去る6月30日に、監査の品質管理に関する、大手4法人への金融庁の調査の結果報告がありました
就職に際してのひとつの切り口になるかと思いますので、少し比較検討してみたいと思います。
また、grandeさんが網羅的にまとめていますので、そちらの記事か、CPAAOBを閲覧していただければと。
という事で、視覚的に勝手にポイント化しようと試みました。
調査結果は、各項目毎に不十分な旨の指摘をしていますので、悪い指摘をされている法人に『-1』ポイント。
また、1つの法人だけ悪い(良い)指摘があった場合に、追加で『-1』ポイント(『+1』ポイント)という感じで、あくまでも参考程度に見ていただければと思います。
Ⅰ:監査の品質管理のための組織的な業務運営についての指摘
①法令等の遵守・・・新日『-2』
あずさ・トーマツ・中央青山は、『態勢が不十分である。』、新日は『意識及び取組みが不十分である。』
②独立性確保・・・N/A
すべての法人が、『手続の運用が不十分である。』
③研修等の管理態勢・・・N/A
すべての法人が、『不十分な点がある。』
④監査契約の新規締結・更新に当たってのリスク評価手続・・・N/A
すべての法人が、『不十分な点がある。』
⑤監査チームによる監査業務の遂行・・・N/A
すべての法人が、『不十分な点がある。』
⑥監査調書の作成・保存・・・トーマツ『-2』
あずさ・新日・中央青山は、『不十分な点がある。』、
トーマツは『不十分な点がある。保存態勢が不十分である。』
⑦監査業務の審査・・・あずさ『-1』・中央青山『-1』
新日・トーマツは、『重要な論点についての審査が不十分なものがある。』、
あずさは『審査体制・手続に不十分な点がある。重要な論点についての審査が不十分なものがある。』、
中央青山は『重層的な審査体制が設けられているものの、レビューパートナーの審査が中心で、その審査も深度あるものとはいえないものがある。』
⑧法人としての個々の監査業務の審査態勢・・・中央青山『-2』
あずさ・新日・トーマツは、『不十分な点がある。』、
中央青山は『不十分である。』
⑨品質管理システムの監視・・・N/A
すべての法人が、『不十分な点がある。』
⑩共同監査・・・あずさ『-1』・新日『-1』・中央青山『-1』
トーマツは『不十分な点がある。』
あずさ・新日・中央青山は、『不十分である。』、
⑪地方事務所の管理体制・・・あずさ『-1』・トーマツ『-1』
新日・中央青山は、『不十分な点がある。』、
あずさ・トーマツは『不十分である。』
以上の結果として、
すべての法人が、『監査基準等に準拠していない手続が見られる監査手続がある』
また、
あずさ・新日・トーマツは、『監査調書の作成が不十分なため、監査手続の検討過程が明らかでない監査業務がある』、
中央青山は『実施した監査手続を十分な根拠を示して説明できないものがある。』
とコメントされております。
上記の得点を集計すると、
あずさ ・・・『-3』
新日本 ・・・『-3』
中央青山・・・ 『-4』
トーマツ ・・・『-3』
あくまでも目安にしかなりませんが、監査の実施業務は日頃から接するところですので、
多分に意識してしまうコメントです。
ウェブサイト『監査法人採用準備室』
管理人 あかさか
就職に際してのひとつの切り口になるかと思いますので、少し比較検討してみたいと思います。
また、grandeさんが網羅的にまとめていますので、そちらの記事か、CPAAOBを閲覧していただければと。
という事で、視覚的に勝手にポイント化しようと試みました。
調査結果は、各項目毎に不十分な旨の指摘をしていますので、悪い指摘をされている法人に『-1』ポイント。
また、1つの法人だけ悪い(良い)指摘があった場合に、追加で『-1』ポイント(『+1』ポイント)という感じで、あくまでも参考程度に見ていただければと思います。
Ⅰ:監査の品質管理のための組織的な業務運営についての指摘
①法令等の遵守・・・新日『-2』
あずさ・トーマツ・中央青山は、『態勢が不十分である。』、新日は『意識及び取組みが不十分である。』
②独立性確保・・・N/A
すべての法人が、『手続の運用が不十分である。』
③研修等の管理態勢・・・N/A
すべての法人が、『不十分な点がある。』
④監査契約の新規締結・更新に当たってのリスク評価手続・・・N/A
すべての法人が、『不十分な点がある。』
⑤監査チームによる監査業務の遂行・・・N/A
すべての法人が、『不十分な点がある。』
⑥監査調書の作成・保存・・・トーマツ『-2』
あずさ・新日・中央青山は、『不十分な点がある。』、
トーマツは『不十分な点がある。保存態勢が不十分である。』
⑦監査業務の審査・・・あずさ『-1』・中央青山『-1』
新日・トーマツは、『重要な論点についての審査が不十分なものがある。』、
あずさは『審査体制・手続に不十分な点がある。重要な論点についての審査が不十分なものがある。』、
中央青山は『重層的な審査体制が設けられているものの、レビューパートナーの審査が中心で、その審査も深度あるものとはいえないものがある。』
⑧法人としての個々の監査業務の審査態勢・・・中央青山『-2』
あずさ・新日・トーマツは、『不十分な点がある。』、
中央青山は『不十分である。』
⑨品質管理システムの監視・・・N/A
すべての法人が、『不十分な点がある。』
⑩共同監査・・・あずさ『-1』・新日『-1』・中央青山『-1』
トーマツは『不十分な点がある。』
あずさ・新日・中央青山は、『不十分である。』、
⑪地方事務所の管理体制・・・あずさ『-1』・トーマツ『-1』
新日・中央青山は、『不十分な点がある。』、
あずさ・トーマツは『不十分である。』
以上の結果として、
すべての法人が、『監査基準等に準拠していない手続が見られる監査手続がある』
また、
あずさ・新日・トーマツは、『監査調書の作成が不十分なため、監査手続の検討過程が明らかでない監査業務がある』、
中央青山は『実施した監査手続を十分な根拠を示して説明できないものがある。』
とコメントされております。
上記の得点を集計すると、
あずさ ・・・『-3』
新日本 ・・・『-3』
中央青山・・・ 『-4』
トーマツ ・・・『-3』
あくまでも目安にしかなりませんが、監査の実施業務は日頃から接するところですので、
多分に意識してしまうコメントです。
ウェブサイト『監査法人採用準備室』
管理人 あかさか
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20060705k0000m020113000c.html
毎年、監査法人の点検は協会が実施しているようですが、今までは問題として取り上げていなかったのでしょうか?
しかし本当はみんな「-3」だろうという気はしますが
地方事務所の結果はいち早く確認しましたよ。
監査に携わる人間として、やはり気にせずにはいられない結果ですね。
4大の中でも東京と地方事務所ではかなり温度差があると思います