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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

Fate/Zero 第17話 「第八の契約」 感想

2012-04-29 02:25:22 | Fate/Zero(2011秋-2012春)

 今回は遂に綺礼が動き出す時が…。嵐の前触れ回で終わるのかと思いきゃ、一気にあそこまでいきました。原作を読んだ時もかなり衝撃を受けたシーンですが、アニメでも凄かったです…!時臣酷すぎて更にショックが……。綺礼マジ外道。
 あと最後の方に先週ツイッターでつぶやいたまほよ雑感を。魔法使いの夜、プレイし終わってから更に好きになってきましたー。



 今回は綺礼メインに話が進行していきます。父・璃正の死を知った綺礼。父の死により綺礼は更にその道を突き進んでいくことに…。しかも父親の死を悲しんでいるのではなく、殺せなかったことが残念とか…。璃正は綺礼が立派な聖職者になると信じ、残りの令呪を綺礼に託して去りますが、それは……。

 また璃正の死を知り動き出す時臣。時臣もこれまで璃正のサポートを得ていたのもあって、ショックが大きかったようです…。
 そして今後の聖杯戦争を自分に有利に進めるためにセイバー陣営に休戦を申し入れようとします。セイバー陣営も時臣の申し出を条件付きで了承することに。それは綺礼の聖杯戦争からの離脱でした…。綺礼の無表情っぷりが妙に怖かったです。

 そのことから綺礼はこの街から去る準備をしようとするのですが、ここでまた揺さぶりをかけてきたのがギルガメッシュ…。二人の会話は相変わらず怪しすぎます~。
 綺礼の何かを引き出そうとするギルガメッシュ。綺礼もまたセイバー陣営の拠点を調べていたりと、まだまだ聖杯戦争やる気満々。これまで沈んだ顔をしていた綺礼が生き生きとしていました。
 そしてここでの会話で利害関係が一致した二人…。何か動き出す時がきました――。


 そうしていよいよ運命の時が…。綺礼を疑うことなく、色々なものを綺礼に託す時臣。アゾット剣や凛の後継人の話など、Fate/stay nightに通じる話が仕込まれていてニヤニヤです。で、時臣は最後の最後まで時臣は綺礼のことを信頼していました…。
 が、時臣が部屋を出ようとした瞬間、

 綺礼は時臣から授かったアゾット剣で
 時臣を後ろから刺し、殺してしまいます――

 そして時臣は殺された事実を受け入れきる前に死亡…。


 無防備過ぎたとはいえ、あんまりだと思いました…。殺されるにしろ、せめて魔術を使って対抗して欲しかったです…。その無常さこそがZeroらしいといえば、らしいのかもしれませんが…。今回の話を見てFate/stay nightを再プレイしたくなった方、結構いるのでは。アゾット剣絡みのエピソードにはニヤリとします。

 そして綺礼がとうとうアーチャーのマスターとして、聖杯戦争に復帰したところで今回はおしまい。Fate/stay night本編でもあれだった最凶のコンビ、こうして誕生。聖杯戦争は今後更に激しい展開になっていきそうです。セイバー陣営逃げて~。



 

 では以下個別感想ー。
 今回からちょっと陣営表記を変更しました。
(マスター/サーヴァント/それを取り巻く人々)という順です。
 ライダー、バーサーカー陣営は今回お休みです。


・セイバー陣営(衛宮切嗣/アーサー王)(アイリ、舞弥)

 時臣の休戦の申し出を悩んだ末、条約を受けることにしたアイリ。そしてセイバー・舞弥と共に時臣・綺礼の元へ向かい、承諾。ですが綺礼を切嗣に会わせてはいけないと考えていたアイリは綺礼を聖杯戦争から遠ざけることを条約の条件にします。アイリの勘は正しかったのですが、結果は…。あとその会話を登頂していた切嗣…相変わらずのようで。セイバーのバイクでの活躍も楽しみですー。

 またアイリの謎も「アイリ=聖杯の器の預り手」と今回で明らかに。サーヴァントが倒されるごとにサーヴァントの魂がアイリの中に取り込まれていくことで、アイリの聖杯化も更に進んでいくことになります。が、それが進むとアイリの人間らしい部分もどんどん失われていくことに。これまではセイバーの剣の鞘で進行を遅らせていましたが、退場する陣営が増えることで、体調は更に悪化……。物語の終わりも近づいてきているようです。
 そのことを知らされた舞弥。その事実に動揺しつつも改めてアイリを支えていこうと決意。すべては切嗣のために。女の友情、素晴らしいです。この二人には本当幸せになって欲しい…そう思いました。



・アーチャー陣営(遠坂 時臣/ギルガメッシュ)(葵・凛)


 時臣に関してはもはや
/(^o^)\ナンテコッタイとしか言いようがありません…。


 今回とうとう時臣まで死亡…。常に余裕を持って優雅たれ――その言葉は一体…。これまで裏切りフラグを立ててきたギルガメッシュでしたが、今回そのフラグが遂に発動してしまうことに…!マスターを見殺しにするギルガメッシュ、色んな意味でパないです。もはや悪役。
 しかも普通主要キャラが死ぬ時はそれなりのシーンがあっておかしくないのに、それすらないというあんまりな扱い。その前に家に戻り、凛に魔術師としての心得を授けたりするなど、それっぽいシーンはありましたが最期のシーンに何も言い残すことなく即死とは…。聖杯戦争やっぱり恐ろしいです。時臣とランサーが組んだらまた結果は違っていたんじゃないかとか思ったり。

 葵の実家に立ち寄った時臣。それから時臣は凛に魔術師としての教えを授けます。聖杯を手に入れることは遠坂家の義務だと語る時臣…Fate/stay nightの凛の成長ぶりにも納得です。
 特に別れのシーンは二度目観るととても切なくて泣けてきます…。

「それでは行くが。後のことは分かっているな」
「はい。
 ――いってらっしゃいませ、お父様」

 そして凛も相変わらずロ凛すぎて困りました~。健気過ぎる…。あと時臣・凛、葵の立ち位置も何だか意味深で気になりました。葵は一体どんな気持ちで時臣を見送ったんでしょう。

 とにかく殺された時臣の顔が予想以上に酷くて、更に落ち込みました……。時臣が抵抗することなく死ぬのは分かっていましたが、予想以上に表情が酷すぎてもうどう言ったらいいか分かりません…。時臣の戦う姿、もうちょっとだけ見たかった…。このシーンに対して速水さんがどう思っていたのか結構気になります。とにかくあんまりです~。せめてBDでは時臣の魔導に関する話を追加して欲しいです…。

 

・言峰 綺礼
(今回で綺礼がアーチャー/ギルガメッシュのマスターに)

 きっと今回の主役であったであろうキャラ。1話から何かに関して悶々と悩んできた綺礼ですが、今回いよいよそれが爆発する時が…!これまで神に熱心に仕えようとすることで、それを抑えようとしていた綺礼。ですが父の死によりその枷が外れ、とんでもないことに…。
 時臣を殺そうと決意する前のギルガメッシュとのあやしい会話。綺礼も綺礼でそれを受け入れたらどうなるのか分かっているのが、なんとも複雑です…。


「予感がある。
 ――全ての答えを知った時、
 この私は破滅することになるのだと」


 ですがそれでも揺さぶりをかけてくるギルガメッシュ。それから綺礼は聖杯戦争に復帰することを決意。ギルガメッシュに聖杯に関する真実を教え、ギルガメッシュを味方に引き入れようとします。聖杯戦争で倒されたサーヴァントは“奇跡の成寿”を呼び込むための聖杯の生贄にされる…。だから時臣はそのために令呪の使用を渋っていたと綺礼はギルガメッシュに教えます。
 そのことを知ったギルガメッシュはそうして綺礼に寝返ることに……

「だかその男、マスターとして
 英雄王の眼鏡にかなうかどうか」

「問題あるまい。堅物すぎるのが玉に傷だが、
 前途はそれなりに有望だ。
 ゆくゆくは存分に我(オレ)を
 愉しませてくれるかもしれん」

 こうしてFate/stay night、最凶のコンビが誕生。遂にこの時が来てしまいました…。
 その後、時臣を殺し、ギルガメッシュと契約を交わし聖杯戦争に戻ってきた綺礼…。前回切嗣もあれな感じでしたが、綺礼も負けていませんね。というか今後は綺礼が…。綺礼、声もどんどんFate/stay nightの言峰に近づいて来ました。中田さんの演技の変化にも注目です。



 次回は「遠い記憶」原作3巻も今回で消化し、いよいよ話は4巻目・クライマックスに入ります。今までの異なる爽やかな予告…今までの話とはちょっと違った話になりそうです。ステイナイト本編でも詳しくは語れなかった切嗣の過去。一体どういうものなんでしょうか…?

 …と今回も虚淵節炸裂!な1話でした。特に今回はアニメを観てから原作を読むと2倍楽しめると思います。とにかく酷すぎる…。でも一体今後どうなっていくのかますます気になりました。綺礼、いきいきとしすぎ~。今回も見応えある1話でしたー。

(現時点での死者・脱落者など)

・キャスター陣営(雨生龍之介)(ジル・ド・レイ)
・ランサー 陣営(ケイネス・ソラウ)(ディルムッド)
・アサシン
・言峰璃正
・遠坂時臣


(生き残っている陣営)とうとう残り4陣営に…

・セイバー  陣営(衛宮切嗣/アーサー王)(アイリ、舞弥)
・ライダー  陣営(ウェイバー/イスカンダル)
・アーチャー 陣営(言峰 綺礼/ギルガメッシュ(時臣から綺礼に乗り換え))
・バーサーカー陣営(間桐雁夜/???)



 あと魔法使いの夜、番外編も含めてクリアしました~。中盤までは演出凄いなと思いつつも、キャラに感情移入できなくてなんとなくプレイしていましたが、終盤の展開で熱くなりました…!終盤の青子と草十郎がカッコよすぎてつらい~。Fateとはまた違った味わいのある作品だったと思います。

 プレイ時間はじっくり読んだり演出を見て大体18~20時間という感じでした。絵・音楽・演出が特に素晴らしかったです!唯一惜しいと感じたのは話のボリューム不足です。さあ話はここからだ!というところで終わって寂しかったです…。特に有珠関係。あと本棚一段ぐらい出来事があれば印象も違った気が。

 続編は読みたいと思うものの、まほよの製作期間を考えるとガクブルです~。また5年、10年経ってしまうんでしょうか…。どうなるのか分かりませんが、いつか青子が旅立っている最中、草十郎がどうしているのか明かして欲しいです!それだけ分かれば~。

 で、プレイした後、基礎音律の番外編を読んだのですが、あるキャラの謎が衝撃すぎて混乱中です~。青子の初恋って…。○○恐るべし。何故その設定を本編で使わなかった~。でもかえってそのキャラのことが気になってしまいました。青子と草十郎のニヤニヤシーンも見れて満足です。
 また公式で魔法使いの夜公式通販パンフレットのPSD配信が始まったようです。興味ある人は是非ー。これぞ型月!というノリで面白かったです~。青子と草十郎演じた人?パネエ…。


 ではまた次回に!

 



3 コメント

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Unknown (あるるかん)
2012-05-01 11:27:53
時臣とディルムッドは相性いいでしょうね。葵や凛が疎開してるから女性関係で揉めないし、時臣の性格的にも良好な主従関係になるでしょうね。ただあの二人はそこそこ良いとこまで行って、やっぱり脱落しそうですね。


夢のコラボなら、バーサーカーと切嗣も見てみたいです。バーサーカーが近代兵器を駆使するのは見てみたいです。バーサーカーの“彼”はセイバーでも、切嗣とそれなりにうまくいくと思います。原典からしてバーサーカーのあの人は栄誉よりも実利を優先する現実的な人ですから。それにあの人は自分より強い相手と丸一日粘り強く戦ったりしてますから、セイバーのほうがいいでしょうね。無毀なる湖光もセイバーなら縛りはないでしょうし、心眼や戦闘続行スキルが追加されそうです。


ウェイバーとギルガメッシュの組み合わせも意外とうまくいくと思います。ギルガメッシュは子供好きだし、ウェイバーも感情的になって令呪は使わないし。
一般家庭に居候して、庶民の食事を食べたり神代の美酒を老夫婦に振る舞う英雄王を見てみたいです(笑)。
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Unknown (変態)
2012-05-27 08:07:40
ギルガメッシュは言峰を駒の一つにしか考えてなさそう・・・・
ギルガメッシュにこき使われまくるウェイバーの姿が目に浮かびます
飴とムチで遊ばれ続けそう
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コメントありがとうございます! (ソウキ〉変態さん)
2012-06-16 21:46:23
変態さんコメントありがとうございます~。
ギルガメッシュは王だから、そんなイメージがありますよね。
ギルガメッシュとウェイバーは本当組んだらそうなるんでしょうね。
どこまで勝ち残れるのかある意味気になります。

ではでは~。
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