坂本龍、日本の整体

Perfume、社会科学(政治経済)、自然科学などなど、思うところを

【P】メディアが殺し、メディアが生かす。

2009-11-30 08:38:46 | 日記
 アイドルとは、余りにも多角多面多層な豊穣である。
3人の少女達が、私達にそれを思い出させてくれた。
「アイドルとは、童貞の慰み者である。」
それは確かに真実だ。しかしそれはアイドルの一面に過ぎない。
そしてそれは、最も下卑な一面でもある。
しかし、その面のみを奇形的に肥大化した存在、それが、
おニャン子であり、後期モー娘であり、AKBである。
この三者により、
「アイドルなんて、童貞の慰み者でしかない。」
という偏見と先入観は、世間に流布され、一般化し、常識となって
しまった。

アイドルの意味を回復する者たち。

アイドルの意味に寄生する者たち。

3人の、アイドルの救世主たち。

48人の、アイドルの死神たち。
そしてそれはおそらく、J・POPの死神となるだろう。

 理由は簡単だ。
音楽無きものが、音楽チャートでスポットライトを浴び、音楽番組で
スポットライトを浴び、音楽ホールでスポットライトを浴びる。ならば、
音楽など無くてもよいのではないか、そう大衆は思うようになるからだ。
アイドルなど無くてもよい、かつてそう大衆が思ったように。

 電通とそれにコントロールされたメディアは、目先の利益のために、
1つの市場そのものを、葬り去ろうとしている。

 NO MUSIC , NO MUSIC

音楽無きところに、音楽は、無い。

 亀田興毅は本物だった。
TBSのギミック(しかけ)が、それを穢す。

 メディアよ。いつまでそんな茶番を続けるというのだ。
ただただ、本物を、そのままに、私達の前に出してくれ。

【P】武道館の意味を回復する

2009-11-06 22:20:36 | 日記
 もし自分が関根さん家の麻里ちゃんだったら・・・

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 録画してあった『MUSIC・JAPAN』(NHK総合日曜23:30~)を観ま
した。ボンジョビが出てた回のやつ。私は、
「Perfumeは、POPsの意味を回復するっ!」
とか
「Perfumeオワタら、POP・MUSICもオワル・・・orz」
くらいの勢いなワケです。ではそのココロはというと・・・。

 いつかそれを長文にまとめたいと思います。てか、7月から書き始
めた長文がふくらみすぎちゃって収集つかなくなっちゃって未完成の
まま放ったらかしにしてるのですが。まとめるとなると、一日潰して
も終わらない。古代ギリシャのピタゴラス音律から話を立ち上げてい
るものですから。

 『MUSIC・JAPAN』に話を戻します。ああいうインタビューって大抵

「日本の印象は?」とか
「日本食は好きですか?」とか
「日本のオーディエンスはどうですか?」とか、

そういうありがちな質問をするわけです。それがほんと、
「ナンダカナァ~。」
なんです。

「POP・MUSICIANが、日本でLIVEをやる事の意味は?」
「貴方にとって、武道館とは?」
「日本のPOP・MUSICが、世界を巡り巡るには?」

私がインタヴューアならこういった事をききたいんです。

 POP・MUSIC畑で最初に武道館LIVEをやったのは、ご存知の通り、
1966年のビートルズです。このイギリス生まれの4人の若者が、
この極東の島国の、キャパ約1万の武道館を埋めた、その事の意
味とはいったい何なのでしょうか?

 彼らが武道館でLIVEをやる事の意味、それは、イギリス人である自
分たちの生んだPOP・MUSICが、そのPOPが、地球を巡り巡って地球の
裏側まで届いた、地球の裏側まで響き渡った、その証明なのです。
これは米国のPOP・MUSICIANにとっても同様であり、ボンジョビに
とっても同様なのです。
 
 そしてビートルズ後の、2枚の武道館LIVEアルバム

♪ディープ・パープル(英)『Made in Japan』(1972)
♪チープ・トリック(米)『チープ・トリックat武道館』(1979)

という2枚の名盤を経て、武道館はPOP・MUSICの聖地になりました。
これは何も日本人にとってばかりではく、英米のPOP・MUSICIANに
とってもそうなのです。これこそが、英米のPOP・MUSICIANが武道館
でLIVEをする事の意味です。
「自分達の生み出した“POP”が、地球を巡り巡ったんだ。」
という勲章なのです。

 さらに、日本って変な国なんです。
ディープパープルはイギリスのバンドですが、アメリカより先に日本で
ブレイクした。それどころか、母国より先に日本でブレイクし、その後に
母国でブレイクするって実例が何件かあります。その代表例が、
♪70年代のクィーン(英)
♪80年代のボンジョビ(米)
です。

 ボンジョビのメンバーが、ビートルズ、ディープパープル、チープトリック、
クィーンを知らないわけないわけで、その辺をからめてインタビューして欲
しかった。そして最後に、
「日本人の少なからずが、日本の生んだPOP・MUSICが、そのPOPが、
地球の裏側にまで届く事を願っている。しかしそれは未だ実現して
いない。それに必要な事はなんなのでしょうか?」
ときくわけです。
(さらにボンジョビメンバーにPerfume動画を手渡せば、それはもう完璧。
帰りのチャーター飛行機の中でそれを観て、ぴったんこの可能性、大w。)

 ジュリアナ東京が閉店になった1994年を『アンダーグラウンド元年』とし
ます。それまでにも存在していたLIVEハウス、インディイーズレーベルに、
クラブ・カルチャーやストリート・カルチャーが加わって、ポストモダン
的な厚いアンダーグラウンドシーンが形成されました。
(私はヒットチャートやゴールデン全国ネット音楽番組というJ・POPメイ
ジャーしか知らず、それに嫌気がさしてここ10年はJ・POPをほとんど
聴かなくなり、Perfumeのお導きによってアンダーグラウンドの分厚さを
知ったので、エラソな事は言えないのですが。)

 アンダーグラウンドシーンには、そりゃクオリティの高い音楽が結構あ
りますよ。しかしそれがアンダーグラウンドの細分化された蛸壷に自閉し
ている限りは、POPsと呼ぶに値しないわけです。

 「Perfumeは、POPsの意味を回復する。」

これは、そんな意味を込めてなんです。

 例えば『MUSIC・JAPAN』のコーナーで、『武道館・FirstLIVE』とい
うコーナーを作るわけです。そこでその週に武道館・初LIVEを成功させ
たミュージシャンを洋邦とわずに取り上げる。とかですね。それに連
動させて紅白にそういう1コーナーを設けてもいいですし。
(ポスト・ポストモダンな今となっては、武道館もまた1万人収容の巨
大な蛸壷に過ぎんってのもまた、真実ではありますが・・・)

♪外国のミュージシャンが母国よりも先に日本でブレイクし、武道館LIVE
を成功させ、その後、母国でもブレイクする。

♪アンダーグラウンドの優れた音楽達が、武道館というターンを経て
メイジャーシーンに登場する。そして、その優れた音楽が、優れた音楽
であるというそれだけの理由で、つまりは音楽のチカラのみによって、
老若男女の音楽ファンに支持され、それが広がってゆく。

私はそんな日本の音楽シーン、激しく観てみたいのです。


 木村カエラさんのお導きによって、ラジオDJの意味を回復したPerfume。
【P】DJの意味を回復した、3人+1人

 そして、1年前の、2008年11月6日、7日。
あの日、Perfumeは、間違いなく、武道館でLIVEをするという事の意味を、
久しく失われていたその意味を、痛快なまでに回復した。

「Perfumeは、POPsの意味を回復する。」

もはや、これは、疑いようの無い、事実なのです。

 さらに言うならば、Perfumeは、POPsの本当の意味を日本人に知らしめた、
その最初の事例なのです。そのココロは・・・?
これが未完の長文の主題です。Perfumeに出会って初めて、私はPOPsの
意味を知りました。知っているつもりで、実はちっともわかっちゃいな
かったのです。多くのうるさ型の洋楽ファンといわれている人たちが
Perfumeに夢中になった。その意識/無意識に隠された理由が、その未完の
長文に述べられています。

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 追伸:
のっち、かしゆか、あ~ちゃん、そしてチームPerfume、さらには
Perfume紳士淑女諸君、武道館LIVE1周年、おめでとうっ!!!

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【P】Perfume脳症

2009-11-06 21:48:30 | 日記
 コメント欄に『聖地巡礼』ネタのご提案をいただいたので、修正
加筆したものを、下記に再アップします。

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 【Pefume脳症】

 脳からPerfume脳汁が分泌される病気。通称『パフュ脳』。

 その脳汁が頻繁に目から汁となって外部に漏れ出る様になると、
もはや末期である。しかし本人はそれを感動による涙だと思って
しまうので、早期発見は難しく、治療は手遅れになる事が多い。

 この脳汁には中毒性、依存性があり、患者はその分泌を促すよう
な行動を取り続ける。

 ♪ニコニコ、youtubeでの動画あさり。
 ♪ミクシー、2ちゃんねるへの長時間の接続。
 ♪LIVEへのストーカー的(追っかけ的)参戦。

が3大症状である。

 依存状態、夢から覚めたくないのも、Perfume脳汁によって得ら
れるユーフォリア(多幸感)への心理的、生理的依存ゆえである。

 しかし、治療過程でPerfume脳汁の分泌を遮断した時の“離脱”症状
もまた重篤である。この離脱症状への実験的な治療法として、Perfume
にまつわる下記の場所を回るという行動療法がある。

広島アクターズスクール
渋谷・アミューズ本社
亀戸サンストリート&そこのラーメン店『元楽』
代官山周辺・マカロニPV撮影現場
そして、
九段下・日本武道館
などなど。

 これは『聖地巡礼療法』と呼ばれるものである。離脱症状に苦しむ患者に、
「これもケジメだ。最後に聖地巡礼してPerfumeに別れを告げて来なよ。」
と提案するのだ。しかし実はこれは離脱を促すものではない。離脱症状は
不治の病であり、治療不可能だからだ。そこで離脱ではなく、聖地巡礼に
よる“解脱”という、斜め上を目指すわけである。

 Perfume脳症の劇症例としは『同化症』がある。ATフィールドが
混濁、融解し、Perfumeと自己とを過剰に同一視させてしまう。

 ♪初期症状としては、Perfumeの振り付けの模倣であり、
 ♪中期症状としては、Perfumeの衣装を身にまとったLIVE参戦であり、
 ♪末期症状としては、自己を主役としたPerfumeのPVとそっくりの
  ヴィデオ撮影である。

 さらにそれをニコニコ、youtubeにアップするようになると、もはや逝っ
ちゃったままもはやもどってこれない。このよう極めて劇症例の患者は、
「全て捨てなさい。全て捨てなさい。」
とウワ言の様につぶやき続けるのを特徴とする。

 非常にまれではあるが、Perfumeとの同化ではなく、PINOアイスと
同化してしまう症例、モモンガと同化してしまう症例も、それぞれ一例
ずつ報告されている。

 このモモンガ症例の青年男性は、09年10月30日の夕刻、新横浜にて
変死体として発見された。司法解剖の結果、Perfume脳汁が爆発的に
分泌されたためのショック死であると結論づけられた。彼に何があっ
たのか、事件性も疑われ、現在、厚労省Perfume脳症対策チームだけで
はなく、神奈川県警も捜査中である。ちなみに彼の死に顔は恍惚、悶絶、
そして、至福の表情であったと言われている。Perfume脳症患者特有の
表情である所の、『キモ幸せな笑顔』である。ちなみに彼の爪は極めて
綺麗に切りそろえられていたという。謎である。

 同化症患者は
「どうかしてるんです。」「どうかしてるんです。」
と繰り返し発言する。治療者はこれを患者による、
「自分は変になっちゃってる。」
という病識と誤解し治療が不適切になる事が多い。しかし患者は
「同化してるんです。」
と言っているのであり、重篤な解離性症状である。

 パンデミックの発生源は広島の3人の少女だという報告がある。
そのうちの1人には、「私はSPEEDになる。」という軽度の同化症が
観察された。おそらくPerfume脳症は、この少女が感染していたウィ
ルスが変異し、強力な伝染力と強毒性を持ったものと考えられる。

 このSPEED脳症は、1990年代末の日本国で発生したが、感染するの
は国内の十代の少女ばかりであった。しかしそのウィルスの新世紀
変異体であろうPerfume脳症は、団塊世代以下の老若男女に広く感染し
てしまう。2009年現在において患者の報告例は日本国内がほとんどだ
が、日本国外にも感染例が報告されている。世界的パンデミックが
心配される。

 歴史上、50年代のアメリカ、60年代のイギリスに同様の疾患が
発生し、国境を越え世界的にパンデミック大流行した。その感染症の
大流行は、世界史に不可逆的な変質をもたらした。









 プレスリー脳症、ビートルズ脳症である。

(この時も、「同化症」が観察された。もみ上げを異常に伸ばす
患者、マッシュルームのような髪型にする患者、リッケンバッカー
のギターを持つ患者などが観察され、それは今だにこの地球上に
散見でき、今この瞬間も、地球を巡り巡っている。)
http://www.youtube.com/watch?v=hUlluupR7IU&feature=player_embedded

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