ど~も~!脳内機長の筆者でぇ~す!
やはり「ヘリコプター」の分野って、結構難解デス。
難解なのだが、勉強してみると面白い分野でして・・・・・
この盆休み、ラジコンとシムの二本立てで満喫している筆者。まさに「ヘリ三昧」であります。
以前からの疑問であった、シムのヘリの操縦方法。「何故コレクティブピッチレバーが無いのか?」
って疑問に tomo さんがお答えを下さいました。昨日のコメ欄を参照下さい。
きっとヘリ操縦に対する考え方が変わる方も多いかと思いマス。
(いや・・・ただ単に筆者が把握していなかったのかもしれません。)
・・・・・で、ここ羽田空港。本日は、羽田空港→東京ゲートブリッジ→東京ヘリポート→お台場上空→
羽田空港 って遊覧フライト。
使用機材はもちろん Eurocopter EC 135P1 All Nippon Helicopter JA36NH 、Model by: Heiko Richter 様
Painted by SNOWMAN 様の機体であります。

昨日 tomo さんからご伝授頂きました知識。 Eurocopter EC 135P1 のエンジン停止状態で、
操縦デバイスの「スロットルレバー」を操作してみました。確かにメインローターピッチが変わっています。
つまり・・・
×スロットルレバー → ○コレクティブピッチレバー
筆者の操作しているレバーは「コレクティブピッチレバー」だったのです。
え゛っ・・・?ん~ぢゃエンジン回転(と、言うよりローター回転)制御は?
まさか・・・コクピットの中に「小さなおじさん」が居て、こっそり操作しているとか?

停止状態の Eurocopter EC 135P1 の計器板。注目すべきはアナログの「ローター回転数計」。
もちろんエンジン停止状態ですので、只今「 0 」を指しています。

エンジン始動!只今「アイドル」位置です。この時のローター回転数は約 70%で安定。

フライト状態のローター回転数は、約 102%。まだコレクティブピッチレバーは操作していませんので、
メインローターピッチは0デス。ただメインローターが回転しているだけでトルクが出ていません。

コレクティブピッチレバーを上げていきます。ローター回転数は 102 %付近で一定。
なるほど・・・ tomo さんの御指南通りであります。
メインローターピッチと回転数には複雑な関係がありまして、仮に「固定ピッチ」の場合は
動力機の回転数=メインローターのトルク
でありますよね。動力機がエンジンであれば、
エンジン回転数上昇=メインローターのトルクが比例して大
ってコトです。ですが・・・エンジン回転って、急に上昇・下降出来ませんので大きな「タイムラグ」を生みます。
また、内燃機関の特徴であります「回転が上がらないとトルクが出ない」また「回転初期トルクが小さい」なんて
あるそうで、エンジン回転数(これがメインローター回転数と直結しているので)制御での上昇・下降は
扱いにくい機体になるそうです。
それでエンジン回転を高回転で一定として、メインローターのピッチでトルクの変化を作りだそうという
考え方が「可変ピッチ」ってコトですよね。

「音」に惑わされますが、自分が握っているレバーはコレクティブピッチレバーだ!って自覚して飛ばして
います。以前より細かい操作をする事に気を付け東京ヘリポートへ向かいます。
速度が出すぎると(約 100kt を目安)エレベーターで機首上げ→コレクティブピッチレバーを少し下げ。
結構難しいですが、いぜんより目標を捉えやすくなりました。

東京ゲートブリッジ付近でホバリング練習開始。
以前よりうまくホバリング出来るようになりましたが、機体ピッチを上げすぎますと「きりもみ状態」に
なります。速度0ktでのエレベーターとコレクティブピッチレバーの調整が難しいデス。

東京ヘリポートへ進入中の Eurocopter EC 135P1 。
コツが掴めてきました。機体ピッチをやや上げて、コレクティブピッチレバーをやんわりと下げていきます。
速度は 10kt くらいあった方が機体が安定しますので、以前から行っていますホバリング状態で降下する
着陸は止めました。(結構機体が暴れるんですよね。このやり方は。)

無事着陸しました。やはりヘリとも言え、離陸(着陸)滑空って僅かでも必要です。前進速度があった方が
(ホバリング状態で降下するより)安定することが分かりました。
一休みして羽田へ戻ります。

きっと今日は混んでいるんだろうなぁ・・・お台場。上空をパスしていきます。

羽田空港へ到着しました。本日得たコト・・・
● デバイスのレバーはスロットルではなくコレクティブピッチレバー。
● ローター回転(エンジン出力?)は、アイドル 70 %、フライト 102%に自動制御されている。
● メインローターピッチ制御なので、トルクの付きが思った以上に早い。雑な操作は禁物。
● ホバリング時、速度0kt の機首上げ角度に注意。上げすぎると「きりもみ状態」になる。
● ホバリングからの着陸は無謀。目標を捉え着陸滑空進入を実行する。
かな?

結構ヘリの操縦って奥が深いデス。まだまだ勉強不足の筆者でありました。
Posted by 脳内機長 (* ̄▽ ̄) と 筆者 ( ̄  ̄;)
使用シーナリー
東京シーナリー : 著作権 Shige さん 様
使用機材 : hovercontrol Simulator 様 ttp://www.hovercontrol.com/
Eurocopter EC 135P1 All Nippon Helicopter JA36NH
Model by: Heiko Richter 様
Painted by SNOWMAN 様