コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

GIANT KILLING(ジャイアントキリング)#265 モーニング44号 感想

2012-10-01 01:29:25 | GIANT KILLING (原作感想)

 ETU対サンアロー戦、ETUは勝利することができるのでしょうか。また今節は他の試合でも波乱が起きているようで…!ジャイキリ最大の問題にも触れ始め、ジャイキリが風呂敷包みをはじめたのではないか…そう感じる1話でした。


 続くサンアロー広島戦。校長と担任の先生の言葉で、前回また覚醒した椿。椿の勢いに藤澤さんも驚き。今回もその勢いは止まりません…!
 

『昨日までのダメっぷりは
 一体何処へ消えたというの?』


 またこの試合、ジーノはこの試合ベンチスタート。鹿島戦に向けて温存しているようです。
 そして藤澤さんは椿がエース候補になろうとしているのではないかと感じます――
 

『まるで自らが……
 新たなエース候補であると
 宣言するかのように……!!』


 そうしてまた前へ駆けていく椿。今度は自分で直接ゴールへシュート…!バーに弾かれてしまいますが、鋭いシュートでした。このシーンも椿の気迫が凄くて圧倒されました…。
 椿の気迫にカメラマンの久藤も驚き。椿のプレーは多くの人を引き込んでいきます――


『なんて身体のキレ
 してやがるよ…!!』
 



 そんな中、ボールは堺へ。ですが相手選手との接触プレーで堺は倒れてしまいます…。堺、久しぶりの出番だと思ったら…。
 ですがこのプレーでETUはPKをゲット。得点するチャンスを掴みます…!
 

「おお――っしゃあ!!」
「PK――っ!!!」


 ですが蹴るのは赤崎に。黒田から反発されますが、いつものように冷たく反論。冷静かと思いきゃハゲと言ったりと、赤崎も相変わらずなようで…。


「堺さん
 血ぃ出てんだから
 ピッチの外に出なきゃ駄目でしょ

 そんで王子いないんだから
 キッカーは俺でしょ」


 相変わらず自信満々な赤崎でした。言い合いする二人を見て心配する松原ですが、達海は蹴りたい奴が蹴ればいいと放置。こうしてPKは赤崎が蹴ることになります。
 そんなやり取りを見て、椿はまだエース候補と言えないのではないかと思い直す藤澤さん。椿にそこまで求めるのはまだ酷な気が…。というかそういう展開が予想できません…!


『自分のシュートで招き入れたPKだってのに
 こういう所で我を出せないあたり…
 エース候補に名乗り出たとは
 買い被り過ぎだったわね…』


 そうして緊張感ただよう中、PK開始。ボールはバに少し当たってしまいますが、ギリギリのところでボールはゴールに!
 また自信満々でPKに挑んだ赤崎ですが、このギリギリのゴールに心臓バクバク…!


「ふ~~~~~っ」
「だ――っ!
 危なかったけど
 よく決めた――っ!!」


 危なかった~的な表情をする赤崎、面白すぎでした。代表発表以降、赤崎のヘタレ化が進みますー。



 そうして勝利を確実のものにしたところで、試合終了ー。


「ここでホイッスル――!
 広島相手に2-0!!
 ETU完勝だ――っ!!!」

「これでなんと4連勝!
 それどころか10戦負けなしだ――っ!!」


 ETU、サンアロー広島に勝利しました!!しかも連勝でシーズン後半負けなし、ETUここまで好調です…!に、してもサンアロー広島戦、終わるの早~、
 勝利に湧くETUの選手、サポーター達。この試合の椿の活躍を見て、更に椿に可能性を感じる藤澤さんでした。


『椿という選手のプレーは
 いつも我々の想像を超える…!』


 ですがその後藤澤さんは椿以外にも、ETU全体が成長し続けているのだと気づきます――


『いや椿が選手として
 象徴的というだけで……

 同じ事はこのチーム全体に言える…』

『今ではひとつの所へ集い…
 同じ意志を持ち
 戦っているように見える…!』


 そして藤澤さんはその中心にいて、
 ETUを変えたのが達海だと確信します…!

 松原に肩車してもらう達海、良い笑顔ですー。松原、いつものように達海の思いつきに付き合わされているようで…。


『そして間違いなくこれだけは言える
 椿にしてもクラブにしても
 確実に何かが変わったのだ

 各々の何かを変えた存在…
 それこそが…』


 そしてここまでの結果を振り返り、達海を認めようとする藤澤さんでしたが、その後松原が肩車しきれなくなり、達海地面に落下…。痛そうですが、見事なコケっぷりに笑いが。松原がいるとやっぱりギャグに…!
 そんな達海と松原を見て、テンションダウンする藤澤さん…。ここで決まらないのがジャイキリらしくて良い感じでした~。
 



 試合が終わった後、他の試合結果を確認するコータ達。どうやら今節は色々波乱があったようです…


「首位の大阪負けた!!
 山形が倒した――っ!」


 まずは大阪が山形にジャイアントキリング!佐倉達すごすぎる…。この試合こそジャイアントキリングなのでは…。ドラマがありそうで、少し試合を観たかった気がしました。
 また磐田が東京Vに勝利!ETUも作中で勝利したことのないのに…。まさかの展開が続きます。

 で、今現在の順位は……

1位 大阪
2位 清水
3位 川崎
4位 鹿島
5位 ETU
6位 磐田
7位 東京V


 この時点でETU、東京Vより順位が上…!最後の最後まで東京Vの上には行かないと思ったら…!
 またETU、首位まで勝ち点5差!今シーズン優勝するか微妙なところにいたETUですが、優勝できる可能性も出てきました…!


「頂点見えてきた――っ!!!」


 優勝が見えてきて興奮すコータやゴロー達。ゴローもコータ達と同じように、希望を感じ始めていました。そしてシゲも達海が監督でいる限り、ETUは勝ち続けられるのではないかと思い始めていました。


『こいつはもう…
 達海が現役だった頃の
 ETUより強いんじゃねえか?』

「このまま達海政権が2年3年と続いてみろ
 チームも熟成して勝ち癖もつきまくって…
 気付いたらタイトルが常連の
 黄金期到来なんてことになって…」


 ですがここで思わぬ問題が浮上してきます。浮かれているゴロー達をみたスカルズメンバーの一人。ある事実をゴロー達に教えます――



「あんたらさ――
 本当にそう思ってる?
 

 達海って単年契約って話だぜ?
 

 達海が来年もETUにいると思うか?」



 達海とETUの契約は1年間だけだったという、まさかの衝撃的事実…!

 達海はETUが優勝するまでは、ETUから離れないだろうと思っていましたがこれは…。優勝するまで何年かかかると思っていましたが、今シーズンで優勝してもおかしくないですし、このまま今シーズン優勝したら達海本当に出ていきそうですね…。
 達海がいなくなった後、ETUはまた弱小チームに戻らずやっていくことができるのか…ジャイキリ最大の問題に、話が着手しはじめたような気がしました。ジャイキリも終わりが近づいているのか…そんな予感を感じさせるシーンでした。
 



 そして今回最後はその不安を決定づけてしまう、ある人物が再登場したところでおしまい。


〈日本でも…
 なかなかいい采配をしてるじゃないか
 タツミ〉


 少し老けてはいますが、リチャード相変わらずのようで…!過去編でも達海の海外移籍の話を持ってくるという、重要な役割を果たした代理人のリチャード、まさかの再登場です…!
 過去のETUから海外チームへ達海をスカウトし引き入れたリチャード。ですが達海は1試合で足を故障、選手を引退してしまいました。リチャードはその後大丈夫だったんでしょうか…?その辺ちょっと心配だったのでフォロー期待。
 そしてやっぱりリチャードは達海を監督としてまた海外チームに引き入れようと考えているんでしょうか。過去編でも、達海がETUから離れるきっかけを持ってきたリチャード。また達海はリチャードの話を受けることになるんでしょうか…?次回へ続きますー。
 



 次回はこのまま達海とリチャードが再会してしまうのでしょうか…?達海がETUに残るかどうか、ジャイキリの今後がかかっている話だけに気になります…!あとは椿・赤崎の代表遠征、鹿島戦へ向けてETUがどう取り組んでいくのかも。


 と、ジャイキリ最大の問題にも触れ始め、ジャイキリが風呂敷包みをはじめたのではないか…そう感じる1話でした。ジャイキリはこれまで話を広げ続けていただけに、こういった伏線回収にはヒヤリとさせられます…。

 残る伏線も少なくなってきました。
 

・達海がETUを去った後も、ETUは衰退せずにやっていけるのか
・ゴローと羽田の関係改善
・ETUは東京Vに勝利できるのか
 

 達海がETUをまた抜けたら、またETUは弱小チームに戻ってしまうのではないか、その課題がジャイキリ最大の問題だと思ったので、いつその話に触れるんだろうとは思っていましたが、いきなりきてポカーン状態です。思っていた以上に、その時は早く訪れてしまいそうです…。この問題を解決したら、ジャイキリが終わってしまう気がするんですが、どうなるんでしょうか。

 あと東京Vに勝利することは、ジャイキリ通しての目標っぽく、どのタイミングで勝つか気になっていたのですが、まさかこのシーズン中に倒してしまうのでしょうか…。とりあえず1シーズンは描くらしいので、まだ終わるにしてもしばらく先にはなるんじゃないかと思います。鹿島と東京V戦はそれなりにかかるはず…。

 あと普通の雑誌だったら最終回に向かっている感がなんとなく分かるのですが、モーニングはそういう空気を感じさせず、残り3話ぐらいになって初めて分かり、あっさり終わっていくパターンが多いので、ちょっと怖いです…。モーニングはジャンプのように掲載順=人気でもなさそうなので。モーニングはその辺容赦ない気がします。
 モーニングを購入するようになって何年か経ちましたが、読み始めてから今までその印象は変わりません。最近ではデラシネマの終わり方が衝撃的でした。これから二人がそれなりのポジションについて盛り上がっていく感じだったのに…。
 ジャイキリは単行本も売れているし、そういう終わり方とは無縁だと思っていましたが、今回初めてそういう部分でヒヤリとさせられました。これからはサボらずにアンケートをしっかり送ろう…そう思いました。皆さんもモーニングを購入したら、ジャイキリに丸をつけてアンケートを送りましょう!

 ではまた次回に!
 

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