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禅と薔薇

高島市 曹洞宗 保寿院 禅の話と寺族の薔薇のブログ

合掌

2015年04月02日 | 小さな法話
白鳳十四年(西暦686年)に天武天皇の勅が出されました。
「諸国の家ごとに仏舎を作り、仏像や経巻を置き、礼拝供養せよ」というものです。
これが、今日の仏壇のはじまりという説があります。
他にも。説はあるのですが、いずれにしても自分の家族や知り合いなど人間ではなく、木や金属などに手をあわせるのです。
血の通ったものではありませんが、たくさんの人々の念の入ったものです。

先祖や家族の拝んだものという他に、私たちのうちにある「仏」を拝むのです。それが信心です。

逢花打花逢月打月

2015年04月01日 | 小さな法話
逢花打花逢月打月 (はなにあえばはなをたし、つきにあえばつきをたす)という禅語があります。
咲いている花を美しいと思い、月を見上げて月の灯りを思う。
出会ったことをそのまま受取り、あるがままの私であること。
あれがどうだとか、これがどうだとかではなく、そこにある世界を感じる事こと。

もの事はいつも変化し、この私もいつも「新しい私」を生きているのです。