今回はルルーシュがナナリーを救うためにスザクに会いに神社へ向かう話。その2人の会話は途中まではイイ話だな~と思ってみていましたが、流石はギアス。ただではいきません。今回はそんな中でのルルーシュの心の移り変わりに注目です。今回はちょっと早めにうpすることができました。
前回ナナリーを助けて欲しかったら、一人で神社に来るようにとスザクに言われたルルーシュ。そこでルルーシュはブリタニアと黒の騎士団の戦いが繰り広げられる中、
『だからスザク、俺はお前にかけてみようと思う。
もし、お前が俺を受け入れるなら・・・』
と、スザクを信じ、意を決して単身スザクの元へ。途中流れる過去のルルーシュ達の映像が懐かしく感じました。神社には既にスザクがいました。スザクはルルーシュをもはや信用しておらず、ルルーシュを警戒していました。この言葉からは棘を感じます。
「一人で来たのか?」
「約束だからな」
「よく来られたね」
「状況によって31のルートが設定してある。
特にブリタニアは後続関連のルートが緩いからな」
「違うよ、ルルーシュ。よく僕の前に顔を出せるな、そういう意味だ。
…今更君の約束が信じられるわけないだろ」
まあスザクの言い分も間違ってはいない気がするのですが。あまりにもこれまでの犠牲が多すぎました。ルルーシュはこれに戸惑いながらも、スザクに何故それなのにここに来たと問います。それにスザクは――
「これ以上、嘘はつきたくないから。
ナナリーにも嘘をついた。君と同じように。最低だ・・・
何が友達だ。これまでずっと僕を裏切っていたくせに!」
とルルーシュはこれまで皆を裏切っていたんだとルルーシュへ苛立ちをぶつけます!ここはまあ犠牲になった人の恨みを語るのはあるにしろ、嘘をついたことまでルルーシュのせいにするのはどうかと思いました。これは自分のせいなのでは・・・。
途中では朝比奈がゼロへの不信感を藤堂に伝えるシーンがありました。でもそれでも藤堂はゼロを信じます。
「ゼロを信じろ」
「信じられません!勝手にオレンジとか、ロロとかいう奴を仲間にしたり!」
「秘密にしていることが多すぎませんか!」
朝比奈にもオレンジ呼ばわりされているとは・・・。ここは思わず笑ってしまいました。でもそれでも藤堂は、
「ゼロは今の我々にとって必要な才能。
扇達と何度も話し合ったことだろう!」
とゼロの必要性を語り、今はゼロに従うべきだと言います。ここの藤堂の揺ぎ無い態度にはシビれました。それからも朝比奈達は日本を開放した後はどうなると聞きますが、ここで答えは出ず。でも日本開放までは裏切らないようです。
一方扇はディートハルトにヴィレッタを人質に取られ、困惑していました。どうやら前回でた扇は本人だったようですね。ヴィレッタも一応助かったようです。そこで扇はディートハルトから今まで通り働いてもらいたいと言います。その理由については、
「あなたの存在は平凡であるからこそ価値がある。
組織というものは太陽だけでは立ち行かないものです」
と、語ります。自分自身の必要性について語られた扇の心は揺らぎます。この後には前回絆創膏をつけてもらってうれしそうなC.C.の様子が。もはや癒し要員はこのC.C.しかいません・・・。
話はルルーシュとスザクに。スザクは、
「確かめたい、君がユフィにギアスをかけたのか?」
「ああ」
と、いくつかルルーシュに質問しますが、ルルーシュは顔を俯かせながら本来の答えではないのに自分の目的のためにユーフェミアを殺したと言って頷いたりします。ルルーシュはスザクに事実を隠し通すつもりのようです。
そんな中、ルルーシュはそれはナナリーは関係ないことだとスザクに言い、スザクを苛立たせます。ここのルルーシュの割り切りよう、スザクの「卑怯だ!」には不覚にも笑ってしまいました・・・。が、それからルルーシュは意外な行動に出ます。それは・・・・・・
「スザク・・・すまない。
俺は今生まれて初めて人に頭を下げている。恥も外聞もない。
これ以上、何もいらない。ギアスだって・・・。
だからナナリーを助けてくれ!!」
となんとルルーシュが土下座をしてスザクにナナリーを助けてくれるようにお願いをします!ルルーシュが土下座するのは前回の流れから感じていましたが、プライドが高いルルーシュが人に頭を下げる姿には本当に驚きがありました。それだけにルルーシュの本気を感じました。
でも次の瞬間スザクがとった行動は頭を蹴りつけるという、非道な行動。スザクはルルーシュの頭が何度も蹴られて、頭が割れないかとちょっと不安になってしまいました。あまりにも痛々しい姿でした。これが土の味ですね・・・。
ですが何度蹴られ続けてもルルーシュは決して頭を上げず、ナナリーのためにと必死に耐え、スザクを説得しようとします。ここは傍目から見て情けなくても、その心意気は立派だったと思います・・・。が、スザクはなかなか納得はしません。
「僕が…俺が許すと思うのか!?皆が許すと思っているのか!!
お前に惑わされた人達が、死んでいった人達が、ユフィだって!!
今更謝るくらいなら、ユフィを生き返らせろ!!今すぐだ!!
お前の悪意で世界を救ってみせろ、今すぐに!!
君は奇跡を起こす男・ゼロなんだろ!?」
そう無茶なことを要求するスザク。でもギアスを持っていたとしても人の生死は操ることはできません。それはシャーリーの時にも。だからこそルルーシュはもがきながらも反論します。
「奇跡なんてない。
すべては計算と演出。ゼロという仮面は希望なんだ。
嘘をつくための装置にすぎない・・・。
「何が装置だ。そんな言い訳が通ると思っているのか!!」
しかし、もう過去には戻れない・・・
やり直すことはできないんだ!!」
ルルーシュは自らゼロを装置だと言い、どうすることも出来ないと言います。ここのルルーシュの表情がそれが本当だと語っているようでした。今回途中までルルーシュの表情が、今まで以上に人間味があって引き込まれました。
そのルルーシュの言葉に苛立ち、ルルーシュを突き飛ばすスザク。スザクもその言葉が事実と分かっているから辛いのかもしれません。それからスザクはルルーシュに、
「答えろ、ルルーシュ!何故『生きろ』とギアスをかけたんだ!
何故そんな呪いをかけたんだ!!」
と、問います。かってスザクに生きて欲しいという一心でかけたギアス。しかしこれにルルーシュは・・・
「俺が生き残りたかったからだ」
と、決して本心を話そうとはせず、それからのスザクの質問にもルルーシュは本心を口にしませんでした。これはルルーシュなりの決心の表れだったのでしょうか。本心を言わないルルーシュ。そんなルルーシュをスザクは無言で見つめます。
と、ここでスザクはかって自分が父親を殺してしまった時のことを思い出し、今のルルーシュの目に、自分の父親の影を重ねます。
『――その目、知っている。秘密をしまい込んで罰を受けている目だ。
だから俺はブリタニア軍に入った。
償うため、悲劇を繰り返さないため・・・』
そのことからスザクは何となくルルーシュが何か抱えていることに気付き、考えを改めようとします。そしてスザクはしゃがみ、ルルーシュにこう言います。
「ルルーシュ、君の嘘を償う方法は一つ、
その嘘を本当にしてしまえばいい。
君は正義の味方だと嘘をついた。
だったら、本当に正義の味方になってみろ。
ついた嘘には最後まで…」
ここのスザクの言葉は正しいのかよく分かりませんが、このままいけばいいなとは思いました。ただこの場合スザクはどうするんだろうかという疑問が。何にしろルルーシュ、スザク和解の兆しが見えてきました。このスザクの言葉に戸惑うルルーシュですが、
「しかし、どうすれば…」
「この戦いを終わらせるんだ。
君がゼロなら、いやゼロにしかできないことだ。
世界が平和に、皆が幸せになるやり方で。
そうすればナナリーを…。
「助けて・・・くれる?」
「ナナリーのために、もう一度、君と…」
スザクはそう言いながら暖かく手をルルーシュへと差し伸べます。スザクの真摯な眼差しが良い感じでした。これにルルーシュも親友であるスザクを信じて戸惑いながら手を差し伸べようとします。
「・・・すまない。
お前となら、どんなことでも・・・」
ここのルルーシュのスザクを信じる姿には心が痛くなりました・・・。このままいけばよかったんですが・・・。1期とここは連動していてすごいなと感じました。
が、ここはギアス。そう簡単にはいきません。
そうして和解寸前までいった2人でしたが、ここで思わぬ乱入が――それはシュナイゼル。次の瞬間、その場にシュナイゼル率いる部隊が、ルルーシュを拘束にかかります・・・。どうやらシュナイゼルはスザクとルルーシュがただならぬ関係(この言い方は正直どうなんでしょう?)にあると察してスザクを監視していました。スザクの善意はまたもや台無しになってしまいました・・・。シュナイゼルとカノンのセリフが更に何と言うか苛立ちを感じさせます。ギアスは落とすのが上手いですね・・・。これにより、2人の友情はまたも決壊。ルルーシュはスザクの裏切りに絶望して、その場で慟哭します・・・。
『そうか・・・俺をまた売り払うつもりで…。
裏切ったな、スザク!俺を裏切ったなぁぁぁ――!!』
今回はこのルルーシュの叫びが強烈に印象に残りました。涙目のルルーシュがもう・・・。福山さんの演技がまた光っていました。こうしてルルーシュの心はまた閉ざされてしまうことになります。なんて切ない展開・・・。
一方カレンはゼロとナナリーに見せる優しい兄としての表情、どちらが本当のルルーシュなのかと悩んでいました。と、ちょうどそこにスザクを探しにきたジノからスザクの持っていたアルバムを見せてもらい、ルルーシュが笑顔を見せている姿を見て、
「そうか、あいつ・・・」
と、カレンはルルーシュもまた普通の少年なんだと気付きます。ここは後々の展開でのカレンの決断に関わってきそうな気がします。
と、ここでジノはカレンにブリタニアに戻ってこちら側で戦う気はないかと尋ねます。この誘いにカレンはどういう答えを出すのでしょうか。
一方ブリタニアと黒の騎士団の戦いは、ゼロがいない今劣勢に追い込まれていました。シンクーがナイトオブワンと戦いますが、その機体にシンクーの攻撃は通じません。シンクーの負傷がちょっと心配です。藤堂達四聖剣はゼロがまだ来ていないことに焦りを感じます。今回もナイトオブテン・ ルキアーノは相変わらずでした。
あれからシュナイゼルの部隊の手によって捕らわれたルルーシュ。ギルフォードがルルーシュを車に閉じ込めます。ここでルルーシュはシュナイゼルと会話することになるのですが、上から目線のシュナイゼルの言葉にルルーシュは苛立ち、友情が裏切られたことから信じることはやめたと反抗しようとします。結局シュナイゼルと会話する機会があったものの、今回も重要な事実が明かされることはありませんでした。ここで過去のこととか聞くべきだったと思うのですが・・・。
と、ここでルルーシュはギルフォードにあるジェスチャーをして、ギルフォードに事前に仕掛けておいたギアスを発動させます。それはルルーシュがあるジェスチャーをして、ギアスを発動させた瞬間、ルルーシュをコーネリアだと思えという命令。ギルフォードにとってコーネリアは忠誠を誓うべき相手。ギアスが発動した瞬間、ギルフォードはルルーシュがコーネリアだと思い込み、なんとルルーシュを助けてしまいます!このギルフォードの裏切りにシュナイゼルは何かがあると確信していきます。
そうしてルルーシュはギアスでギルフォードを操り、その場から逃走することに成功します。その場を後にしていくルルーシュ。ルルーシュはスザクが敵に自分を売り払ったと思い込み絶望し、スザクを憎みます。そして、
「さらばだ。俺の最初で最後の友よ―――」
と思い、スザクと決別することを決めます。このルルーシュの姿をスザクは焦りながら見つめるばかり・・・。ここのルルーシュの気持ちは分かる気もしますが、ここでスザクを信じなければ友達とは言えないのではないかと感じました。でもまあ1度皇帝に売り払われたこともありますし仕方ないのかもしれません。こうして2人はまた仲違いしてしまうことになります。
一方ロイド達の元にもゼロが現れたと知らせが入りますが、それ以上は分からずじまい。更にニーナがやってきて何だか話は複雑になってきそうです。ルルーシュがゼロだと知ったらニーナは本当に狂いそう・・・。
それからスザクはシュナイゼルに呼ばれ、ギアスのことも含めてこれまでの経緯を説明することを求めます。これに最初は戸惑いを見せるスザクでしたが、シュナイゼルのスザクは一体どういう立場の人間なのかと問い、このままスザクが説明してくれなければアンフェアーな戦いに挑まなければならなくなると言い、
「君は・・・どこまで悲しみの連鎖を続ける気なんだい」
と、スザクへ決断を迫ります。このシュナイゼルの言葉でスザクの心は揺らぎます。それでスザクは自分の知っていることをシュナイゼルに話してしまいます。
一方ルルーシュはあの後、黒の騎士団を率いていよいよエリア11・トウキョウ租界へと攻撃を仕掛けることに!ブリタニア軍はここを崩すのは不可能だと余裕の様子を見せますが、ここでルルーシュは、
「俺が目的もなく、疎開で学生をやっていたと思うなよ。
トウキョウ租界・・・今こそ貴様を止めてやる!」
と言い、今まで時間をかけて仕掛けたと思われる罠を作動させ、トウキョウ租界を停電させます!この時のルルーシュはすっかり魔人モードに・・・。また非道に戻ってしまいました・・・。この罠の作動によりブリタニアの機体は停止してしまいます。そしてこれを機にと、藤堂達は疎開へと進攻を進めていくことになります!脅されていた扇も心を決め、持ち場に戻っていきます。様々な人が見守る中、
「今度こそ!」
「取り戻す!!」
「我が忠義を!
ルルーシュ様とナナリー様のためにも!!」
と、いよいよ黒の騎士団のエリア11奪還が始まることになりました!ここは朝比奈・千葉・ジェレミアがとてもカッコ良かったです!特にジェレミア~!!でも玉城はいらない・・・。
ロロも「これからナナリーを迎えに行くから」と動くようですが、ナナリーがロロに殺されないかとヒヤヒヤします。悲劇が起きなければいいのですが・・・。それからルルーシュは、
「くそ!俺が間違っていた!
情けになど頼ろうとしたのがいけなかった!
冷徹、非情――
自らを完全な状態に置かねば、ナナリーを取り返せないんだ!!」
と、再び戦いへ挑みます!でもシュナイゼル始めナイトオブラウンズはあくまで余裕。シュナイゼルはすべてを理解したと、
『今、すべてのカードが我手の中に!』
と不敵な笑みを浮かべます。この戦い、どちらが制することになるのでしょうか。
一方カノンに皮肉を言われたスザクは、あれからランスロット、フレイヤに乗るべきか迷います。
「乗るしかないのか、フレイヤが積まれたランスロットに。
フレイヤを、ルルーシュに…」
ここではこの話の流れから何故ルルーシュを殺すことをダイレクトに考えるのかとちょっと疑問に感じました。ここでルルーシュを殺したからと言って根本的な解決にはならないと思うのですが・・・。そういうことを考えるから友情が壊れるのではないかと思いました。
ルルーシュとスザク、2人の友情崩壊後の答えには、もうこの2人ダメだ~!と感じました。何故そうなる…。心理描写に関しても微妙な点が多かったような気がします。これまで色々あったにしろ、もっとお互いを信じることはできなかったのでしょうか。何だか更に悲劇の予感が…。そんなところで次回に続きます。
次回は「第二次 トウキョウ 決戦」今度こそ黒の騎士団とブリタニアの戦いが始まるのでしょうか。いよいよフレイヤが作動しそうで怖いです。あれはかなりの犠牲を生む予感がします・・・。とりあえずくのいち咲世子が楽しみです。
そういえば噂の韓国のネタバレを放送前に読んだのですが、結構当たっているようですね…。今回のルルーシュ・スザクのやり取りの行く末にしろ。これはあなどれなくなってきました。今後も色々と不安要素があるようで…。この先は更に覚悟して見ていきたいと思います。
あと今回ガンダム00の予告の新バージョンが公開されていて、UVERがOPになりそうで、ちょっとテンションが高くなってきました!今回は脇役中心の構成となっていましたが、前期と変わった人もいれば、あんまり変わっていない人もいて面白かったです。個人的に留美に一番びっくりしました。あとシーリンが一体どのサイドについているのかも気になるところ。でも仮面が出てこなくて残念だったり…。更に秋が待ち遠しくなってきました。
ではまた次回に!
お手数ですが、間違えた記事を削除してください。
申し訳ありませんでした。
コメントの件了解です。消しておきますね。
あまりお気になさらないで大丈夫です~。
では今後ともよろしくお願いします。