コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

GIANT KILLING(ジャイアントキリング)#243 モーニング17号 感想

2012-03-26 01:55:56 | GIANT KILLING (原作感想)

 とうとう達海と対面した羽田達スカルズ。この日の出来事が今後スカルズをどう変えることになるんでしょうか…?千葉戦に向けて話も動き出してワクワクしてきました。久々の選手達の出番には和みました~。そしてゴロー達の応援…一体どうなってしまうのでしょうか。サポーターサイドの話も大きく動きそうです!


 前回遂に達海と対面した羽田達スカルズ。羽田達の相槌があまりないので会話したかは微妙なラインですが、その曖昧な感じがかえって良かったと思います。
 そして今の達海の考えを聞いた羽田達。その後特に何も言うことなく、クラブハウズから出て帰って行きます。沈黙していた羽田ですが、羽田も羽田で達海の話は衝撃的だったようです。
 そうして帰っていく羽田達。新入りのスカルズのメンバーは何もせず退散することになって不満そうですが、古株のメンバーがそんな新入りメンバーを諫めます。古株のメンバーは皆、自分達が達海に助けられたことを自覚しているようでした…。あそこで達海がフォローに入らなければ出禁になっていた可能性大でした。
 それから達海の話を振り返る面々。実際会って話を聞いたことで、皆達海の話に共感し、好感を持ったようでした。


「やっぱりそれなりにいい監督なのかもな……
 達海って」

 どんどん達海にほだされていくスカルズの面々…。やっぱり会って話をすることは大事ですね。
 そんなメンバーの話をしばらく黙って聞いていた羽田ですが、これではグループの統率に乱れが出ると思ったのか、自分達を戒めようとします――


「だからといって奴に借りは作れねえ」


 未遂とはいえ、羽田も過去のことがあっただけに、暴力に関しては無視して終わることはできないようです…。


「駄目だ
 俺達なりの責任はとらなきゃなんねえ

 達海の一言なんかで…
 俺達の考え方がぶれてるわけには
 いかねえんだよ」


 そう宣言する羽田。この羽田の台詞からして、羽田も達海の言葉に相当ブレていたようで…。この日の出来事はスカルズにとって転機になりそうです。
 そして空を見つめながら、物思いにふける羽田…。今後スカルズはどうなってしまうのでしょうか。






 翌日。バスに乗り込みアウェーの市原へ向かうETUの面々。久しぶりの選手達の出番が!呼を取る有里。なんだか学校の先生のようです~。ですが遅刻は罰金だとかなり厳しめ!これだけ個性的な面々をまとめるのは大変なんでしょうね。
 バスの中は今日も賑やか。ガブリエルが変なところに座って松原から注意されていたりしました。世良が殿山がいないと報告しているシーンには爆笑しました。「こ…ここにいるよ」と寂しそうに言う殿山が~。不憫ですが、とても殿山らしい…。今日もステルスっぷりに期待できそうです。
 なんだか苦労している人が多いですが、今日の一番の犠牲者はどうやら椿。近くにいたジーノにロッカーに置き忘れてきた本を取って来いとまたパシリにされてしまいます~。しかもバスから出たことで遅刻扱い~。そして皆にからかわれる始末!椿は相変わらずのイジられキャラしていますね…。リアクションがいいだけになんともいえないところです。

 そんな椿と入れ違いにバスに乗り込もうとしていたのが達海。椿と達海の入れ違いっぷりがなんか良い感じでした。達海も椿の相変わらずのイジられキャラっぷりに微笑ましげに。確かに試合がなければ走って千葉まで行けるかもしれませんね…。
 また達海に対する有里のツッコミも健在!これでこそ有里ー。


  そんな和やかな?ムードな選手達。そんな様子を見てリラックスしすぎじゃないかと心配する会長ですが、後藤はやっぱり微笑ましげ。

「いやいやいい精神状態ですよ
 移動の時から気持ちを張り詰めていたら
 夏の連戦なんてとても持ちませんからね」

 これも選手達の自信の現れだと語る後藤。これなら今日は期待できる、皆がひとつになっていると手応えを感じます。

「だからきっと今日も多少のピンチでは
 揺らがないような
 力強いサッカーを
 見せてくれるんじゃないですかね」
「うん
 いいこと言ったよ後藤
 うん」

 そんな後藤の話をおとなしく聞いている副会長…。まるで昨日のことなんかなかったかのように。その副会長の様子を見て、スタッフの佐藤もそのことに不信感を感じ、副会長に言及してきます…!

『副会長――!!
 スカルズのこと皆に伝えてませんねー!?』

 どうやら副会長は昨日の自分の失態と共に、なかったことにしようとしているようです。確かにこの後何事もなければいいのですが、そんなわけにはいかず…。


 
 そして試練の時はもうすぐそこに――。なんとここでクラブハウスに広報の有里指名で羽田から電話がかかってきます――


「おーい永田君
 電話電話ー!」
「スカルズグループの
 ユナイデッドスカルズのリーダーから」
「ええええ~~!?」


 そのことに動転する副会長・佐藤…!きっとこの後全てバレることでしょう…。羽田は一体何を有里に伝えるんでしょうか…?そのことに関しては今回明らかにはなりませんでしたが、スカルズ解散までにはいかないにしろ、少なくてもこの試合ではスカルズは応援を自粛するつもりなんじゃないかと思います。とにかく市原の応援は今までとは違ったものになりそうです。



 またその頃のゴロー達。ゴロー達も市原まで遠征するようです。しかも今回はゴロー達だけではなく、おじいちゃんサポーター・昔ETUのサポータバス1台埋まーだった街の人達と!るぐらいの大勢の人がバス前に待機していました。これはもうちょっとした旅行ツアーです。
 サッカーツアーに参加している街の面々は老若男女さまざま。皆それぞれ今のETUに興味を持っているようです。大声出せるか心配しているおじいちゃん、ミーハーなおばさん達が面白いです。
 そんな大勢の街の人を見て驚くゴロー達。どうやらこのツアーを企画したのはおじいちゃんサポーターだったようです。

「なんだこれは…
 どういうこと…?」
「だから言っただろうが!
 町内会の日帰り旅行だって」

 で、そのツアー名がこれ。

〈アウェーの千葉まで久しぶりに
 応援に行ってみようプラン〉

 そしてこのツアーをゴロー達も手伝うことになったようで。この面々でスタジアムにいったら、なんだか賑やかなことになりそうです。街の人達もそれぞれETUには思い入れがあるようでした。


「こんなに……

 こんなにいるのか……
 またスタジアムに行ってみようって人達が…」
「前にも言ったろう?
 ワシらだけじゃないって
 サッカーを忘れたものなどおらん」


 そして今、達海が帰ってきたり、チームが上位になったことでまた結集する時が…!ゴロー達自身の力でないことがちょっとあれですが、喜ばしいことです。


 

 ですがおじいちゃんサポーター達は今でもゴロー達に力があると思っているのか、応援を仕切れと命令してきます。なんという強引さ…。ですが今回それに当たっては大きな問題が。それは…!
 

『どうするんだよ
 ゴール裏には……
 スカルズがいるじゃんかよ――!!!』


 そう怖ーいスカルズの面々を思い浮かべるゴロー達。連載開始から今まで…スカルズとの仲は悪化するばかりでした…。スカルズにビビるゴロー達の表情がもうなんといっていいやら…。そういえば今回もタケはお留守番なんでしょうか。
 そうしてゴロー達がガクブルする中、バスは市原へ出発してしまいます――



『どどど……

 どうなっちまうんだよ――!!!』



 いよいよ市原へ!というところで今回はおしまい。前日の出来事のことで今回活動自粛するっぽいスカルズ…そしてタイミングよく集った大江戸応援団。この試合、観客席はいつもと違うムードになりそうです。市原で一体何が待っているのか…次回が待ち遠しいです!



 次回はいよいよ千葉戦に…!今回はサポーターサイドの話に重点をおいて描かれそうですが、どんな試合になるんでしょうか。久しぶりの試合楽しみです!
 そして見逃せないのがスタンドの応援。応援自粛するとはまだ分かりませんが、いつもよりは大人しくなっていると思います。このチャンスをゴロー達がどう生かすのか注目していきたいです。この試合で羽田とゴローの関係に変化が起きますように~。

 ではまた次回に!