坂本龍、日本の整体

Perfume、社会科学(政治経済)、自然科学などなど、思うところを

【P】劇場型IDOL、第2段ロケット、点火

2009-07-24 09:57:09 | 日記
「Perfumeとは何か?」

その答え、ようやく観斬る事が出来ました。
はああああああああああああああああああああああんw
分析にずいぶんと長い時間を要したものだなぁ・・・と。
えっ?
その答え、知りたいですかっ?
教えて欲しいですかっ?
じゃぁ特別に、このblogを読んで下さっている貴方にだけ、そっと教えて
あげますね。

「Perfumeとは、何か?」

その答えは、






「天狗じゃぁ~~~~っ、天狗のしわざじゃ~~~~~っ!!1!!1」

へぇっ?
天狗なんて実在しないって?
そんな事わかってますよ。冗談に決まってるじゃないですか。
真実の答えはねっ、

「Perfumeとは、何か?」

その答えは、





「狐じゃぁ~~~~~っ、狐のしわざじゃぁ~~~~~っ!11!!」



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まぁ本当に、よくもまぁこうも次から次へと燃料投下が続くなぁと。
しかもそれ、燃料投下ちゅうよりも、爆弾投下なんちゃうかって。
しかもそれ、単なる爆弾ちゅうよりも、広島型原爆なんちゃうかって。
しかもそれ、爆弾投下ちゅうよりも、自爆テロなんちゃうかって。
つまりそれ、核自爆テロなんちゃうかって、小1時間。
しかもそれ、PerfumeWorldちゅうコップの中の嵐に過ぎないんちゃうかって。
つまりそれ、コップの中の核自爆テロなんちゃうかって。

世代間断絶、世代内断絶がここまで進むと、しょせんは蛸壷の中での
出来事になってしまい、同一世代内で横にも、異世代の上下にもなかなか
広がってゆかない。
宮沢りえの衝撃ヌード写真集があっというまに老若男女にパンデミックしたの
とはエライ違い。
ホントに、時代が変わったなぁと。
個人的に私は、Perfumeに『ナショナル・ブランド』になって欲しいって
思ってる脳内Pなわけだけど、どうなんでしょ?
道は遠いなぁ、と。


一応、歴史の生き証人の使命として、日付けメモ。

090611「のっち金曜事変」
090618「かしゆか金曜事変」
090620「あ~ちゃんロキノン事変」
090718「あ~ちゃんCUT事変」
090722「あ~ちゃんblog事変」

か。
Perfumeファンであり続けるって事がこうも心臓に悪いとは、本当に。
寿命縮みますよ、もう勘弁してくださいよ、本当に。
もうホント、斜め上ぶっ飛びすぎっすよw

Perfumeは、いわば『劇場型IDOL』なんだな。
劇場型IDOLってのは、テレビのブラウン管の中やLIVEステージばかり
ではなく、『時代を舞台としたIDOL』って事。山口百恵さんの事を
阿久悠さんが「時代と寝た女」とか言ってたけどね。
このGAMEの司令塔は、誰なのかと。
このGAMEの狙いは、何なのかと。
それとも司令塔もいない、狙いもないのかと。
全ては必然の、なすがままに?

まっ正直、去年の「DF」からPerfumeを意図的に上げ底評価して来た
私だけど、そんな余計な親心からようやく解放される時が訪れたぞっと。

「ミュージック・ステーション(テレ朝金曜20:00)」での「ISLU」。

http://www.dailymotion.com/search/perfume/video/x9uchs_perfume-i-still-love-u
http://www.youtube.com/watch?v=ckOKwB6FJpY
これ、素晴らしすぎる。
もう、ここん所の憂さを全て晴らしてくれたわ。
このエントリーは、この映像を観た後、思った事です。


去年2008年の秋にPerfumeを知り、それからまだ日が浅かった頃、
3人をどう分析してたかっていうと、

Perfumeの3人を、食べ物に例えると、

のっちは、生牡蠣
あ~ちゃんは、モミジ饅頭、
かしゆかは、箸置き。(食べ物なのか?箸置きって、食べ物なのか・・・?)

とかいう分けわかんない事思って、その後、Perfumeをより知るにつれ、

のっちは、目で感じろっ!
かしゆかは、耳で感じろっ!
あ~ちゃんは、心で感じろっ!

とか、Perfumeの歌声を水溶液に例えると、

あ~ちゃんの声は、溶媒、
のっち、かしゆかの声は、溶質。

とか、あるいは3人とPerfumeとの関係性を、

あ~ちゃんは、自分とPerfumeを切り離せず、考えてばかり、
かしゆかは、自分とPerfumeを切り離せて、そして考えで両者をつなげる、
のっちは、自分とPerfumeを切り離せて、そして、あんま考えないw

とか、まぁ色々勝手な事思ってきたわけです。
でも、そんなに外れてはなかったような気が、しないでもない。

まずはのっち。
Perfumeを知って最初はもう、のっちの過去映像に目が釘付けになった。
まさしくパーフェクトスタイルだと。
ダンスものっちだけをず~~と目で追ってた。
ダンスど素人の私には最初は何が魅力の源なのかよく分かんなかったけど、
ちょっと華奢めでシャープで柔らかい肩のラインが最高にいいんだなぁ、
と分かってきた。

所が所がのっち、去年の後半ぐらいから太っちゃった。
まぁ太ったと言うよりもガタイがよくなっちゃった。
身長もここ3年くらいの間に160cmから164cmになっちゃった。身長が
4cm伸びるのは別に構わないんだけど、その4cm分が全て上半身が伸び
ちゃったって感じ。
「ミュージック・ジャパン(NHK日曜23:30)」のテーブルの下からのぞく
脚線美はもう完璧だけど、でも立ち姿と動いた姿がイマイチになっちゃった。
もうあのパーフェクトスタイルののっちは永遠に戻らないんだと思って絶句した。
PerfumeMagicのかなりの部分は、のっちのスタイルによってたと思うから。
あと、脚ばっか出して、肩のラインを出さない衣装にも不満だった。
下は長ズボンでいいから、上をノースリーブかタンクトップにして
くれってずっと思ってた。

でものっちの劣化によってある事が浮き彫りになって観えてきた。
それがかしゆか。
のっちに目を奪われていた時にはまったく気付けなかったけど、かしゆかの
魅力に遅ればせながら気付いた。
スティル写真でのかしゆかを良いと思った事はあんまりない。
でも、動きの中でのポージングが本当に素晴らしい。
かしゆかは、長い時間のはてに、最高にコケチェッシュな引力を放つ
ポージングを探り当てたって、そんな感じ。
のっちを天然のアユだとすれば、かしゆかは養殖のアユって感じ。
でも最高の養殖のアユね。
天然のダンサーと、作為のダンサー。

転じてあ~ちゃんは・・・w
あ~ちゃんはダンサーですらないって思ってた。
体型がどうとか言う以前の問題。平気で棒立ちになっちゃうんだもん。

私が好きな振り付けは「ポリ」と「ltw」。
「ltw」のあの変態クネクネダンスの振り付けは面白いと思った。
でも「ポリ」は、サビの所のあのフック満載乱れ撃ちのコリオグラフは
MIKIKO先生じゃないらしいし、正直MIKIKO先生の力量がわかんなかった。
まぁダンスど素人の私に分かるはずないんだけど。
音楽創作には明らかにネタ切れってのがあるわけだけど、MIKIKO先生の
コリオグラフもネタ切れなのかなって、ド素人のクセに勝手に思っちゃってた。
枯渇でないとしても、音楽創作において神曲を連発なんて不可能なのと
同様に、神コリオグラフの連発なんて不可能なものなのかって、ド素人
なりに思ってた。

所が所が、上に張った「ミューステ」の動画を観て、視線わしづかみに
されちゃった。

「のっちが、オレののっちが、とうとう帰ってきたぁ~~~~~~っ!1!11」

て感じ♪ (誰がオマエののっちやねんw)

やせちゃったけど、でもそのせいでものすごく肩のラインが引力を放つ
ようになった。のっちはもうフェミニンなかっこじゃなくって、スーツとかの
マニッシュなかっこがいい。
ロングパンツとスーツっぽいジャケットの組み合わせとか。
多分、日本の芸能界で、最もスーツが似合う女性。

かしゆかはもう、視線から首の角度からマスカラてんこ盛りのまつ毛の
動きから、何から何まで徹頭徹尾、ポージングに隙がないって感じ。
正直、覚醒しちゃった天然のダンサーののっちにはかなわないけど、
養殖ダンサーゆえの人為や作為を感じるんだけど、でもここまで
徹底してると、こっちが発狂しそうなくらいの、魔力を放つ。

あ~ちゃんは、少なくとも棒立ちになる事はなくなったかな?
歌声だけでなく、ダンスにおいても、溶媒って感じ。
パンダ化粧やめて目尻の下側にアイラインをいれて垂れ目演出して
柔らかい表情にして、ダンスもそんな感じ。
なんか、あったかい。

あと、MIKIKO先生、これ、快心のコリオグラフでしょ。
もう麻薬的な魅力を放ってる。さっきっからず~~とリピートして観てる。

始動の時の細かい動き。
最初のL字型の指の開閉のリズム、柳腰のシンクロ。
ヒジをくねくねさせながら腕を前に伸ばすとこ。
手で手を押さえこむとこ。
指を広げて耳に当てるとこ。
「涙に変えて」のとこ。
手のひらを前にゆっくり押し出すとこ。
手を上に上げて手首をくねくねさせるとこ。
ブレイク最後、体をクネクネさせながら上に伸びるとこ。
「眠りに付く」のとこ。
“とんとんとん”しながらちょっとだけ後ろに下がるとこ。
脚を開閉するとこ。
そして、最後の、タン・タン・タンっていう決め。

これ、練習の時、MIKIKO先生は鬼軍曹になって・・・
想像しただけで、スゴそうではある。
シンクロナイズドスイミング日本代表の、鬼コーチと選手の関係みたいな。

参考までに、CountDownJapan0708「ポリリズム」の神映像。
http://www.youtube.com/watch?v=rltlv1yW2JU
比較すると、ここには「カワイイ」への甘えがあるってのがよく分かる。

でもミューステ「ISLU」は・・・

ミューステ制作スタッフの皆さん、セット、照明、カメラワーク。
力入れていただいて、本当にありがとうございます。
この映像、オレが死ぬ時、棺桶に入れてもらうわ。

離脱した人達や~~い、
離脱しそうな人達や~~い、
早くPerfume号に戻らないとよ~~い、
第2段ロケット、もう導火線に点火してるみたいだよ・・・


ション便臭いこの国のPopCultureを、本気で筆下ろししようとしてるんだよ、
この人たちは。


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【P】X論文とPerfume

2009-07-21 11:45:53 | 日記
090721(火) 事務的な連絡

当blogを読んで下さっている方々、
04日05日の週末に書き上げる予定だった『Perfumeの燃え成分』に関して
考察した長文、3/4くらいが完成しました。もう少々待ってやって下さい。
はっきり言ってスゴイです。なんか取り付いてます。『Perfume論壇』史上、
最高の出来です。前代未聞です。前人未到です。空前絶後です。
こんなスンゴイPerfume論、POP・MUSIC論を書いてしまう坂本龍ってヤツは、
どんなにスンゴイヤツなんだろうって思わずにはいられなくなります。
ちなみに私、アマチュア作曲家です。論もスンゴイんだけど、作曲もスンゴイです。

  『地球最後のメロディメイカー』

です。曲聴けば、こんなスンゴイ作曲するヤツだからこそ、こんなスンゴイ論を
開陳できるんだって思わずにはいられません。(←自画自賛、乙、ですw)

その論のイントロとなる小文を、このエントリの最後に書いています。

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この場末のblogにアクセスしてくださっている皆さん、ありがとうございます。
このblogは今のところ、
♪Perfumeネタ
♪社会科学(政治経済)ネタ
この2本立てでやっています。

このblogの1つの柱である社会科学ネタですが、いよいよ090830、
天下分け目の衆議院選挙です。
政治・経済に興味のある方、この選挙が、『日本戦後史』において、
あるいは『日本近代史』において、どういう意味を持つのかを知りたい方は、

「日本政治を整体す 1・2・3・4・終」

のエントリーを読んでいただくと分かると思います。
めっちゃ長いです。『Ⅹ論文』と名付ける事にしました。
第4章・その5ででてくる『Ⅹマップ』が鍵ですので。
右のスクロールバーを半分ぐらいの所まで下げた所から書き始めています。
この衆議院選挙は、膿みきった自民党政治の葬送行進曲にしなければ
ならないわけです。

でも問題は、それからです。

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このblogのもう1つの柱であるPerfumeネタ。
私の個人的宿題であった、
「Perfumeとは何か?」
に対する一応の答えが出ました。頭の中で練り練りしている
長文の構想がだいたい完成した所です。
Perfumeとは、Perfume3人の問題だけではなく、一種の症候群、
「Perfumeシンドローム」
なわけですが、その重要成分が分かったような気がします。
Perfumeシンドロームは、“萌え”と“燃え”の2成分からなっています。
その内の、“萌え”成分がどのようなものであったかは
のっちFRIDAY事変
かしゆかFRIDAY事変
あ~ちゃんロキノンCUT事変
という一連の六月事変を経て、Perfumeファンなら身にしみて分かって
いる事と思います。
では、Perfumeシンドロームの“燃え”成分とはなんだったのか。
なぜ、少なからずの人たちが、
「Perfumeは、日本を変えるっ!」
とか、あるいはさらに
「Perfumeは、世界を救うっ!」
とまで思たのか。それを2つの角度から分析しました。

1つ目の角度としては、PopMusicの歴史の中で何度か炸裂している爆発、

50'sアメリカにおける、エルヴィス・プラスリー
60'sイギリスにおける、ビートルズ
70'sアメリカにおける、ブルース・スプリングスティーン
70'sイギリスにおける、パンク・ロック
80'sアメリカにおける、マイケル・ジャクソン
80'sアメリカにおける、HipHop、ハウス、テクノ

からの補助線を引きながら、「Perfumeとは何か?」を明らかにして
ゆきたいと思います。

2つ目の角度は、「“シンクロニシティ”と“近代の超克”」ですね。

1つ目のほうをここ数日の内にアップしたいと思いますので、
チェックしていただけると光栄です。


では、そのイントロとしての小文を。
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ふ~~~、六月事変はこれにて一件落着、かな。

のっち金曜事変
かしゆか金曜事変
あ~ちゃんロキノンCUT事変

っていうね。
最初ののっち金曜事変は、Perfume初のメディアスキャンダルだったから、
正直、衝撃的ショックだっだけど、あとのは特にショックではなかった。
でも、Perfumeファンにも色々いて、それぞれショックのツボが違ったみたい。

「Perfumeは、日本を変えるっ!」
とか
「Perfumeは、世界を救うっ!」

っていう、希望的観測。
でもそれは、別に3人自身の夢や希望や願望や願いでも何でもないわけ。
それはオレラ自身の夢であり希望であり願望であり願いだったわけだ。
「この膿んだシーンを刷新してくれっ!」
っていうね。そう、大のオトナであるオレラが、若干ハタチの幼馴染三人娘
にそれを仮託、託していたってわけなんだ罠。
何よりもナサケナイのは、オレラ、いや、このオレってわけだ。

まぁ、そんなオトナのオレラの意識的・無意識的な願いがあったからこそ、
Perfumeシンドロームの渦に参加するオレラの燃えが、より熱いものに
なったのも事実。
でも同時にそんなオレラの願いこそが、3人に途方もないプレッシャーを
背負わせてしまったのも、また事実なんだ罠。

3人は、
武道館&紅白って夢には、素直に熱くなれた。
でも、アリーナツアーとか、ドーム、あるいはドームツアーっていう
日本国内での規模の追求、日本国内での縦への量の積み上げには、夢として
熱くなりにくい。
海外っていう横への追求も、今のところは遠そうで、いまいち熱い夢と
して掲げられない。
東亜制覇ってのも同様。
人生経験、音楽リスナー経験豊富な2ちゃんの脳内プロデューサー達でさえも、
これからのPerfumeをなかなか描けないんだから、Perfume自身が描けない
のは無理もない事。


今、私がPerfumeに求めるのは、
「J・POPの定番商品になって欲しい。」
って事。“商品”っていう言葉が放つ、ビジネスの匂い、金勘定の匂いに
引っかかる人もいると思う。でも“定番商品”って、やっぱ、すごいんよ。

ユニクロの、フリースとかヒートテック。
私が使っている、花王の、ビオレ・ハンドソープ。
新たなる定番商品になるであろう、トヨタのプリウス。
あるいは、かしゆかご贔屓の、無印良品。

ウチの最寄の駅ビルに行けば、無印のショップがある。
来年行っても、あるだろう。
再来年いっても、あるだろう。
その次の年にいっても、やっぱり、あるだろう。
いつ行っても、一定のお客さんがいる。
お客さんとの信頼の橋を、築けたから。

Perfumeの、CD・DVDリリースやLIVE。それが未来へと連なり、そして
繋がって行く。
そりゃ1位とれない時もこれからの長い年月の間にはあるだろう。
1位どころか5位や10位に届かない時もあるかもしれない。
LIVEで空席が散見できる時もあるだろう。
でもその時は、クリエイションやプロモーションに工夫と努力をし、
返り咲きを目指して、力を合わせ、がんばる。
Perfumeの無いJ・POPシーンより、
Perfumeの有るJ・POPシーンのほうが、いいに決まっているから。

PerfumeはJ・POPシーンを、変えた。良い方向にね。
アイドルの意味を、回復した。
それに気付かない人もいるかもしれないけど、私にはそれが見える。
心あるクリエイターやプロダクションは思い出したんだ。
アイドルというチャンネルを通して、クオリティを、そして音楽の良心を、
ヒットチャートやゴールデンタイム全国ネットテレビっていう
メジャーシーンに送り込む事が出来るって事を。
大衆に“音楽”を届けられるって事を。

090807~091030の『直角二等辺三角形ツアー』。
これはPerfumeにとっての事実上のマラソン初挑戦といっていいだろう。
体調に気をつけて、ゴールテープを走り抜けて欲しい。
幼馴染三人娘が、なんだかんだいって仲良さげにキャッキャ笑っている姿。
あれは、なんだかんだいってPerfume最強のコンテンツだと思うから。
PerfumeMagic・第二章は、そんなに急ぐ必要、ないですもんね。

横浜アリーナで待ってます、よん♪

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バーニングの周防さんとか、
ジャニーズのジャニー喜多川さんとか、
AVEXのMAX松浦さんとか。

芸能界政治力の強そうな人がいますけど。
今のJ・POPシーンの延長線上にあるのは、ゴールデンタイム全国ネットテレビ
から音楽番組が無くなるって事です。
今の巨人戦のようにです。
コンテンツをプロモーションする重要な場が無くなるって事です。
その辺を予想してるのでしょうか。
Perfumeは、長らく流行音楽から離れていたオジたちをCDショップに
舞い戻らせる事に成功しました。
PerfumeLIVEがきっかけで、CDコレクター的な音楽ファンが、LIVE参加に
目覚めたって事例も多いです。
Perfumeは、業界全体の救世主にもなりえるって事です。
このままだと、POP・MUSICは、小文字の存在、pop・musicに成り果てるでしょう。
おそらくPerfumeは、その再生の、最後のチャンスなのです。


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【P】読者の皆様へ

2009-07-08 23:10:58 | 日記
 執筆予定の、
【Perfumeシンドローム、その“燃え系フォース”の正体】
の前に、ちょっと筆安めに中ぐらいの長さのPerfume論を3つ。

まず最初のネタとして、以前2ちゃんねるの邦楽グループ板の
Perfumeスレッドに投稿した文章に修正加筆したものを。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
Perfumeシンドローム、それは、カオス理論でいう所の、
カオスの中で【創発】が起こったという事だ。

40億年前に地球上に生命が誕生した。
それは有機物AとBとCとの結合によってだが、そこでは単なる
足し算ではなく、掛け算が起こった。

数億年前、その生物の中に意識が誕生した。
神経細胞の固まりにすぎない脳の中で。
それは神経細胞AとBとCとの結合によってだが、それも、
単なる足し算ではなく、掛け算。

「Perfumeとは何か?」
多くの人がこの答えを得るために、要素還元的に、つまりは
Perfumeシンドロームをパーツに分け、そのパーツの1つ1つを
分析する事により、語ろうとした。
しかしそれではあまりにも足りない。

PerfumeはAとBとCの要素から構成される。
A=5、B=8、C=7である。
だからPerfumeは、
A+B+C = 5+8+7 = 20
である、というようにね。
でもPerfumeにおいては掛け算が起こっている。
Perfumeとは、
A×B×C = 5×8×7 = 280
とい事実。
280のうちの20までは、分析、言語化する事は可能だが、
残りの260は分析、言語化不可能。だから多くの人が分析を
途中放棄し、Perfumeを【奇跡】と形容した。

「大切な事は目には見えない。」
っていうのは「星の王子さま」の有名な一節だけど、
「大切な事は言葉に出来ない。」
のだと思う。だけど人間は人間の性(さが)として、何か大切な
物事に出会うと、言語化してしっかりと脳に捕捉したいと思う。
だけど、そもそもが言語化できないものを言語化するのだから、
それは本来的に不可能。
だからこそ、Perfumeに対して多くの言葉が費やされ、そして未だ
語りつくせていないのだと思う。

下世話な例えを1つ。
性感帯Aを刺激すると得られる快感が5、Bだと8、Cだと7だとする。
で、そのAとBとCを同時責めされた時、得られる快感が20ではなく、
280になる事がある。そういう事が'07~'08のPerfumeにおいて
起こったという事。

5×8×7 = 280の掛け算の奇跡、魔法がとけると、そこには
5+8+7 = 20が残る。しかし掛け算の魔法を目撃した者の目には、
20は無残な残骸にしか見えないだろうけど。
例えば、再結成のSPEEDとか、現在のモー娘とか、ね。
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<




次のネタは、「ロッキン・オン・ジャパン・7月号」の例の
インタヴュー記事の中の、多くのオタたちが曲解した部分を
ていねいに読解してみる。

以下、雑誌から抜粋。
イ : インタヴュアー
か : かしゆか
の : のっち
あ : あ~ちゃん

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
イ「例えば、昔のアイドルっぽいかわいらしい曲を求めるファンが
  いるとしたら、それについてはどうですか?」

か「今のPerfumeを受け取ってください。かわいい曲を、自分たちが
  今そこまで欲しいと思ってないのかもしれない。やっぱ年齢が
  上がるにつれて、そこが辛くなってくることもあるんですよ。
  今、いろんなアーティストの方を知って、ミュージシャンの
  人とも関わるようになって、かっこいいって思うことがたくさん
  増えてきて、新しいことに挑戦したいと思うことも増えてきてる
  から、かわいらしさは、もし中田さんが出そうとするならあっても
  いいと思うけど、そのかわいらしさは、ハタチの今のPerfumeの
  かわいらしさであって、昔のかわいらしさを求められても、それは
  今新しく出す事は難しいと思います」

の「そうだそうだ!」

あ「(変な声で)そうだそうだ!」

か「昔の曲をやるときに、昔のかわいさに戻ることはできるとは
  思うんですよ。ウワーッってはしゃいでしまえばいいんで。
  ただ、今から新しく出す曲にそのかわいらしさを出せって
  言われるのはちょっと違うと思う。受け止めてください、
  私達もうハタチなんですっていう」

の「寂しい(笑)」

あ「好き嫌いがあるのはもちろんあると思いますし、だから
  離れてってる人もいっぱいいると思います。でも、増えて
  いってくれてる人もたくさんいるし、それがいいって言って
  くれる人もいっぱいいるから、全然なにも思わないですね」
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

このあ~ちゃんの、
「全然なにもおもわないですね」
が一部で物議をかもす結果となったわけです。

ではここで読解問題、
「離れてってる人もいっぱいいると思います」
「全然なにも思わないですね」
の所で、あ~ちゃんは旧来のどんなファンの事ををイメージして
言ってるのか、以下のA~Cの選択肢の中から選びなさい。

A : LIVEで「OMAJINAI★ペロリ」を熱望する、古参ファン。
B : LIVEで「スウィートドーナッツ」を熱望する、古参ファン。
C : ニューシングル、ニューアルバムに新曲として
    「スウィートドーナッツ」みたいなかわいい曲を熱望する、
    古参ファン。

答え・・・・・C

でしょ?
なのに曲解してBな古参ファンが、
「うっきっ~~~~っ!11!1!」
ってなってたりする。
オマイら、ほんとに日本人か?日本語読めるんか?
音楽オタ系Perfumeファンなら、3人の歌声が変わってしまって
いるから、“昔の様なかわいい曲”を新曲として歌うのは難しいって
分かってる。でも、いくら音楽に疎いアイドルオタ系Perfumeファン
だからって、それくらいは分かってるだろうから・・・・、ねぇ。
つまり、Cなファンは事実上、ゼロ、なんでね??




最後のネタは、090708のニューアルバム『⊿』発売日、Perfumeが
そのプロモーションのために東京FMをジャックして5つの番組を
ハシゴしたのですが、そこでの、超異常テンションなあ~ちゃん
について。

「Blue Ocean」
http://www.youtube.com/watch?v=e67lRHmKUI8&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=MbF_UX0Me7c&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=65A0Qsf93-8&feature=related

「ONCE」
http://www.youtube.com/watch?v=1_9EsyzLCEs&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=NLFJAER8o4Q&feature=related

「DIARY」
http://www.youtube.com/watch?v=NRQgdv8d5WE&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=orVQCPwlwdA&feature=related

「WONDERFUL WORLD」
http://www.youtube.com/watch?v=e5Lbb1nOr1o&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=omVNVVJb0nw&feature=related

「SCHOOL OF LOCK!」
http://www.youtube.com/watch?v=jKkiplXdiHw&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=rWAG6oOP-PI&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=7Y61UJGqOnY&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=o_lNUXY5jH8&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=076Ybad5r14&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=-Lq3KxPzAIE&feature=related

「WONDERFUL WORLD」の2本目、「SCHOOL OF LOCK!」の6本目は
是非聴いて欲しい。

あ~ちゃんとPerfumeとの関係は、やっぱ、あまりにも特殊だなぁと。
その特殊性の中にはプラスもあればマイナスもあると思うけど、
少なくともこれだけは言えると思う。

あ~ちゃんがいなかったら、「Perfumeという、何か」は起こりえなかった。
そして、PerfumeのいないPopMusicシーンより、PerfumeのいるPopMusic
シーンの方が断然イイに決まってる。

異論は、断然、却下する♪


今週のウィークリーアルバムチャート、オイラの夢想は、

1位『⊿』
2位『マイケル・ジャクソン紙ジャケ』
3位『マイケル・ジャクソン紙ジャケ』
4位『マイケル・ジャクソン紙ジャケ』
5位『マイケル・ジャクソン紙ジャケ』
6位『マイケル・ジャクソン紙ジャケ』
7位『マイケル・ジャクソン紙ジャケ』
8位『マイケル・ジャクソン紙ジャケ』
9位『マイケル・ジャクソン紙ジャケ』
10位『マイケル・ジャクソン紙ジャケ』

だったけど、無理みたいw


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