今回はトウキョウ租界での黒の騎士団対ブリタニアの戦いがメインの戦闘回。見所は新型の紅蓮聖天八極式のお披露目でした。新紅蓮、カッコ良かったです~。
一方で気になるのが兵器フレイヤの存在。スザクは果たしてこれを打つことができるのか、注目です。
今回は始めから戦い。ゼロはナナリーを救出することを指示しますが、ナナリーはローマイヤーの勧めで避難することになります。そんな戸惑うナナリーの手には折鶴が。今回もローマイヤーはナナリーを人形扱いするなど嫌な感じです。
カレンあれから変わらず捕らわれの身。ジノからゼロがこちらに向かってきていると知らされて嬉しそうです。でもそんなカレンを見てジノは、
「君はそっちが本当みたいだな。
だがすまない。君の望みは叶わない。
この私と、トリスタンがいる限りは」
とカレンに言います。ここで気になったのはジノの自分の呼び方が「私」になったこと。ジノはやっぱりただの明るいキャラというわけではないように思えます。それに加えて気になるのが、何故ジノはカレンのことを気にかけるのかということ。ジノにも謎があるように思えます。
ブリタニア側ではスザクにフレイヤを使わせようとする動きが。特にニーナ。ニーナはスザクがなかなか決断しないことに痺れをきらし、無謀にも自分がランスロットに乗ると言いますが、ロイドは君はデヴァイサーじゃなくて、科学者なんだと止めようとします。ごもっともな意見です。今回のニーナもまた見ていて嫌な感じがしました。
と、そこにスザクがやってきてニーナを止めます。そしてスザクはニーナにも決断を迫ります。
「君にフレイヤを撃つ覚悟はあるのかい?
それだけじゃない。撃たない覚悟も必要なんだ」
今回もまたスザクは償いのためにゼロを打とうとしていたりと、いまいちスザクの考えにはついていけないものがありましたが、フレイヤを使わないという意思に関しては共感できるような気がしました。とりあえずスザクが現れたことでこの場は収まります。
黒の騎士団ではゼロが皆に指示を出しているところ。ルルーシュはロロがナナリーを無事助けてくれると本気で信じている様子。何か間違いが起きなければいいのですが…。
と、指示をしている最中、そこにスザクが向かってきます。スザクは、
『ルルーシュは――ゼロは僕が償わせるしかない』
と決意を決め、ゼロへフレイヤを向けてゼロを脅します。でもルルーシュはスザクをもう信じておらず、
「お前のいうことなど信じられるか!」
と、ジェレミアにスザクと戦うように指示をします。そうして出てきたのはジェレミア!これに戸惑うスザクですが、ジェレミアから攻撃を受け戦うことに。
「ジェレミア卿ですか?何故!」
「枢木スザク。君には借りがある。情もある。引け目もある。
しかしこの場は…忠義が勝る!」
「ジークフリートの!?」
「受けよ!忠義の嵐!!」
「くっ…。あなたにどんな事情があろうと、今は!」
今回もジェレミアが相変わらずカッコよくて良い感じです~。ジェレミアの忠義は本物です。今回はサザーランドとジークフリートを合体させたサザーランドジークに乗り込んでいて思わず笑ってしまいました。やっぱりジェレミアにしかこの機体は似合いません!
でも最近不満なのはジェレミアのギアスが使われる機会がないことでしょうか。この先またこのギアスが使われる時はくるのか気になるところ。
租界で戦いが始まったことで人々は避難していきます。そんな中ギルフォードは何故ブリタニアを敵に思っているのかと正気に戻りますが、またルルーシュに命令され、ルルーシュをコーネリアだと思い込んでしまいます。ギルフォードは報われませんね…。
スザクとジェレミアの戦いはますます加熱していきます。
「ジェレミア卿!私はこんな闘いを終わらせたくて」
「ならば、君にできるというのか?
我が君の苦悩を消し去ることが!」
「みんなを巻き込む必要なんて。ギルフォード卿まで!」
そんな中での両者のやり取りには見ていて燃えるものがありました。そんな中またニーナはスザクにしつこくフレイヤを使うように指示しますが、スザクはこれを受け入れようとはしません。が、スザクは次第に追い詰められていきピンチに陥っていくことに…。
が、そこに、
「ナイトオブラウンズの戦場に、敗北はない!」
と、ジノが助けに!今回ジノの見せ場が多かった気がします。現れたジノはジェレミアにオレンジについて皮肉のつもりなのか質問しますが、
「ジェレミア卿?オレンジの疑惑は本当だったようだな」
「オレンジ?ふっ。それは我が忠誠の名前」
ルルーシュに忠義を尽くすと誓ったジェレミアにとってそれは誇りになっていました。最初は何よりの侮辱だったのに…。まさかオレンジがそういう意味になる日が来るとは思っていませんでした。
こうして各方面で戦いは進んでいきます。その中での朝比奈と千葉の会話にちょっと癒されました。千葉はすっかり藤堂に気持ちが向いているようです。
一方ルルーシュはここでまたロロと作戦の確認。ロロはここではナナリーを必ず見つけ出してみせると言いますが、その胸の内は…
『任せて、兄さん。
ナナリーは必ず僕がみつけだして殺してやるから。
兄さんの家族は、僕だけでいい…』
と、腹黒さ全開。やっぱりロロにナナリーを任すのは危険です。何故ルルーシュもシャーリーの前例があるのに、ロロに任せるのか疑問を感じます。これもルルーシュのうっかりなのでしょうか。
捕らわれていたカレン。と、そこに咲世子が現れてカレンを助けます。ようやくカレンはここから出ることができました。それから咲世子はカレンにパイロットスーツを渡して紅蓮に乗り込むようにと言います。これにカレンも同意して紅蓮に乗り込むのですが、
「なんか…違う」
と、戸惑います。どうやらロイド達の手によって紅蓮はだいぶ改造されている様子。でも以前と比べてパワーアップしていることは間違いなさそうです。
カレンは紅蓮に乗り込み、咲世子に送り出されゼロの元へと急ぎます!ここでちょっと咲世子がうろたえていたような気がするのですが、大丈夫だったのでしょうか…。まあ深く気にしないことにします。
一方戦場では木下が負傷を追い、瀕死状態に…。それを気にかける朝比奈でしたが、木下は作戦に戻るようにと呟きます。ここでギアス嚮団に関わった木下は亡くなってしまいます…。
一方玉城はゼロのことを親友だと呼び、ゼロを探し続けます。近くにいるのに…。ダメです、もう笑いが~。きっとそう思っているのは玉城だけでしょう。玉城を見ていると飽きません。今回味方にも何だか役立たず扱いされていて笑えます。
その頃シュナイゼルはブリタニア皇帝の旗艦がこちらに向かってきていると報告を受けますが、シュナイゼルは確信があるのか、
「いや、陛下は戦場にはこられないよ」
と言います。その理由に関しては、
「現実を、今日という日を、
大事にしていると思うかい?彼が」
と語りますが…。その真意はまだ分かりません。
一方ゼロはアーニャに捕らわれ、苦戦を強いられていました。ですがここでまたアーニャに異変が起こり、この影響でルルーシュはアーニャの手から逃れることができました。
が、危機はこれだけで終わらず。その後ナイトオブテンに猛攻撃を仕掛けられ、更に窮地へと追い込まれていきます。守りに強化された機体でも、攻撃をされ続ければもたず。とっさの隙に脱出しようと試みるも、それは
「待っていたよ、ゼロ。
攻撃する瞬間にはシールドは張れまい。
さあ。おまえの大事なものを飛び散らせろ!」
と、ナイトオブテンの思惑通り。ゼロ絶体絶命のピンチです!ルルーシュはナナリーの名を叫び諦めようとします。
が、そこに颯爽と新型紅蓮・紅蓮聖天八極式が現れ、ゼロを救います!カレンは間に合いました。カレンは、
「先日はどうもブリタニアの吸血鬼さん。
ゼロ、親衛隊隊長紅月カレン、
ただいまをもって戦線に復帰しました!」
と言い、親衛隊隊長としてゼロを守ります!久々のカレンの活躍は見ていて気持ち良いものがありました。紅蓮を乗りこなすカレンを見てロイド達は悔しがります。ここのロイドのドロボ~発言が面白かったです。あとラクシャータが改造された紅蓮を見て怒っているのも良かったです。
ここからは紅蓮聖天八極式のお披露目という感じで、紅蓮の活躍が続きます!カレンはナイトオブテンから戦場の真実・英雄の話をされ、ナイトオブテンに英雄になりたいのかと問いますが、ナイトオブテンの答えは小物そのもの。
「イレヴンよ。戦場の真実を知っているか?
日常で人を殺せば罪になるが、
戦場ならば 殺した数だけ英雄となる」
「ふーん…ブリタニアの吸血鬼さんは英雄になりたいわけ?」
「いいや。公に人の大事なものを、命を奪えるとは最高じゃないか」
「―あんたさ、ちょっと下品だよ」
これにカレンは倒してもいい相手と気持ちの踏ん切りが出来たのか、躊躇うことなくナイトオブテンへと攻撃を仕掛けていきます!ナイトオブテンはそんなカレンの問いを気にせず、自分がまだ優位なのだと思い込み、紅蓮に何回か攻撃を仕掛けていきますが、今の紅蓮にはそんな攻撃は通用せず。全ての攻撃をカレンは防いで見せます。これにはナイトオブテンもかなり動揺した様子を見せます。
それからカレンはナイトオブテンに質問をします。
「質問。あなたの大事なものは何?自分の命だけなの?」
「脅しのつもりか?イレヴンが!」
「さようなら」
その答えはもうすっかり小物という感じ。これでカレンも決心がついたのかいつもの何だかグロい攻撃をお見舞い。これによりナイトオブテンは燃え尽きて死を迎えます。相変わらず紅蓮の攻撃は凄まじかったです。こうしてカレンは復活早々見事ナイトオブテンを倒すことに成功します。紅蓮はやっぱりカッコ良いな~と思いました。
が、ここで安心というわけにはいかず、ここでスザク・ジノが登場。カレンはジノと戦場で再会します。このカレンの行動をジノも何となく察していたのか、割と冷静にカレンに質問をします。
「カレン、シュタットフェルトの名前より紅月を選んだわけか?」
「そうね、だからジノ。戦場で会えたことを喜ぶべきかしら?
悲しむべきかしら?」
「楽しむべきってのはどうだい?
スザク。カレンとの決着は残しておいてくれよ」
「だってさ、スザク」
「すまない、ジノ…。
そんな余裕が許される相手ではなさそうだ」
それから戦いはランスロット対紅蓮、スザクとカレンの戦いになります。今まで両者の戦いはスザク優勢という感じがしましたが、今回は紅蓮がパワーアップしたため、カレン優勢。ロイドの改造は裏目に出てしまいました…。
一方この合間に藤堂は朝比奈からあるデータを渡されます。
「藤堂さん、木下副隊長の証言データを送ります」
「なんだ?こんな時に」
「聞いてもらえればわかります。やはりゼロは信用できません」
これはおそらくギアス嚮団の中での出来事を物語るもの。これは藤堂にも裏切りフラグが出てきました。それを渡した後朝比奈はロロを捕らえに行こうとしますが…。
その頃コーネリアも脱出を図ろうとしていました。それに扇がヴィレッタなのかと反応します。黒の騎士団に徐々に内部分裂の兆しが見えてきました。
あと咲世子もナナリーの近くまで接近。あと少しでナナリー救出というところまで行きます。あとはスザクをどうにかするだけ。ゼロはカレンにスザクを撃つように指示をします。
そうしてランスロット対紅蓮の戦いが続く中、遂に紅蓮がランスロットを仕留めるという状況に…。ニーナ達周囲の面々はフレイヤを使えと指示しますが、それをスザクは頑なに拒みます。ここでは眼鏡を外してスザクを心配するロイドが良かったです。本編で初めてのような気が。前回からのスザクの言動には疑問を感じましたが、フレイヤを使わないというスザクの意思だけは評価できると思いました。
そうしてスザクは、
『でも、それだけは。たとえ、ここで死ぬとしても…。
そうだ。これが償いなんだ。
受け入れるしかない。ここで、俺は――』
と、死の覚悟を決めようとします――。
でもここでスザクの目にギアスが…。思い出されるのは神根島でのルルーシュがスザクにギアスをかけたときのこと。ルルーシュはスザクに生きて欲しい一心で「生きろ」とギアスをかけました。そして今スザクの命の危機にあります。
それでスザクにかけられたギアスが自動的に発動。これによりスザクは「俺は、生きる!」と、フレイヤをギアスに操られた形で発動してしまうことに……。なんとも皮肉な結果です。
こうしてフレイヤはスザクによって発動されることに――。ブリタニア兵はこれにすぐに気付き避難していきます。千葉もこれに気付き退避していきます。発動されたフレイヤはナナリー、咲世子、ローマイヤー、朝比奈達を巻き込んでいきます…。遂にフライヤが発動してしまいました…。
ナナリー、咲世子は生死不明でも生きている気がしますが、朝比奈は助からない気が…。朝比奈は結構好きだったので残念です。ただ最後まで、
「藤堂さん、僕はあなたに……」
と、藤堂のことを気にかけていたのはよかったです。四聖剣ももう残りは千葉しか残っていません…。
ルルーシュもこの爆発に巻き込まれそうになるものの、ギアスをかけられているギルフォードのおかげで命を取り留めます。最期までコーネリアのことを気づかうギルフォードの姿が痛々しく見えました…。
「姫様、お逃げ下さい!姫様~!!
姫様、生きて下さい…生きて――」
この後ギルフォードは爆発に巻き込まれて通信不能に…。ギルフォードは最期までコーネリアに忠誠を誓い、亡くなっていきました。不本意な死であったのは確かです。ここで今のコーネリアが映っていたのがまた切なかったです…。
あとダールトンの息子始め、今回は多くのグラストンナイツが戦死しました。あっけなかった…。これを知ったコーネリアはもうルルーシュを許すことはできないでしょう。
そしてその後ルルーシュはロロに通信をして、
「ロロ、ナナリーと話をさせてくれないか」
と頼みますが、ロロはナナリーは光に巻き込まれたのだと事実をただ口にします。が、ルルーシュはその事実を受け入れたくないのか、そのロロの言葉を否定します。それにロロは事実を受け入れさせようと、ナナリーは死んだと連呼しますが、ルルーシュはそれでも受け入れられず、ナナリーと話をさせてくれと、ナナリーの死を否定し続けます…。
「でもナナリーは死んだんだ!死んだんだよ、兄さん…」
「嘘をつくな!!
なあ、ロロ…。ほんの少しでいいんだ…
ナナリーと話をさせてくれ…」
今回はそんなルルーシュの悲痛な思いを感じるところで終わり。フライヤの効果は核に匹敵するだろうと思っていたので、犠牲が建物1つですんだのがちょっと意外でした。でもまたしてもルルーシュはナナリーを救うことはできませんでした。果たしてナナリーは生きているのでしょうか…。
次回は「裏切り」ルルーシュ、かなりキレています。今回の出来事+タイトルからすると黒の騎士団がゼロを裏切るという内容になりそうな気もしますが、果たしてどうなるんでしょうか。予告にナレーションがなく、不吉な予感がしました。予告のラストが玉城で爆笑。カレンだけはルルーシュの味方になってくれることを祈っています。
あとガンダム00の予告で前回ラッセらしき人物が出ていて、これはラッセなのかと気になっていたんですが、今月発売のアニメ誌によれば本当にラッセらしくちょっと嬉しかったです。でも奇跡的に生き残ったっていうのは違和感が…。まあラッセ結構好きだったので良かったです。
ではまた次回に!
分かりやすいあらすじと素敵な感想だったのでついコメントしたくなりまして・・・
今回のギアスはいろいろと疑問が残りましたね\(^o^)/ジノやアーニャ、誰が裏切るのか、ナナリーは生きているのか?
来週もドッキドキですね
というか予告ナレーションついてなくて私もひやひやしました><
そんなに悲惨な内容なんでしょうか・・・?
長々とすみませんでした!
シャーリィの件も、ロロの言葉を聞いただけでは、彼女の記憶が戻ったことでゼロ(ルルーシュ)の立場に危険が及ぶ懸念があったから殺したということになるから、彼が兄を独占するために殺したとまでルルーシュが推察できるわけがないのですよ。
そんな状態では、ロロのナナリーに対する嫉妬心にも気付くわけがなく、ルルーシュは自分のことを第一に考えて動く便利な駒としてはロロを信頼しているのでしょうね。
今回のギアスもまた色々波乱がありましたね。
私もジノとアーニャの今後の動きが気になっています。
ナナリーに関してはこれで退場となると、
どうも釈然としないものがあるので、生きていてほしいなと感じます。
とりあえずルルーシュとまた再会してほしいですね~。
来週はタイトルからして嫌な予感がしますね…。
黒の騎士団はどうなるのか気になるところです。
何にしろ、ルルーシュがこれをどう乗り切るのか見守っていきたいと思います。
ではコメントありがとうございました~。
思い返してみると、確かにロロはルルーシュの前で表立って
独占欲を見せたことはなかったんですね。
シャーリーの件も、ルルーシュはロロのナナリーへの嫉妬心に気付いておらず、
ただルルーシュに危険が及ぶから殺したんだと考えれば納得できるような気がします。
だから今回の作戦でもルルーシュはロロまだ信頼できる駒と考えて、
ナナリー救出を任せたのかもしれませんね。
何故ルルーシュが今でもロロを信頼しているのか、おかげで納得できました。
でもそれだけにロロが今後どうなるか気になってきますね。
ルルーシュへの想いは本物だけに、少しは報われてほしいなと思うのですが…。
今後更に見逃せなくなってきそうです。