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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

狼と香辛料 第9話 「狼と羊飼いの子羊」

2008-02-28 23:57:14 | 狼と香辛料(2008冬)

 今回は羊飼いのノーラとの短い旅がメインの回。羊飼いノーラがどんな子なのか明らかになっていきます。アニメのノーラも結構かわいくて満足です。
 今回はネットの接続が悪くアップが遅れスイマセンでした。文章そのものはいつも通りな時間に仕上がっていたので凹みます…。


 前回ロレンスがノーラに道中の安全祈願の儀式を頼んだ後に。あれからノーラはロレンスの頼みを聞いて唄と踊りを披露します。このノーラの振る舞いを見たロレンスはそれを見て本当にノーラは羊飼いだと認め、ノーラにこう言います。

「疑った無礼をお許し下さい。あなたは善き羊飼いに違いない」

 それを聞いたノーラはロレンスに笑みを浮かべます。アニメのノーラもかわいくて良~。ロレンスはこのノーラの安全祈願に満足してノーラに銅貨を渡します。それを受け取るノーラでしたが、ここでノーラがロレンスにこれからリュビンハイゲンに行くのかと尋ねます。これにロレンスは頷き、ノーラはこの先の道に出る狼のことを知っているかと聞きます。でもロレンスが知った上でこの道を選んだと聞き、ノーラは落ち込み気味に。
 ロレンスはそんなノーラの様子に気づき、ノーラに「どうかしましたか」と声をかけます。するとノーラはためらいながらロレンスに

「私を・・・・・・雇ってはいただけないでしょうか」

 と言います。これにロレンスは動揺しますが、ノーラはそれから自分を護衛に使って欲しいと話します。これにロレンスは納得しつつ驚きます。ロレンスはそのノーラの申し出に興味を持ち、ホロと相談してノーラを雇ってもいいかと確認しに馬車へ。ホロは天敵の羊飼いを前にむくれていました。ロレンスはそんなホロにノーラの羊飼いの腕前はどうなのかと尋ねます。それにホロは不機嫌ながらも、腕前は上の下だと言い、

「羊の使いが実に長けておる。
 厄介な羊飼いというのは賢い犬を持ち、
 その犬ととても呼吸があっている者を示す。
 あれは2つの条件を満たしていると思う。
 声を聞く限り年若そうじゃが、末恐ろしい。いっそのこと今のうちに――」
「分かった。ありがとう」

 こうノーラを苦々しく思いつつも賞賛します。ホロにここまで言われるとなるとノーラの実力はかなりのものそうですね。ロレンスはその言葉を聞いてノーラを雇うことを決めます。でもホロはやっぱり良い顔はしませんが。この後の2人のやり取りも良い感じでした。これでロレンスの画がもう少しよければ・・・。
 契約を交わす際にロレンスはノーラの名前をまだ聞いていなかったことに気づき、お互いの自己紹介をすることにします。

「ノ、ノーラアレントです」
「改めまして、クラフト・ロレンスです。商売上ではロレンスで通っています」
「それではリュビンハイゲンまでよろしくお願いします」
「お願いします」

 こうしてノーラは2日間ロレンスと共にリュビンハイゲンまで旅に同行することになります。羊との旅じゃあ進むのが遅くなるかと思いましたが、意外に早めに道を進んでいきます。羊恐るべし。ノーラは上手く犬のエネクに指示を出して羊を見事に自分の思う通りに動かします。そのノーラの腕前にロレンスも関心している様子。ロレンスはノーラに話しかけてみることにします。
 ここからはロレンスとノーラ2人の世間話に。ホロは寝ているのか出てきません。まずはノーラが羊飼いになった経緯について。ノーラは羊飼いになってまだ4年でそれ以前は救済院で手伝いをしていたようです。エネクとは羊飼いになる前に出会い、ノーラがずたぼろになったエネクを助けたことからそれ以来一緒にいるそうで、何か絆を感じます。ここに至るまでのノーラの人生は過酷なものだったようですね・・・。
 次はノーラがロレンスに護衛を申し出たことに関して。ノーラはその理由をまず

「誰かと・・・話がしたくて・・・」

 としおらしく答えます。何だかかわいい・・・。ロレンスはそういう風に話すノーラに、ホロと出会う前の一人っきりの馬車で旅する自分の姿と重ね合わせ同調します。それからノーラはお金を貯めたら服の仕立て職人になりたいと自分の夢を語ります。そんなノーラの話を聞くうちにロレンスは力になりたいとノーラに色々な話をしていきます。
 そんな中話はまたまた教会の話に。ノーラを雇っているのは教会のようで。でもあまり教会はノーラに給金を払っていないらしく、ノーラは教会から良くしてもらっていると話つつ、どこが不満そうな様子を見せます。この辺のちのち話に関わってきそうな部分ですね。ロレンスはその教会の思惑に気づきつつ、深入りはしないと、とりあえずこの場ではノーラを励まして流します。やっぱりこの物語の教会は何だかとことん悪者っぽいですね・・・。
 それからロレンスは街についたらノーラに仕事を回してもかまわないとノーラに言います。この言葉にノーラはとても嬉しそうな様子に。ロレンスもそれに気をよくした様子。こうして2人の会話はしばらく続きます。

 それから夕方。夜の晩をするために夜の見張りに備えるため、ノーラは早めに休むことに。ロレンスはそれを分かっているようで、改めて羊飼いの仕事の大変さについて感じます。と、そこに毛づくろいをしているホロがロレンスに話しかけてきます。ホロはずっとロレンスがノーラと話しているのを見ていて不機嫌な様子。これはジェラシーでしょうか。しかし普通の娘との会話とか話す辺り、ロレンスオヤジくさい・・・。そんな中、ホロがロレンスにノーラがロレンスと話すのを嫌がっていたと言います。この言葉に動揺。でもロレンスはそんなこともあるだろうと気を取り直してホロに

「なかなか俺の口も上手いだろう?」

 と笑顔でホロにそう言います。その瞬間、ロレンスの後ろには流れ星が・・・。普通だったらキザなセリフだな~と思うのかもしれませんが、流れ星のせいで笑いが~。ホロもこの言葉に笑いのツボをつかれたのか、お腹を抱えて笑い出してしまいます!ロレンス哀れ。ロレンスはそんなホロの姿を見ていたたまれない気持ちになっていきます。まあこのやり取りのおかげでホロは機嫌が直ったようなのでまあ結果オーライというところでしょうか。その後の2人の微笑ましいやり取りも良い感じでした。

 次の日ロレンス達はリュビンハイゲンへと入っていきます。いつも時間がかかる検問ですが、ノーラのおかげですぐに通ることができました。が、検問を通る中、そこの役人はロレンスが武具を持ち込んでいるの見ていぶかしみます。それを見てロレンスも疑問を持ちますが、ホロはやっかんでいるだけだとロレンスにフォローを入れます。・・・何だか不吉な予感がしてくる場面です。
 街に入ったところでノーラともお別れ。ロレンスはノーラに報酬の銅貨を渡します。今後のことも考えて多めに。それからロレンスはノーラに仕事を紹介するにあたってノーラはどこまで行けるのかと尋ねます。それにノーラはいくつかのルートを教えます。結構需要がありそうで、ロレンスもこれなら行けると好感触。そんな会話をした後ノーラは去っていきます。去った後のノーラが人から避けられる様子は心が痛みました・・・。状況が好転する日がくればいいんですが。
 その後、ホロは待ちに待った蜂蜜漬けが食べられると、ロレンスを急かし早く店へ行こうとします。食べ物に関しては本当にホロは目がありませんね。ですがロレンスはその前に自分が所属している商館に用があるとホロを連れて商館へ向かいます。その商館はロレンスの出身地の近くの人々が集まるという、ロレンスにとって昔からの馴染みの場所のようです。
 で、商館までつきましたが、ロレンスはホロを入り口で待たせることに。どうやらからかわれないようにするためのようです。そしてロレンス一人で商館の中に。ですが誰もそこにはいなく、ロレンスは戸惑います。ですが一人だけそこに一人。商館の主ヤコブです。ヤコブは始めはロレンスに厳しい発言をし、ロレンスをからかいますが、ロレンスはそれをやんわりとかわします。それからヤコブはロレンスを「わが息子」と呼びロレンスを暖かく迎えます。ヤコブも結構気の良さそうな人ですね。ロレンスはヤコブと再会して和んでいる様子。
 ですが、その裏で謎な人物が・・・。今回最後はロレンスを探す謎の黒づくめの男が現れ、不穏な動きを見せるところで終了。ロレンスに危機が迫ります。果たして次回以降ロレンスはこの危機を乗り越えていけるのか、見ていきたいと思います。


 次回は「狼と渦巻く陰謀」今回最後の場面からすると次回はロレンス達がピンチに陥る予感が。ここからハードな展開になってきそうなので、気分がちょっと滅入ります…。ロレンスを心配しつつ、とりあえず次回も見ていこうと思います。