今回は正臣視点である日の池袋の夜の事件について語られていきます。いつも軽そうに見える正臣ですが、実際はどうなんでしょうか…。今回のナレーションでは正臣の表と裏の面が垣間見れて良い感じでした。あるものに怯えているセルティがなんかかわいかったです。セルティ以上に未知の存在ってなかなかいないんじゃあ…。
今回のナレーションは宮野さん担当。いつもの正臣とちょっと違ったテンションです…。まあ軽い時は軽いですが。今回で正臣がただの軽い高校生じゃないと感じ始めた人も多いんじゃないかと。正臣の事情も今後重要になってくると思います。
はじめはセルティが依頼でチンピラを追っているところから。いつものように普通に仕事が終わるかと思っていましたが、突然セルティが後ろから何者かに刀らしき刺されてしまい…。またもやよく分からない存在登場です…。これにはさすがのセルティも参り気味。罪歌早くも登場です…。原作では2巻から本格登場のキャラなんですが、アニメでは早く出してきましたね。結局無事逃げ延びましたが、その後セルティが新羅にセルティが宇宙人だったらどうしようと怯えていて笑。新羅のツッコミが珍しく的確でした~。セルティ以上にミステリーな存在はそうそういないと思います…。
成り行きで杏里と帰る帝人・正臣。正臣は杏里をナンパしようとしていました。ですが帝人と杏里の会話が続かず、もどかしい思いを感じる正臣…。そこで正臣が空気を変えようと軽口を。もしかすると正臣なりに色々気遣っているのかもしれませんね。ただの軽いキャラではないかも。ですが2人が仲良すぎて杏里に勘違いされかけているようで…。原作以上に2人が仲良しに見えました。
話は遡り、誠二がすぐ帰っていったシーンから。ナレーションのテンションが面白かったです。それから話の視点が杏里へ。杏里と男教師には中学の時、やはり何かあったようです…。杏里は男教師が嫌そう…。ですが正臣が横やりを入れたことで話は終わりに。今回は正臣の色々な面が見えてきます。
公園に寄り道する3人。帝人・正臣は杏里に協力すると約束。そして3話でも出てきた美香の話に。美香は傷心旅行に行ったと連絡していましたが、どうやら誠二に振られて行方不明状態になっているようです。しかも美香はストーカーなようで…。また一人異常なキャラが追加されそうです…。
杏里はこれまで美香にこれまで助けてもらってきたようです。まあ女の子特有の暗~い事情もありそうですが…。引き立て役はひどい。でも杏里はそういうふうに見られていることも分かっていました。
その上でクラス委員を引き受けたのも、美香への当てつけだと帝人達に話します。いつもだったら黙って流していそうな帝人。ですが帝人は、
「それがわざわざ人にいうのがズルいと思う。
なんだかそれで、
誰かに許してもらおうとしているみたいだ…
張間さんより上を目指そうというのは正しい選択だよ。
だからもっと胸を張って
堂々としてればいいんじゃないかな?」
と、ここで杏里が自分達にこう話すこと自体が卑怯だと指摘…。最初は責めているように感じられましたが、これも杏里を励まそうとしたから。意外に帝人ともいう時はいうようですね。かなり見直しました。
杏里もそんな帝人の言葉に心を動かされたようです。帝人が頬赤らめてかわいかった~。そんな帝人を見て、正臣も見直します。
『こいつのこういうところが俺は気に入っている』
結構人を見る目が厳しそうな正臣が帝人を慕っているのもいう時はいうからなのかも。その後2人が仲良くしているシーンも見ていて和みました。
後半、池袋で最強の存在は誰か?と話を聞き回る記者の男・贄川。話ではセルティ、切り裂き魔、ダラーズという名があがります。聞きまわっているのは記事だけのためなんでしょうか。
帝人・正臣はその後杏里と別れて池袋の街を歩きます。なんとなくダラーズという言葉を出す帝人。そしてカラーギャングの話になると正臣は軽く流そうとします…。どうやら正臣にも何か隠したい過去があったようです…。この辺の正臣はなんかシリアスでいつもと違く感じました。で、ここのモノノーグを抜き出そうとしたらかなりの分量で驚き。
『帝人が池袋に来る前、俺はマジで落ち込んでたんだ。
今はなんとかこんな感じでやっていけてんのは、
まあ色々な人のおかげなんだが…、
帝人のおかげでもあるわけで。
あいつは今、池袋に来たばっかで
この街の熱気にやられっぱなし。
危なっかしくて見てられねえ。
冷や水ぶっかけてやることもできるが、
目を輝かせているあいつを見ていると
そんな気にもならない…
だからせめて一緒にいてやろうと思っているんだが…
できればあいつには
この街の闇には近づいて欲しくない…』
原作ではどうも帝人や臨也に興味がいって、正臣の事情を知っても印象に強く残りませんでしたが、アニメでこうして正臣の友達思いなところを見て、正臣への関心も強まってきました。正臣も本当良い奴なんでしょうね…。幸せになって欲しいキャラの一人です。噴水の「バーン」も絶妙なタイミングで良い感じでした。
改めて帝人を見守ろうと決める正臣…。
『もう二度と、
あっちには行かないと心に決めたんだ…』
そこには正臣の過去も見え隠れしているように思えました。そして過去にけりをつけるためなのか病院へ向かう正臣ですが、今回足を踏み入れることはなく…。入院している少女はまだ謎な存在ですが、正臣の過去と関わりがありそうなキャラです。に、してもこっちも思ったより出るの早~。それから正臣はまた一人池袋の街へ…。
チャットでは罪歌による荒らしが続いていました。母を連呼する罪歌…その狙いは難なんでしょうか。ゼットンの発言がちょっと面白かったです。
セルティと新羅。セルティにはまた運びの依頼が。栗楠会からの依頼でした。その依頼はスーツケースを取り戻せというもの…。ここが冒頭に繋がるんですね~。この時セルティはすぐに終わる依頼としか考えてはいませんでした…。
最強の存在について聞きまわる記者の贄川。最強の存在に臨也と静雄の名もあがります。犬と静雄のふれあい?シーンがなんか和みました…。普段は静雄も良い人そうです。
遊馬崎達も店で黄巾賊やブルースクウェアなどのカラーギャングの話をしていました。なんか久々な4人。そこにダラーズの話を聞きに正臣がやってきます。帝人を心配する正臣。
『時々、この街に飲み込まれそうになる…。
だが帝人…お前をあっちに行かせはしない』
改めて決意をする正臣がとてもカッコよかったです。宮野さんの演技が良い味出していました。
そして夜、それぞれのキャラが動き出す時が。まず帝人が誠二と美香を発見し、声をかけますが邪険にされて終わり。外見からして謎の女の子は美香に思えますが、一体どうなっているんでしょう。謎のスーツの男達の集団も気になるところ…。
一方正臣は黄巾賊に絡まれてしますが、そこに帝人が…。正臣が冷静なのはもう少ししたら分かってくると思います。またセルティが罪歌に襲われていて…。事態が1点に収束してしまいました。この隙に正臣は帝人を連れて逃げます。ですが残った黄巾賊を名乗るチンピラは罪歌に切られてしまい…。罪歌は一体何者なんでしょうか…。
危機を逃れた2人は笑い合います。緊張が解けたようで安心です。
『結局、依存しているのは俺なのかもしれない…』
帝人を守るために動いている正臣ですが、正臣も帝人の存在に救われているようですね…。
『帝人がきてからこっち…
空元気が本物になるような気がしているんだ。
今なら、今度こそ逃げずに
彼女に会うことができるかもしれない…
そんな気さえ、してくるほどに……』
正臣の複雑な内面も垣間見えてきて、更に正臣のことが気になってきました。今のところ2人の友情関係は良好だと思います。この先もこうであってほしいですが…。
そして次は病院のあの少女のシーン。入ってきたのは正臣かと一瞬思いましたが、現われたのはなんと臨也…。いかにも黒幕っぽい…。しかも少女=沙樹は臨也を慕っているようで…。正臣と沙樹は昔恋人のような関係だったようで、正臣の過去は思ったより深刻そうです…。入院している少女は正臣がここに来る日を待っているようでした。
情報を集めていた記者・贄川ですが…。ハルナという女の子は一体…?
チャット。黄巾賊が切り裂き魔に襲われたことで甘楽が皆に注意するように呼びかけてきます。宮野さんの甘楽が上手い件。戦争になるかも?ということですが、果たしてどうなっていくんでしょうか。
翌日。登校する帝人達。そんな中、正臣は今の日常が自分にとって幸せなものだと何となく気付きます。
『この街で起こっていることは
一見バラバラなようで、
きっとどこかで繋がっていて、
俺達には計り知れない
歪な深層を抱え込んでいるんだろう。
だけど…!
今更気付いたことだが、
俺はこの関係が結構居心地がいいらしい。
いつか点と点が繋がって、
今は見えない何かが暴かれるとしても、
俺達の関係は変わらずにいられると、
今はそう信じている――』
今回はそんな正臣のナレーションで終わり。明るい未来が見えるような終わり方で良い感じでした~。この先も帝人・正臣・杏里の3人にとっての平穏な時間が続けばいいと思いいますが、果たして…。EDの歌詞も上手くリンクしていてよかったです~。
とりあえず宮野さんナレーションお疲れ様でした~。これまで能天気な正臣の違った一面が見えて面白かったです。帝人への友情がここまで熱いとは…。そんな正臣の2面性を宮野さんが上手く表現していたと感じました。にしても今回の正臣とナレーションは原作を読んでいると、今の展開的にとても切なく感じます…。正臣には本当幸せになって欲しいです。
次回は「東奔西走」次回のナレーション担当は門田=中村さんです!1話で投げっぱなしになっていたドタチンの謎がようやく明かされました。カズターノ事件って何だっけ…。原作読み直さなければ~。
今回も正臣をはじめ、他のキャラの動向も少しずつ見えてきて面白かったです。でも全体を通してみてみると、やっぱりここまで話の進行がスローだとなんだか心配です…。見ていると原作1巻・2巻を混ぜている感じが。そもそも正臣の事情話ってまだ先なはずだったような…。1クール目はキャラ紹介パートだと思って見ないとしんどいかも…。これからはキャラ中心に見ていくことにしようと思います。
ではまた次回に!