コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

GIANT KILLING(ジャイアント・キリング)#124 モーニング34号 感想

2009-07-26 02:20:00 | GIANT KILLING (原作感想)

 今回はオールスター戦前の話。後藤達はスポンサーの顔色を窺うので大変そう。が、何故かオールスター戦の前にはチームマスコット同士の戦いが繰り広げられることになり…!とにかく色々すごかったです。達海の言うとおりそれは妖怪の大運動会のようでした~。
 感想もかなりノリノリで描けて楽しかったです!きっとこれはサッカーマンガ前代未聞の試みになったかと思います…。とにかく一人でも多くの人の人に読んでもらいたい話です。


 始めは前回の達海の衝撃発言の後のことから。達海の発言にはクラブの面々、選手達も驚いている様子…。今ETUで副社長にここまで言えるのは達海だけでしょう…。
 それから達海は自信満々な様子で副社長にこう言います。

「是非ともお越しくださいな
  俺達を知りたいならね

 楽しみに待っていますよ お偉いさん」

 達海は今のチームのサッカーに確かな自信を持っているようです。達海の表情には笑みが。東京V戦の後だとちょっと色々複雑なものがありますが、どうなんでしょう。副社長はそれを無言で聞いていましたが、果たして…。

 それから選手集合写真が現像された後の話に。選手の配置は割とランダムな感じがしました。皆プロらしい表情でしたが、椿だけ緊張気味なのが何だかよかったです~。そして達海の斜め横にいるのも良い感じでした。皆キマっていてカッコよかったです!
 その写真を見て後藤と社員の人(身分忘れた…)が会話。昔を懐かしんでいました。今のカメラマンの腕は本当すごいです…。あの透明感をどうやったら出せるのか疑問です…。きっとカメラにもよるんでしょうけど。
 しばらく話した後、話を副会長にも振りますが、副社長は達海のトンデモ発言に腹を立てていました。副会長はいつも達海に怒ってばっかりですね…。
 でも後藤は達海を信じきっていました。

「達海は決して挑発的な意味で
  言ったんじゃないと思います。
 あれはあくまで達海の純粋なサッカー観ですよ」

 こういう信じてくれる存在がいるというのは頼もしいですね…。東京V戦であまり出番がなかった分、今回の話では後藤が頑張っているように思えます。
 でも副会長は一向にその考えを受け入れる気はない様子。とりあえず勝ち続けるしかないということで話はひと段落しますが、中断期間中にはオールスター戦が控えていました。会長はここで選手がMVPを取る活躍をすればスポンサーに顔向けができると言いますが…。とりあえずここのセリフによれば一応ETUの選手も選ばれているようで安心。いつもと違う状況で選手達がどんなプレイを見せてくれるのか楽しみです。


 そうしてオールスター戦開幕。対戦は日本人選抜対外国人選抜と、外国人選手の出番の多かったジャイキリスタイルの組み合わせに。東西も面白そうだと思いましたが、このカードも面白かもしれません。
 そしてそのオールスター戦の前には前哨戦としてなんと、

 チームマスコット達による
 ドリームマッチミニゲームが行われることに!!

 選手が出てくると思ったら、ページをめくった先にマスコット達が何故か戦っていて一瞬唖然としました…。色々な動物やモチーフのマスコットが戦う…いや、かなりすごい図ですね、これ。シュールというしかないです…。しかも数ページにわたって展開されていますし…。ジャイキリ面白すぎです。今回はジャイキリ1のギャグ回でした。
 試合の方はもう後半にさしかかっていて0-0。個人的には試合時間がかなり気になります。着ぐるみで走るのはとても大変なのでは…。息が大変そうです…。
 これまでにない異様の空気の漂うピッチ。後半戦が始まります。観客の皆さんのノリが、

「ハハハ頑張れー!!
 熱中症には気をつけろよ――」

 とほどよく気が抜けているのも良い感じでした。実況の人もノリノリで面白かったです。いつもより輝いているように思えました。今回はとにかく皆のリアクションが最高でした。

 マスコットキャラは今回初登場が多く、考えるのが大変だっただろうな…と思いました。とにかく皆個性的で手抜きなしで、ツジトモさんの個性が光っています。他のマンガだったら間違いなくはしょられていると思います。マスコットキャラは皆ツッコミどころ満載で見るたび笑いが~。某マンガのパッチに似たキャラも気になったりしましたが、大阪のガンガン・FC札幌のコンスケ・神戸のモーちゃんと名前のネーミングセンスも良い感じでした。
 が、一番インパクトのあったのはやっぱりシャチホコモチーフのシャッチー!

「ここで名古屋のシャッチーが縦への動き!
 ビジュアル的には難ありだが
 速いぞシャッチー!!」

 実況の人がビジュアル的に問題があると言っているように、中の人の足が丸見えなのに吹きました~。とにかくシャッチーがインパクトありすぎで困りました!今回はすべてシャッチーに持っていかれましたね…。

 それから試合ではガンガンからシャッチーへパスが通ります!シャッチーにチャンス到来…シャッチー(の中の人)にも気合が入ります!に、してもやっぱり丸見えのあの足が笑いをそそります~。
 まさにシャッチーがシュートを決めようとしたその瞬間、なんとそこに我らがETUのパッカくんが止めに入ります!マスコットとは思えないそのハードワークに実況の人もノリノリに!

「イースト・トーキョー・ユナイテッドのパッカくん!!
 もはや彼は……
 マスコット界の潰し屋と言っても
 過言ではないでしょう!」

 何故か無駄に威圧感のあるパッカくんがまた良い感じでした~。何故にここまで誇らしげ~?とにかくパッカくんが異様にカッコよかったです!
 そんなパッカくんのハードワークに観客の皆さんも気をよくします!

「うおースゲーぞ パッカー!」
「カッパなのに狂犬!」
「村越が入ってんじゃねえのか!?」

 皆パッカくんを讃えていました。本当中の人が誰なのか気になります~。ここまで動けるということはきっとサッカー関係者かだった人だと思いますが。前も妙に気がきくことがあったりと気になっていました。まあ中の人は知らない方がいいのかもしれませんが、機会があれば見てみたいです!とにかくクレイジーなパッカくんの活躍でした。
 が、そうすべてが上手くはいかず…。ここで審判がパッカくんにイエローカードを!しかも前半にももらっていてこれで通算2枚目。惜しくもここでパッカくんは退場になってしまいます…。ちょっとこれは残念~。イエローに動揺して講義するパッカくんもまた面白かったです!
  こうしてひとまずマスコットの試合はここでひと段落に。ここまで面白いなら1話まるごとでもよかったな…と思ってしまったり。ジャイキリというか、マンガを読んでここまで爆笑したのは久しぶりでした。


 それからこの試合を見ていた達海。達海もパッカくんの活躍を面白がって見ていました。

「ははは でもいいスピリットだ
 やってくれるねパッカ
 こりゃもう夏の増強で
 トップチームに加えるしかないね」

 達海もパッカくんの活躍にご満悦な様子。冗談だと思いますが、それもまた見てみたいかも…。その後の一言が今回の試合を物語っていました。

「いやーしかしすごい光景だね
 妖怪の大運動会みたいだ」

 まさしくその通りですね~。とにかく色々な動物やモチーフが一緒に試合をするというどこか異様な光景でした。でも面白さ抜群だったのは確かです!またこういう話は見てみたいです。

 が、その後ろには由里の姿が…。どうやら仕事をサボって試合を観に来た達海を注意しにきたようです。達海は今回コーチとして招かれたようです。でも達海は平泉監督が上手いことやるだろうとあまり気にしていない様子。確かに平泉監督なら上手く仕切りそうです。でも達海もまた日本人と外国人の戦いを楽しみにしていました。
  これまでのジャイキリを観ていると色々思うところがあるこの試合。外国選手相手に日本側がどう戦う気なのか気になるところです。


 一方外国人選手サイドの試合前の話。これまで出てきた個性豊かな外国人選手が一堂に会すということで、マスコットの試合に負けないくらいすごいことに…。はじめのカンの出番からやられてしまいました。カン無駄にテンション高すぎ。しかも同じ川崎のGK・星野のツッコミもさえていて面白かったです~。
 日本人のはずの星野。ここにいるのは不自然な気がしましたが、そこにはある悲しい理由が…。星野自身もそれを不服だと感じていたようです。


『なんでこっちチームなんだよ……!!
 日本を代表するGKじゃないのか
 俺は……!!』

「なんでカワサキのホシノがコッチのチームなんだ?」
「GKの国外選手がいないから助っ人ってことらしいよ」
「そっかー なんか可哀想だな」
「な」

「……」

 なんと悲しい理由…。なんか切なくなってきました。しかも勝手に同情もされるし…。星野なんだか散々です。代表の星野がこういう役に回されるということは、年上の選手とかが日本側にいるのでしょうか。ここのシーンは前の川崎戦以上にそんな星野の気持ちがはっきり現れていて面白かったです。その後のシーンの星野のポツーンという効果音も~。今回は見所満載で困ります。

 また外国人選手ということで欠かせない存在といえば名古屋のブラジル人トリオ!もちろん3人共選ばれていました。今回も3人の掛け合いがとても愉快でした~。
 中でも面白さ抜群だったのはペペと大阪のハウアーとのやり取り!今回もハウアーが無駄に髪型にこだわっています!しかも前の試合以上になんかヒドいです!それを壁ぎわでじーっと見る3人もなんかおかしかったです~。
 3人はそんなハウアーをみて「気持ち悪い」「新種の大型犬」と酷評…。この3人でもこう思うってことは本当よっぽどですね…。
 と、そんなハウアーになんとペペが接触しようとします!ペペは度胸がすごいと思います…。で、ぺぺは無言でハウアーにあんぱんを差出し、仲良くなろうとします!ハウアーとぺぺ、夢の組み合わせですね…。もうその図を見るだけで笑ってしまいます!
 トドメがそんな夢のカット。が、ハウアーはぺぺの不可解な行動に戸惑っていました。

「なんだ!? お前は
 どういう意味だ? コレは?」

『手なづけようとしてる……』
『噛まれるぞ ペペ!』

 これまた2人のツッコミが面白くて…。今回は読み終わった後とても腹筋が痛かったです~。前々から大阪と名古屋の外人選手が絡んだら面白そうだと思っていましたが、やっぱり面白さ抜群でした!しばらくは思い出すたび笑ってしまいそうです。に、してもこの後あんぱんをハウアーが受け取ったのか…気になります。

 また外人の監督の面々も各チームの外人選手が集結したことに圧倒されている様子。確かにすごい戦力になりそうです…。日本側がとても心配になりますね…。監督もこれまで出てきた監督が勢ぞろいしていました。
 が、川崎のネルソン監督は個性が強い外国人選手達をまとめられるか心配している様子。でもそこに頼もしい人物が…。そして今回最後はある人物の登場で終わり。

「それでもこのチームの監督は
  勝ちに行くと思うよ?
 彼は そういう男だろう」

 千葉の監督は大阪のダルファー監督なら勝ちに行くだろうと断言。どうやら外国人選手を率いるのはダルファー監督のようです!選手、監督と夢の組み合わせが揃ったところで次回へ続きます!


 次回からはオールスター戦開始でしょうか。とても楽しみです!とりあえず外人選手が明らかになったので、次は日本人選手の発表に期待したいと思います。誰が選ばれているのか気になります。マスコットの戦いに負けないくらい面白い戦いが見れることに期待しています!今回はシャッチーとハウアー・ペペにもっていかれました…。もう思い出すたびに笑ってしまうという…。
 11巻感想も書きたいですが、感想で気力尽きたので次回辺りに。11巻もおもしろくてとてもよかったです!おまけカットが充実しているのがまた嬉しかったです。今回は松原に注目です。何か間違っているよ、松ちゃん…。

 ではまた次回に~。

 
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