今回はいよいよガンダム00最終回。最終回前の予告効果もあってとても楽しみにしていました。そんな今回はそれにふさわしく話は刹那対リボンズの戦いから始まります!そして最後にはある意味驚きの展開が…。最後まで見逃せませんでした。では行きます!
今回ははじめから刹那の乗るダブルオーライザー対リボンズの乗るリボンズキャノンとの戦いから。刹那は自分こそが神だと言うリボンズに対抗意識を燃やします!
「俺を救い、俺を導き、そして今また俺の前で神を気取る気か!」
「いや、神そのものだよ」
「共に歩む気はないと…分かり合う気はないのか」
「人間が都合よく管理しているのと一緒さ。
それに、純類種となった君に打ち勝てば、
僕の有用性は不動のものとなる」
リボンズが相変わらず自意識過剰すぎます。リボンズはずっとこの調子でした。それだけに刹那の言うことに共感できました。そして刹那はリボンズと戦うことを決意!
「そのエゴが世界を歪ませる…。
貴様の行った再生を、この俺が破壊する!!」
「いい覚悟だ!」
「ダブルオーライザー!」「リボンズキャノン!」
「刹那・F・セイエイ!」「リボンズ・アルマーク!」
「出る!」「行く!」
ようやくリボンズに刹那が立ち向かう時がきました。いよいよ2人の最終決戦が始まりました!
そうして戦いになる2人でしたが、そこにヒリング・リヴァイブも加勢に。リボンズ相手だけでも手一杯だった刹那ですが、これで刹那は更にピンチに…。
一方プトレマイオス2にはラッセが合流。ラッセもあれから無事助かったようです。刹那のGN粒子の力はすごすぎでした。皆も刹那の加勢をするために動き出します!
不利な状況の刹那でしたが、そこにアレルヤとライルが加勢に現れ、またリボンズとの戦いに集中できるように。ここのハレルヤ復帰にはワクワクしました~。
「超兵復活と行こうぜ!」
「戦うさ、僕たちの行動に未来がかかっている!」
1期ではあまり好きではありませんでしたが、2期のハレルヤはアレルヤの良い相棒という感じで好きです。アレルヤはハレルヤと共に戦いへ!その結果2人でヒリングを倒すことに成功。ヒリングは、
「助けて、リボンズ…」
と呟いた後、無残に散ってしまいます…。割と長く生きたヒリングもここで死亡。ここまでよく生き残ったと思います。
ライルもリヴァイブとの戦いへ。最初はリヴァイブに苦戦していたライルでしたが、最後のGN粒子を使ってトランザムを発動させ、見事リヴァイブを倒します。
こうしてイノベイター2人をしとめた2人でしたが、リボンズガンダムに変形したリボンズにやられ、あえなく撤退…。脇役としての運命なんでしょうか。でも最後の最後でよく頑張ったと思います。特にアレルヤ。
激化していく刹那対リボンズの戦い。今回は最終回ということで機体の動きも早く見ごたえがありました。音楽も熱いです。刹那は純粋種としての力を発揮し、リボンズを追い詰めていきます!またここでスメラギがイアンにGNドライヴの存在しないR2を射出。更に手を打ってきます。
そんな中、リボンズは刹那の純粋種としての力を後押ししているのは、GNドライヴによるものだと考え、刹那のGNドライブを奪おうとします。
「君のその力、
オリジナルのGNドライブの恩恵があればこそだ。
返してもらうぞ!」
「誰が!」
そうさ、そうでなければ、僕が作られた意義がない。
存在する意味も…!」
この思考、小物中の小物です…。そうしてまた調子にのるリボンズでしたが、ここでリボンズの前に現れたのはヴェーダの力を借りて干渉してきたティエリア。ティエリアはリボンズへこう言います。
『違う!
人類を導くのではなく、人類と共に未来をつくる。
それが僕達イノベイドのあるべき道だ』
「下等な人類などと一緒に…!」
『そうやって人を見下し続けるから、分かり合えない』
ここはティエリアよくやってくれたとただそれだけです。ようやくリボンズも報いを受ける時が…。ここのティエリアのセリフもよかったです。やっぱり自分の方が優れているからといって人を見下してしまうようでは、人類を導くことすらできないと思います。ここは見ていてスカっとしました!
ですがリボンズはこれに反発。やっぱりリボンズは何も分からないようです。そうしてまた刹那・リボンズとトランザムを発動させての激戦に――。ここで刹那はダブルオーライザーを粒子化して瞬間移動し、リボンズの攻撃を回避。リボンズガンダムを見事しとめます。が、ここでリボンズの反撃により、GNドライブを1つ取られてしまい…。そうして刹那はリボンズによりGNドライブを取られてしまいます…。こうドライブを取られると焦りますね…。とりあえず、
「これさえあればイオリア計画の体現者に…
いや、それすらも超越した存在となる」
と、いい気になっているリボンズが痛いです…。
しかもその後リボンズはラッセの乗っていたオーガンダムを発見。これをよしとしたリボンズは、
「これは…運命だ。まだ僕は戦える!」
と言い、GNドライブを取り付け、再び刹那との戦いへ挑もうとします――。何でここでオーガンダムが出てくるんだろうと思っていたら、まさかリボンズがオーガンダムに乗るためだったとは…。しかも色合いが初代のものに似ているし…。狙ったんでしょうか。でもラッセ、機体を乗りすてたままにするのは、やっぱりよくなかったと思います。
激戦の中で刹那の意識も遠のいていきますが、刹那はフェルトのくれた花により導かれ復活します!刹那もまだ終わってはいませんでした。刹那もその後機体を乗り換えします。
刹那にトドメをさそうとダブルオーライザーを探そうとするリボンズ。でもダブルオーライザーに刹那・GNドライブはなく…。で、ここで出てきたのは懐かしのガンダムエクシア!ここでエクシアがくるとは驚きでした。刹那が熱くて良い感じ。そうして再び刹那対リボンズの戦いが始まります!
「ガンダムエクシア…刹那・F・セイエイ。
未来を切り開く!!」
「この人間風情が!」
刹那は未来と平和への思いを胸にリボンズへ立ち向かっていくのですが、その途中からはマリナの歌と共にマリナの手紙が読まれていきます。それはあの1期の刹那の手紙に対する返事と思える内容でした。そこには刹那に対するマリナの想いが込められていました。そこには戦うしかなかった刹那を気遣う言葉、そして幸せを願うマリナの想いが込められていました…。
『自分の中の幸せを他者と共有し、
その輪を広げていくことが
本当の平和につながると私は考えています。
だからどうか、あなたもあなたの幸せを掴んで下さい。
刹那、あなたに幸せが訪れることを、
私は祈っています』
そんな想いが交錯する中、刹那はリボンズへ立ち向かっていきます――。そして刹那はリボンズのオーガンダムに一撃をあたえ、とどめを刺しますが、その爆発に巻き込まれたエクシアはボロボロに…。刹那の意識も遠のいていきます。こうして戦いは刹那勝利に終わり、世界に平和が訪れることになりました。リボンズも割と最後はあっけなかったです。
そうしてEDへ突入。テロップが流れ出した時、時計を思わず見てしまったのは私だけではないはず。
まずは連邦政府の支援を受け、アザディスタン復興を果たしたマリナが世界へ向けて青空の下で演説をしているところから。子供達もマリナの傍に。マリナは中東を豊かにするために、また王女として務めを果たそうとしていました。マリナは笑顔を浮かべつつ、刹那へこう思います。
『刹那…私はこの小さな平和を広めていくわ。
物語が語り継がれるように。
歌が、人の心に染み入るように――』
世界が平和になったことでマリナは王女に戻ったようですが、あんまりドラマがなかったため感慨がさっぱりわきません。刹那とも結局何もなし…。マリナはやっぱりヒロインになりきれなかった気がします。宇宙に行った意味もよく分からなかったですし。監督のヒロインは何故いつもこうなのでしょうか。ただマリナが自分の考えをしっかり持っていることは良いポイントだと思いました。ここはマリナの良いところだったように思えます。
ルイスは病院で療養中。ルイスを蝕んでいた細胞異常は刹那のGN粒子により抑止されていました。沙慈はそれに対しこう思います。
『それも、放ったあの光のおかげなんだろうか…?
真実が、その理由は分からなくても、
でも彼女は…ここにいる』
そんなルイスを沙慈が優しく見守っていました。こうして2人はまた一緒に。あと注目なのがルイスが髪飾りをつけていたこと。2期では少女らしいところをなくすという意図でデザイン変更された点のひとつで、今ルイスが髪飾りをまたつけているのは色々な意味があると思います。とりあえず今の状況を受け入れているんじゃないかと。ルイスは新しい連邦大統領が就任したことを喜んでいました。
連邦には新たな連邦大統領が就任。議会では情報統制と虐殺を行っていたアロウズの解体が決定され、世界は本当の平和へと進みだしました。ようやくアロウズが滅びる時が…。また議会には世界の平和を目指すカタロンの面々も加わっていました。カタロンの面々も死ぬかと思っていましたが生き延びましたね。全体的なイメージでは常に援護している印象しか…。
あと世界各地にイノベイドが潜伏しているのが気になりました。皆微妙に違っていたりしましたけど。アニューっぽい女性も気になります。この辺も来るべき対話絡みだったりするんでしょうか。
一方カタギリ指令は責任を取り自宅で切腹。厳しい世界です…。
平和を目指し変わりゆく世界。そんな世界を前にルイスは沙慈にこうたずねます。
「ねえ、沙慈。世界はこれからどうなるのかな?」
「正直僕にも分からない。
でも僕達は無自覚ではいられないと思う。
平和の中にいた僕は現実を知り、戦いを知り、
その大切さを知った…。
考える必要があるんだ。本当に、平和を求めるなら…。
世界について考えることが」
「うん…」
最初は日本にいるのんきな一般市民でしかなかった沙慈・ルイスでしたが、物語は終わった今、2人もまた争いや世界の歪みを知り、もう2人も無自覚ではいられないのかもしれません。でも2人ならこの先もどうにかやっていけると思います。
その会話後、ルイスは沙慈に寄りかかり幸せそうに。穏やかな時が流れていました。そうして沙慈・ルイスは無事パッピーエンドに。ルイスのGN粒子に関してはご都合展開なところもありましたが、この2人がまた幸せになるのを祈っていた身としては良かったと思います。でも絹江の死は結局意味なかったような…。
マネキンはあれからも軍でソレスタルビーイングを監視している様子。一応はアロウズを倒した功労者とされているみたいですが、武力放棄しない限りは危険な存在とされているみたいです。アンドレイは軍に残る様子。一応セルゲイのことを受け入れているようでよかったです。
そして驚きなのがこの後の展開。なんとコーラが白のタキシードを着て、
「それより時間すぎちゃってますよ。
主役が遅れてどうするんですか」
「分かっている」
と、マネキンを迎えに!コーラは生きていました。さすがは不死身のコーラサワー。ちゃんと生還していました。しかもマネキンと結婚…この作品で一番の勝ち組だったのかもしれません。マネキンも何だかまんざらではない様子。
そして2人の結婚式がとり行われます。
「いや~不死身のコーラサワー改め、
幸せのコーラサワーになりました~」
「やれやれ。まったくだ」
2人の表情には幸せが。幸せのコーラサワーに笑いが~。最後にマネキンがブーケを投げます。いつまでもお幸せに。
またカタギリはスメラギとよりを戻したようで、写真を手元に飾ったりとご機嫌。一応まだ技術研究者をしている様子。この写真は戦闘が終わった後に撮ったのでしょうか?
あとここでグラハムがカタギリの部屋に入ってきます!しかもスーツ!とりあえずコンビ再びのようで嬉しいです。色々持ち越しのようですが…。劇場版ではグラハムの出番を~。
ライルはあれから家族の墓参りに。家族へ自分の想いを語った後、気持ち新たにライルは、
「たとえ世界から疎まれようと、
その罰が下されるまで戦い続ける。
そっちへ行くのは、もうすこし先だ。
その時まで待っててくれよな。アニュー」
と、ソレスタルビーイングへ戻っていきます。ライルの戦いもまだまだこれからのようです。この辺はOPの最後の4人の姿を思い出しました。
それとは対照的にアレルヤはマリーと共に世界へ旅へ。でも2人の表情には不安が…。
『世界は再び変わろうとしている。
けれど、そのために僕が犯してきた罪は、
人の命を奪った罪は決して…』
「アレルヤ?」
『この世界は矛盾に満ちていて、僕自身も矛盾していて、
でもそれを変えて行かなくちゃいけない。
見つけるんだ。
僕たちが生きる意味を、その答えを――』
2人は戦いで随分傷ついたのかもしれません。2人は離脱したのでしょうか。2人がこの旅の果てに何を見いだすのかか気になるところです。アレルヤだけは違う道を進みだしました。
またティエリアはヴェーダの一部に。
「これで未来は人類にゆだねられた。
僕がヴェーダの一部となり、君達を見守ることにしよう。
来るべき対話の時まで。さようなら、みんな…」
と、人類を来るべき対話の時まで、見守ることを決め、消えていきます。ティエリアもティエリアでこの状況をよく思っているようです。でも最後の一言が寂しい気が…。ヴェーダの一部になったティエリアも結構好きでした。来るべき対話の時、ティエリアはどう動くのか気になるところです。
再び沙慈・ルイス。沙慈はこの後世界がどうなるか不安に思っていましたが、それでもソレスタルビーイングならと希望を抱きます。
「世界がどうなるか、それは誰にもわからない。
でもどうにでもなれると思うんだ。
過去は変えられなくても、未来は変えられる。
僕たちの望む世界へ…!」
「もし間違ってしまったら?」
「悲しいすれ違いが起きて、戦いになってしまったら、
きっと彼らが立ちあがる。
全ての矛盾を抱え込んでも、きっと――」
沙慈のここのセリフが作品全体の締めという感じがしました。この先何かあっても、もう大丈夫という感じがしました。
そしてここで一期OPが!そして刹那はライル・ラッセ・スメラギをはじめとする残りのソレスタルビーイングのメンバーと共に木星を目指すことに!刹那の戦いもまだまだ終わってはいませんでした!
『俺達はソレスタルビーイング。戦争根絶を目指すもの。
世界から見放されようとも俺達は世界と対峙し続ける。
武力を行使してでも、世界の抑止力として生きる。
だからこそ俺達は存在し続けなければならない。
未来のために――』
一応世界の未来に希望が持てる良い終わり方だったのではないでしょうか。話はいよいよ木星での来るべき対話へ向けて動き出しました。
それから木星が出た後、
劇場版 機動戦士ガンダム00 2010年公開
と、テロップが出て終わりに…。予想していましたが、戦いはこれからEDのうえに、何か色々あっさりして終わってしまったような気が…。満足したのは沙慈・ルイスの行方に決着がついたぐらいな気がします。来るべき対話は劇場版に投げっぱなしなど、足りない・不満が残った点がいくつかありました。せめて本編で提示した謎は本編で明かして欲しかったです…。
当初はアザディスタンの動乱がもっとクローズアップされて、
サーシェスやマリナもそこで活躍するはずだったらしいです。
伏線の回収とか生き残ったキャラに対しての扱いとか色々あるけど、そこは劇場版に丸投げだろうし、コーラが幸せになったからもういいや…(笑)
>イノベイド潜伏
あれらはイノベイドの自覚が無いイノベイドらしいです。
人間社会に人間として暮らして、無意識の内にヴェーダに情報送ってるんだとか。
EDに関しては同感でございます。ファーストOPよりセカンドOPの方が良かった気がします。
劇場版に対しては遺憾を表明しておきます。
擬似あのね商法と水島劇場版作りたがり病監督に敬礼。
やろうと思えばもう少し風呂敷を広げられるような内容だっただけに、少しさびしいですね。
結局木星で何が起こったとか,太陽炉および量子化の秘密とか,いくつか謎が残っていますが、その辺は劇場で解決することに期待しています。
らふさんさんコメントありがとうございます~。
アザディスタンメインの話もあったんですね。この話があればもっと話に納得できたかもしれないと思うと残念です。実際は1シーンで終了でしたし…。もっと尺があればと思うと悔やまれます。
>灯篭さん
灯篭さんコメントありがとうございます~。
002期、何だか無難に終わった感じがしましたね…。キャラの扱いに関しては終盤が残念でした。劇場版で決着がつくといいんですが…。
こうしてみて一番変革があったのは誰かというと、確かにコーラっぽいですよね。1期1話での姿からはまったく想像できませんでした…。とりあえずコーラが生きていてくれて良かったです。
エピローグのイノベイドはそういうことだったんですね~。あの髪型で普通の人間として暮らせているのかどうかは謎に思いますが、納得です。とりあえず劇場版でどう動いてくるのか気になる存在です。
ではでは~。
雅堂さんコメントありがとうございます~。
最終話、本当にあっさりとしていましたよね…。2期が始まった頃はラストが本当に楽しみだったんですけど…。OPに関しては2期の方が作品のことを考えているように思えて好きでした。
劇場版に関してはもう何というか…。人気がある以上はこれも仕方ないんでしょうけど、せめて本編の謎を明かした上でやってほしいなと思いました。劇場版で本当に完結してくれることを祈ります。
>その次の方
コメントありがとうございます~。
あれはGN粒子の光に見えましたがどうなんでしょうね。4つというのも意味深で、その可能性は大きいと思います。とりあえず劇場版が出るまで気長に待とうと思います。
ななかのさんコメントありがとうございます~。
分割2クールで続いた00も遂に終わってしまいましたね…。また寂しくなります。
1期~2期前半までは話も良い調子で進んでいたと思ったのですが、後半は単純・無難に収まってしまって残念に思います。謎が投げっぱなしというのもどうかと思いましたが、そこは劇場版で明かしてほしいなと思います。劇場版で完結してくれるといいんですけどねー。
ではでは~。
http://www.youtube.com/watch?v=kQvPvh3VXF8
リボンズの指示とはいえ
アロウズを作り維持できたのも受け継いだ途方もない資産と権限のおかげなのに
最終回で真っ先に死刑になってサジが絶望するのを予想してたから意外でしたね
設定的にはリボンズ・リューミンと並んで2期の黒幕なんだからキッチリ責任をと思ったけど、
刹那達も普通に存続してるのを見ると問題は一切解決せずに中断なのかな^^;