コツコツ一直線

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魔法少女まどか★マギカ 第7話「本当の気持ちと向き合えますか?」感想

2011-02-18 04:14:12 | 魔法少女まどか★マギカ(2011冬)

 今回も更にさやかどん底に…。さやかが一体どこに向かっていくのかとても心配です…。さやかが上條に想いを伝える時はくるのでしょうか…?今回は杏子にも注目です。杏子見直しました~。


 はじめは契約のからくりを知った失意のさやかから…。さやかも魂と体が分離してしまったことにショックを受けているようでした。

「騙したのね」

 さやかブチキレ…。それでも平然としているキュゥべえ、策士です…。マミでさえ最後まで気付かなかったんですね…。魂の場所が変わったこと…それは人間ではなくなったということだと怒るさやかでしたが、それでもキュゥべえは魂が体から抜けたほうがいいだろうと言います。キュゥべえはきっとこれをわざとやっているわけではないんでしょうけど、話を聞いていると腹が立ってきますね…。キュゥべえとまどか達はもう根本的に価値観というか、住んでいる世界が違うんでしょうね…。
 キュゥべえはそれからソウルジェムをいじり、さやかに今、自分のおかれている状況を思い知らしめます――。これはまるでおしおきのよう…。キュゥべえ、やっぱり怖い子です…。なんだか同人のネタにされそう…。
 キュゥべえは願いをかなえたのだからいいだろうと言いたげな様子。確かにさやかの叶えたい望み…それは実現はしましたが…?

 翌日の学校。さやかはショックで休んでいました。でもまどかが自分のソウルジェムを壊した事についてあまり怒っていなくてちょっとほっとしました。
 屋上。まどかとほむら。ほむらは前から契約する意味について知っていました。ここのほむらの言葉もなんだか意味深でした。

「前もって話しても、
 信じてくれた人は一人もいなかったわ」

 まるで未来をみてきたかのような言葉…。ほむらはやっぱり…。きっと同じような世界でほむらは何度も運命に抗おうとしてきたんでしょうね。でもそれでもそれは変わらなかったようで…。今回で更にほむらがループしているんじゃないかという考えが強まりましたが、それだけにこの世界での結末が気になります。何度もループしているとしたら、きっと単なるバットエンドでは終わらないと思うのですが…。
 またほむらは

「あいつはひどいとさえ思っていない。
 人間の価値観が通用しない生き物だから
 奇跡もなにもかも正当な対価だと、
 そう言い張るだけよ」

 ほむら、キュゥべえのことをよーく分かっていますね…。キュゥべえとまどか達の考えがまったくかみ合わない理由にも納得です。
 魔法少女になってしまった、さやかの運命に悲しむまどか…。それでもほむらは厳しくさやかを救う事は諦めろと告げます。ほむらもさやかを救おうとしたことがあったんでしょうか…?
 何故いつもほむらは冷たいのかと訊ねるまどか。それにほむらはこう答えます。

「そうね。きっともう人間じゃないから、かもね」

 また意味深な一言…。魔法少女の運命は過酷なようです…。


 寝込んでいるさやかにテレパシーで会話をしてくる杏子。話があるという杏子。さやかはとりあえず杏子についていくことにします。
 杏子も契約のことは知らずにいて、動揺していたようですが、今は別に後悔する必要がないと思うように。妙にサバサバしている杏子。なんか今までとは印象が違います。
 そして廃墟になった教会へ。教会綺麗です。で、その教会でさやかはちょっとばかり長い話になると、さやかに話をしようとします。どうやら杏子の過去が明らかになりそうです。
 話に入る前に林檎をさやかにあげようとする杏子ですが、林檎を捨てたさやかに杏子がつっかかってきます――。杏子真剣です…。

「食い物を粗末にするな、殺すぞ」

 その杏子の行動にも何か事情がありそうです…。

 そうして杏子は自分の過去を語り出します。に、しても自分の過去を語り出すって結構危険なフラグですね…。杏子のことも心配になってきました…。
 ここは杏子の父親の教会。ここの絵がまたシャフトらしく独特ですね。ある意味魔法少女モノっぽいです。最初は杏子が孤児院生活だったのかもしれないと思っていましたが、ちょっと違っていました。
 新しい信仰を広めようとしていた杏子の父。それはどんどんエスカレートしていきました。ですがその杏子の話を受け入れられず、信者も本部も離れていってしまい、父親は次第に追い詰められていきます――。その結果、日々の暮らし、食べ物にも困るように…。杏子が林檎にこだわっていた理由もそんな貧しい生活が影響していました。
 杏子は父親のその考えについて人と違うことを話しただけ…正しかったのにと振り返ります。そしてある日杏子は父親のためにキュゥべえと契約することを決め、そして皆が父親の話を聞いてくれと願います――。これが杏子が契約したわけでした。杏子も他の人のために願いを使ったんですね…。これは意外でした。
 翌日、杏子のその願いは叶いました。その代わり、杏子は魔女退治をしなくてはならず。ですが杏子は父親と一緒に世界を~と一生懸命魔女退治に励んでいました。杏子にもこんな時期があったんですね…。
 でもある日そのことが父親にバレてしまい…。父親はその事実にショックを受け、杏子が魔女だと言い放ちます――。これは皮肉ですね…。それで壊れた父親。酒に溺れ、頭がいかれ、そして家族を道連れに無理心中…。それで杏子の母も妹も死んでしまったようです…。ですが杏子は一人取り残され…それが杏子の過去でした。杏子はさやかに自分の姿を重ねていたから、あんなにさやかにつっかかっていたんですね。色々納得しました。

「もう二度と他人のために魔法を使ったりしない。
 この力は、すべて自分のために使い切るって…」

 なんだか杏子への認識が一気に変わりました…。悪い子ではなかったんですね。に、しても今回の杏子は今までとまるで違うキャラのようです。まあこれが杏子本来の姿だったのかもしれませんが…。心を開いたともいえるのかもしれません。
 そしてそんな過去があるからこそ、杏子はさやかに忠告しようとします――


「あんたもあたしと同じ間違いからはじまった。
 これ以上後悔するような生き方を
 続けるべきじゃない」


 割り切って生きるようにと促す杏子…杏子は自分とどこか似た道を行くさやかの身を案じているようでした。さやかも杏子を誤解していたことを謝ります。でもそれでもさやかは人のために祈ったことを後悔しないと、この力を素晴らしいものにすると、願いを叶えたことに自信を持とうとします。いつまでそう言っていられるのか…不安です。
 そしてさやかは杏子にどうやってりんごを手に入れたか言えないのに、もらっても嬉しくないとりんごを返します…。そうしてまた結局杏子とは敵対関係に戻ってしまいます…。仲間になれると思ったんですけどね…
 ムキになり、林檎をむさぼる杏子…。その姿がなんだか切なかったです…。分かり合うことってやっぱり難しいですね…。でもさやかの身を案じる杏子が良い感じでした。杏子好きになってきたかも。


 翌日、暗い顔で登校する杏子…。まどか・仁美もさやかが登校してきたことに一安心。と、上條も退院し学校に登校してきます――。学校にも通うようになるとは…。なんだか心臓に悪い展開です…。今回2人の会話がなかったことも…。
 上條に話しかけたらと促す仁美ですが、さやかは元気がなく…。どうやらさやかは自分が人間じゃなくなったと、負い目を感じているようです…。

「あたしはいいよ…」

 放課後、仁美がさやかに恋の相談と、あることを打ち明けようとします。仁美が秘密にしていたこと。それは仁美が上條のことを好きだったということ…。さやか、かなり動揺しています…。
 上條とは幼なじみだとごまかそうとするさやか。ですが仁美はそれを許さず。

「本当に、それだけ?」

 そして仁美はさやかに告白するか、しないか選択を迫ってきます――。そうして仁美は明日告白すると宣言。これにはさやか動揺…。いつまでも逃げているわけにはいかないようです。仁美の告白は唐突すぎてびっくりしましたが、それは真意なんでしょうか…?仁美がさやかを本気にさせるためについた嘘な気がしますが、果たして…。とりあえずまた仁美の見せ場があってほっとしました。


 夜、見回りに出かけるさやか。そしてまどかが家の前で待っていました。ですがまどかの優しさが今はさやかにとっては辛く…。さやかは、あの時仁美を助けなければ、今の自分は死んでる、ゾンビだもんと…と追い詰められていきます…この辺なんだかある意味女の子ですね…。思いを伝えることはやはり簡単なことではありません…。でも涙を流す二人が、魔法少女になった悲しみをあらわしているかのようにも見えました…。心臓に悪い展開が続きます……。

 ソーダアイスをかじる杏子。なんだか食物連鎖の話といい、オーズのアンクを思い出してしまいました…。
 どうやら杏子は魔女を狩るさやかを遠くから見守っているようでした。そして魔女を倒すだろうと確信。ほむらもやってきます。杏子、反発されても放っておけないんですね。杏子の好感度がまた上がってきました。何気に健気なのかも。ほむらからのツッコミに動揺する杏子がかわいかったです。杏子、ツンデレなのかも…。

 ですが危うい局面に…。急いで杏子が助けに!前に進むさやか。戦うさやかが儚く見えました…。さやか更に追い詰められているようです…。シルエット演出がまた…。
 途中杏子が助けに入りますが、さやかはそれすら突っぱねます――


「邪魔しないで、ひとりでやれるわ」


 さやかが怖いです…。なんだかもうイカれてしまったような…。さやかのヤンデレ化が止まりません…。
 そんな今回最後は魔女を無残に切り殺していくさやかで終わりに…。さやか完全に狂ってしまいました…。さやかが流す涙。それはまるで血の涙のようでした…。

「ほんとだ…
 その気になれば痛みなんて…!
 完全に消しちゃえるんだ!!」

「やめて…もうやめて……!」

 さやかがヤンデレ化し、更に鬱展開になってきたところで今回はおしまい…。EDがかなりマッチして見えました…。あの血文字が~。更にさやかに死に近づいていきます…。もう後戻りはできません…。まどかの変身はもうクライマックスまでない気がしてきました…。


 次回は「あたしって、ほんとバカ」次回もさやかが更に追い詰められていきそうな予感が…。更にダークサイドに堕ちてゆくさやか。その向こうに待ち受けているものは何なのでしょうか…?死や破滅といった言葉しか連想できない自分が悲しいです…。仁美から上條に告白するように促されたりと、そろそろさやか編も締めに入ってきたような気がします。仁美の真意は一体…?

 まどか漫画1巻は結局発売日に買うことができず、通販で申し込みましたが、まだ発送されるまでかかりそうです…。1巻、地元は全滅でした…。早く読みたいです。

 ではまた次回に!

 



2 コメント

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話の流れが変わっていく。 (オラクル)
2011-02-18 17:17:24
・キュゥべぇとの契約。奇跡を起こす代わりに契約者は魔法少女という過酷な運命に足を突っ込み、永遠に魔女と戦い続けなければならないという残酷な真実。つまり人としての幸せを永遠に捨てる事を意味している。ジェムが無事なら何度でも蘇るのなら、後半当たり方マミが復活するのではと考えてしまった。ジェムの行方は未だに不明だしOPシーンにも出ていたから登場希望はあるかも。
・杏子は戦士となる事で、自我を保っているが、さやかは凶戦士=バーサーカー化してしまう事は確実。まどかが魔法少女となり、魔女と戦ってという展開にならなくなっていく。
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コメントありがとうございます! (ソウキ)
2011-02-26 04:54:03
オラクルさんコメントありがとうございます。
なんかこの展開だとマミが生き返ってもおかしくなさそうですよね。
生き返りまではいかなくても、今後またなんらかの出番があればいいなと思います。

さやかがこの先ダークサイドに堕ちていくことで今後まどかはどうなっていってしまうんでしょうね…。やっぱりどう契約を決めるのか気になってしまいます。

ではでは~。
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