コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

うみねこのなく頃に 第14話 「EpisodeIII-III positional play」感想

2009-10-01 23:55:32 | うみねこのなく頃に(2009夏秋)

 今回はベアトリーチェ対師匠・ワルギリアとの戦いが展開されることに!今までのうみねこアニメにはなかったCG技術とか駆使されていて、うみねこアニメを見て初めてアニメもいいな…と思いました。BGMも原作の曲が使われていて嬉しかったです。というわけで今回は魔法バトルに注目です!
 また戦人もいよいよベアトに反論する時が…。ようやく面白くなってきました。


 最初は前回の続きで、ベアトと師匠の会話から。師匠は人を弄ぶベアトの傲慢な振る舞いにお怒りの様子。師匠までベアトっぽくなくて安心しました。
 そこで師匠はベアトを改心させるため、ベアトと戦うことに――。

「我が名と無限の魔女の称号、
 返してもらいますよ」

 そうして二人の魔法バトルが始まります――。ここから派手な魔法バトルが展開されていくことに!思った以上に迫力があってよかったです。ようやくうみねこのアニメもいいなーと思えました。
 あとBGMが原作アレンジで感激しました!!原作をやっていた時はこの音楽効果もあってやっていて気分が高揚しました。原作アレンジ曲最高です。これをひぐらし解でもやっていたら…。
 二人の戦いはバラ園、島を破壊するほど凄まじいものになっていきます――。しかし何がなんだかもうこう見せ付けられると分からないですね…。もう魔法としか思えなくなってきます…。

 戦いの方は師匠がベアトを圧倒。そして師匠はベアトにトドメを刺します――。ここの描写がさり気にグロくてゾッとしました。ここまでこだわる必要はあったのやら…。
 でも師匠が勝利したかと思いきゃ、

 実はベアトが先手を打っていて…。

 
ベアトが死んだと思った瞬間、ここでニヤりと笑みを浮かべます。そして次の瞬間、師匠は自分が死んだと気づき、そしてその瞬間、師匠が逆に倒れてしまいます……。

 師匠は既に死んでいました…。

 
師匠が負けたのはショックでした…。
 ベアトは塔を2つ出す詠唱をしましたが、実は師匠の後ろには更に2つの塔が…。ベアトは常に人を嘲笑うのが好きなようです…。煉獄の七姉妹もこの時、ベアトが最初から仕掛けていたことに気づきます。ベアトはただ勝負を楽しむためだけに、師匠を生き返らせて戦いを続けていました…。ベアト、意地悪すぎですね…。そろそろ痛い目にあってほしいと思ってしまいます。

 こうして魔法バトルはベアトリーチェ勝利で終わりますが、思ったより時間が短い気がしました。原作ではもっと魔法のバリエーションがあったと思うのですが…。まあアニメでやるのにはこれで十分だったのかもしれません。でも思ったより塔が気合入っていてよかったと思います。これがアニメの強みですね。
 でも戦人はこのファンタジー展開を否定できず、苦しみます…。原作以上に情けなさがアップしていてこちらまで涙目になりそうでした…。もうどん底な戦人ですが、ここから逆転なるのでしょうか。


 島での親達の会議。会議が終わり、部屋から出たあと、親達は金蔵・使用人達が行方不明になっていることに気づきます…。ちょっと今回作画が不安定だったような。
 それから親達は異変に気づき探しに出ます。そして親達は紗音・嘉音の死体を発見。こちらの世界でも事態が進行していきます…。

 戦人はあれからうじうじと諦めモードになっていましたが、ここでやられたと思われていた師匠が助けに!どうやら今の師匠はチェス盤から取られた駒のような存在とのこと。ベアトの意思とかは関係あるのでしょうか。
 そんな戦人を見かねた師匠は、戦人に助言をしてくれることに。

「あなたが望むなら、
 魔法の一端を教えてあげてもいいですよ」

 ようやく魔法説に対抗するすべを教えてくれるキャラが現れました…!これは頼もしい存在になりそうです。
 それから師匠は雨雲・テレビに例えてファンタジーの否定の仕方を伝授。

・中を見ていないのに、どうして否定できるのか
・箱の中を見るまで答えは出ない
・真実が2つ存在できる
・戦人は魔法を信じかけてしまっただけ

 と、「シュレディンガーの猫」という思考を用いて、次々と師匠は戦人へ、ベアトとの戦い方を指南してくれます。EP2で戦人がこのことが分かっていたらもっと違う展開が待っていたのかも。どうやらシュレディンガーの猫はベアトとの戦いには有効な手段そうです。

 そんな師匠の話に感心した戦人は師匠の名をたずねますが、ベアトリーチェの名を譲渡した今の師匠には名乗る名はなく。そこで師匠は考えた末にこの名を名乗ることに。

「ワルギリアではいかがです?」

 以降師匠→ワルギリアになります。どうやらこれからもワルギリアは戦人の味方・参謀をしてくれるようです。

「あなたが望むなら時折助言を与えましょう」

 これは面白そうな展開になりそうですね。戦人もまたやる気を取り戻します!

「この惨劇を食い止め、六軒島を救えるっていうなら、
 俺は喜んで最後まで付き合ってやるぜ!」

「戦う気が蘇ったようですね」

「ああ。見てろよ、ワルギリア!
 ついでにあんたの仇も、
 戦人様が討ってやるぜ!」

 ようやく戦人も戦うすべを見つけました!早速戦人はベアトに反論しに戻ります。ようやく戦人のターンが!戦人はこの瞬間にはバラ園には何も起こっていないと反論し、魔法を否定しようとします!魔法バトルの後、現実の庭園は何事もなかったように元通りになっているようです。これなら誰かの想像・創作という可能性もあるようで…。そう考えるとこれまでのファンタジー描写も否定することができます。人間犯人説がまた強くなってきました。
 ここでベアトもシュレディンガーの猫に気づき、動揺し始めます…。そしてワルギリアもこのバトルに参戦。

「さあ、本番スタートだ!」

 ベアトの優位が遂に揺らぐ時がきました。いよいよ戦人の反撃が始まろうとしていました――。
 

 後半。現実世界では使用人、金蔵の死体が発見されていました。今回も死んだ後、死体が移動されているようです。
 戦人はこの死体について反論。戦人は遂に18人も疑うことを決めます。で、戦人は冷静に事実を確認していきます。この辺戦人も成長したなと感じました。見ている中では熊沢の死因と死体がどうして室内にあるのがよく分からなかったり。きっと死因は後ろから刺されたことによるものだと思いますが、熊沢がどういうふうにここまで運ばれたのか謎です。
 また死体は皆同じように 一人一人違う場所に運ばれていた?らしいです。それにより厄介な密室殺人になることに。またややこしいことになってきました…。もう密室はたくさんです。

 いつもだったらここで動揺していたはずの戦人。でも戦人は一人が自殺したならそれも可能だと怯まず反論。チェス盤思考も使います。
 そこで戦人は

 6人全員が他殺されたことを
 復唱要求するようにとベアトに要求。

 
戦人が頼もしく見えてきました!ベアトはこの戦人の復唱要求に動揺…仕方なく自殺していないと赤文字を使います。
 が、その復唱要求には穴が。ワルギリアがすかさず「6人全員じゃない」と、指摘してきます。結構こういうふうにごまかすこともできるとなると復唱要求も信用しきれないところがありますね…。今までにはない流れになってきました。
 戦人はそれからすかさず想定していない理由で皆を殺した犯人は事故死したのではないかと指摘してきます!これにベアトはいつになく動揺…。これまでになく困っているように見えました。ここのベアトの表情なんかよかったです。
 ベアトもベアトでムキになり反論しようとしますが、

「6人の中に事故死は…」

 と言いかけた時、何故かノロウェが復唱要求を止めます――。この事実に何か核心に迫るものがあるのでしょうか…。魔法説も無敵ではないようです。ここで作戦タイムで戦いは中断になります。戦人がいい感じに攻めていますが、今回こそベアトを圧倒することはできるのでしょうか。今までよりは期待できそうです。


 その頃現実世界の絵羽は疲れが出てきたのか居眠りしていました。と、その夢に少女絵羽が…。絵羽はそこで川について考えるよう促され、そしてある可能性にたどり着きます。そこで絵羽はひらめいて金蔵の書斎に調べ物をしに行くことに。で、絵羽はその自分の考えに確信を持ちます。これまで放置気味だった碑文の謎にいよいよ迫るようです…!ここら辺は原作でやっていた時は誰かに見つかるんじゃないかとヒヤヒヤでした。アニメではやっぱり尺が…。

 それから絵羽は黄金の在り処を確かめるために、屋敷の地下室に入ることに――。で、その先で謎の鉄扉を発見…。そこには赤文字で碑文が刻まれていました。どうやら絵羽の考えは正しかったようです。
 そしてその向こうの部屋の先には何と黄金の山が――

「あった、本当にあった…。
 お父様の黄金…!」

 絵羽が本当に碑文の謎を解き、

 そして黄金の在り処にたどり着いてしまいました…。

 
川というのは金蔵の故郷とかではなく、島にある何かだったんですね…。灯台下暗しでした。原作ではこの展開にかなり驚きました…。終盤までの引きだと思っていたので、まさかEP3で見つかると思っていませんでした。絵羽が遂に碑文の謎を解いた!というところで次回へ続きます。

 に、しても今回も姉妹全員出ていたんですね。EDで知りました。うみねこは無駄に手間がかかっていますね…。


 次回は「EpisodeⅢ-Ⅳ isolated pawn」いよいよOPの肖像画のキャラが登場します。そのキャラとは…。でも正直色々あってアニメでは見たくなかったキャラだったりもします。今から怖すぎる~。来週は戦人とベアトの関係がちょっと進展?するかもしれません。
 あとは碑文を解いたことで儀式が本当に終わるのか気になるところですが…。碑文を解けば儀式が終わると思っていましたが、そう簡単ではないようです。

 ではまた次回に。予告を見たら追記します。


 (追記)
 バタバタしていてなかなか観れませんでしたが、思い出して行ってきました!今回はワルギリア。17歳ネタキタ――!期待以上に面白かったです。最後のタイミングが~!!最初から最後まで見逃せません…。画像もセリフと連動していて妙に凝っていて、見返すたびに笑ってしまいます。井上さんもよくここまで乗り気で…。公式はもう完全にねらっていますね…。このやる気が本編に繋がればいいのに…。