2011夏開始アニメ感想第1弾は「神様のメモ帳」。原作は既読済です。原作1巻発売時から追いかけ続けていた作品なのでアニメ化はとても嬉しかったです!最近アニメで流行りの探偵物ですが、この作品は一味違います。「ニート」という言葉にピーンときた人にオススメしたい作品です。
放送前の雑感はこちら。そんなわけで最初アニメ化すると聞いたときは「まさかアニメになるとは…」とまず思いました。2巻が出るかでないか分からなかった+あの刊行ペースでアニメするとはあの頃は想像できなかったです…。
あとこの作品、原作のイラストはいろはやメルル、そして仮装写真やらで今何かと話題の岸田メルさん担当です!今のあのご本人の写真を見た後、イラストを見ると妙な気分になりますが、神メモ、岸田さんのイラストがまた素晴らしいです…。原作を購入したのも岸田さんのイラストに釣られたからでした。
それもあってアニメでキャラデザがどう再現されるかも気になっていましたが、絵も原作絵の雰囲気に近くてよかったですー。いろはとはまた違った感じで良い感じでした。
OPも歌も盛り上がりがあって良い感じでした。OPらしいOPでよかったです。ミンさんカッコいい…。最後くまとドクペで締めるのもこの作品らしいなと感じましたー。やっぱり神メモといえばドクペ!
1話はいきなり普通の高校生・鳴海の前で突然事件が起こるところからスタート…!その現場で鳴海はニート探偵達に出会うことになります。少佐があまりにも原作のイメージと近くて超少佐!と思わず叫びそうになってしまいました。ヒロはあの花のせいか、どうしてもゆきあつを思い出してしまったり…。櫻井さんはこういうキザな役が上手ですね。テツもそれっぽい雰囲気が出ていてよかったです。男キャラの出番が多いのもこの作品の特色。
そして三人に存在感ないと言われてショックを受ける鳴海~。何故か探偵助手はこういう役回りばっかりですね…。この時はそのままニート探偵達と別れてしまいますが…?
普通に高校に通う鳴海。パソコン部に所属してはいるものの、パソコン部に部員はおらず…。無気力な毎日を送っていました。
そんな鳴海に変化をもたらしたのがクラスメイトの彩夏の存在!鳴海に明るく振舞う彩夏の姿がなんだかこの段階で切なく感じるような…。彩夏もこの後、話に色々関わってくることになります。
そして鳴海は彩夏に押されて園芸部の手伝いをすることに。部のかけもちでそれぞれの部を存続させることに。彩夏の存在により、鳴海の生活はこうして変化していくことに…。
鳴海の家。鳴海の家も父親がいなかったりと色々事情があるようです。鳴海姉、こういう感じの外見だったのか…。原作では確か挿絵がなかったので新鮮でした。
それからも園芸部の部活に励む鳴海。ですが冒頭の事件はまだ終わっていないみたいで…。
部活の後、鳴海は彩夏に誘われて、彩夏のバイト先に行くことになります。そこは花丸ラーメンという店。ラーメン屋の店主・ミンさんのイメージも原作とまったくぶれていませんでした。
そしてそこにはあのニート三人組も集まっていました!三人とも怪しすぎです。そして一人置き去りにされた鳴海は絡まれてお仲間扱いに…。鳴海の将来がちょっと心配です。テツの高校中退の話も後々伏線になるんじゃないかと。
三人はそれぞれギャンブル、ミリタリー、ヒモとそれぞれ専門分野を持っているニートでした。最初原作を読んだ時は、よくこの設定思いつけたなと感じました。特に少佐は本当才能無駄使いしすぎ。
そこにアリスからネギラーメンのネギ、チャーシュー抜きのラーメンを持ってくるようにと電話がかかってきて…。ですが三人ともアリスの機嫌が悪く行きたくなく…そこで三人は鳴海をアリスの元へ行かせることに。鳴海ハメられてしまいました…。というかニートでも皆ハローワークには行っているんですね…。本当にダメダメすぎる~。
そうして鳴海は紫苑寺有子ことアリスの元へ。部屋はクーラーがガンガンかかっていました。アリスの画はやっぱり作品の顔ということで気合入っていますねー。唯一不満なのは声だけです…。
鳴海に対し、饒舌に話すアリス。上から目線ですがドジっ子っぽいところが良いかも。時期的にヴィクトリカを思い出してしまうのがあれですが…。そしてドクペも再現!正式名称じゃないからいいんでしょうか。この辺、音楽があまりないのが寂しく感じたような…。
アリスはハッカーではなく、ニート探偵だと言い張ります。ニート探偵に誇りを持っているらしいのがまた、アリスも三人と通じるものがあるのかも。杉井さんのキャラらしいダメダメさです。(褒め言葉)
鳴海を普通の人間と下に見ていたアリスですが、鳴海に対してはどこか気になるところがあるようです。そうしてただ自分について話をするアリス。そして事件を暴くことに関してアリスはこう語ります――
「神様のメモ帳…
素敵なくらい、無責任な言葉だろう?」
作品のタイトルにもなっているこの言葉…。これから起こる事件はこの言葉に繋がっていくのかもしれません。そして冒頭の援助交際事件もまだ終わっておらず…。ですがまた事件はいきなり動き出しました――
彩夏と一緒に帰る鳴海。彩夏がはなまるでバイトしているのも、兄のため…。彩夏もニートの兄のこととか色々抱えていそうです。
冒頭の事件はまだ終っておらず…。アリスは事件はまた繰り返され、更に過ちが重ねられると予想。鳴海も流れで捜査に協力することになってしまいます…。
翌日。この作品の癒しはやっぱり彩夏ですねー。そうしてこの日もまたはなまるに向かう鳴海ですが、この日、くまのぬいぐるみの耳がとれアリスは狼狽えていました~。アリスの狼狽えっぷりがまた良い感じ。
そこで鳴海とヒロはくまを直してもらうために四代目の元へ向かうことに…。四代目がいる場所…それはヤクザの事務所でした。そして四代目はヤクザの組長でした…。
そして四代目登場!こうしてアニメで見ると四代目も原作のイメージそのもの。ぱっと見た感じ怖いイメージがする四代目ですが、実は裁縫が得意でしたー。このギャップがまた良いですね。四代目の話もアニメでやってくれないでしょうか。
この組の組員がバカっぽいのも見事再現。パソコンをセットする鳴海を崇める組員おかしすぎる~。皆どれだけ~。原作でもこのシーンは大笑いしてしまいました。そして以降、鳴海は皆から崇められることに…。
それから事件について四代目に訊ねるヒロですが、その話中、四代目がイラついて壁を壊してしまいます~。四代目も色々あれなようで。ちょっとギャグっぽく見えてしまったような。
それからアリス達は連携して真相を突き止めます。こう連携しているところを見ると、本当色々もったいない…。アリスもおめかしをして外に。
そうしてアリス達は共犯者の一人の元へ。ですが結局探していた人物は耐え切れず自殺していました。アリスもそのことを既に分かっていました。自殺したのはずっと共犯者の二人と一緒にいたかった…それが理由でした。周囲の期待を背負いすぎたからこそ起こった悲劇でした…。もっと周りに相談することができれば行く末も変わったかもしれませんね…。こう真相を聞くとタイトルの意味にも納得です。そうして事件は今度こそ終わりを告げました――
事件が終わった後、事件のことについて振り返るアリス・鳴海。鳴海は自殺した理由を聞いても、その人にとって共犯者の二人がかけがえの存在だったと信じたいと話します。アリスも微笑ましげにその話を聞いていました。なんだか良いムード…。
ですがその後、彩夏による、アリスのお風呂の時間に~。いきなりサービスシーン!泣き出すアリスが~。追い出されてしまうのもお約束ですね。
追い出される時、アリスは鳴海を助手と呼びます――。いつの間にか助手に。それからすぐに鳴海は無理やりはなまるの手伝いに駆りだされることに。でも鳴海ははなまるでの時間がそれなりに楽しそうです。こうして鳴海ははなまるラーメンとアリスの元で働くことになります――。これから鳴海に一体どんな事件が待ち受けているんでしょうか…?
と、第1話はこんな感じでした。鳴海の独白が再現されていたからか、想像以上に原作のイメージに近くて驚きました。作中の空気がまた良い感じ。キャラの個性もちゃんと描かれていて満足ですー。
逆に現時点でちょっとうーんと思ったのはアリスの声が今ひとつな点と演出が淡々としている点。この作品で一番大事なキャラがアリスなのにあの声って…。とにかく声が聞き取りづらいというのが致命的でした。アリスの声はドラマCD版のままでよかったのにと思ってしまったり…。今後の成長に期待していきたいと思います。
あと演出的な効果からか作中の空気が淡々としているところがあって、途中観ていてぼーっとする時があってそこはちょっとしんどく感じました…。原作ではもっと賑やかな印象があったのですが、アニメで観ると何かが異なっているように感じました。でも全体的な出来はとてもよかったのでこれから楽しみです!
次回は原作2巻の話に入るようです。1巻の話はやるとしても、しばらく先になりそうですね。それもあって今後気になるのは彩夏の扱い。岸田さんのつぶやき的に、今後やる可能性はありそうですが、アニメではどう描かれるのか気になります。
いきなり2話放送で一気に観るのはちょっとしんどかったですが、事件解決まで進んだので後味すっきりしましたー。でもやっぱり2本続けては感想書くとなると辛かったです…。これからは1話ずつ放送なのでちょうどよくなるのかも。
感想はこれからどうしょうかと考え中です。余裕があったら次回も書きますー。原作の雰囲気がちゃんと再現されていて、今後がますます楽しみになりました!
ではまた!