コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

GIANT KILLING(ジャイアント・キリング)#125 モーニング35号 感想

2009-08-02 02:04:10 | GIANT KILLING (原作感想)

 前回はきぐるみ同士の戦いがあり、これからというところで終わりました。これだけで満足してしまいそうでしたが、今回からはいよいよ本番のオールスターゲームが始まります!ジャイキリ界で伝説的な人物の人物も出てきて、更に話が広がっていきそうです。シリーズ後半が更に待ち遠しく感じます。


 始めは達海が由里に引っ張られていくところから。前回のんきにパッカ君の応援をしていた達海ですが、どうやらミーティングに遅れそうで…。でも達海は相変わらずマイペース。とても達海らしいですね。平泉監督を「ヒゲ」呼ばわりしているのには思わず笑いが~。正直すぎます。由里はすっかり達海のお目付け役になってしまいました…。
 で、由里に強引にミーティングが行われているロッカールームへ押し込まれます!そこではまずスタメンに選ばれていたらしい八谷が平泉監督へとんでも発言を…。

「つまりこいつは……
 東京ヴィクトリーに俺が移籍しても
 スタメンが確約されているってことですかね」
「いや まったく関係ないよ」

 自信満々な八谷に対して、そうすぐ即答する平泉監督が面白かったです。そしてそれをネルソン監督に付いていくから~と、まったく気にしていない八谷も…。前から思っていましたが、一度八谷には夏木に絡んで欲しいです。なんか似たもの同士な予感…。
 で、その後には似たもの同士な夏木の出番が!まさか夏木が選ばれていると思っていなかったので驚きました。何故DF陣を差し置いて夏木…?夏木はある理由で凹んでいました。それは自分が選ばれたのは、

「俺が人気じゃなくて……
 監督推薦で選ばれたのが
 関係しているんでしょうか……」
「いや……
 それもまったく関係ないよ 夏木」

 ここでもまたもや平泉監督が即答していて笑い。ここの平泉監督の心境も気になるところ。「こいつらは…」とか思っていそう。夏木はやっぱり八谷と似たものがある気がします…。
 で、次に矛先が向かったのは達海。監督推薦で選ばれたということで、達海は自分を選んでくれたと思っていた夏木ですが、これまた話が違っていて…

「え?何で?俺がお前選ぶって?」

「後藤さんが選んだの……
 内証だけど……
 夏木(ナツ)さんなら
 張り切ってくれるだろうって……」
「あ――そうなんだ
 それはそれで良かったじゃん 夏木」

 ということでした。達海のノリが夏木と対比していて笑ってしまいました。どうやら達海はオールスターのことについて全然話を聞いていなかったようです。夏木を選んだのは後藤だったんですね。確かにETUの中で一番こういうことが似合っていそうです。と、夏木は自分が選ばれたのがおこぼれによるものだったと知り、絶望の淵に…。まあそれだけではなく、復帰祝いなものもあるはず…と予想してみます。
 に、してもこうしてオールスターに出れるだけでも感謝することなのに、この夏木の態度は…。自分が目立ちたいだけなのでは。なによりこういう考えは選んでくれた後藤にも失礼だと思います…。やっぱりここでこういう風に考えてしまう辺り、夏木はまだまだだと感じます。試合で挽回してくれるといいのですが…。

 平泉監督も選手の個性の強さにはどこか呆れ気味な様子。

「あのなあお前達……こういうゲームはな
 交代枠も全員出れるようなルールにしてあるんだから
 いらん心配はするな」

 いつも このセリフにはどこか平泉監督が気疲れしているように感じました。まあお祭りのようなイベントということもあって、あまり本気ではないんでしょうね。
 その後平泉監督はシーズンに影響がでないように注意するように言い、話を終わらせます。そんなドライな平泉に選手達はどこか複雑そう…。

『相変わらずドライだ 平泉さん
 自分のチーム以外興味ないんだな……』
『やる気のない引率の先生みたいだ……』

 ジャイキリはワキ役の選手の心の突っ込みが冴えていていいなと感じます。東京Vの話から気になっていましたが、なんかワキ役の選手でも人間味があるんだなと感じます。
 で、ここでまたでしゃばってくるのは、東京Vの城西!ここでも皆で試合を楽しもうと優等生発言をして、由里を驚かせます…。素でこういうことを言えるというのも一種の才能のように思えます…。

 ここからはジャイキリ界で日本代表に選ばれるような選手達の出番が。日本代表のFW・岩淵。緩そうな選手ですが、試合ではどう変わるのでしょうか。鹿島の選手ということでシーズン後半のETUとの戦いが楽しみです~。後半でこそは鹿島との試合もありそうですね!同じ県のチームとしては見逃せません。
 その後には大阪の志村・窪田が登場。まあこの2人は相変わらずマイペースですね。志村はどうやらMVPを狙っているみたいで、色々ルールについて考えていたようです。に、しても2人の会話いまいちかみ合いませんね~。さすが大阪。そんな2人に由里も、

『この人達は……まあ いいや』

 と諦めモード…。後姿の由里が何だか面白かったです~!

 一方達海にはある人物が話しかけてきます。その人物は…

「やあ達海
 おっと敬語じゃないとまずいかな?
 ねえ 達海監督」

「ははー やめてよケンケン」

「ケ…ケン様―っ!!
 日本サッカー界を永らく牽引してきたパイオニア……
 そして40歳を過ぎても未だ生ける伝説……

 日本の至宝ケン様こと……
 古内健――っ!!!」

 と、ジャイキリ界にとっては伝説的な人物のようです。笑顔がその…とても眩しいです。今も同じ年ぐらいでプレイしているある選手をやっぱり思い出してしまいますね。40過ぎてもGKでないポジションでプレイし続けているというのはすごいと思います…。そして後で読み返して驚いたのが今回の出番中ずっと笑顔だったこと。さすがです、ケン様…。由里もそんなケン様の笑顔にうっとりしているようです。
 そんなベテラン中のベテラン選手であるケン様ですが、達海は馴染みの仲なのか年が離れていてもタメ口。

「前半戦山形(ウチ)とはドローだったね」
「あ そうだねケンケン」
『そんなカリスマに……
 何タメ口きいてんのよ!』

 そんな達海に相変わらず苛立つ由里でした。作中では流されてしまいましたが、山形との戦いでもそれなりに出来事があったみたいですね。山形との再戦にも期待できそうです。

 それから由里はETUから選ばれたもう一人の選手について思い出します。その選手はジーノ!これまで選ばれてはいたものの「面倒」「怪我っぽい」「用事」と参加を回避していたジーノですが、今回遂に参戦!ジーノの活躍も楽しみです~。…夏木がいるのが心配ですが。
 でもジーノはジーノで気になることがあるようで。

「このユニフォーム襟がないんだよ
 やる気しないよ」

『どいつもこいつも勝手なことばっかり――!』

 ジーノはどこに行ってもジーノでした。襟は大事ですね~。まあ試合では問題がないと思いますが…。


 そうしていよいよ待ちに待ったオールスター戦開始!外国人側の方がやる気はありそうです。
 試合開始のホイッスルが。最初に張り切る姿を見せてくれたのは星野ですが、日本語のため、外国人選手達には得意のコーチングが伝わらず…。いきなり問題発生です。焦る星野が面白かったです!

 日本側のベンチでは監督同士の会話が。達海にも勝てるかどうかは分からないみたいです。急造のチームの指揮は難しいようで…。ひとつにまとまらせるのは結構難しそうです。とりあえず外国人選手に対抗するためには組織で対抗するのが不可欠なようです。
 が、ここで意見を述べる人物が。

「きっとつけ込むスキはありますよ
 コッチも日本を代表する一流の選手達ですからね」

 眼鏡でまだ若そうなこの人。また監督キャラが登場してきました。冷静さがあって良い監督そうです。

「あ ちゃんと話すのは初めてでしたね 達海さん
 モンテビア山形の監督……
 佐倉と申します
 改めて宜しくどうぞ」

 どうやら山形の監督のようで、ケン様のことも含め今後が楽しみです。そうして握手を交わす達海でしたが…

『この人地味過ぎて……
 前の対戦の時もコーチの人に
 握手しちゃったんだった』

 という気まずい思い出が…。ここのカットがまた何だか泣かせます…。寂しそう。
 そんな一見地味そうな佐倉ですが、

「じゃあ私のことはサックラーでいいです」

 と、何だか不思議な一面も…。監督キャラにはクセがあるキャラが多いみたいです。まあ達海は戸惑っているみたいですが。平泉監督も困惑しているようです。
 年は37歳と達海とは2つ違い。年が近いということで佐倉も達海に親近感を持ったみたいで、こう達海に話します。

「サッカー観が似ている気がしてますよ
 私の勝手な解釈ですけど」

 今後の展開に繋がってきそうなこのセリフ、気になります。山形戦で大事な要素になってきそうな気が。でもその後佐倉は何故かビビってしまいます…。頑張ってタッツミーと呼ぼうとするのがちょっと笑えました。
 で、達海もまた前の山形戦の試合では疑問を感じたことがあるらしく…

『サッカー観が似てるか…
 そのせいか……?

 なーんかやり辛い試合だったんだよな
 山形……』

 達海もまた何か引っかかっていたようです確かに同じような指揮同士だとやりづらそうですが…。とりあえず山形戦が楽しみです。


 試合の方では大方の予想通り、外国人選手達がいい形を作っていました。ブラジルコンビが3人が頑張っていましたが、そこにハウアーが入ってきて、ペペとポジショニングが被り、形が崩れてしまいます…。自己主張の激しい外人チームならではの問題ですね…。
 そこでゼウベルトはハウアーにボールを通し、それをハウアーが胸で落とし、それをペペがキープしようとしますが、そこにカンがチャンスをモノにしようと突撃してきたことからすべてが台無しに…。ゴチャゴチャしすぎて3人共転倒してしまいます…。皆MVP=車が欲しいのは分かりますが、自己主張が激しすぎです!とりあえず巻き添えをくったペペがかわいそうかも…。強い選手が揃った外国人チームですが、やっぱり問題は山積みのようです。ダルファー監督はどう出るんでしょう。

 そんな外国チームの混乱ぶりを見た日本チームの監督達は…

「……」
「案外楽勝かもよ」
「……」

 と、どこか呆れた様子で試合を観ていました。なんだか気が抜けてしまったところで次回へ続きます。たまにはこういうオチもいいですね。


 次回はとりあえず外国人選手達が連携してくるのかどうか気になるところ。多分このままでは終わらないと思いますが…。あとは日本チームのGKが誰か気になります!今回モブでいたことはいたものの、顔が見えませんでした。星野じゃなかったら誰なんでしょう…。

 ではまた次回に!


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