君に届け 第7話「土曜の夜」 感想

　今回は土曜の夜に皆で集まってワイワイする話。こういう日常話が好きなので観ている時は幸せでした。幸せな爽子の姿に癒しを感じました。夜の空気感も出ていて素晴らしかったです。千鶴・真田の今後も気になるところですが…。
　今回も風早の爽やかタイムにニヤニヤしてしまいました。というかどんどん進化しているような気が…。

　話は土曜日。夕飯でカレーを作っている爽子から。母親にも爽子は頼りにされているみたいですね～。何気に爽子はしっかりしているのかも。
　どうやら前回のラーメンの約束は定休日ということで果たすことができなかった様子…。アニメ誌の予告でラーメンを食べに行くと書いてあって混乱しましたが、こういうことだったんですね。納得です。
　料理をしている最中に電話が。友達からの電話で母親も驚き…。とりあえず両親も爽子に友達ができたということでほっとしているようです。
　電話でラーメンを食べに行かないかと誘われ、爽子はおろおろするものの、両親に見送られ出かけることに～。両親のやり取りも面白かったです～。父親がもう嫁入り前の娘のような心境で笑。これが風早からの電話だったらどうなるのでしょう…。

　待ち合わせして、歩く爽子・千鶴・あやねの３人。携帯の番号の話になりますが、爽子は必要性がないから購入していないらしく…泣けます。これからは需要があるはず！
　そうして３人はラーメン屋に到着。ラーメンの具に力を感じました～。そして水を持ってくるのは真田！なんとここは真田の家がやっている店だったそうで！手伝う真田が妙にさまになっていました。似合いすぎて驚きでした。ラーメンの味はもちろん抜群だったようで何より。今日が寒いせいかラーメンが食べたくなりました。

　お代を払った後、千鶴の招きで上におじゃますることに。そして真田の部屋（しかも本人不在）にやっかいになることに…。幼馴染とはいえ、高校生になってこれは大胆な気が…。きっとこれが違うジャンルの作品だったらあのイベントがあったかもな…とか思ってしまいました。
　くつろいでいる中、あやねに電話が。相手は彼氏だそうです。確かに大人かも…。大人の女の魅力を語られ、千鶴敗北…。まあきっと想ってくれる人がいるはず…。

　そこに手伝いが終わった真田が入ってきます。ある意味部屋に女の子３人がいて動じない真田がすごいなと思ったり…。幼馴染の２人を見て、爽子もどこかうらやましそうでした。そしてついある疑問が浮かんでしまいます…。

「２人は恋人同士なんじゃあ…」

　爽子ツッコミが妙にするどくドキドキしました。ですが千鶴は動揺しつつも否定。真田も男兄弟みたいなものと否定しますが、爽子は何故か答えが違っていても、２人の関係に憧れキラキラ。爽子のキャラは把握したかなと思っていましたが、まだ分からないところもありそうです。

　そこからもおやつを食べたりと楽しい時間は続きます。真田が後ろで本読んでいて笑。ここまでマイペースすぎるのもある意味すごいかも…？でも千鶴のハーレム発言には「ハーレム…？」とちょっと気にしているところは良かったです。
　流れで風早を呼ぶことに…。そこで２人に押され、爽子が真田の電話から風早に電話することに…！爽子はかなりドキドキ…。真田が自分の携帯を使われても無反応なのに笑。もっと反応するべきなんじゃあ…。
　爽子はドキドキしつつ、風早に電話します！！この瞬間は本当ドキドキものでした。で、風早も相手が真田だと思い、そのノリで電話に出るものの、相手は爽子！この瞬間の風早の驚きっぷりが面白かったです～。ニヤニヤものでした。やっぱり爽子に弱い風早でした。風早弟も見れてよかったです。
　そして爽子は風早へ事情説明。そしてほわほわした空気が流れ出します…。まさにいつもの君届の流れ…。そして爽子に誘われた風早は、

「チャリかっ飛ばしていく！」

　と、張り切り爽子の元へ向かいます！風早が来ると言うことで爽子、嬉しそう……。本当もう両思いのようでした。
　そして自転車を漕ぐ風早…。夜自転車をこぐ風早が作中の誰よりもさまになっていて驚きました。さすがは風早です…。

　後半。千鶴達の卒業アルバムを見る爽子。中学の頃から真田は変わっていないようです。でもそのことを真田は身長は伸びているとちょっと気にしている様子。真田にもこういう面があるんですね。この辺の真田がギャグ顔でなんか笑ってしまいました。
　もちろん風早はこの頃から爽やかでした。野球部・中学時代の風早をみて爽子はうっとり。そしてうらやましく感じます。

『楽しいってみんなで言い合えるんだな…』

　これから爽子が皆とその時間を共有する話が楽しみです。話はまだまだ盛り上がりそうですね。

　アルバムを見ている中、爽子は梅のことが気になります…。それから好きな人のタイプの話で話を振られる真田ですが、梅はタイプじゃないで終。でも爽子は「普通に好き」だそうです。お互い好きと言ってもぎこちない関係にならない２人は自然体だな…と感じました。２人は意外に気があっているかも。こういう友達がいたら楽しそうな気がします。

　この後、風早のことを聞かれてデレる爽子が～。能登さんのデレ方が上手いです。真田の時の反応とはやっぱり違います。爽子も風早が自分にとって特別な存在だとは思っているんですよね…。千鶴・あやねも今は見守ることに決めます。って、真田寝かけてる～！今回の真田は地味に面白かったです。

　一方チャリをかっ飛ばし、到着した風早ですが、店に荒井が～。また空気壊されそうですね…。風早は荒井を避け、家の玄関から入ることに。そうして部屋に入ろうとする風早ですが、早速ニヤニヤタイムで笑。からかわれていた風早がかわいすぎます～。素晴らしいいじられっぷりでした。
　爽子には風早が相変わらず輝いて見えていました。そして思うのはこんなこと…。

『男の子だな～』

　なんか母親視点なような…。爽子は風早を微笑ましく思っていたようです。からかわれて凹む風早でしたが、本当は爽子に笑って欲しかったようで…。

「うそ、笑って」

　今回も風早の爽やかタイムは健在でした～。観返すたびに自然とニヤニヤしてしまうので困りました。
　そんな２人を見て、あやねは「爽子」呼びで爽子を呼び寄せ、風早に見せ付けます～。そして風早もジェラシーを感じむくれてしまいます～。むくれる風早が面白すぎでした。今後もあやねのいじりっぷりに期待します！

　が、ここで荒井乱入し、空気をぶち壊してしまいます…。本当クラッシャーですね…。あと荒井は本気で貞子の噂を信じているようです。しかも荒井は金縛りに襲われることもあるとか…。荒井には霊感があるんでしょうか？
　ここの爽子もまた違う方向に輝いていて面白かったです。しかも今度は荒井に頼りにされてしまい…。爽子には除霊の才能があるんでしょうか？これはこれで面白い流れになってきたのかも。
　でも９時ということもありお開きにすることに。爽子は皆と遊べて満足した様子。

「楽しかったな～」

　千鶴・あやねも嬉しそう。皆この時間を楽しく過ごしたようでよかったです～。自然な高校生らしさがあったのもまた良いポイントでした。

　そして帰り道。爽子は風早と帰ることになります～。爽子が本当にピュアすぎる～。風早も爽子と帰るためにコンビニに行くと爽子へ。この辺ニヤニヤですね。
　千鶴・あやねも店の前で別れ。あやねと荒井はケンカしつつ帰っていきます…。２人の相性はあまりよくないのかも。
　また２人になった千鶴は真田にタイプの話を続きを聞こうとします…。どうやら真田のタイプは

「にぶくて単純な奴」

  だそうで。これはさり気に千鶴へのアプローチだったりするんでしょうか。
　あとこれまで裏方役だった真田にも見せ場シーンが…。

「報告しにきたんだろ？仲直りしたってさ」

　真田にはどうやらお見通しだったようで…。照れる千鶴がまた良い感じでした。時間はかかりそうですけど、この２人の今後も楽しみです～。

　爽子と風早。夜の背景が相変わらずハイクオリティで驚きです。会話も青春っぽい感じがしてよかったです。に、しても自転車があるとなんか印象がまた変わってきますね。自転車は素晴らしいアイテムだと思います。　　
　今回最後は、風早が実はコンビニに用事はなかったということを匂わせて終わりに…。風早がただ爽子と一緒に歩きたかったということがここで明らかになります。このことに爽子が微妙に気づかなかったというのがまたよかったです。この微妙さがいいと思います。
　７話まできてクオリティに変化なく、本当すごいなと感じました。画にクセがありましたが、その効果でじゃれ合いシーンの印象が更に強くなったと思います。今回も十分癒されました～。

　次回は「自主練」今回話に出ていた体育祭の話になるんでしょうか。今回で風早達の中学時代・真田と千鶴の関係など、伏線もいくつか張られたようで、それが今後にどう繋がっていくかも楽しみです！

　ではまた次回に！