またやもやギリギリになってしまいましたが、ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人さんの企画・今期終了アニメ(12月終了作品)の評価をしてみないかい?7に今回も参加してみました~。毎度集計お疲れ様です。
12月終了アニメは結構ハマっていた作品が多くて見るのも語るのも楽しかったです~。DTBはもちろんでしたが、ささめきこと・ミラトレは意外な伏兵でした…。こういう出会いがあるからアニメ視聴はやめられません…。ではいきます!
・ミラクル☆トレイン
ストーリー 4
キャラクター性 3.5
画 2
演出 3.5
音楽 3
総合的な評価 4
合計点 20
最初はまたありがちな女性向けアニメか~、1話見て切ろう…と思っていたんですが、スタッフに男が多いせいか意外に話がしっかりしていて、回を追うごとにハマっていった作品でした。しかも大江戸線の豆知識も増えますし。大江戸刑事の回の列車が街を走っているシーンは今でも忘れられません…。
キャラクターもただ甘いだけでなく、人間味があったというのも良い点だったと思います。駅の擬人化設定が上手くいったのかはよく分かりませんでしたが、それぞれ駅に合わせた個性があるのも面白かったです。時々サブキャラですが、新キャラも出てきて飽きませんでした。
そして一番評価したいのは中盤~終盤の大江戸線消失話。この話の六本木とあかりの話がなんか切なかったです…。あかりの設定には驚きでした…。車掌の狙いもよく分からず、最後まで結末が予想できず見ていて楽しかったです。オチも良い感じに明るく終わって文句なし!のラストだったと思います。もしかすると今回評価した作品の中で一番よくまとまっていたのかも…。
唯一残念だったのは、キャラの画がなんか古い+キャラの輪郭が崩れ気味だったこと。キャラデザがもう少し今風だったら、もっと人気が出たんじゃないかと思うと残念です…。続編、密かに期待しています!
・11eyes
ストーリー 2
キャラクター性 2
画 3
演出 2
音楽 4
総合的な評価 2
合計点 15
彩音さんが主題歌を担当されている作品ということで、放送が始まる前から楽しみにしていた作品。PC版からPSPの主題歌まで、どの曲も神曲です!今でもよく聴きます。
で、1話目はOPも彩音さんの歌と画が合っていて最高、赤い夜など面白い設定も出てきたり、キャラの掘り下げもそれなりにされていて、良い印象を持っていたのですが、後半に入ってイメージが大きく変わりました…。
で、その後半では、ヒロインのゆかがヤンデレになって主人公を刺したりと、意味不明な行動に出たりと迷作を超えて怪作へ…。話も尺が足りないせいか駆け足気味で、あまり話に入っていけなくなってしまいました…。
ラストは多分人によって評価が別れると思いますが、DTBと比べてみるとありえそうな流れだったのでアリだったんじゃないかと思います…。もし2クールだったら、もっと納得いくラストが見れたのかどうか気になるところ。とりあえず長い原作を1クールにまとめたことだけは評価したいです。とにかく後半が残念な作品でした…。
・うみねこのなく頃に
ストーリー 2
キャラクター性 3
画 3
演出 2
音楽 3
総合的な評価 2
合計点 15
詳しい総評はうみねこ感想記事の方で。こちらも11目と同じように、尺不足により、推理する上で大事な部分を省略したり、原作ゲームで熱い・面白いと思った部分を丸々カットしてきたりと、物足りなさを感じる作品でした。
特にキャラの掘り下げが削られてキャラが駒っぽくなったのが痛かったです…。原作が長すぎるのではしょるのは仕方ないとは思うのですが…。
でも予告は本編で見ることのできないキャラのはっちゃけた部分が見れたりと毎回面白かったです~。予告を楽しむために本編を見ていた…そう言っても過言ではないです。
でも脚本以外の画・音楽といった部分は原作を大事にしていて好印象がありました。特に魔女側の衣装をキャラデザに起こすのはとても大変だったと思います…。
DVDなどの売り上げ的に続編は作品が完結しても怪しいかな…という気はしますが、最近プレイしたEP5.6が面白かったので、できればまた解決編をアニメ化して欲しいです。新キャラのヱリカの動かし方によっては面白くできるかもと思ったり。とりあえずまずは原作がどう完結するのか見守っていきたいと思います…。
・ささめきこと
ストーリー 4
キャラクター性 3
画 4
演出 3
音楽 4
総合的な評価 4.5
合計点 22.5
最初は百合モノ?と思ってやや敬遠していましたが、実際見てみると女の子キャラもけっこう自然、主人公にも共感できる部分があったりと楽しく見れました。料理爆弾の回が忘れられない…。
倉田さんの脚本も毎回良くまとまっていて好印象でした~。キャラも話も良いと思える今期終了作品の中では珍しいパターンです。さすが倉田さん…。最終回も何気ない話でしたが、二人の絆の深さが分かる良い終わり方でした。夏で終わるとは意外でした…。良い作品なので、原作が進んだら続編もやってほしいです~。
・けんぷファー
ストーリー 1
キャラクター性 3
画 2
演出 2
音楽 3
総合的な評価 2
合計点 13
ハーレム系アニメということが最初から分かっていたので、話が進まない事にはそんなにストレスはたまりませんでした。それよりナツルがあそこまで人気な理由の方が気になったかも…。女の子になってもそんなに魅力的になったとは思えない…。最初はナツル目当てで見ていましたが、最終的には雫が好きになりました。声優ネタは最初は斬新かと思っていましたが、なんか見ていくうちに新鮮味がなくなってしまったかも…。
終盤ではある人物が黒幕だったと分かって衝撃でしたが、それ以上に退散の仕方の方が印象に残ったりしました。ハーレム系アニメだと思って見れば楽しめる作品なんじゃないかと思います。EDは一時期かなり聞いていたりしました。クセになります…。
・にゃんこい!
ストーリー 3
キャラクター性 3
画 3
演出 3
音楽 2
総合的な評価 3
合計点 17
最初の頃はけんぷファーと印象が似ていましたが、3話辺りから違う路線の作品だと思うようになりました。作者が女性っぽいからか、女の子キャラもギャルゲーっぽくなく自然な感じでよかったです。あと自分は猫派じゃないですが、猫も可愛いキャラが多くて見入ってしまいました。
でも話全体を思い出すと、無難な感じで終わったとは思いますが、1年後思い出すかと言われると迷ったりも…。もう少し何かが欲しかったかもしれません。とりあえず猫好きな方にオススメです!猫派な人だと評価も変わってくると思います。
・DARKER THAN BLACK -流星の双子-
ストーリー 4
キャラクター性 4
画 4
演出 4
音楽 3
総合的な評価 4
合計点 23
DARKERについてまた語ると疲れそうなので、感想の方参照で。1話は一体どう展開が進むのがわからずドキドキしながら見ていました。そして2話以降では出るか分からなかった1期主人公黒との旅が展開されていくことになったりと、毎回の思わぬサプライズに喜びを感じつつ、毎回見ていました。黒と蘇芳の関係の変化も気になり、夢中になって見ていました。まあラストでポカーン状態になってしまいましたが…。あの展開がなければ文句なしでした…。蘇芳が死ぬなら予想していましたが、あれは予想外だった…。
個人的にあのラストが納得できず、どう点数をつけるか迷いましたが、それまでのストーリーが上手く練られていたと思うのでこの点数にしました。久しぶりにアニメオリジナル作品の話にワクワクさせられたのは大きいポイントでした。今後もアニメオリジナル作品がまた増えて欲しいと思います。
DTB3期はまた制作しても同じように投げっぱなしで終わりそうなので、なんともいえないところです…。すべては監督次第ですね…。
・WHITE ALBUM 後半
ストーリー 2
キャラクター性 3
画 3
演出 3
音楽 3
総合的な評価 3
合計点 17
前半はそらかけと重なって飛ばし飛ばしでしか見られませんでしたが、後半はなんとなく見ていました。絵の話が結構強烈でした…。話はそれなりにまとまったように思えますが、結局何がしたかったのか分からず、消化不良になった部分もあった気がします…。主人公の過去話が繋がったのには安心しました。時々出てきたあの手描き風のタッチの画が好きでした。
平野さん・水樹さんの歌・配役はよかったのですが、それを生かしきれずに終わってしまった気がします。この作品も色々残念な面が多かったです。
・聖剣の刀鍛冶
ストーリー 2
キャラクター性 3
画 4
演出 3
音楽 3
総合的な評価 2
合計点 17
総評は感想の方参照で。1話+EDを見て期待した作品だったのですが、終盤の展開がありきたりな王道展開で回を追うごとに興味が薄れていってしまいました…。リサの可愛さに毎回救われました。メインキャラ4人はどのキャラも個性的で好印象だったのですが、話が無駄に壮大すぎてキャラを生かしきれなかったかな…という感じがしました。キャラをメインに据えれば面白くなった作品だったかもしれません。脚本以外は良い惜しい作品でした…。
・ベストキャラクター賞
黒(DARKER THAN BLACK -流星の双子-)
今期一番動向が気になっていたキャラということで黒に。バーガーさんにするかちょっと迷ったり。1期のイメージとは一変、やさぐれた姿で1話で登場した時は驚きました…。それだけに蘇芳達との交流で変化していく姿に毎回釘付けになりました。
最後は消息不明状態になってしまいましたが、また活躍する姿が見れる時を楽しみにしています。
・ベストOP賞
「Arrival of Tears」彩音(11eyes)
全体的なバランスでこの作品に。作品のオチはあれでしたが、曲と画に一体感があって良かったと思います。なんかこれから始まるぞ~という感じがして好きでした。
・ベストED賞
「ワンウェイ両想い」(けんぷファー)
腰振りも強烈でしたが、井上さんと中島さんの掛け合いも面白かったので。コミカルな曲でしたが、何気にノリのいい良曲だと思います。
・ベスト声優賞・男性
木内秀信さん
誰にするか迷いましたが、黒の演技が印象に残ったので。黒はあまり感情の起伏がなく、その変化を演じるのが難しいキャラだったと思うのですが、それだけに一言一言違った重みや思いを感じました。演技シーンなどの切り替えっぷりも見事でした。特に最終回の蘇芳との別れのシーンがとても素晴らしかったです…。
今振り返ってみても黒が木内さんでよかったと思います。違う声優さんだったらここまで黒に深みが出たのか分かりません…。外伝の方も黒をどう演じるのか楽しみです~。
・ベスト声優賞・女性
花澤香菜 さん
女性を誰にするか迷いましたが、DARKER以外でも耳にしていて印象に残っているので花澤さんに。今期も花澤さんの幅広い演技に驚かされてばっかりです…。DARKERでも蘇芳を上手く演じられていたと思います。今では花澤さん以外の蘇芳の「僕」は考えられません!今放送しているこばとの方も楽しみにしています。
なんとか今回も語り終えました―。色々スッキリ。でも5点台の作品が出なかったのは残念でした…。こうしてみるとなんか最初期待していなかった作品ほど、終盤化けていた気がします。もしかすると期待して見ないほうが楽しめるのかも…。ラストが問題な作品が多いのは何故だったのか疑問です…。ささめきことも爽やかな終わりで好きですが、もしかするとミラトレが一番ラストを上手く締めたのかも…。
あと最近アニメを見ていて気になるのは、脚本がイマイチな作品が多くなってきたことです。ちょっと前はそういうものだと思っていて、そんなに気にならなかったのですが、年を追うごとに、画とかはいいのに脚本がイマイチという作品ばかり増えていっている気がします…。
いかにも悪役っぽいキャラが終盤動いてくる・本性を現す
→小物化が進み、主人公達にあっさりやられて終わり…。
半分がそういうありがち話ばっかりで正直どうかと思います…。しかも期待して見ている作品ほどそういうパターンをたどってばかりで、肩透かし的な気分になり、何ともいえない気分になってきます…。終わりがある以上、流れ的にどうしてもそうなるのは分かるのですが…。近年キャラ中心作品が流行るのもそういう傾向があるからなのかもしれません。
原作がそういう展開だから、脚本を練る時間が無い・意見が合わないなど、色々事情はあると思いますが、もっと敵が動く動機・理由を捻って欲しいと感じます。こう書いてみて結局時代やCG技術が進んでも、脚本が作品の根幹だということは変わらないんだなーと改めて思いました。
ではまた3月終了作品の評価で~。
今度こそ良いラストだった!といえる作品が出てくることを祈ります…。