コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

CLANNAD -クラナド- 第4話「仲間を探そう」感想

2007-10-27 16:17:21 | CLANNAD 1&2期AFTER STORY(2007-2009)

 今回も色々なキャラとの交流を描きながら、風子の謎にせまっていきます。風子の謎は―。一方で演劇部再建に向けて渚・朋也はまだまだ頑張ります。今回はその中で渚と椋のやり取りが面白かったです。勘違いが続くと…。
 今回はキャラ別でお送りします。そういえば今回は幻想世界はなかったですね。流石に毎回あのクオリティは無理なのか…。




 前回、生徒会に呼ばれてしまった渚。渚は生徒会で演劇部は休部中なんだからポスターを貼る許可は出せない、部員の募集は一切禁止だと言われてしまいました。渚は渚なりに頑張ったらしいですが、結局言い負かされてしまった様子。そんな渚に朋也はというと、

「諦めるな、まだ何か方法があるはずだ。
 なければ作り出すまでだ。こんなことでお前の夢を捨てるな」

 と渚をまた励まします。ここが朋也の良い所。渚もその朋也の言葉に笑顔になります。まだまだ2人の挑戦は続くようです。と、そんな風に2人で話す様子を春原が物陰から見ていました。
 その後春原の部屋に来た朋也は早速春原にその話をされます。春原は渚は朋也の彼女なのかと聞いてきますが、朋也はいつもの調子で渚の家がパン屋さんだと教え、

「そこの奥さんの作るパンが物凄くうまくてな。
 一度食ったら虜になる味なんだ。
 あいつと仲良くしてると、そのパン食い放題なんだよ」

「おおっ、マジかよ!?」

「でなきゃ、俺が演劇部なんかに関わるわけないだろ」

 と春原をまたからかいます。朋也も嘘が上手いですね…。そして懲りもせずあっさり朋也の嘘を真に受けてしまう春原が面白いです。あのパンを食べた時春原がどんな反応をするのか今から少し楽しみです。しかし春原の渚に対するいいようがあっているとはいえ、少しあんまりな気が。この後の「お前は坂上智代にリベンジする方法でも考えてりゃいいんだ。な?」と言う朋也と猫とのやり取りが良~。この作品の動物はかわいいですね~。
 
 この後も2人は部員をどうやって集めるか悩みます。でも良い案はなかなか出てきません。と、そこに春原がそこにやってきて「学食のパンも食い飽きたしね」と言いつつ、提案を出していきます。でも生徒会長を呼びつけてボコボコにする等ろくな提案がありません…。
 その中で朋也は『これがRPGだったら…』と考えるシーンがあるのですが、その画面がリトルバスターズの画面そのもので笑ってしまいました~。無駄に凝っています!そして最高なのが「斬る」「煙玉」「魔法」と仲間にする選択肢がないこと!しかも全部選択しちゃうし!!春原の「ひいぃ~」「何で仲間に入れる選択肢がないんすか~?」で締めるのが最高でした。
 春原はその後自分達だけで考えていても仕方がないから、クラス委員長の椋に相談すればいいんじゃないかと提案を持ちかけます。ここからは下の椋・杏に。
 でも結局2人に相談したものの、今回も話は進展せず。朋也は部員獲得の為、今までに会った女の子達に勧誘してみることになります。
 

智代

 毎回恒例になりつつある智代への春原の無謀な挑戦は今回3度ありました。1度目は上の会話後。智代は飽きれながらも春原に付き合います。横の朋也の智代への同調も相変わらず面白いです。春原は最初こそ、智代のごきげんをとりますが、次第にまたいつもの調子で智代に軽口を言います。しかし最初の笑顔の春原は正直キモいです…。

「今日は会いに来ただけなんだ~。智代ちゃん美人だからさ」

「まったく信じられない言葉だぞ」

 それから春原は「次の時間で使うおっぱいを忘れた~」と意味不明なことを言い出し、智代におっぱいをかしてくれとまたまた意味不明なお願いをしてきます。それに対する「外せるわけないだろ」という智代の言い分はこもっとも。それから智代は――

「そもそも…おっぱいを使う授業があるかぁ――!!」

 と怒りを爆発させ、またまたキックを炸裂させます!!今回は840Hits!!更に記録を伸ばしていきます!!
 そのケリを受け春原は頭に包帯を巻くなどまたもボコボコ。でも「次は必ず!!」と懲りた様子はまだありません。いつまでこの不毛なやり取りは続くのでしょうか…。

 2度目は風子との中庭での会話後に。智代はもう本当に飽きれ気味。智代・朋也はお互いに同調します。まだまだキモくせまってくる春原。智代は反射的にケリをかましてしまいます。

「大丈夫か!?思わず本気で蹴ってしまったじゃないか」

 という智代の慌てようがナイスでした。またまた男子トイレに連れて行くという、春原の意味不明な行動に、智代はブチ切れ春原を外にケリ飛ばしてしまいます。春原が棒のように外に飛んでゆく~。その後智代は何故春原が自分に変なことをしてくるのかと疑問に。それに対し、朋也は

「お前が余りに強いんで男じゃないかって疑ってんだよ」

 と、智代に言います。朋也はそう言えば智代は怒るのではないかと思いましたが、智代はと言うと、

「それ以前にショックだ…。
 私はこの学校では普通の女の子として振舞えていると思っていたんだ。
 これでも自分を変えようと努力しているんだが…」

 と、落ち込んだ様子で朋也にそう話します。これは凹みますね…。智代はどうやら普通の女の子として学校にいたいと思っているようで。そのことを気にする智代がちょっとかわいいです。

 3度目は椋・杏の姉妹とのやり取りの後。朋也のアドバイスで智代を褒める作戦で行きます。朋也が春原をいいように洗脳していて面白いです。ボーリングのポーズが無駄に凝っています!何故春原は疑わないんでしょうか。
 が、結局今回もボロが出て智代のお怒りをかって、ケリ飛ばされてしまいます!が、今回はいつもとは違います。なんと朋也もとっさに春原を蹴り飛ばしてしまい「コンボがつながった」!!再び智代にターンがいき、これにより新記録の1012Hitsを記録!!春原の顔はもはやモザイクがなければ映されない状況に!朋也のうっかり発言がまた良い感じ~。
 でもからかわれた智代はまた凹んでしまいます。朋也はそこで女の子らしくしたいんなら演劇部に入らないかと智代を誘いますが、智代はちょっと興味があると言うものの、生徒会長選挙があって忙しくなるからと断ります。これが後々朋也達にどう関わってくるのか気になるところ。



 今回は2人が渚の演劇部のことについて相談にのります。はじめは2人がぼたんと戯れているシーンから。ボタンの可愛さは反則です!椋だけと話したい朋也は春原に、告白したい奴がいるからと言って椋を連れて来いと言います。その意見に春原は乗っかり、椋だけ屋上に連れ出します。杏はそう聞き驚いている様子。
 屋上に連れてこられた椋。そこで椋は渚と対面します。その様子を朋也・春原は後ろから見守ります。でも徐々に渚の

「私3年B組の古河渚です!突然お呼び立てしてしまってすいません!」

「委員長をされているんですよね?すごいです。
 私にはとてもできないので、憧れてしまいます」

 から始まり、渚の真面目な態度も相成って状況がおかしい方向に進んでいきます。椋はすっかり「告白」という言葉から勘違いしていきます。そしてきわめつけが、

「お話があるんです!聞いてくれますか!?」

「こいつの気持ちは真剣なんだ。できれば真面目に答えてやってほしい」

「性別は関係ないだろ。大切なのはハートの熱さなんだと思うね」

「お前もたまにはいいこと言うな」

「僕は本質的にはいい奴だからね」

 周りの2人が上手いというか何と言うか。2人共ノリノリ~。これじゃあ勘違いしていってもしょうがない気がします。そしてついにそれは臨界点に――。

「ずっと悩んでいたんです…でも言うって決めたんです!」

「…そんなに悩んでいたんですか…」

「もうどうすればいいのか分からないんです…。
 どうか…どうか話を聞いて下さい。
 どうか…どうか演劇部を作る手助けをして下さい!」

「はい…えっ?」

 春原は「もう興奮するね…!」と、2人の百合な光景を想像してしまいます!まさかの百合展開!!でも渚の言葉ですべて明らかになり、誤解が解けます。と、そこに盗み聞きしていた杏+ボタンがこけて登場!杏もきっとヒヤヒヤしていたことでしょう…。杏はもちろん、

「あんた達…よくも私の妹をからかってくれたわね――!!」

 と、2人におしおきします。杏の目が怖~。ぼたん~。ただ当の本人達はぼんやりとそれを見ていました。
 それから5人は演劇部の部室で今までの話をします。すべての事情を知った杏は飽きれつつも、渚の相談に乗ります。

「こめんなさい。私説明が下手で…」

「いえ、ちょっとドキドキしてしまいました」

 と言う2人のやり取りは微笑ましいものがありますね。その後2人は部の設立の条件は部員が3人と顧問がいればいいと言い、渚、それと朋也・春原が入れば大丈夫だと言いますが、2人は「イヤイヤ」と入る気ナシ。まだまだ演劇部再建の道は遠いようです…。


ことみ

 ことみの出番は後半朋也が部員を勧誘しようと校舎を回っているところから。ことみは相変わらず図書室で黙々と本を読んでいました。裸足なのが印象的。没頭しすぎているせいか、朋也の言葉も聞こえません。でも朋也の「ことみちゃ~ん」で反応します。ことみはその呼び方に

「呼ぶときはことみちゃん」

 と嬉しそう。これに朋也は「せめて呼ぶときは呼び捨てにさせてくれ」と冷静ながら中々言います。
 そして朋也はことみに演劇部に入らないかと聞きます。さり気にお弁当を食べています。ですがことみは特に答える様子はなく、朋也の名前を呟きます。朋也はそんなことみの様子を見て出直すことに。そんな朋也をことみは

「朋也君…またね」

 と見送ります。これは可愛すぎ。ことみも一体どんな事情を抱えているのか気になります。


風子

 始めは1回目の智代とのやり取り後に登場。出会って早々朋也を「あ、変な人いました!」と言い朋也を変な人扱い(のちに「存在自体が変な人」に)します。

「10年に一人いるかいないか…そう言っても過言ではないかもしれません!
 いえ!すばりそう言っても過言ではないでしょう!!」
 
「ありがとーございます」

「礼にはおよびません」

 と随分な言われよう。朋也のあしらい方がまた言い感じ。こっちとしては風子の方が変な人に見えるのですが…。朋也はそこで自分の名前を教えます。そして隣にいた春原も風子に「髪の毛が変な人」扱いと随分な言い様。風子は「変な人」を連発して朋也(春原も着いてくる)を外に連れ出します。でも春原がついてきたのは想定外で「変な人がWでいます!」と動揺。風子からの変な人呼ばわりで春原も不機嫌になり、さっさと退散していきます。
 春原が去った後、風子は昨日渡した木彫りのヒトデについて話をします。ここでの話によると風子が木彫りのヒトデを手当たり次第に人に渡しているのは、どうやら前回出てきた姉である元この学校の教師の伊吹公子と、これまた前回出てきた電気工の芳野祐介との結婚式を、皆に祝って欲しいからだそうで。それで木彫りのヒトデを渡す代わりに、結婚式に出席してもらおうとしていたらしいです。ちなみにヒトデの形をしているのは風子の好みらしいです。途中の朋也の風子へ鼻から牛乳をストローでさそうとするシーンが~。
 でも、その相手を選ばない風子の行為に朋也は「大体俺はお前のことだって知らないんだぞ」と言い、他の生徒に関しても風子の姉がこの学校の先生だったのは3年前のことだから、誰も付き合わないだろうと風子に告げます。まあ現実的に、もっともな意見だと思います。風子は自分でもそう思っていたのが、そう言われ落ち込んでしまいます。でもまだ風子は、

「でも、風子は頑張ります。
 お姉ちゃんの結婚、みんなにお祝いしてもらいたいですから」

 とまだ諦めてはいない様子。この辺がやはり風子の話の焦点になってきそうですね。唯一ダブっている渚が頼りになる予感。

 演劇部員獲得の為、朋也・渚は風子のところにも行きます。が、風子は木彫り制作で忙しいとあっさり断ります。ですが、この会話から話は違う方向に進んでいきます。

「お前、朝から晩までそんなことしているわけじゃないだろ」

「朝から晩までやっています…ずっとここで」

 その後の会話でも風子は家にも帰らずずっと学校で木彫りを掘っていると言い、朋也達を戸惑わさせます。「家に帰っても、意味はないです」と言う風子。その手は震えていました。そして風子は

「風子、どうしてここにいるのか分からないんです…。
 入学式の帰り、自動車にぶつかりそうになって…、
 気がついたら学校にいました」

 と確信的なことを言います。それを聞いた渚は風子の名前を知り、ある結論に行き着きます。それは

「妹さんは交通事故に遭って入院しているはずなんですけど…」

 と、今ここにいる風子が幽霊だという結論。そして渚は学校の幽霊の話をして風子の方を見ます――。KANONはアニメ版しか見ていませんが、そんな自分でもKANONのあゆじゃないか~!と思ってしまいました。ちょっとストレートすぎな気がしました。クラナドの世界観がちょっと分からなくなってきました。とにかく、どうやって風子を元の体に戻すのか。気になってきます。


 次回は「彫刻のある風景」早速風子の話にとりかかるのでしょうか。無事に元の体に戻ってくれれれば良いのですが。結婚式もどうなるのか気になります。
 あと4話を見た後、BS-i版の1話も見たのですが、やっぱりデジタル放送だと画像が更にくっきりしていて綺麗でした。特に冒頭のシーンはこちらで見る価値があると思います!こちらでも順次見ていきたいと思います。今のところ3週間放送遅れというのがネックですけどね…。