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二条城

2025-06-18 13:13:51 | 日本100名城めぐり

 二条城は1603年(慶長8年) 江戸幕府初代将軍徳川家康が 天皇の住む京都御所の守護と
 将軍上洛の際の宿泊所とするため築城したものです


「東南隅櫓」です 
二条城は3代将軍家光のとき 後水尾天皇を迎えるため大御所の2代将軍秀忠によって大規模な改修が行われます
二の丸御殿には狩野探幽の障壁画などが数多く加えられ 江戸幕府の支配が安定したものであることを
世に知らしめとても壮麗な城になりました



なお 1867年(慶応3年)に15代将軍慶喜が二の丸御殿で「大政奉還」を表明したことは日本史上あまりにも有名です



1994年(平成6年) ユネスコ世界遺産に登録された元離宮二条城は
約400年の時を経た今も二の丸御殿 二の丸庭園 唐門など絢爛たる桃山文化の遺構を見ることができます


「券売所」です 自動券売機の設置もあります


 本丸御殿の観覧は事前予約制(人数制限)なので注意が必要です


「二の丸御殿」は本日お休みい~




 二条城と二条城東大手門前広場の説明です


   「東南隅櫓」          「東大手門」



 東大手門は二条城の正門で 現在の門は1662年(寛文2年)に建てられたものです


「番所」です 幕府から派遣された「二条在番」と呼ばれる武士たちが宿直・警護していました
 1組50人の在番が2組常駐し この番所は彼らの詰所の一つとなっていました
城内にはこの他にも9棟の番所があったそうですが 現在残っているのはここだけとか


 番所の説明です



こういう塀ってホントに京都っぽいです


城内の案内図を確認します ひろい~
さすが・・ 二条城は将軍上洛の際の宿泊所ですし 更には本丸・二の丸をまるっと回るわけですから


おすすめ見学コースの所要時間が2時間・・ 御殿内も見学していたら更に1時間くらい必要でしょう


東南隅櫓です 内側からみています
かつて外堀の内側の四隅にはそれぞれ隅櫓が建てられ 見張り台として武器庫としても使われました
1788年(天明8年)の大火によって北側の2棟が失われたため 今では東南隅櫓と西南隅櫓のみが残っています



「唐門」」です 
 二の丸御殿の正門(四脚門)です 屋根は切妻造の檜皮葺でその前後には唐破風が付きます


 唐門の説明です


この門の内側は長寿を意味する「松竹梅に鶴」や 聖域を守護する空想の動物「唐獅子」などの
 豪華絢爛な極彩色の彫刻で飾られています


「二の丸御殿」です 
江戸初期に完成したとされる住宅様式・書院造の代表例として日本建築史上重要な遺構です
国内の城郭に残る唯一の御殿群として国宝に指定されています 
内部は日本絵画史上最大の画派である狩野派による障壁画と 多彩な欄間彫刻や飾金具によって装飾されており
将軍の御殿にふさわしい豪華絢爛な設えとなっているそう


 二の丸御殿の説明です


二の丸御殿の中に入りかったけど本日は休殿・・


メンテナンスか清掃か 何かされているようですね


「釣鐘」です
  二条城の北に隣接されていた京都所司代屋敷で使われていた物だそう


 釣鐘の説明です


さあ 二の丸庭園に行ってみましょう


 二の丸庭園の説明です 







 御殿の大広間西側に面して設けられた滝を伴う池庭で 池の中央には中島を配します
 当初の庭園は黒書院と大広間などをつなぐ廊下などで囲われていて
いくつもの方向から鑑賞できる造りとなっていたそう



二の丸御殿のなかに入れないので 庭園をじっくり見て回りました


「内堀」です 左側が二の丸 右側が本丸側です 


「本丸櫓門」です
1626年(寛永3年)頃の建築で本丸を防御する重要な門です
有事には木橋を落して敵が渡れないようにし さらに銅板で覆われた扉を閉めて火器に備えました
本丸には井戸や米蔵もあって籠城戦の備えもできていたそう


 本丸櫓門の説明です


本丸櫓門のなかを潜って本丸へ行ってみましょう


まず目にするのは 本丸御殿の御常御殿



「本丸庭園」です 本丸にも御殿と一体化するかのように本丸庭園が広がります


 本丸庭園の説明です


天守閣跡を目指して本丸内をさらに奥に進みます


「天守閣跡」です 天守閣は1750年に落雷によって焼失し現在は天守台のみ残っています


 天守閣跡の説明です


それにしてもこの紅葉の良いこと・・


さあ天守台を登ります


天守台から東側(二の丸御殿方向)をみています


天守台から南側をみています



天守台から西側をみています     南西土蔵 


天守台から北側をみています   次は天守台をおりて本丸御殿へ~ 


「本丸御殿」です
江戸時代に建てられた御殿は焼失しており 現在の本丸御殿は1893年(明治26年)から翌年にかけて
御所の北(今出川御門内)にあった桂宮御殿の一部を本丸に移築し整備されたもの
本丸御殿は明治天皇や皇后などが訪れる離宮の一施設となりました


 本丸御殿の説明です


 本丸御殿の観覧は基本的に事前予約制で事前にWEBチケットを購入します
 来城日当日も空きがある場合に限りWEBチケットの購入が可能なほか
当日券も総合案内所窓口で若干数販売するそうですが数に限りがあり 訪問した日はすでにソールドアウト・・


西橋に向かって本丸を出ます


西橋からみた天守台と内掘です 


「北西土蔵(土蔵(北)」です 主に穀物類を収納していたそう


 北西土蔵(土蔵(北)の説明です


この先 左側に西門があります


 西門の説明です


12月上旬の訪問でした 紅葉真っ盛りですね~ 


「北中仕切門」です
1626年(寛永3年)頃の建築で本丸西櫓門への通路を塞ぐ防御上重要な門で
内堀の南側にある南中仕切門と対になっています


 北中仕切門の説明です


「清流園」に入ってきました 
 茶房前田の暖簾 お茶を頂きながら休憩できる所があるようです


 香雲亭は通常は内部の公開はしておらず南側から外観を眺めるのみとなりますが
 夏や冬に期間限定で中で食事の提供を行っているほか 結婚式の挙式場としても活用されているそう


奥に和楽庵が見えています
秋の市民大茶会等が開催されているほか 日ごろは来城者の休憩場所として喫茶等での利用も可能です



 清流園は1965年(昭和40年)に設けられた庭園で 書院・香雲亭と茶室・和楽庵が建つ西側は日本庭園
 東側は洋風の芝庭という和洋折衷の造りとなっているそう


 清流園の説明です






二の丸御殿の裏側(北側)と清流園の間の遊歩道 訪問客も少なく落ち着いた雰囲気
個人的には一番好きかもしれません


「北大手門」です
正門である東大手門に対する控えの門としてふさわしい威容を備えています
1603年(慶長8年)の築城時からこの場所にありますが 現在の建物がその時のものか
寛永行幸時(1626年)に建て替えられたのかは分かっていないそう


 北大手門の説明です


お土産物のテントが並んでいます



「二条城障壁画 展示収蔵館」です
1626年(寛永3年)に描かれた二の丸御殿の障壁画の原画を間近で鑑賞することができるので必見です


二の丸御殿の北側ですね



「大休憩所」です チョットした喫茶コーナーや売店があり 日本100名城のスタンプもここにあります


 大休憩所をすぎると番所が出てきますから 左にある東大手門を出れば入退場口となります
 2時間かかっての見学となりました 二の丸・本丸御殿内の中も見学していたら 間違いなく3時間を超えていたでしょう
長い記事を最後までご覧いただき有難うございました
次回は 「ホテルリッチモンド東大阪」 をUPします