人もこの状況には落ち込んでいるようです。
その頃黒の騎士団。扇は「あの女・・・」と言いつつうれしそうな様子で愛妻弁当を食べようとします。タコさんウィンナーが良い感じ。
しかしその時四聖剣が藤堂さん救出の為の交渉にやってきます。やはり藤堂さんはあの時捕まった模様。ゼロはこれに
「黒の騎士団は正義の味方だ。不思議はないだろう」
と言い、藤堂さん救出に協力することになります。ゼロもまた狙いがあって動くようです。
そこにC.C.がおさげに学生服を着て現れます。いつか学生服も着ると思っていましたよ・・・。でもおさげはいいですね~。ここでの会話でC.C.は前回中華連邦には向かっていなかったことが明らかになりました。マオのことを感じて戻ってきたようです。流石に瞬間移動は無理な様子。
その後ルルーシュ、スザク、ナナリーの会話。ルルーシュはナナリー、スザクのザリガニ捕りの会話を見てこう考えます。
『計画通りに事が進めば、いずれ俺はナナリーの傍にはいられなくなる。
マオのようなケースもあるし、いざという時ナナリーを守ってくれる人間が必要だ。
そして、その人間にとってナナリーが生きる目的になるのならば』
今後黒の騎士団での活動が上手くいけば、ルルーシュはおそらく世界へと駒を進める気なんだと思います。それでナナリーを信頼しているスザクに託そうとしていると。
その思いをスザクに伝えようとしたその時、そこにセシルが現れスザクに着いてくるように言います。そんなスザクにルルーシュは
「スザク、戻ったら話したいことがある。大事な、大切な話だ」
「何だい?恐いな、それじゃ後で」
何か違う方向にも考えてしまう自分がいます。・・・まあそれはさておきこの場面この回終わった後に思い返すと何ともいえないものがありました。なんか運命は残酷。
その頃シャーリー。シャーリーはギアスの効果のせいか美術ののデッサンでルルーシュの表情を描くことができませんでした。それを戸惑っていた様子。そんなシャーリーは部屋で髪留めを家具の間に落とし、拾おうとします。しかし拾おうとしたその時丸めた紙を発見します。これはなにかまたありそうな予感・・・。
黒の騎士団は藤堂さん救出のために準備を進めていました。玉城は「いいからとっとと押し込んで蓋閉めちゃえよ!もう出撃まで時間ないんだって!」と本当相変わらずです。
四聖剣は固まって今の状況、藤堂さんのことについて話します。朝比奈のここでの言葉は個人的には今回1番の名セリフでした。
「藤堂さんがいるところが、俺の居場所ですから」
この言葉には藤堂さんへの揺るぎの無い忠誠の想いがこめられていたと思います。皆もこの言葉に同意しているよう。四聖剣良いな~。ここはなんというか萌えました・・・。脳内が何だかやばいです。何か自分の中で、きそうな、はじまりそうな予感がします。1ヵ月後、某春の祭りで探しそうな勢いです。朝比奈、思わぬ伏兵です・・・。
まあ、これもおいておいて。玉城がいいかげんな整備をしていた時、
「もっと丁寧に扱いなさいよ!
あんたらの百倍はデリケートに産んだんだから!」
と、今まで話でしか出てきていないラクシャータが現れます。もっときついおばさん系の声かと思えば、演じているのは倉田さんで意外に若い感じの声です。でもこういう感じの方が良いです!
そこにゼロが現れ会話。その後ラクシャータはキョウト土産としてパイロットスーツを持ってきます。カレンのはなんか某種の赤いスーツを思い出しました。カレンはそのスーツを見て、連動性が上がるのか聞きますが、ラクシャータは「上がんないわよ。生存率が上がるの」と言います。どうやら今後の作戦でそれは明らかにされそうです。
一方その藤堂さんは獄中。ここでの姿もどこか様になっていました。そしてその獄中で獄吏から死刑執行が延長になったとのことを伝えます。その理由は・・・
学校でセシルに会った後、スザクはコーネリアに藤堂さんの死刑執行人に選ばれ、ロイド、セシルと共に刑務所へ。死刑執行をひとまず延ばすことに。死刑執行にスザクは震え、かなり動揺しているようです。ここでの2人を見る限り知り合いのようですが・・・。
その謎の答えは7年前にありました。枢木神社の近くには藤堂道場なるものが。そしてスザクはそこで藤堂さんから武道を学んでいました。つまり2人は師弟の関係に。まさかスザクの超人的な強さはここからきたのか・・・!と思ったり。2人の師弟関係。これは意外でした。枢木神社の次は藤堂道場。まだこういうのがありそうな予感がします。しかしスザク、藤堂さんが知り合いだと知った上での命令だったら残酷な話ですね・・・。
と、そんな話がされている中、黒の騎士団の襲撃により爆発が起きます!それにより獄吏は襲撃を受けた場合、藤堂を射殺するよう命令を受けていると言い、藤堂さんを射殺しようとします。藤堂さんは1度は失った命だから惜しくはないと死を覚悟します・・・。
その時、壁を突き破り紅蓮、そしてゼロが藤堂さん救出に現れます。ゼロは
「ならばその命、私が貰おう。
藤堂鏡志朗、7年前の戦争で唯一ブリタニアに土を付けた男」
と言い、藤堂さんを黒の騎士団に迎え入れようとします。この後の会話はなんか昔の日本を思い出させるカッコ良いものがあると思いました。
「厳島の奇跡か。お前も私に奇跡を望むのか」
「あれは奇跡ではない。情報収集を踏まえた誠実的成功だ。だからお前が欲しい」
「もういい、主君と定めた片瀬少将は亡くなられた。私も・・・」
「甘えるな!!
お前は責任を取らなければならない。奇跡の責任を!!
エリア11の抵抗運動が他のエリアに比べて格段に激しいのは、
日本が余力を残したまま降伏したからだ。
厳島の奇跡という夢の続きを見せないままに」
「私の、せいだと?」
「そうだ!
人々は奇跡という幻想を抱いている。
だからこそリフレインが蔓延しているのではないのか?
足掻け、藤堂!!
最期までみっともなく足掻いて、そして死んでいけ!
奇跡の藤堂という名前がズタボロになるまで!!」
「そうして初めて日本人は敗戦を受け入れられると?」
「民衆のためにそれが必要だ。もっとも、私は正夢にしてしまうだろうがな」
これに藤堂さんは肯定するかのように低く笑います。そして黒の騎士団に協力することになります。ゼロの「最期までみっともなく足掻いて、そして死んでいけ」が特に良い感じ。おそらく誇りを大義として死ぬのはいけないということなのだろうと思います。しかし藤堂さんの行く末はどうなるんでしょうか。かなり不安です。
この後藤堂さんは四聖剣に合流し新ナイトメアで出陣!新ナイトメアカッコよすぎです!あの黒のボディにツインテール!・・・いや、惚れます。四聖剣が揃った時のセリフも良~!!
「中佐!」
「お帰りなさい、藤堂さん!」
「みんな手間をかけさせたな」
「安いものです」
「ゼロに協力する!ここの残存兵力を叩くぞ!」
『承知!』
ここはもう歌と動く姿が合っていて興奮でした。四聖剣は強いですね!
そして叫ばせて下さい。
酒井ミキオ、キタ~!!
と。プラネテスのスタッフが結構参加しているし、いつか出ないものかと思っていましたが、やっぱり谷口作品といったらこの人!スクライド以来ファンです。見ているいるときは場面とのマッチもあり、心が躍りました。待っていましたよ・・・「ピカレスク」今後のサントラに入るんでしょうか。いっそのことこの曲をOPにしてほしいなと思ったり。ここばかり何度も観てしまっています!とにかく一層四聖剣が好きになりました。
このまま黒の騎士団が優勢かと思われた瞬間、現れたのはやはりランスロット!7対1で勝負を挑みます。しかしルルーシュはランスロットを「動きがパターン化している」と分析しており、ゼロの指示で黒の騎士団は徐々にランスロットを追い詰めていきます。そして藤堂さんが遂にランスロットの装甲を破ります!
しかし・・・!そこにいたのはスザク。これにゼロ、カレン、藤堂さんは驚くばかり。特にルルーシュは―
『どうして…お前はそんな所にいちゃいけないんだ。
お前はナナリーの傍に…』
と今まで自分を阻んできた白兜のパイロットがスザクだと知り、動揺を隠せません。カレンはゼロに指示を仰ぎますが、ゼロは何も言えません。藤堂さんが「スザクくん、なのか・・・」とくんをつけて呼んだのはちょっと意外でした。
スザクの姿を見た藤堂さんは自らもスザクに姿を見せます。スザクは姿をさらしても平然とそこに立っていました。師弟関係が明らかになってすぐの対面。燃えます。
「よせ、スザクくん!」
「藤堂さん! ・・・くっ!
あなたは、筋を曲げてまで生き延びたいんですか!」
「失望したか。ならば予定通り、私を処刑したまえ!」
「え・・・」
「どうした!?そのつもりでここに来たのだろう。
現状に甘んじるだけの腑抜けた小僧に成り下がるとは!」
「今の社会を否定しても意味はありません!
認められて変えていける力を持つことこそが!!」
「本気か!?」
「当たり前です」
「なら君はその道を行け!
勝つにしろ、負けるにしろ、全てを出し切らなければ何も獲得できはしない。
それは国でも個人でも同じこと!」
「はい!!」
流石は師匠といった感じでした。良い師弟関係だったように思えます。特に君はその道を行け!の辺りが好きです。今後もこの2人の絡みがあるといいなと思いつつ。
その後藤堂さんは再び機体に乗り込み、スザクと対峙します。四聖剣も参戦し、ランスロットに追い討ちをかけようとします。しかしゼロはスザクに動揺していたのか、敵の存在を知っていたのか―
「止めろ!!戦うな、これ以上は・・。
目的は達成した・・・!ルート3を使い、直ちに撤収する!!」
と、撤退を宣言します。しかし四聖剣はこれを好機として命令に従いません。
しかし、空から新たな敵が現れたことを確認し、スモークを出し撤退することに。ゼロの命令に疑問を抱いていた藤堂さんですが、
「勝てない戦と負け戦は別物だ。
― 心得ているようだな、ゼロ」
と納得。ゼロは運が良かったんでしょうか。それとも・・・。
戦うスザクの姿を見ていたユーフェミアは『スザク、見事でしたよ』と決意し、スザクを騎士にすると宣言。ダールトンとか周りはどう思っているんでしょうか。スザクを騎士に簡単に決めると思っていましたが、選ぶまでの過程があってよかったと思います。
戦場で残されたスザクは―
「藤堂さん、僕は・・・あなたの敵です」
スザクはまた新たに何か決意したようです。やっぱり藤堂さんとは敵対関係になるんですね・・・。そういえばロイドが「パスワードは僕の好物!」 と言っている場面がありましたが、ロイドの好物って一体・・・?
撤退した後のゼロ。ランスロットのパイロットが信頼していたスザクだったーその事実に動揺を隠せずゼロはただただ笑います・・・。そしてそれを見つめるC.C.。それにC.C.は何を思うんでしょうか―。
次回はやはりスザクに焦点を当てた総集編のようです。正直2月に総集編はあんまり・・・と思いますが、とりあえずスザクのことはまとめて見て見たいと思うので、復習すると思い見ていこうと思います。来週もできれば感想を書きたいと思います。今回の提供イラストが藤堂さんで良~!
今週は四聖剣の見せ場が多くて良かったです。前から見せ場こないかな~と思っていたので。すでにそんな感じかもしれませんが、当ブログではこれから全力で四聖剣を追っていきたいと思います!!感想の四聖剣分が多くなるだけですが。あと師弟関係も。今後も四聖剣の出番があることを祈りつつ、ギアスを見ていきたいと思います!
あそこでスザクを名指しで指名とは、
これから、ますますスザクは学校で浮いた存在になりつつ、軍でもチームワークを乱すことでしょう。
できが、最後のルルの高笑いはなんだったんでしょうか………?
真実への絶望……または希望なのか……
ますます楽しみです。
今回思い返してみると、確かにあの場で指名とはユフィは空気読んでませんでしたね。
ただでさえ今現在も学園で嫌がらせが続いているようですし、スザクは今後更に苦労しそうですね…。
いつか報われる日がくることを祈っています。
最後のルルーシュの高笑いは、やはり今回全体を思い返すと真実への絶望を現していたのではないかと思いますが、同時に今後への何かを感じます…!
ギアスは毎回見所があって面白いですよね。
では、今後も宜しくお願いします!