脳内機長のフライトログ

「脳内機長のフライトログ」の記事置き場です。

フライトレポート 羽田-高知龍馬空港

2010年02月28日 19時39分17秒 | Microsoft Flight Simulator
ど~も~。脳内機長でぇーす。
「脳内機長、最近飛んでいるの?。」というお声が聞こえてきそうです。そういえば最近レポート
ばかりかと・・・・・。いくら「脳内」でも、機長のお仕事をせなば・・・・・。
脳内機長は「国内線」機長。(理由はアドオンが国内だけ・・・でなくて、国際線の長時間勤務はいやだっ!)

お偉方:「本日の乗務は、東京国際空港-高知龍馬空港の往復を命ずっ!」
脳内機長:「はいっ!いってきまぁーす。」

ってわけで、本日は「高知龍馬空港へ。

まず、ANA の「ディスパッチャー」(運航管理者以下)の元へ。

本日、天候は「晴れ」(到着地の気温・湿度は省略)風は310°0.5 ノット。天気が良く無風であります。
(Flight Simulatior の天気設定です。)
では、今回のフライト・プランをお見せします。

RJTT(羽田)→ RJOK(高知) NH563便 出発 11:40 → 到着 13:10  B767-318ER FL 300

RJTT 東京国際空港(羽田空港 RWY32R )→ AMUSE アミユ一ズ → KZE 木更津__KZE(114.5)__CH92X(1179) →
URAGA ウラガ → D261T → MIURA ミウラ → OCEAN オーシャン → YZ 焼津YZ(344) →SAKIT サキット
BANJO バンジヨウ → KEC (串本)KEC(112.9)__CH76(1163) → JAKAL ジャッカル →
KRE 高知__KRE(113.7)__CH84(1171) → D160U → RJOK 高知空港( ILS32 予定)

燃料 使用予定燃料 24,440 ポンド 搭載燃料 33,564 ポンド

ペイロード 自重 198,443 ポンド
      1st Class 24 席 4,200 ポンド
      Bus Class 46 席 8,050 ポンド
      Eco Class 148 席 25,900 ポンド

      Lwr DK Cago Fwd 8,175 ポンド
      Lwr DK Cago Aft 8,175 ポンド
      Lwr DK Cago Bulk 1,000 ポンド

離陸重量合計 287,510 ポンド(129,379.5 トン)

エアロ・ノーティカル・インフォメーション 特記無し。(滑走路閉鎖や工事・事故・混雑等はありません。)
フライト・プランにサインし、「いってきまぁーす。」

30分前、機体点検をします。タラップを降り、機首部分→首輪→右エンジン→右主翼→右主輪→胴体右
→尾翼(水平・垂直)→胴体左→左首輪→左主翼→左エンジン・・・・・。
コクピットにいる「副操縦士(以下「CP」)に「ノー・スコーク」を無線で伝えます。

飛行前のチェックとFMCにフライト・データ(上記)の入力が終了する頃、お客様の搭乗が完了します。
客室乗務員(以下CA)さんが、搭乗完了を報告してきました。

まー君:「エンジンスタート5分前でーす。」

貨物搭載が終了し、乗客人数や搭載貨物重量も確定しました。フライト・プランとほぼ同数であります。
(Flight Simulatior の重量設定です。)

ここで「ATC・クリアランス」をオーダーします。インフォメーション(天候情報)「オスカー(O)」
は、取得済であります。インフォメーションは、発表される都度「A・B・C・・・・・」とアルファベットが
付けられ、それにより新しい情報かどうか判断されます。
タワーより「ATC・クリアランス」が出ました。

TW:「オールニッポン・ファイブ・シックス・スリー。クリアド・ツー・コウチ。フライ・ランウエイ
    ヘディング。クライム・アンド・メインテン・13,000 。デパーチャー・オン・119.1 。スコーク
    6372 。」

スコーク・コードを頂きました。いよいよ出発であります。


ボーディングブリッジが切り離され、まー君の絶妙な指示で B767-318ER がバックします。
コクピットでは、エンジン始動のシーケンスに大忙し。でも定刻通り11:40 に出発しました。
(旅客機の出発時刻は、車輪の「輪留め」が外れ、プッシュバックを開始した時刻であります。)


グランド・コントロールにタキシング要請。

東京G:「オールニッポン・ファイブ・シックス・スリー。タキシー・ツー・ザ・ホールディング・ポイント
     フォア・ランウエイ・スリー・フォア・ライト・R3・X・E5・O・C1 。コンタクト・タワー・オン
     118.8 ウェン・レディ。」

タキシング許可が出ました。「R3・X・E5・O・C1 を通って 滑走路 34R へ。離陸準備が出来たら、タワーへ
コンタクトしなさいよ。」と申しております。

同時刻に B747-400D が出発していきます。 B747-400D は「国内線用」。那覇行きでしょうか?千歳行き
でしょうか?(脳内機長、「沖縄」はトラウマ・・・・・昨日のブログにて・・・・・。)
主翼の先端に「ウイング・レット(小羽?)」が無いでしょ。これ、国内専用に日本の航空会社が
オーダーした「専用機」であります。それにしても「でかっ!」 B747-400D と B767-318ER は、
「お父さんと保育園児」ぐらいの違いがあります。( B767-318ER も大きいと思うが・・・・・。)


B747-400D が離陸しました。いよいよ脳内機長も離陸します。

CA:「ピン!ポン!。コクピット、キャビン・レディでえーす。」
CP:「キャビン・レディです。」
脳内機長:「キャビン・レディ!」
脳内機長:「トウキョウ・タワー。オールニッポン・ファイブ・シックス・スリー・ランウエイ・スリー・
      フォア・ライト・レディ。IFR・ツー・コウチ」
東京タワー:「オールニッポン・ファイブ・シックス・スリー。クリアド・フォー・テイクオフ・ランウエイ・
       スリー・フォア・ライト。」
CA:「ピン!ポン!ピン!ポン!。ご搭乗の皆様、当機はこれより離陸いたします。お座席のベルトを
    もう一度お確かめ下さいませ。」

いよいよ出発です。ここでコクピットのやり取りを。

CP:「オート・スロットル・アーム。」 →オートスロットル・セット
脳内機長:「アーム!」 →オートスロットル・セット確認。
CP:「ヘディング・スリー・スリー・セブン。」 →機首方位 337°(32R の方位)。
脳内機長:「ヘディング・スリー・スリー・セブン!テイク・オフ!」 →機首方位 337°、離陸!。
脳内機長:「エヌ・ワン・トガ・ヘディング。」 →オートスロットル、離陸位置セット。
CP:「エヌ・ワン・トガ・ヘディング。」 →オートスロットル、離陸位置セット確認。 
CP:「エイティー(80)。」 →機体速度 80 ノットになりました。
CP:「スロットル・ホールド。」 →オートスロットル、スロットル・保持モードへ。
CP:「ヴィ・ワン(V1)。」 →離陸決心速度。
CP:「ヴィ・アール(VR)。」 →離陸可能速度。
脳内機長:「ローテーション!。」 →離陸。機首上げ。
CP:「ヴィ・ツー(V2)。」 →安全離陸速度。
CP:「ポジティブ。」 →計器の反応が正上昇(ポジティブ・クライム)。
脳内機長:「ギア・アップ!。」 →車輪収納指示。
CP:「ギア・アップ。」 →車輪収納レバー操作。


離陸後、東京タワーより東京ディパーチャー(出発経路管制以下「東京D」)に指示を引き継ぎます。

脳内機長:「トウキョウ・ディパーチャー。オールニッポン・ファイブ・シックス・スリー。
      ウイズ・ユー。」(「ウイズ・ユー。」は、「あなたの管制下にいますよ」の意味。)
東京D:「オールニッポン・ファイブ・シックス・スリー。トウキョウ・ディパーチャー・ラジャー。
     アルティ・メーター(高度補正値)2992 。」
東京D:「オールニッポン・ファイブ・シックス・スリー。ターン・ライト・ヘディング・ゼロ・ナイナー・
     ファイブ。ディディュー・オン・コース。クライム・アンド・メインテン・13,000 。」

「機種方位 95°へ右旋回。申請コースに合流し、13,000 フィートまで上昇を維持しなさい!」との事。
脳内機長右旋回し、「AMUSE アミユ一ズ → KZE 木更津__KZE(114.5)__CH92X(1179) →URAGA ウラガ 」の
「ウラガ7デパーチャー」に乗ります。




「ウラガ7デパーチャー」より「オーシャントランジション」ヘ乗ります。これは「MIURA ミウラ →
OCEAN オーシャン → YZ 焼津YZ(344) →SAKIT サキット」のコースです。ここで太平洋上へ出ます。
ここで東京ディパーチャーから、東京コントロール(以下東京C)へ管制を引き継ぎます。




YZ 焼津YZ(344) よりしばらく太平洋上を飛行します。


「JAKAL ジャッカル」手前 57 マイルで「ディセント(降下)」の指示が出ました。

東京C:「オールニッポン・ファイブ・シックス・スリー。ディセンディング・フライト・レベル
     ツー・フォア・ゼロ。」

FL240 24,000 フィートまで降下開始です。すると

東京C:「オールニッポン・ファイブ・シックス・スリー。ターン・ライトヘディング・スリー・ワン・ゼロ。
     レーダー・ベクター・トゥ・ILS・スリー・ツー・アプローチ。」

どうやら ILS RWY32 へ誘導されるようであります。指示通り、 310°に機首を向けます。
この後 4,800 フィートの降下指示が出ました。

東京C:「オールニッポン・ファイブ・シックス・スリー。コンタクト・コウチ・アプローチ・オン・124.8 。」

東京コントロールから「高知アプローチ(以下高知A)」へ管制を引き継ぎます。

高知A:「オールニッポン・ファイブ・シックス・スリー。ターン・ライトヘディング・ツー・ナイナー・ゼロ。
     ディセンド・1,800・クリアド・フォー・ILS・ランウエイ・スリー・ツー・アプローチ。コンタクト
     コウチタワー・オン・126.2 。」

ILS合流許可が出ました。いよいよ「ファイナル・アプローチ」です。


コクピットは、着陸準備で大忙し。高知タワー(以下高知T)と交信します。

高知T:「オールニッポン・ファイブ・シックス・スリー。コンティニュー・アプローチ・ランウエイ・スリー・
     ツー。アルティ・メーター(高度補正値)2992 。」

ILSを捕捉し、着陸降下開始。

高知T:「オールニッポン・ファイブ・シックス・スリー。クリアド・ツー・ランド・ランウエイ・スリー・
     ツー。」

着陸許可が出ました。脳内機長の腕の見せ所です。

CA:「ピン!ポン!ピン!ポン!ピン!ポン!。ご搭乗の皆様。当機は高知空港に向けて最終の着陸態勢に
    入りました。これより先、パソコン・ビデオなどの電子機器の使用をお控え下さい。また、シートベルト
    の着用を、今一度ご確認下さい。」

高知空港は、天気も良く無風。脳内機長も難なく着陸出来ました。


高知T:「オールニッポン・ファイブ・シックス・スリー。コンタクト・コウチ・グラウンド・オン・132.2 。」

無事誘導路に入り、高知グラウンド(以下高知G)と交信。ゲートへ誘導してもらいます。

高知G:「オールニッポン・ファイブ・シックス・スリー。タキシー・ザ・ゲート・ワン・T5・A2・A3 。」

CA:「ピン!ポン!。当機は只今、高知空港に着陸いたしました。なお、当機が完全に停止するまで
    しばらくお座席でお待ち下さい。なお、お降りの際は、上の棚、お座席のお荷物を今一度ご確認下さい。
    本日はANA全日空をご利用頂きまして、誠にありがとう御座いました。また、お仕事・ご旅行の際
    機内にてお目にかかれますよう、乗務員一同心よりお待ちしております。」

ゲート・ワンへ。「おつかれ~。」 到着 13:10 。定刻通り。


高知のまー君:「コクピット、スコークありますか?。」
脳内機長:「大丈夫、ノースコークでぇーす。」
高知のまー君:「了解しました。では後ほど。」
CP:「お疲れ様でした。では、後ほど。」
脳内機長:「後ほど?・・・・・。あっ帰りの「NH566便」があったんだぁー。」

この続きは、また来週。


※なお、搭乗人物は架空であり、実際のやり取りとは相違がございます。あくまで脳内機長の「空想」の出来事です。

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