森川博之 「私的な遊戯」

私的に色々綴って行きます。
曲↓http://www.myspace.com/morikawahiroyuki

4月に観た映画を何となく仕分けして振り返る。アルゴは除外

2013-05-01 02:24:42 | 映画ランキング
お早う御座います、どうやらエグザイルのアツシさんと、私が好きなピアニスト、
辻井伸行君が組んで曲を出すそうですな。

曲名は「それでも、生きてゆく」。

・・・それだけです。

何だかなあ、と。

まあいいや。

前のブログに「アルゴ」をオススメしたので、今回は4月の映画鑑賞を
ダラダラ振り返ろうかなあと。


で、折角だからベストワースト形式で。
これを読んで下さった方が、地雷を踏まない様にという目的もあります。

ただまあ、あくまで個人の価値観や分析ですので、目安程度に。


ベストから振り返りましょう。

アルゴは今回除外です。抜けてましたし、一個前に結構書いたので。

ではでは・・
あ、一応100点満点で勝手に採点しておきますね。


1位 ザ・グリード 85点

2位 ナイロビの蜂 80点

3位 恐怖ノ黒電話 75点


うん、こんな感じですな。



画像は1位の「ザ・グリード」。

この映画、昔テレビの「○曜ロードショー」とかで良くやっていた記憶が。
なので、題名にも観る前から親近感が湧いてました。


これは、私的にB級映画の名作だと思います。

B級映画に必要なものが全て揃って、しかも上手に無駄なく使い切っている。
特に「美人の使用法」、上手い。

B級映画に美人は必須アイテムで、しかも「ある程度生かしておく」というのが定石。

この映画の美人さんはその役割を完璧にこなしておりました。
いやあ、美人だったわ。

後は主人公の曲者っぷりや、適度なグロ、ライバルの強さ、何よりストーリーの
運びに疑問や詰まりが無く、サクッとストレス無く観れる逸品。

賛美の嵐でも85点なのは、鑑賞後「いやー面白かった」が残るのみで、
教訓は一切得られない故。

まあ、それも含め「これぞB級!」という映画です。

兎に角面白い。オススメです。


2位はナイロビの蜂


所謂「世界はこうやって回っている」と痛感する作品。

物語の構造的には丁寧で淀みが無く、こちらもノーストレス。

鳥の群れ、要所の会話、シーンのシンクロ、そしてラスト、全て秀逸です。


で、私的に優等生的なこの一本に違いを作ったのが、嫁役の女優さん。
あの演技は素晴らしい。

「そら男は執着するわな」という、物語に必要な説得力を十分に持たせてくれます。

組織の内側の忠実な正義と、外側の真っ直ぐな正義、好きな視点でした。


じっくり観れる時にでもどうぞ、という勧め方。


3位は「恐怖ノ黒電話」


洋画です。タイトルとパッケージデザインで大損こいてます。

系統的には「バタフライエフェクト」や「オーロラの彼方へ」と同じ。
過去が変わると現在は?というお話。

これが90分なのに結構しっかり作ってあって、見応えアリです。

一点のみ「おいおい、そこしか未来は変わらないの?」という穴さえ
笑顔でスルー出来れば、かなり楽しめます。


笑顔でスルーしても、ホラーなんですがね。


ただ、グロは最小限、しかもこの系統の作品では分かりやすく丁寧なので、
観やすく面白い一本。

犬も出るし(レトリバー)、美人が主演。これも良し。

何か軽く観たいなあ、という心境時にオススメ。

まあ、私が働くレンタル屋では一本のみという、迫害に近い扱いですが。

見つけたら、是非是非どうぞ。


はい、次ワースト3


1位 人体実験ex-6 10点

2位 I'M FLASH!   20点

3位 人生の特等席  40点


1位の人体実験、全てが足りて無く、全てに突っ込めて、笑えない一本。
舞台がサウナ、これは面白い。

が、それを微塵も活かさない逆天晴れ。

汗はかいてないわ、血は中途半端だわ、各々の行動する理由が至っておらず、
「そんなんで殺すなよ」となるわ、そもそも脱出という最優先事項に
一向に向かわない良い大人、もとい馬鹿大人6人。

美人は序盤で居なくなるし。グリード観て下さい。

ラストも散々突っ込んで呆れた後なので、「どう?驚いた?」設定も
「お、おう・・」というリアクションにならざるを得ない。

まあ、私的にはかなり酷い一本でした。

私のお店、5本あります。
黒電話1本に人体実験5本。分の悪すぎるロシアンルーレットですな。




2位は上の画像の「I'M FLASH!」

藤原竜也、松田龍平、板尾さん。
大好きな三人が出てたので、迷わず鑑賞。

宗教団体のお話。

まあ、酷かった。

物語全体に言える事は、全ての言動行動に「説得力」が無い。
登場人物が一つの行動に至るまでの思考や思案の過程を描かないまま、
色々な行動が起こって物語が進んでいくので、一々「いやいや、何でそうなるの?」と、
首を捻りまくりました。


藤原竜也さんの、事前に聞いていた「蜷川流の芝居を壊した」という演技、
好きでした。舞台的ではなかったです。

他の演者も違和感無く、そこに不満は一切御座いません。

脚本が厳しすぎました。

まあ、突っ込み所満載です。

で、落ち込みつつもラストを見届けていたら、聴き慣れた声が・・
チバユウスケ、エンディングテーマ唄ってます。

いやもう、ここまで好きな人物が出てる分、内容とのギャップで悶絶した
一本でした。

オススメしません。



3位は「人生の特等席」


クリントイーストウッドが出ている!しかし監督ではない。

穴は特に無いけど、既視感溢れまくりの一本。

親子愛、アナログ対デジタル、それと他人との絆を描いています。

見所はイーストウッドお爺ちゃんのひねくれ頑固キャラ。
それだけです。

他には一切印象的なシーンも台詞も無い、悪い意味で流れる様に
進み、終わる作品。

色々描こうとし過ぎて、結果どれも観る側に頷かせるまでに至っていない印象。

人物を掘り下げられなかったのも、その一因かなあ、と。

イーストウッドが撮ったらどうなったんだろう?という想像を促すと同時に、
やはり監督って大事だなあ、と思った作品。



よしよし、長い。

需要は分かりませんが、月一でこんな感じでダラダラ書けたら良いなあと思ってます。

ではでは。

レトリバー、飼いたい。












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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (n)
2013-05-02 07:33:49
グリードてバタリアン的な?
ナイロビは観なきゃと思ってた。

ワーストの邦画、キャストいいのにね~(笑)



アツシが辻井と組むってただの話題作りちゃうのU+2047

とにかく、EXILEはクソw
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あ! (本人です)
2013-05-02 13:19:49
エグザイルに関しては・・ノーコメントで 笑

ただ言える事は、今の邦楽業界を象徴している
グループである、という事ですね。

それが各々良い事なのか、悪い事なのか、
という・・ね?笑

グリードはバタリアン程馬鹿映画ではないです。
寧ろ馬鹿要素が少なくて、面白いという
珍しいB級作品かもですね。是非是非!

ナイロビは観て損無しです!

ワーストは避けて下さい 笑

コメント感謝致します!


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Unknown (通りすがりの殿)
2013-05-02 22:30:58
アルゴは面白かった。
実話を扱うということは一つの挑戦である、と僕は思う。当事者側も、視聴者側も納得させる事は存外に難しく、どちらか一方の視点で終わる事が多い。
しかし、アルゴに関してはそれを感じさせない出来でした。これは特典映像も観るべき良作です。
返信する
ともあれ (本人です)
2013-05-03 04:09:42
>通りすがりの殿様

先ずはコメント感謝致します!

殿って・・いやどちらでも良いか。

アルゴは久々に「囚われる」作品で、
色々とその後映画を観ても、なんだか
アルゴを思い出すという、それ位の
お気に入り作品でした。

実話ベースって、危ういよなあって
いつも思います。

私的にはオチがわかってる、コレが何よりの壁。

それを確かに自慰行為でもなく、かといって
擦りより過ぎず、正に絶妙のバランスで、
しかも最高に適度な緊張感を保ったまま
ラストの「あの」画に持っていく。

仰るとおりです。

いやあ、また囚われたわ 笑

コメント、改めて感謝です!
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