今日は晴れて朝からポカポカ陽気で、春ですね。今朝のテレビで放送されていましたが、一昨日からの春の陽気で札幌市内で開花した桜があるとか。ようやく北海道も春本番の到来といったとろこですね(^^)
気が付けば4月も下旬に入り、来週金曜日からはゴールデンウィークが始まりますが、天気に恵まれることをお祈りします(-m-)” パンパン
さて、本日は ホッケ について書いてみたいと思います。
道民にとってホッケはソールフードとも言うべき非常に身近なお魚だと思いますが、そのホッケには真ホッケと縞(しま)ホッケの2種類があることはご存じですね。
縞ホッケの正式名称はキタホッケといい、真ホッケは正式にはホッケで縞ホッケと区別するために「真」を付けています。また、2種類のホッケの体型・顔つきは似ていますが、魚体の模様が違います。縞ホッケは「縞」の通り黒い縞が入っています。一方真ホッケは縞はなくこげ茶色の薄い斑模様が入っています。
どちらが美味しいかという議論になると十人十色というか人によって好みが分かれますが、ホッケ=真ホッケというイメージや羅臼産に代表されるようにブランド化されていることもあってか消費量的には真ホッケの方が多いように思われます。
同時に食べ比べてみるとよくわかりますが、縞ホッケに比べて真ホッケの方が身が締まり味が濃く、逆に真ホッケに比べて縞ホッケの方は身が柔らかくやや淡泊と言えます。ただし、脂ののり方に関しては縞ホッケの方が明らかによく乗っています。脂が乗った魚が好きな人はもちろん縞ホッケ派ですよね。
この味の違いは、2種類のホッケが同じホッケでも違う種類であることもあるのですが、生息域にも関係していると思われます。真ホッケは北海道の周辺全域(オホーツク海では少ないようです)および新潟あたりまでの日本海に生息しているのに対し、縞ホッケは北海道以北のオホーツク海やベーリング海に生息しています。この2種類が生息する地域は海水温がまったく違います。縞ホッケの方が脂乗りがよくなるのは、真ホッケより冷たい海に生息するからだと思われます。
近年は漁獲量の減少でホッケの価格が高くなってきており、庶民の魚だったホッケが高級魚になりつつある感もあります。特に北海道近海で獲れるホッケで大型のものはブランド化されているのもあって、ひと昔前に比べるとかなり高くになっています。縞ホッケについては、大型のものは、ほとんどがロシアやアメリカからの輸入物となっています。
とはいえ、漁師さんの努力で一定の漁獲量は確保されているようですので、当面食卓から消えてなくなるとということないと思われます。
ホッケは本当に美味しい魚なので、皆さんにもった食べていただきたいと思います。当店では毎日確かな品質の2種類のホッケを販売しておりますので、ぜひご賞味ください。
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