いきなり放送された猫物語(黒)。大晦日にこういう形で放送されると思っていなかったのでびっくりしました!化物語でも謎にされてきたゴールデンウィークに起きた出来事とは…?暦の羽川への恋心に注目です。
猫物語は暦が忍と出会った後(傷物語)の話で、暦がひたぎに出会う前の話で、ゴールデンウィーク中に起こった話です。ひたぎの出番がなく寂しいですが、その代わりに本編では既に旅立っている忍野の出番が…!久しぶりの忍野、カッコよかったです~。では以下話数ごとに感想。
・猫物語(黒) 第1話 「つばさファミリー 其ノ壹」
ゴールデンウィーク初日。月火と語らったりと、のんびり休日を過ごしていた暦。ロングヘアーな月火がまた見れて嬉しかったですー。ヤンデレすぎて怖いですが…。この二人の会話は「本当にこの話羽川メインなのか?」と言いたいくらい脱線しまくりで、相変わらず飛ばしていました!
この頃、
暦は羽川のことが異性として気になっていました。
そのことを相談する暦。月火は最初はそれは恋だと、暦に恋を認識させようとしますが、話がHな方向に行くと話は変な方向に!暦がただの変態~。
その後火憐にも相談するのですが、火憐は恋=嫁ぐことと、極端すぎます~。火憐と付き合う相手はかなり大変そうです…。ファイヤーシスターズとの会話は偽物語のノリっぽくて面白かったです~。
その後暦は羽川の元へ。化物語前なので、メガネにおさげ。
羽川のスカートをめくって恋かどうか確かめようとしますが、いつものように羽川に諭されて終。そしていつものように会話に。
いつも落ち着いている羽川ですが、家族の話になると様子が変に…。大事な友達だからこそ、暦に立ち入ってほしくない問題のようです。
ですが羽川は誰にもしゃべらないという条件で、
暦に家庭の問題について話します――
羽川の実の両親は母親が既に亡くなっているようです。そして父親はその後再婚、離婚を。その結果、羽川は血の繋がっていない両親と同居することになり…。羽川も羽川で両親と仲良くしようとしていたようですが、家族仲は険悪な状態…。父親に殴られたりと深刻な状態のようです。
家庭の事情について語る羽川。羽川の話を聞いてどうにもならない気持ちになる暦ですが、それと同時に違和感も感じていました――
『なんだその…自虐的な言い方は
親ではない親を、
娘を殴るような親を庇おうとしている
そんな羽川を、僕は友人として、
素直に気持ち悪かった』
当然そうに話す羽川。完璧である羽川ですが、完璧だからこそ人としての何かが欠けているようで…。羽川もある意味異常のようです。その羽川の完璧さが今回事件を引き起こすことに…。
なんでもするから黙っていてくれと頼む羽川。必死な羽川に暦も動揺…。ですが暦は羽川と近づくチャンスだと、張り切って羽川にアタック!繰り返される「羽川を近くの茂みに連れ込んだ」に笑。
望みはまさかの「舐め回したい」。ですがこれも羽川の傷を治療するため。ですが羽川の心まで癒すことはできず…。羽川はかなり家族のことに関して悩んでいるようでした…。
「多分あの人達は
私の顔も覚えていない」
思い悩む羽川。その我慢にも限界が近づいているようでした…。
帰宅した暦。モヤモヤした気持ちが増すばかり…。暦は羽川に対して何ができるのでしょうか…?
・猫物語(黒) 第2話 「つばさファミリー 其ノ貳」
廃墟へ忍に会いに行く暦。相変わらず不機嫌な忍でしたが、ドーナッツに関心を示します…!誇り高き吸血鬼である忍がドーナッツに夢中になる姿を見て幻滅する暦でしたが、ドーナッツを食べる忍はとてもかわいかったです~。この時点ではしゃべらない=坂本さんの声が聞けないと思ったら、息遣いなどがあって安心。
この時点では化物語の時と同様、まったくしゃべらない忍。その理由に関しては傷物語で明らかになるのですが、未だ傷物語が公開される気配はなく…。傷物語、早く観たいですー。
その後、忍野登場!久々の出番、嬉しいです!
新シリーズでもなかなか現れないので貴重な出番。素晴らしい解説役でしたー。そして忍を貶めることについて注意する忍野。暦との兄弟のようなかけあいもとても懐かしく感じました~。
そして羽川に何か起きていないかと心配する忍野。忍野は羽川に何かが起きることを予見しているようでした――。
ここから障り猫の説明が。死んだ猫を埋葬した羽川。忍野はそのことが原因で、羽川が障り猫に憑かれていると推測。羽川に障り猫が憑いているかどうか確認しようとします。
暦は羽川の元へ。ですが羽川の元へ向かう際、暦はブラック羽川に遭遇!忍野の予想通り、障り猫は羽川の体を乗っ取り、行動し始めていました…。化物語でも出てきたブラック羽川。黒い下着がよく似合っています…!
ブラック羽川は羽川に変わって両親を攻撃し、懲らしめようとしていました。羽川の両親、アニメだと少し見れるかと思いましたが、やっぱり出さないようで…。
性格もかなり荒っぽくなっており、まさにブラック羽川。これまで抱え込んできた羽川のストレスが一気に吹き出てしまったようです…!そのことに関してブラック羽川はかなり憤りを感じているようでした。
「待てよとかよ、
そうやってなんでもにゃんでもかんでも
ご主人に期待しているんじゃねえよ、ボケが
そんなんだから、ご主人がこんなんなんだろうが…!」
そしてその後、暦はブラック羽川の機嫌を損ね、腕を引き裂かれてとんでもないことに…。普通の作品の主人公だったら死んでいたことでしょう。でも狂気のブラック羽川、カッコいいと思ってしまったり…。化物語の時より突き抜けていて、観ているだけなら良い感じ。
廃墟へ帰ってきた後。暦はあの後、12時間寝込んでしまい…。忍に治療してもらうことで、生存。忍のツンデレっぷりがまた素晴らしい…。
状況を把握した忍野。
「この場合、相手が悪かった」
忍野はブラック羽川のエナジードレインという能力が、暦の能力とは相性が悪いと指摘。そこで暦に代わって、忍野がブラック羽川を止めに行くことに!状況はますます悪くなっていくばかり…。更に暴れまくるブラック羽川、どうすれば止めることができるのでしょうか…?
・猫物語(黒) 第3話 「つばさファミリー 其ノ參」
羽川の家に忍び込んだ暦。ですが羽川家の異常さに恐怖を抱き、どうすることもできず引き返します…
羽川家に
羽川の部屋はありませんでした…
家に帰ってきて、月火に抱きつくくらいまいってしまったようです…。広い家に住んでいるのに、何年も自分の部屋がなく、廊下で寝ているってやっぱり異常すぎます…。家庭の問題をどうにかするには、羽川もまた変わる必要があるのかもしれません。
またファイヤーシスターズにも化け猫=ブラック羽川の噂が…。暦は添い寝して欲しいと言い、二人に関わらせないようにします。なんだかんだで妹思いな暦。
それから学校にも登校してこない羽川。何気にひたぎの出番が…!
その後廃墟へ。
ですが忍野はブラック羽川相手に、
20戦全て全敗…
忍野を上回る強さと、予想外の展開に…。ボロボロな忍野が状況の深刻さを感じさせます。吸血鬼まで匹敵する強さを持ってしまったブラック羽川。ブラック羽川がそこまで強くなってしまったのは、羽川の賢さにありました。
「あの子はなんでも知ってるよ」
こういう形で羽川の賢さが仇になるとは…。猫をかぶる、腹黒と猫づくし。
ですが羽川の意識が残っていることは最悪であり、救いだと忍野は考えていました。ですが早くブラック羽川(怪異・障り猫)を倒さなければ、人間である羽川が消えてしまう可能性が…。暦はどうするべきか、決断を迫られます――
教室で考え事をする暦。机を舐めまわす暦、本物過ぎます。そういえば暦って変態だった…。
そこにブラック羽川がやってきます。ブラック羽川がセクシーすぎて困ったり。スタッフの皆さんのブラック羽川愛を感じました…!
ここでまた大変な明らかに…。
ブラック羽川の大暴れは
ストレスがなくなるまで続くとか…
このままブラック羽川を放っておいたら、500人が犠牲に…。ストレスがなくなるまで放っておくという選択しはないようです。
またブラック羽川は羽川に力をかす理由について、羽川が自分にまったく同情していなかったからだと明かします。また羽川には本来、障り猫につけこまれる隙はなかったとか…。結局暦は何もできないまま。
その後、忍へ協力を頼む暦。そして蹴飛ばされた後、暦は怪異を殺す妖刀を忍から受け取ります。妖刀長すぎてびっくり。
忍野から羽川の両親の話を聞く暦。父親に殴られた時のエピソードを聞き、忍野は羽川が異常過ぎると再認識したようです。正しすぎる羽川にも問題があるようで…。
羽川を悪くいうことに苛立つ暦。暦がいつになく険しい顔つきに…。暦にとって羽川が大事な存在だということは、何があっても揺らがないようです。だからこそ羽川を助けようとする暦。忍野に何を言われてもブレない暦、カッコよかったです…!
「僕は下着姿の女の子に
欲情しているだけなんだよ」
でもセリフが~。カッコいいシーンでしたが、セリフだけ見るとそう思えない件。でもこれこそ暦!いよいよ暦対ブラック羽川の戦いがはじまろうとしていました――。
・猫物語(黒) 第4話 「つばさファミリー 其ノ肆」
ブラック羽川を嘘をついておびき寄せる暦。忍から借りた妖刀は、怪異だけ殺すことができる武器。羽川と怪異を分離することができるということで、羽川を救う可能性も高く。
暦が危機だと、嘘のメールを見て駆けつけた羽川。下着を変えていることに地味に驚き。
ですが羽川はブラック羽川ではなく、いつもの羽川で…。
なんと羽川は
羽川自身の意志で暴れまくっていたようです――
やっぱり羽川は障り猫の力を使いこなすくらい凄かった…。暦もまた羽川が最初から羽川だと気づいていたようでした。
嘘をついた暦に怒る羽川。正体を見破られたということで、羽川の目はいつもの感じに。そして暦は強すぎる羽川も、他人を圧迫してしまうほど強い羽川も羽川なんだと、羽川を止めようとします…!
「だけど羽川、それがお前なんだよ!!」
ですが羽川は暦の言葉に反発し、抵抗。羽川は暦が自分のスターではなく、ヒーローになってくれないことに失望。お互い好きなはずの暦と羽川ですが、その心はすれ違ったまま…。
そして暦の体を引き裂く羽川…!
引き裂かれた瞬間もですが、引き裂かれた後も、凄いインパクトでした…。ずっと突っ立っている胴体がシュール…。
暦を切り裂いた羽川ですが、羽川もまた妖刀の力で苦しむことに…。暦は体に妖刀を仕込んでいました。そして体が傷ついても、羽川のことを思う暦…。暦は本当に羽川を恋していたんだな…と感じるシーンでした。
ですが障り猫と同化しすぎた羽川は、障り猫と分離できず苦しみます…。自分の行いに対して後悔する暦。そんな中現れたのが忍でした!
「アホか、この従僕が」
「儂を勝手に生かしておいて、勝手に死ねると思うな
アホが手本を見せてやるから見とれ、みとれとれ
怪異殺しとはこうやるんじゃ」
そして忍は暦に説教した後、自分の腕を取り、暦に血を与え暦を治癒。そして羽川を鎮める忍!忍カッコよかったです…!忍、やっぱり強かった…。
こうして忍の協力により、ひとまず羽川を止めることに成功した暦。協力してくれたことに感謝して、暦は忍をなでようとしますが、ヘルメットを被っていたためできず…。どうやら忍はそれを嫌がって、ヘルメットが欲しいと忍野に頼んだようです。化物語でずっとヘルメットを被っていたのはそういう理由なんですね。偽物語で気に入っていなかったと知った時はびっくりしました…。暦と忍が和解するまではまだもうしばらく時間がかかるようです。
また暦は羽川からゴールデンウィーク中の記憶とブラック羽川として暴れていた時の記憶を消すことを選んだようです。結局、羽川の家庭の問題は解決しないまま、先延ばしに…。
それから忍野に羽川と結婚すればいいと言われて動揺する暦…!
「結婚しちまえばいいじゃん」
「僕はてっきり阿良々木君は委員長ちゃんに
恋しているかと思っていたけど」
そうすれば羽川と家族ができると提案する忍野ですが、暦はその選択をせず…。
「バカ言うなよ、
僕は羽川に恋しちゃっていないよ」
『僕に求めちゃえばよかったのに
羽川が僕を頼ってくれれば、
僕はなんでもしたのに…』
暦は自分にとって羽川がかけがえのない存在であると気づきつつも、羽川への恋心は秘めたままにすることに…。
こうして暦が失恋したと思い込もうとするところで、猫物語おしまい。
『阿良々木暦の初恋のような何かは、
失恋した』
事件が解決して、めでたしめでたしというだけじゃなく、何か苦さを残す、化物語らしい結末でした。そしてこの後すぐに暦はひたぎと出会い、恋人同士になるわけですが、あまりにも早すぎます…!
でも暦が羽川に失恋してしまった理由に関しては、正直なところよく分からないです…。とりあえず暦が今回の事件で羽川にドン引きしたからというのは違うと思います。もしかしたら暦は決戦の時、羽川が自分を頼ってくれなかったことで、気持ちに区切りがついてしまったのかもしれません。
暦は羽川に恋をするのが
早すぎたのかもしれません…
そう考えると、暦と両想いになっても、ひたぎがまだ羽川の存在に怯えている理由にも納得できる気がします。
…と猫物語 (黒) これでおしまいです。構図とかテンポが化物語1話の雰囲気と似ていて、とても良かったです~。1話が一番好きなので嬉しいです。画もしっかりと描かれていて素晴らしかったです!あと本編では旅立ってしまった忍野ですが、今回は過去話ということで出番もあり良かったです~。忍野、化物語の時よりなんだかカッコよく見えたり。
一気に4話放送ということで、映画みたいでした。一気に観てしまおうかと思って観出したら、2話の時点で眠気が襲ってきて、結局2日に分けて観ました…。一気放送は嬉しいのですが、観るのも、感想書くのも一気に観るのは辛いですね…。ハードル高すぎます~。しかも大晦日ということで、紅白やら年越しやら色々重なって観るまでも時間がかかってしまいました…。
とりあえずもう
大晦日放送だけは勘弁して下さい!
猫物語 (黒) は、羽川の家庭問題など、モヤモヤしたままで終わった部分も多く、原作を読んだ時はすっきりしませんでした。
でもこの後の猫物語 (白) を観れば全て解決します!
羽川視点で進む話で、この話で羽川の印象もだいぶ変わりました。いつやるのかはまだ分かりませんが、次の放送が楽しみです!とりあえずそれまでに憑物語まで読破したいです。ちょうど猫物語 (白) で止まっているので…。
ではまた!
・TB先