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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

オオカミさんと七人の仲間たち 第9話「おおかみさんと毒りんごが効かない白雪姫」

2010-08-27 22:23:38 | オオカミさんと七人の仲間たち(2010夏)

 今回は林檎と白雪の話。いよいよ林檎の過去が明らかに…。これまで気になっていたキャラだったので、どんな過去があるか興味がありました。結構切ない話で最後の方は涙が…。前回と随分雰囲気が違う1話でした。


 はじめはおとぎ話風の林檎とランプの精っぽい学長・荒神とのやりとりから。ある人と仲直りしたいと願う林檎…。結局林檎の夢でしたが、林檎が実際そう思っているのも確かなようで…。今回はそんな林檎の過去に関する話のようです。

 前半はまず林檎が物陰に隠れ、白雪の家を見ているところから…。林檎には白雪に会えない理由がありそうです。いつも強引な林檎にしては珍しい一面ですね…。
 で、白雪は学園のミスコンで1番をとったことがあるキャラでもありました。しかも白雪さんには7つ子の弟妹がいるとか。7つ子…一体どうしたらこうなるのやら…。子供達は白雪を慕っているようで、自分達から進んで白雪のお手伝いをします。白雪さんパーフェクトすぎる…。作中の女キャラで一番表裏がないのでは。
 白雪はおとぎ銀行に子守の依頼をしていました。でも実際は涼子と亮士が担当に。涼子、早速子供達を子分に~。さすがです。亮士がヘタレなのはお約束ですね。
 買い物から帰って来た白雪。涼子は何か知っているようで白雪に林檎を連れて来れなかったことを謝ります。白雪にとってこの依頼は賭けのようなもののようですが…?

 リスト達に白雪の依頼のことを報告。まずは白雪のことに関して。白雪は弟妹である7つ子を育てるために学校に通いながらバイトをしたりと忙しい毎日を送っているようです。その影響で白雪の卒業後の進路は就職に。7つ子を育てるのはやっぱり財政的に厳しいものがあるようですね…。特に家族の誰か一人に責任とかが圧し掛かってくるとなると…。TVとかでたまにそういう番組みかけますが、本当大変だと思います。
 そして林檎のこと。どうやらこの依頼、白雪は林檎を指名していたようです――。白雪もまた林檎と向き合いたいと思っているようで…。やるせないです。とりあえず涼子が何とかしてみるということに…。
 御伽銀行の面々は林檎と白雪の事情を知っているようですが、亮士だけが何も知らず…。亮士、ナイスでした。この作品、亮士がやっぱり視聴者視点ですねー。

 涼子・林檎の二人の部屋で林檎に白雪と会わないわけを聞きだそうとする涼子・亮士。亮士も林檎に恩を感じ、力になりたいからと林檎に話をしてもらおうとします。これにはさすがの林檎も驚き気味…。結局視線に負け、いつもの亮士に戻ってしまいましたが、視線恐怖症がなければ亮士カッコよかった…。
 で、林檎は話をすることを決め、自分の過去を話します――。小さい頃の林檎。林檎のお母さんは今の林檎より更にちゃっかりしていそうな人でした。この親にして、この子ありですね…。林檎母は女として、これから生きるすべを林檎に教えてくれます。「ですの」と丁寧語を使うのもその教えからだったんですねー。納得です。

 幸せそうに暮らしていたある日。林檎はあるお屋敷に連れて行かれます。そして話をしてくると林檎母は林檎を置いて、別の場所へ。そうして林檎は一人で部屋に取り残されてしまい…。
 でもそこで白雪が現われて、林檎と遊んでくれる事になります。白雪は林檎に本当の妹のように接してくれました。仲良く遊ぶ二人の姿が今後の展開的に切なかったです…。
 そんな楽しいひと時が終わった後、白雪とその母親は家を出て行くことに…。この時林檎は事情を知らず、白雪にまた会いたいと言ってしまい…。

「また、会えますの…?」
「林檎ちゃんがいい子にしていたらね」

 でも白雪はこれまで通り微笑みを浮かべ、そう林檎と約束します…。それが2人の別れでした。

 その後林檎と林檎母がお屋敷に住むことに…。食事も豪華だったりと幸せな生活が続いていましたが、ある日林檎は父の書斎から姫乃への手紙を発見…。そのことから白雪が自分の腹違いの姉だと知ります――。大事な話は白雪の母と父親の離婚の話でした…。林檎母、あれですね…。
 そのことを知った林檎はショックを受け、白雪の家を奪ってしまったと、今も悔やみ続けていました…。それが林檎が白雪の前に出れない理由でした。それで林檎は悩み、家にいられなくなり御伽学園に入学することになりました。
 その生活の中で林檎は、この学園で白雪に何かしたいと思っていましたが、白雪の前に出る勇気が出せず今に…。林檎にもそんな事情があったんですね…。ここは観ていてしんみりしてしまいました…。思った以上にハードでした…。

 話が終わった後。涼子は林檎に今度の休みの日、御伽銀行みんなでプールへ行くことになったと伝えます。そして白雪と子供達も…。涼子はすべて分かった上で林檎に決断を迫ってきます――

「どうするかはお前次第だ。
 でも分かっているよな?」

 そんなやりとりから二人は本当の親友なんだなぁとか思いました。これまでの話が上手く繋がってきたような感じがします。

 そうして当日。集合して皆でプールへ。白雪のバイトは桃子が代わってくれました。これがあののりこみ回の借り返しだそうです。おとぎ銀行は決して自分達の利益優先だけでやっているんじゃないんだなーとか思ったり。
 林檎はやっぱりいなくて…。でも亮士は林檎の気配を察知していました。こういうことには鋭い亮士でした。で、林檎は木陰に隠れていて…。林檎は白雪と向かい合うことができるんでしょうか。今まで一番続きが気になりましたー。


 後半。最初から水着ターイム!ようやく水着回きました~。眩しいです…。男性陣もみとれてしまいます。マジョーリカはこういう時も眼鏡外さないんですね…。謎の多いキャラです。ナンパされる白雪ですが、7つ子の「ママ~」で撃退。すごい効果抜群でしたー。
 そうして自由時間。ポロリに笑ってしまいました…。マジョリカ相変わらず困った子。涼子・亮士は白雪達と一緒に遊んでいました。そんな中ふとしたはずみで亮士が涼子を押し倒してしまい…。お約束ですが、何気にチャンスでしたー。でもその後またお約束で涼子に殴られてしまいましたが…。二人の関係はずっとこんな気がしてきたり。
 浦島はナンパしていましたが、いつものように乙姫にどこかに連れて行かれて終。相変わらずな二人でしたー。その後紳士モードになった浦島…。世の中には知らなくていいこともあるようです…。
 アリスはぺったんこな胸のことをネタにされてしまい、困惑。リストとの関係といい、結構子供のツッコミが鋭い~。リストとアリスの関係も気になるところ。

 涼子・亮士はそれからも白雪と一緒にいました。林檎も影から白雪のことを見守っていました。ですかその中で7つ子の一人が溺れてしまい――。助けようと白雪が飛び込んで溺れてしまいます…。これは緊迫した状況…。そこで助けに行ったのが亮士!亮士が男モードになり助けます。亮士はいざという時は頼りになるようで。
 ですが白雪の意識がなく…。そんな白雪を見て、ここで林檎が飛び出してきます!

「どいてくださいですの!」

 そうして林檎が現れ、人工呼吸を!なんか助ける役は違っていますけど、白雪姫の話と重なってきました。必死に白雪を助けようとする林檎の思いが切なかったです…。お姉ちゃん呼びにやられました…。


『だから…だからお願い、お姉ちゃん…!』


 その後白雪は無事息を吹き返しますー。よかった、よかった…。で、涼子に説得され、白雪と向き合うことに――。

 夕方、会話する二人。白雪は林檎がいたからあの子達と会えたと、誤解を解きます。ここは涙なしでは見られません…。


「わたしの妹に
 生まれてきてくれてありがとう」


 二人の笑顔が眩しい…。そして白雪に頭を撫でられ、林檎は泣き出してしまいます…。そしてその後改めて白雪は林檎を弟達に紹介。

「はじめまして、よろしくお願いですの!」

 こうして二人は無事仲直りをします。めでたしめでたしです~。


 翌日、林檎は学長の荒神にあるお願いを。冒頭の話とリンクするようです…。林檎はおとぎ銀行3年勤めるから、ひとつだけ願いを叶えて欲しいとお願いします。最初は渋っていた荒神でしたが、林檎のおねだりで終。荒神本当にエロジジィ…。
 そうして色々条件が揃い、白雪に大学の奨学金をもらえることに~。白雪をお姉ちゃんと呼ぶ林檎がかわいすぎでした。涼子も微笑ましそうに林檎を見ていました。とりあえず一件落着です!
 そして次は涼子の番だという林檎ですが…?照れる涼子がかわいすぎでした…。林檎の笑みも。

 Cパート。涼子の夢。何故かお姫様な涼子。そこの王子様な亮士が迫ってきます~。オールバックに笑。しかも涼子、テレながら受け入れているし~。涼子に一体何が…?でもこれも女の子らしい面を持っている涼子の願望なのかもしれませんね…。
 そんな夢を見た涼子はやっぱりあ然…。で、また登校している時、亮士を殴ってしまいます。本当に理不尽ですね…。こうしてまたオオカミさんらしいオチがついたところでおしまいですー。


 次回は「おおかみさんと御伽銀行のすごく長い一日」今回はオオカミさんにしてはブラック(過去話はあれとして)なところも控えめで、とても良い話だったと思います…。人工呼吸はベタな感じがしましたが、童話とのリンクは面白いなーと思いました。あとはもう少し7つ子の見せ場とかあってもよかったかも。色々もったい感じが。
 にしても、まさか林檎の過去がここまで切ないものだとは思わなかったです…。なんか林檎が好きになってきました。白雪さんはやっぱり女キャラ最強かも。
 あとそろそろ涼子・亮士の関係に進展が欲しいなとか思ってしまったり。9月放送分を楽しみにしたいと思います。

 ではまた次回に!


 



4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
第9話観ました。 (ひらがなでことみ)
2010-08-28 17:20:55
こんばんわ、ソウキさん。
 今回、私はデッキのHDDの容量が無かったのを知らなく、録画出来てませんでした…。最悪ですぅ。ですので、今回はネットのを見ましたです。
 今回は林檎の過去が明らかになり、白雪さんは腹違いのお姉さんという、なにかドラマのような話でしたね。それにしても林檎の母親はある意味凄い人と思いました。
 それに今回は、水着回でもあったのですよね。そしてCパートでの涼子の夢オチ、涼子も亮士のことを気にかけてるということですね。

PS,貞本義行画集、購入しました。あのアスカの表紙に目を奪われました。あと、涼宮ハルヒの消失・マクロスF・Fateの劇場版のDVD予約もして来ました。予算がやばいです~、劇場版機動戦士ガンダム00も9月18日公開ですのにねぇ。

ではでは。
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コメントありがとうございます! (ソウキ)
2010-08-31 00:00:04
 ひらがなでことみさんコメントありがとうございます~。
 録画失敗は本当ショックが大きいですよね…。ビデオデッキ時代は本当1日中それで滅入っていたりしました。いい時代になりましたねー。

 今回は林檎回ということで、林檎の過去が色々明らかになりましたが、なんか思っていた以上に込み入っていてびっくりしました。林檎のお母さんは本当にすごい人でしたね…。世渡り上手というか。涼子の変化も感じられ、今回もオオカミさんらしい暖かさが溢れていてよかったですー。

 貞本さんの画集、通常版も発売されたんですね。流石アスカ好きのひらがなでことみさんですー。私も購入したいなと思っているのですが、夏コミ関連で手一杯という感じです…。貞本さんの絵が好みなので余裕ができたら購入しようと思います。他にも年末はDVD・BDがたくさん出るようでなんだか…。00だけはどうにか観に行きたいです。どうにか乗り切っていきましょうー。

 ではでは~。
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9話みました (里緒)
2010-09-03 20:31:08
こんばんわ、ソウキさん。
夏休みの宿題のごたごたで、だいぶコメントが遅れてしまいました。

今回はりんごさんの過去話。とうとうミスコンの回で出ていた白雪さんが登場しました。原作でも読んでいたんですが、やっぱりヘビーな話になりました。今更ですが、御伽銀行の女性陣は皆暗い過去を持ってますね。
全体的にギャグ・下ネタ少なめでいい話になりましたが、尺の問題なのかなんだか急展開が多かった気がしました。私的にはやっぱり、りんごさんの葛藤や感情の動きはもう少し細かく描写して欲しかったです。
かなり腹黒いりんご母ですが、原作ではりんごさんを産んだのも白雪家を乗っ取る計画のうち、つまり、りんごさんが生まれる前からりんご母は白雪家を乗っ取る気満々だったりと腹黒さに拍車がかかってます(「りんご」という名前も姓が「赤井」に変わること前提で付けられたものです)。そんな母でもりんごさんは嫌いになれなかったりと色々と葛藤があるのですが、アニメではほとんど描写がありませんでした…。それだけが少し残念です。

ついでに、りんごさんの旧姓は「毒島」で、童話で白雪姫が食べる毒りんごにかかっていたりします。

それでは、また(^^)/

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コメントありがとうございます! (ソウキ)
2010-09-05 21:31:45

>里緒さん

 里緒さんコメントありがとうございました~。宿題が無事終わったようでなりよりです。新学期も色々大変だと思いますが頑張ってくださいー。
 あと確かに御伽銀行の女キャラは何故かみ名暗い過去持ちなんですねー。そういうキャラが集まる何かがあるんでしょうか…。

 林檎の過去話は思った以上にシリアスで驚きました。結末で救われましたが、それでも原作よりはあっさりしていたようで…。まあこの辺は「オオカミさんだから」で納得した方がよさそうですね。
 林檎母は更に黒いんですね。林檎の名前が最初からそういう狙いでつけられたことにゾッとします…。苗字の話は感想を巡回している時に初めて知ったのですが、せめてそこだけはやってほしかったなと思いました。色々もったいなかったですね。

 ではでは~。
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