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永平寺(福井県永平寺町)

2016-08-25 19:50:17 | 福井県おでかけスポット

 永平寺は今から約750年前の寛元2年(1244年)  道元禅師によって
 開創建された出家参禅の道場で フランスの旅行ガイド本
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン(日本編)」で2つ星の評価を獲得しました


 天正19年(1591年) 御陽成天皇より「日本曹洞の本寺並びに出世道場」の綸旨を受け
 元和元年(1615年) には江戸幕府より法度が出され 總持寺と並び大本山となりました

曹洞宗大本山 永平寺

 


 

永平寺の門前町です お土産屋やお食事処が軒を連ねています



 33万平方メートルにも及ぶ広大な敷地には 山門・仏殿・法堂など70余棟の建物があり



今もつねに2百余名の修行僧が 日夜修行に励んでいるそうです



 「永平寺全景図」です クリックすると大きな写真が出てきます
 出てきた写真をもう一度クリックすると 更に大きな写真が出てきます
 なお 修行に欠かすことのできない特に重要な7つの伽藍を「七堂伽藍」といい
 法堂(頭)・仏殿(心臓)・山門(腰)・僧堂(右手)・庫院(左手)・東司(右足)・浴室(左足)
 といった具合に 人体になぞられて配置されているそうです



「通用門」です いよいよ本格的な参拝開始です



 上記の注意を(常識的な内容です)守って参拝を・・
 なお修行僧の方々と普通にすれ違ったりしますが 決してカメラを向けてはいけません




「吉祥閣」です 参拝入口や総受所になっているほか
 参禅研修を希望する人の宿泊研修施設になっているそうです



参拝順路にそって進みます(写真が酷くてすみません・・)



 吉祥閣の中です お坊さんもいて何かレクチャーがあるのかとみんな立ち止まります
 少し待っていたのですが何も始まらず スルスルと右奥の参拝順路へ~



普通の床です フローリングです



「傘松閣(さんしょうかく)」です 
 平成5年(1993年)の道元禅師750回忌を記念して再建されたそうです
天井画は昭和5年(1930年)に 著名な画家144名の尽力によって描かれたそうです



 「傘松閣天井絵配列図」です クリックすると大きな写真が出てきます
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 「傘松閣天井絵」です クリックすると大きな写真が出てきます
 出てきた写真をもう一度クリックすると 更に大きな写真が出てきます
少しの明かりしかないのですが とても綺麗な天井絵をみることができます



 広大な山の斜面に建てられた伽藍は 全て屋根の付いた回廊で繋がれていて
 外へ出ることなく拝観することができます



「山門」です 1749年(寛延2年)に再建されたもので 永平寺最古の建物です
 山門は七堂伽藍の「腰」にあたる建物です 
 一般の人は山門をくぐることはできません(中の通路を通ることはできます) 
ここより先は厳しい出家修行の道場であることから 修行僧でも永平寺に入山する時と
修行を終えたとき以外はここを通ることができません



 ピッカピカに磨かれた廊下をすすみます(365日 毎日そうじが行われているそうです)



「仏殿」です 七堂伽藍の中心的な建物で 本尊が安置されている
 中国宋時代の唐様建築が美しい総檜造りの建物です
 七堂伽藍の「心臓」にあたる建物です



「僧堂」です 修行僧が坐禅や生活(食事・就寝など)をする修行の基本となる建物です
 82人が就寝でき 164人が坐禅修行をすることができるそうです
 七堂伽藍の「右手」にあたる建物です



僧堂の説明です



各伽藍をつないでいる廊下 奥にいくためには階段を登っていくことになります



「承陽殿」です
 道元禅師の廟(お墓)で 日本曹洞宗の発祥の根源・聖地とされているところです



 正面上「承陽」の額は 明治天皇よりおくられたそうです



承陽殿の説明です



法堂にすすみましょう~



「法堂」です 永平寺のいちばん高いところにある建物です
 七堂伽藍の「頭」にあたり 永平寺で最も大きな建物でもあります



 法堂は高僧が法門を説いたり 法要等の儀式が執り行われる建物で
 一般の寺院でいう本堂にあたる建物です
380畳という広さを持ち 中央にご本尊「聖観世音菩薩」をお祀りしているそうです



永平寺は紅葉もきっと良いことでしょう



 よく磨かれた長い階段は光沢すら感じます



「大庫院」です 修行僧や来賓の食事を調える台所です
 七堂伽藍の「左手」にあたる建物です



大庫院の説明です



瑞雲閣です 大庫院の一部で貴賓の接待所とのことです



仏殿です  その奥に法堂の屋根が見えています   大庫院です
永平寺はほぼ建物内から拝観するようになっているため
各伽藍のスケールや佇まいなどを うまく写真に収めることが難しいです・・



「中雀門」です 写真中央の門です 
 山門と仏殿のあいだ 僧堂と大庫院のあいだにあります
 宮中の朱雀門より由来しているとのこと



中雀門を山門からみています きれいに手入れされた中庭もみごとです



山門は潜ることができませんが 中を通り抜けることはできます



山門のなかに掲げられている額です
吉祥山永平寺の命名(改称)の際に 祈りをこめた法語とのこと




山門の両側には外部からの悪魔を遮るよう 仏教の守護神である四天王が祀られています



山門から外の景色をみています 鐘楼です
修行する方はここをのぼって入山されるわけですね



山門から大庫裡をみています



山門から中雀門をみています



大勢の観光客が拝観しているなか 静寂を感じる景色を撮ることができました



誰もいない廊下・・ 刹那



祠堂殿・舎利殿の説明です



「祠堂殿」です 一般の納骨・供養などの法要を行う建物です



ふたたびフローリング敷の建物です



吉祥閣の中に戻ってきたようです



大講堂



大講堂です 大きなスクリーンで永平寺の紹介動画が流れていたと思います
(写真がひどくてすみません・・)



「宝物殿」です 聖宝閣の中にあり 永平寺に伝わる絵画・書物・器物など
  数千点を展示・収蔵しているそうです




「売店」です 
 ありがたいメッセージのついた 折り畳み式の小冊子などもあるそうですので
 参拝記念に如何でしょう~

  次回は 「 金沢駅 」 をUPします