今回は音無の過去話の続き。列車事故で死ぬというのも衝撃的でしたが、更にその続きが存在したようです。その過去が音無にどんな変化を与えるのかが今回ポイントになってきました。物語の転換点となってきそうな、そんな1話でした。ゆり、最後どうなるんだろう。
前回天使=奏を救出しようとした音無達ですが、一度にたくさんの精神を取り込んだことで、奏は昏睡状態に…。音無・ゆりも暗いです。天使がまた目覚める時、そこには奏もいるんでしょうか。
作戦会議をする戦線メンバー達。音無達が睡眠を必要するのかちょっと気になったり。最初はいつもの調子だった面々ですが、椎名がしゃべりだしたことで皆深刻な状態だと気付きはじめます。それで奏がどうなるか推測していきます。とりあえず当面様子見になりそうですが…。
この間には竹山が天使のパソコンをいじったりと活躍。何故前回いなかった~。前回こそ見せ場だったと思うのですが…。松下5段とTKの見張りにも笑~。あの動き…役に立つのでしょうか。に、してもTK英語だめなのか…。意外な事実がまた明かされました。
どうにもならない現状に落ち込む音無。奏が寝ているベッドの横で寝てしまいます。ここで音無の生前の記憶が更に明らかになることに…。
まず1日目。
どうやら音無は列車事故であのまま死んだわけじゃなく、あの事故話には更に先があったようです。列車事故にあって死んだというだけでも十分な気がしただけに、その先を知って何の違いがあるのかと放送を観る前から気になっていました。
あの脱線事故の後、列車はトンネルの中に閉じ込められてしまいます。で、土砂に阻まれ出るのは不可能な状態。どうやら音無達はトンネルに閉じ込められていたようです。そして音無と同じ列車にのっていた乗客の人々は皆負傷していました。学生が多いです。音無の隣に立っていた男子・五十嵐も調子悪そう。声が関さんということで、重要なキャラそうですが…。
携帯も役に立たず途方にくれる音無でしたが、それでも人々を助けようと男子と共に自分のできることをしようとします。そのかいあって乗客も落ち着いていきます。
そうして状況がひと段落した辺りに、音無は出口を探しに出ます。ここでの会話にちょっとヒヤりとしてしまったり…。
「音無、絶対助かろう!」「ああ!」
もしかするとここで死ぬのかと思いましたが、それはないようで。進む音無。ですが行く先にあるのは瓦礫の山…。自分達でどうにかするのは困難で、救助を待つしかないようです。しかも音無も自分の体調がよくないことに気付き始めます…。あまり傷がないと思われていた音無ですが、音無も重傷を負っていて…。今回見た後見返して見ると、この時点でもう音無は助からないと分かっていたかもなーと何だかやりきれない気持ちになります。
帰って来た音無は前後にも土砂があり出るのは困難だと、その事実を皆に伝えますが、皆を仕切る音無をよく思わない男子学生が反発してきます…。ですが医療の知識があるということで、音無が中心になることでどうにか収まります。五十嵐がいる意味は大きかったのかも。
2日目。
皆を気にかける音無。五十嵐も疲れ気味な音無のことを心配していました。そんな中、男子学生の一人がやけになって水を盗むという事件が発生…。貴重な水の一部がなくなってしまいました…。そして助からないと嘆く犯人…気持ちは分からなくはないですが、色々な意味で最低です…。
それでも音無は大丈夫だと皆を落ち着かせ、自分が飲まないようにすると場を収めます。この後犯人がどうなったかは不明…。
3日目。初日から体調があまりよくなさそうな男性が死んでいました…。既に心臓が止まっていて、手の施しようがない状態でした。。音無が心臓マッサージをしようとしますが、男性は意識を取り戻すことはなく…。音無はどうしょうもない気持ちに…。音無はまた命を失う悲しさを感じ、自分の無力さに絶望していました…。このことが後の展開に繋がっていくことにに…。
7日目。物資も不足していき、音無達は立つこともできなくなっていました…。いつ息絶えてもおかしくなさそうでした。
そんな中、音無が思い出したのは妹・初音とのドナーがいればねという会話。そこで音無は五十嵐にサインペンを貸してもらい、何故か持っていた保険書でドナー登録をします――。五十嵐も音無に続き、ドナー登録を。そして五十嵐の生きてきた意味が作れるという言葉に皆呼応して、次々とドナー登録をしていきます――。皆の気持ちがひとつになるという流れは、これまでギクシャクしていたのもあって良いシーンだなと思ったものの、何故みんなドナー登録ができる保険書を持っていたのかと考えるとなんとも言えない部分もあったり…。ちょっと強引だった気がします。普通に生き延びたらドナー登録すると言う方が納得できたかも…。
ですがここで音無の意識が絶え…。しかもここでようやく救出がきたというのが報われないです…。光がまた…。それが音無の死でした。音無は誰かの助けになりたいと思う中で亡くなったようで、それが今の音無に繋がっているんじゃないかと感じました。記憶がない時も皆のことを気にかけていた理由にも納得しました。
現在。音無の横で奏が目覚めました。どうやら奏も意識の中で戦って戻ってきたようです。かなり激しい戦いだったとかで是非本編でもやってほしかったです。とりあえず鬱展開にならなそうでよかった…。
それから音無は奏に過去を思い出したと、その過去を知った時感じた想いを語ります。ドナー登録をしたことで誰か救われたはずだと信じる音無。そんな音無の話に奏も頷きます。
「きっとその誰かは…
見知らぬあなたにありがとうって…
一生思い続けるわね」
奏の優しげな声になんだか癒されました。そして奏はあることを音無にたずねてきます。
「結弦…」「なんだ?」
「ならもう思い残す事はない?」
「そうだな…
誰かを助けられたなら、
俺の人生もそう悪いもんじゃなかった…
そう思えるよ」
奏がさりげに音無を「結弦」と呼んでいるのにグッときました。奏かわいい…。この辺は音無が満足してしまうんじゃないかと、見ていて不安になりました…。でもまだ思い残していることがあるようで、音無もまだ消えずにいたようです。
「あいつらも俺みたいに報われた気持ちになってさ…
みんなで、この世界から去れればいいなって。
また新しい人生も悪くないってさ」
「でしょ…」「ああ…」
音無は戦線メンバーにも報われて欲しいと願っていました。どうやら音無が成仏するのは皆が満足して成仏するのを見送った後になりそうですね…。
またここで音無は奏がこの気持ちをみんなに知って欲しかったということに気付きます…。「知らなかった?」と呟く奏が~。どうやら音無と奏、思いはひとつだったようで…。時間はかかってしまいましたが、何かが繋がろうとしていました。
いくつかの疑問も解消されていきます。この世界に来たのが青春時代を満足して過ごせなかった人だということも。
『そうか…
この世界は若者達の魂の救済場所だったんだ…
日向もあのセカンドフライをとれば、
報われて消えていたんだ…
なんておせっかいをしちまったんだ、俺とユイは…』
その話を聞いて音無は日向や岩沢のことなど、今まで触れたキャラの過去について思い出します。あの時のユイは狙いもなく日向をああ止めたと思っていましたが、実は日向を思ってやったことだったんでしょうか…そこは分からずじまいでした。
そうして振り返るうちに音無は奏がここに留まろうとする生徒達を送り出そうとしていたことに気付きます。一体どこで間違ってしまったんでしょう…。奏は不器用でした。
もう修復不可能と思われていた奏と戦線メンバーのこじれでしたが、奏は音無がいるならどうにかできるかもしれないと希望を感じ始めます。
「でももし…
あなたがいてくれるなら、できるかもしれない」
そう奏は音無へ思いを告げ、協力を頼みます。ですがゆりの過去は救えそうなものではなく…。音無は一度は諦めかけてしまいますが、ずっとそんな過去を背負っていてはいけないと、ゆりや皆を救うために奏に協力することを決めます――。
「なあ…協力してくれるか」
「それはこっちのセリフじゃない?」
「そっか、そうだよな…
分かったよ、奏。
卒業させよう、ここからみんなを…!」
奏もなんだか嬉しそう。ここで満足して消えかけた人もいるんじゃないかと思ったり…。
ED。集会で奏が生徒会長に復帰すると発表されます。直井は副会長に戻ります。こうしてまたポジションが元通りになっていきます。
奏を嵌めたことで反省文を書かされているらしい戦線メンバー。皆作戦が無駄になったことに関して複雑な様子…。本当あの無駄な苦労はなんだったんでしょう…。天使が仲間になってくれると期待していた分、ショックも大きいようです。
音無は天使とのあの後の会話を思い出します。
<まずはあいつらから過去の話を聞き出さなければならない。
でも敵を失った今のままじゃ、
ゆりの目を盗んで動くことは不可能だ。
だから奏、お前は生徒会長に戻って欲しい。
また奴らと戦って欲しい。
そして、俺の指示通りに動いて欲しい>
<うん、私に向いている作戦ね>
<またひとりにしてしまうけど、ごめん…>
奏が生徒会長に戻ったのも、音無の考えによるものでした。奏が生徒会長に復帰したのは敵がいなくなったら音無が動きづらくなるから。なんかまたゆりがかわいそうな扱いに…。この流れでいくとゆりがラスボスになりそうな予感。
そして音無は皆を救うため、戦線メンバー皆の過去を聞きだそうと決意します。でも奏は敵と偽ったままで…悲しい戦いになりそうです。
ですがすべて終わった時どうなるのか…それは今の音無には分かりませんでした。
<でもすべてが終わったら…
その時、俺達はどうなるんだろう…>
こうしてまた音無の新しい戦いがはじまろうとしているところで次回へ続きます――。最後には奏にも報われて欲しいところ…。
今回は関口さん作監ということで、とても綺麗な画ばかりでした。いつもの芋っぽい画ではなく、Na-Gaさんの画が生き生きと動いている感じがして素晴らしかったです。特に後半の音無と奏の会話シーンは反則…。やっぱり関口さんがキャラデザもやるべきだったと思います…。
次回は「Goodbye Days」ここからまた音無の皆を成仏させるための新たな戦いがはじまりそうです。狙いも分かってきて面白くなってきました~。どうやらセリフを見る限りバンド回っぽいようですが…。奏の言葉がひどい~。なんかユイが成仏しそうな予感も…。に、しても本当ヒロインがゆりじゃなく奏に見えてきました…。
あとOPとEDのフルも聞きました~。どちらも神曲でした。これまでの麻枝さんの曲同様、今後の展開を暗示するかのような内容で、これから音無達がどうなっていくのか更に気になってきました。歌詞はゆりと奏視点?
歌詞は今回の放送を見るまではよく意味が分かりませんでしたが、音無と奏の会話を聞いて歌詞の暗示する内容も見えてきたような気がします。やっぱり皆満足して、この世界から消える(というか旅立つ)のが物語のクライマックスになってくるような気がします。今回で作品の着地地点も見えてきました。でも残り数話でキャラ皆を掘り下げられるのかちょっと心配だったり…。終盤で皆一斉に消えてしまいそう…。
ではまた次回に!
>やっぱり関口さんがキャラデザもやるべきだったと思います…。
やっぱり関口さんが参加されてるときの画は安心して観れますね。もう奏のアップの画がとても可愛かったです。劇場で放映しても良いぐらいでした。私も関口さんがキャラデザ・総作画監督してほしかったですね。
それに重要な回とか、いいシーンは関口さんが
参加されてますし。
あとOP・EDのフル聴かれたのですね。やはり神曲ですねー。でOPは奏視点?EDはゆり視点?
なのでしょうか?気になるところです。
もう電車の中や行き帰り繰り返し聴いてますよ。
ではでは。
まさか、音無の回想に続きがあるとは...良かったんだけど、やはり全員が保険証持ってたというのは気になってしまいました。彼らは、最終回のエピローグで出てきてくれるかも。
あと、やっぱりかなでがヒロインなんですね。ゆりは黒幕とかではなかったけどラスボスは確定でしょうね。
次回、ユイが成仏っぽいですが皆成仏していくにしても尺が足りないからまとめて消えていくのでしょうか。
全員成仏Endなのか、それともまさか、ゆりだけが完全には死んでなくて音無やかなで達に感謝しながら現実世界に戻るという展開になったりするのか、これからどうなるか楽しみです。
ひらがなでことみさんさんコメントありがとうございました~。
今回は関口さん作監回ということで、素晴らしい出来栄えでしたねー。関口さんが関わる回はやっぱり重要な回が多いようですね。つい何回も見返してしまいます。
OP・ED私も何回もリピートして聞いています。やっぱり神曲ですね!スルメ曲なのかも。
歌詞の方はやっぱりひらがなでことみさんがおっしゃるとおりOPが天使メインで、EDがゆりメインなのかもしれませんね。OPは今まで何がなんだか分からない部分があったのですが、9話を見て意味がようやく分かってきた気がしました。それだけに終わりがどうなるか心配ですが…。
ではでは~。
>ガイルさん
ガイルさんコメントありがとうございました~。
音無の生前の記憶は、7話で解決している気がしていたので、あって意味あるものかどうか不安でしたが、意味ある話でよかったと思います。でもやっぱり全員が保険証持ってたというのは違和感がありますよね…。それまでの流れがよかっただけにちょっと冷めてしまいました…。でもまた五十嵐達のその後が語られるといいですねー。
今回で音無のポジションもだいぶ変わって驚きましたが、本当に天使がヒロインっぽいポジションにつくとは思わなかったです…。このぶんでいくとゆりが何だか最後のターゲットになりそうですね。残りの話数的に1話一人成仏というのは不可能そうなので、キャラが粗末にされないか心配です。ある程度納得できるラストが待っていることを祈りたいと思います。
ではでは~。
だから、みんながもってても不思議じゃない。
私の保険証にも書く欄があります。
放送が終わった今となってはそこが気になってしまったのは自然じゃないか、そうでないのかの違いからだったのかな…と思います。
ではでは~。
奏、色々ありましたが、幸せな結末を迎えてよかったです。
ではでは~。