ホリエモンは押収、トーマツは・・。

ホリエモンは捜査官にノートパソコンを押収されたようですが、
監査法人トーマツでは、またＰＣを紛失する事件が発生しました。

監査法人トーマツウェブサイト
お客様情報の紛失について（18.1.17リリース）
http://www.tohmatsu.co.jp/news/2006/press0117.shtml

近年は、監査の実施時にパソコンで調書を作成したり、作業をすることが非常に多くなりました。
例えば、エクセルのデータ並び替え機能や、フィルタ機能を使用して確認状を発送する候補先を抽出したり、会社の財務データを利用して推移表などの分析資料を作成したりもします。
通常は、現場が終了し、事務所に戻ったときにデータをサーバーに移して、ノートＰＣのデータは消去しますが、たまに前の現場のデータが残ったままになったりすると、紛失したときにこのようなリスクがあるわけですね。

ホリエモンもメールやファイルなどの消去データも含め、全て復元されたそうですが、市販のソフトを使用すれば、一度消去したデータも簡単に復元できるので、重要なデータが流出することになれば、影響は図り知れませんね。

いま巷では、クライアントとの経済的独立性が問題視されており、公的機関による監査実施の必要性なども叫ばれているようですが、
以外に地味な（そして大事な）業務上使用するＰＣの管理徹底は、最近ひそかに脚光を浴びている重要な課題となっています。


監査法人採用準備室
管理人　あかさか