唐突ですが、『連結キャッシュ・フロー計算書等の作成基準』からの抜粋です。
「第二:作成基準」の「二:表示区分」において、
「法人税等(住民税及び利益に関連する金額を課税標準とする事業税を含む)に係るCFは、営業活動によるCFの区分に記載する」
同業の方は、きっとご存知でしょうが、過去これに関連してドツボにはまった経験があります。
事業税について外形標準課税が導入された関係で、これに関連する税 . . . 本文を読む
企業内で内部監査をやっていた、阿久澤氏の書籍です。
長年の経験をホームページに掲載されたところ大好評で、書籍化したそうですよ。
内部監査ということで、会計士監査とはまた違った視点で、かつディープな職業的勘を研ぎ澄まされる本です。監査という職業においては、同じ匂いが勉強できる内容になっています。
ホームページからの人気に押されて、書籍化したこの書籍以外にも、会計士の山田真哉氏の「女子大生会計士の事 . . . 本文を読む
現在、1円起業で株式会社を設立するのは中小企業挑戦支援法で可能ですが、この法律では、5年後に1,000万円以上の増資をする必要があります。
ところが、来春施行の新会社法では、商法上も資本金が1円で、取締役も1人で株式会社が設立できるようになりました。
最低資本金制度が実質的な資本充実に適っていなかったための改正ですが、起業家にとっては、株式会社を設立する際に1,000万円のキャッシュが不要になる . . . 本文を読む
新試験制度の会計士受験生は、新科目「租税法」が導入され、専門学校でも講義が始まっているようですね。
今回の法人税申告書作成ゼミナールは、所謂法人税の受験対策本ではありません。
しかし、理屈が見えなくなりがちの法人税法において、会社の法人税申告に関わる主要な論点を対話形式でわかりやすく説明してくれている良書だと思います。
確か、江羅井先生(税理士)と新米君(この人に感情移入できるので、とても理 . . . 本文を読む
未公開企業の株価算定について
上場前の株価を算定する機会がたまにあるのですが、その過程が面白いので少しだけ紹介します。
株価評価にあたっては、現状の財政状態や今後の経営成績・キャッシュに着目して算定する方式が数種類ありまして、それを何種類か使い「ブレンド」します。
・・・ブレンドって?? 以下、ブレンドの過程を説明しますと、
純資産とDCFを半々で混ぜますか・・・ん~、10万にはかなり届か . . . 本文を読む