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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

おおきく振りかぶって 第13話『夏大開始』

2007-07-07 10:27:15 | おおきく振りかぶって(2007-2010)

 今回は夏大開会式が行われました。そして試合前日の最後の大詰めが。試合前日の三橋、阿部のやり取りが良かったです!特に阿部のけりが!今回はいつもより更に作画が良すぎて驚きました。おお振りはいい製作会社に恵まれていますね。


 最初はいつもの練習風景から。篠岡のシーンはかわいかったです。よくここまで頑張った…。三橋の角材のシーンも良い感じでした。阿部の

「ったく、テメーはホントによぉ~!」

 といいながら三橋をグリグリするシーンはとてもツンデレっぽくてほほえましかったです。阿部は『』と更に張りきります。でも三橋には上手くそれが伝わっていないようで…。それをフォローする田島の

「怒っていなかったぞ。声に怒気がなかったもんよ」

 はナイスフォローでした。その後の

「背中の1番が薄くなっているから弱気になるんだ。もう1回かいてやる」

「あ、ありがとう…何か元気出た。田島君はスゴイな」

「そうか、スゴイか!
 なぁなぁ、ノーサインで変化球投げようぜその方が絶対面白い」

「うん、オレノーサインで投げるよ」

 はまあその後の栄口

「微笑ましいんだけど…あいつらの会話を聞いてるとスゴーク疲れるの」

 と言う通り。さり気に泉のボール回しがすごかったです。でも面白かったです。田島相手だと三橋も普通に話せるみたいですね。天然同士だからでしょうか。この後三橋母と花井母の会話がありました。三橋を見守る母の姿が良~。でもほったらかしにしていいんですか…。
 その後は夏大開会式の様子。篠岡と一緒にいる先輩が何だか好きです。「しのーか」という呼び方も。ここは男だらけのおお振りにとって珍しい女性だらけのシーンですね。
 そして開会式が始まります。音楽がまた壮大な感じですごいです。列が進む様子を見る西浦の面々。緊張するかと思われていましたが、みんな意外に余裕です。ここでもやっぱり栄口に目がいってしまう自分…。春日部の双子を見て、オロオロしてしまう三橋の様子もちゃんと描かれていて良い感じ。
 そうした中西浦高校も行進開始。10人で行進する西浦の面々の姿お見ていると親の気持ちのように感じてしまいます。頑張ってほしいです。もちろん三橋母、花井母もその姿に、はしゃいでいる様子。篠岡達も

「みんな歩いてるぅ~」

「分かる、分かる。当たり前なことに感動するよね」

 と感激している様子。これはかなり分かります!!前半最後は各学校の選手が映り、篠岡のこの言葉で締め。

「本当に夏が始まっちゃったんだ。
 どうか、どうか、皆が一つでも多く勝てますように」

 本当にそう思います!さてこれから西浦高校は、これからどこまで勝ちあがれるのでしょうか…。


 後半は開会式終わったあとの様子。西浦の面々を訊ねて花井母と三橋母がやってきます。花井母に呼ばれた花井は何だか恥ずかしそう。花井は母親に対して「うっせーな!」「イネー」「シラネー」とぶっきらぼうに接します。まあ普通はこういう感じでしょうか。
 そこにモモカン登場。モモカンの私服姿がかわいいです!そこからはモモカンと花井母の会話。三橋母も加わります。きょどる様子が三橋のようで、三橋はやっぱり母似だな~と思いました。モモカンの

「これからいっぱい見られますよ!!三橋君、カッコイイですよ」

 が良かったです。
 しばらく話していると話題は野球部の話に。野球部のことをうれしそうに話す花井の様子を見て花井母はモモカンにお礼がいいたいと伝えます。それは三橋母も同じでした。モモカンかなりうれしそう。ここのシーンの阿部の笑顔が最高でした~。でも何故こんなに笑顔?
 そして花井母は花井からモモカンが随分頑張っていると聞いて、父母会を作って部費を集めたり、おにぎりの具に関しても協力したいとモモカンに申し出ます。これにモモカンは感激している様子。「他にも何かできることあったら言って下さいね」という言葉に、モモカンは

「はい、ありがとうございます!」

 と笑顔で答えます。なんか初めてモモカンがかわいいと思ってしまいました。


 その後夕方の学校。浜田は応援団の顔あわせのため、他に協力してくれるという友人の梶原、梅原のの2人と野球部へ顔を出します。浜田は学ランを着こんではりきっています!2人は運動部が怖いと何だか緊張気味。面通しした後も「ちわ!」という野球部らではのあいさつにおののいてしまいます。でもあいさつに感動するのは分かる気が。あと田島と栄口のやり取りが笑えました。

「かっこいーへんなの、わーいいないいな」
「へんなのって言わなかった?」

 田島の発言も面白いですが、世界的つっこみが~!三橋は応援団の存在にビビって逃げてしまいます。まあ仕方ない気もします。
 そんな中浜田の後輩に当たる泉がやってきます。でも2人のやり取りには先輩も後輩もないですね。やり取り中の2人の表情が面白かったです。浜田は泉に学ランを見せびらかします。その中の浜田の発言

「オレ肘伸びんないけど
 長袖だと中で上手く腕を回せば誤魔化せるんだぜ」

 
に花井は反応。その後浜田が「リトルリーグ肘」だということを知らされます。リトルリーグ肘は子供が投げすぎてなるもので、花井は浜田がそれなりに昔野球をやっていたんだと気づきます。そんな浜田を見て花井は動揺します。が、泉は

「暗くなるとこじゃねーぞ。
 中学じゃだましだましやれてたんだ!バット振るのは問題ねーんだし、
 本気で野球やりたかったら今頃医者に通っているハズだろ?
 花井が深刻になるほどの価値こいつにはねーの!」

 と厳しいコメントを口にします。でも花井は応援団に対して熱心な浜田を見て、浜田の熱意を感じます。

『三橋のおなさなじみで、泉の先輩で、
 でも……それだけで応援団なんかやれるか?
 友達まで巻き込んで、二百人も人集めて、
 炎天下に冬服着こんで……』

 そして花井は

「浜田さん、援団やってくれてありがとう。
 応援よろしくお願いします!!」

 と、改めて浜田へ自分の気持ちを真っ直ぐに伝えます。花井はやっぱり良いキャラですね…。この言葉に浜田は嬉しさのあまり涙ぐんでしまいます。良い話~。
 しかしそんな浜田に2人は厳しいコメント。

「あ~あ、あんな純情そうな子騙して」
「留年の理由、奴らに言ったのかよ」

 と言います。どうやら「ま、確かにオメーの汚れた過去で球児の耳を汚すこともねーけど」と言っているあたり留年した理由が「バカ」とだけでは説明つかない事情があるのではないかと思います。ここは原作でもいまだ明かされていないので何とも言えないところですが、今後明かされる時を期待して待ちたいと思います。
 その分最後の浜田、梶原、梅原の2人のやりとり

「援団、引き受けてくれてありがとな」

「それは別に…」「暇だからいいよ」

「デヘ」

「「キモ」」

 この前のやりとりがあったからこそこのシーンにはジーンとしてしまいました。過去何があったかは分かりませんが、2人は浜田のことを信頼しているんだなと思いました。


 そして決戦前夜。三橋、阿部は対桐青戦の対策を話し合っていましたが、三橋は敵のデータを覚えきれず、うつらうつらと寝そうになってしまいます。その三橋の様子にイラっとした阿部はガンっ!と思いっきりベンチを蹴り、

「はーい、おきてくださ~い」

 とかなーり不機嫌な様子で三橋を脅かします。阿部怖すぎ~。ここのシーンは分かっていても蹴る音にびっくりしました。この阿部のセリフを目覚ましコールにすれば一発で起きられそうです…恐怖で。
このただならぬ様子に西広、栄口、巣山は

「なんかおっきい音が」
「したね」
「いくか」

 と三橋を助けに行こうとしますが、栄口は「イヤ待て」と制します。流石世界の栄口。よく分かっています。この3人のカットも好きです。
 そんな状況下、苛立つ阿部に三橋は

「あ、阿部君が構えたトコ投げるだけだから」

 と、阿部への信頼を口にします。これに阿部は

「そーだとしても!!
 こんくらいは把握してくんなきゃ打ち合わせがムナしーんだよ!
 10分で覚えろ!」

 厳しくいうものの、阿部の表情には何だかテレっぽいものが。阿部ってツンデレ?暗記しようとする三橋の前で阿部は思います。

「そりゃ、オレがそうしろっつったけど、改めて言われると嬉しいもんだな。
 それに、こいつが言うと重さが違う。
 こいつはホントに俺が要求したトコに投げられるんだ。
 しかし、さすがのコイツもコントロールに関しては自信あんだな。
 投げる相手も投げる舞台も関係ねえみてエーにー…。
 自信ってよりオレへの信頼か?
 信頼されるって嬉しいけど責任重大なんだ」

 と三橋から信頼されることを嬉しく思いつつも信頼の重さを実感していました。今回は前回出番がなかった分阿部がしゃべっていてよかったです~。ここの三橋もかわいかったです。でも阿部は阿部。三橋が覚えられそうな様子を見てまた怒鳴りだしてしまいます。

「なんだってこんなものが覚えらんねえんだよ!!ちったぁ工夫しろよ!
 名前と関連つけるとか何とかあるだろ」

 試合前日もこの2人はこの2人でした。三橋の怯える様子がまた~。まあ阿部の言うことはごもっともですね。この2人の様子を3人は、

「大丈夫なのか…?」
「多分…」

 と、とりあえずいいことに。見守る3人も良い感じでした。
 桐青も試合前日最後の練習。

「ブルペン寄らずに行くだろうから一応言っとく。一応な。
 お前とも長い付き合いだけど、特にこの一年はバッテリーで世話になった。
 ありがとな」

 という河合の一言にこの2人の信頼関係が見えたような気がしました。高瀬の「明後日も投げるでしょ」にも。この後周りに部員が集まってくるあたりに強豪というイメージを感じました。そして最後に河合は

「今日で練習は終わりだ。
 色々厳しいことも言ったけどここまで付き合ってくれてありがとう。
 明日っからが本番だ。よろしくな!!」

 これにチーム皆も「はいっ!」と元気に答えます。今日で練習は終わりという一言が重く感じました。桐青も良いチームですね…。皆頑張っているんだなーと感じます。

 そして翌日。天気は曇り。西浦の面々は球場前に。「揃っているね。じゃ行こうか!」というモモカンの言葉に皆「はい!!」と皆やる気満々で答え試合に挑みます!


 次回は「挑め!」。遂に桐青戦開始。強豪相手の桐青に部員10人の西浦高校が、文字通り挑んでいくことになります。多分この試合で2クールは締められることになると思うので長い戦いになると思います。西浦の面々の活躍を期待したいです。
 どうやらOP、EDは次回から変更になるようで。こちらも楽しみです。でも天気同様、次回作画が何だかやばそうなので心配です…。