お早う御座います。待望のテッドを観ました。
この画一発で、「か、可愛い・・」と悶絶してしまう破壊力、良いキャラでした。
内容も十分面白いです。
唯一の不満点は、テッドが腰をガンガン振るセックスアピールシーンで、予告編では
その動きに合わせて「ピッピッピ」と音が良い仕事をするのですが、本編は音なし。
そこは、音入れようよ!と勝手に嘆いた点位です。
後は概ね満足。笑えましたし、何より可愛すぎた。75点。
はい、そんなわけで7月は「当たり」の月でした。
遠出したついでに、働いている店以外で置いてある「評判の高い作品」をチョイスした結果でも
あるのですが、顔が緩みまくった一ヶ月でした。
ではでは早速ベストを。相変わらず勝手に点数つけていきます。
1位 シュガーラッシュ 90点
2位(500)日のサマー 85点
3位 デモンズ 80点
3位 言の葉の庭 80点
ついでにワースト。今月はあまり激怒も落胆もしませんでした。
1位 スマイリー 30点
1位 ダークルーム 30点
3位 地球、最後の男 35点
ベストには更に「マーダーライドショー」を入れても構わない、その位の良作観賞月間、
サクサク行きます。
ええと、1位のシュガーラッシュ。
私的には兎に角素晴らしく、隙が無い逸品かと。
画像のポスターでも分かるとおり、各ゲームによって、そのビット?と言うんですかね、
ファミコンの画質、PS3の画質、それを完璧に区別して描いてます。
この抜かりなさは脚本にも徹底されていて、どんでん返しは無いのだけれど、余りの
起承転結のスムーズさ、それを「飽きさせない」で観せる技術、匠です。
更に言えば、全年齢対応型。唸るしかありません。
笑えて、懐かしがれて、ちょっとした謎があって、着地もスマート。私的に”ほぼ”完璧な映画。
ここからはマイナス。
まあ、唄に関しては触れましたので割愛。でも大きくマイナス。
後は、全年齢対応故の、若しくはディズニーという看板がある意味ネックになっている点。
それは「犠牲からの教訓が無い事」かと。
致命的犠牲が無いんです。多少は精神的、肉体的なダメージがあっても、
最後は無傷でハッピーエンド。
「ヒックとドラゴン」が私的なディズニー系ナンバー1作品なのですが、脚本と画作りは
「シュガーラッシュ」に軍配。
ただ、ヒックとドラゴンには明確な犠牲があって、それが大きな教訓に成っている。
求めすぎですな。そんなのは他の映画に任せとけば良い。
エグイの一本、作ってくれないかなあ。Rー18位の。
しかしながらお見事な一本。家族で子供さんとどうぞ。
次、(500)日のサマー。画像は少女に恋愛相談するオッサン。少女は「キックアス」の殺人鬼ですね。
これもお上手だなあ、と思いつつ観てました。
元来恋愛映画に余り興味が湧かない人間なので、いつか観ようと伸ばし伸ばしでやっと観賞。
いやいや、相当面白かった。
「そんなもんだよなあ」、そう思わせるには十分な説得力を有する一本。
彼と彼女のズレ、これが実に明確に描かれていて、それでも一緒にいる関係、違和感が無い。
彼の初夜の後のワッショイゾーン、そして彼の想像と現実のシーン、素晴らしかった。
エキセントリックな主演女優の行動や言動も、「居る・・居たわこんなヒト」と共感。
共感出来たのは幸いでした。出来なければ「おい、何なんだこのクソビッチは」と憤慨しきり
だったでしょう。
しかし、憤慨したとしても作品の質自体が高いので、結局は「クソ野郎が!面白いわ!」と
なってたのでしょう。
兎角ポップでお上手、若い子には「こういうヒトもいるんだよ」的なお勧め方、大人の紳士には
「こういうヒト居ましたか?あなたこういうヒトですか?そうですか」的な恋愛道程確認映画。
間違いなく面白いです。
ただ、私的には「ブルーバレンタイン」を超える愛の映画は未だ出てきません。
夫婦やカップルで観てはいけない映画、その筆頭です。
現に私はお店でそうやって「ブルーバレンタイン」勧めてます。記述もしてます。
皆さんメチャクチャ借りていきます。マゾだな、玉名の人間。
長い!もう一気に行きます。
言の葉の庭と・・
デモンズ。
同点3位でこのギャップ。タマラン。
簡潔に。
言の葉の庭。
一言で「音」、この使い方と精度が完璧。
雨の音が中心になってますが、それを筆頭に全ての音にこだわりや体温や情感を覚えます。
後は「音楽」。
シュガーラッシュとは対極、この曲のこだわり、クオリティ、使い所、素晴らしいです。
映画と音楽。その関係性を臨界点まで高めていると思います。敬意もきちんと感じますしね。
音楽業界のお偉い様は、この映画を観て何処か痛む部分があるのでしょうか?
無かったらもういよいよですが、あっても既に・・
まあ、厳しいご時世なのは理解してますが、何とかJポップ、蘇ってほしいですな。
ヘッドフォンでの観賞を強くオススメ。
時間も約50分。心に染みる、正にそんな作品。
「秒速5センチメートル」も同監督の素晴らしい作品ですので、気に入ったらこちらもどうぞ。
デモンズ。
うん、やっぱり昔のホラー、スプラッターは丁寧な作りですね。
良く言いますが、現在の様な映像技術が無い分、懸命に工夫や思考を繰り返して、
観る側を怖がらせたい、驚かせたい、そういう意気込みがビシバシ伝わります。
面白いんです。設定も練られていて、一つのネタにこだわらず、次々と上手な魅せ方で
物語が展開していきます。
盲目の登場人物を一瞬の描写で「あ、この人、目が見えないんだな」と分からせる場面とか、
本当に唸ります。言葉じゃなく、画で提示する。お手本の様なシーン。
後、私的には超絶的にシリアスな場面で場違いなメタルがかかりまくっているところは、爆笑しました。
こういうB級的な要素もきちんとあって、ほぐされます。
にわかホラーファンには、改めて勉強になる一本でした。
おまけで「マーダーライドショー」。
このピエロのオッサンの破壊力、凄まじかった。
このキャラは強烈です。私は大好きでした。
内容は・・「俺はこういう画が撮りたいんだよ!」という情熱が伝わるパンクな一本。
愛を感じられて、ニヤニヤしながら観れます。面白いです。
長すぎるな、ワーストは一瞬で終わらせます。
画像は「スマイリー」。
シーン・・・ざわざわ・・バーン!キャー!どーん!キャー!
こういうビックリ演出が相当数登場します。
怖いとビックリは違います。
後半は免疫がついてきます。「ビックリですか?・・ビックリかよ・・」、とガッカリしっぱなし。
お話自体は悪くなかったのに、ドンバンキャーの多用で台無しになった一本。
観なくて良いと思います。
「ダークルーム」。
もう暗がりの部屋とブラウン管テレビのセット、やめよ?ね?薄型でいいじゃない。
後、壁が発砲スチロールですかレベルのモロさでした。アレじゃ脱走されるわ。
観なくて良いと思います。
「地球、最後の男」
延々「孤独とは?生きるとは?」的な哲学的独白を繰り返します。
それ自体は嫌いじゃないけど、万人が考えそうな結論ばかりで「そらそうよ」と。
で・・ネタバレします。散々語って語って語って、オーラスに出した言葉・・
「LOVE」
停止ボタンを即座に押しました。
それ使うと、もう何でもアリじゃないですか。便利な魔法の言葉オチで萎えました。
観なくて良いと思います。
長かった。
愛でも探しにいこうかね。
晴れてるけど無いわ。
この画一発で、「か、可愛い・・」と悶絶してしまう破壊力、良いキャラでした。
内容も十分面白いです。
唯一の不満点は、テッドが腰をガンガン振るセックスアピールシーンで、予告編では
その動きに合わせて「ピッピッピ」と音が良い仕事をするのですが、本編は音なし。
そこは、音入れようよ!と勝手に嘆いた点位です。
後は概ね満足。笑えましたし、何より可愛すぎた。75点。
はい、そんなわけで7月は「当たり」の月でした。
遠出したついでに、働いている店以外で置いてある「評判の高い作品」をチョイスした結果でも
あるのですが、顔が緩みまくった一ヶ月でした。
ではでは早速ベストを。相変わらず勝手に点数つけていきます。
1位 シュガーラッシュ 90点
2位(500)日のサマー 85点
3位 デモンズ 80点
3位 言の葉の庭 80点
ついでにワースト。今月はあまり激怒も落胆もしませんでした。
1位 スマイリー 30点
1位 ダークルーム 30点
3位 地球、最後の男 35点
ベストには更に「マーダーライドショー」を入れても構わない、その位の良作観賞月間、
サクサク行きます。
ええと、1位のシュガーラッシュ。
私的には兎に角素晴らしく、隙が無い逸品かと。
画像のポスターでも分かるとおり、各ゲームによって、そのビット?と言うんですかね、
ファミコンの画質、PS3の画質、それを完璧に区別して描いてます。
この抜かりなさは脚本にも徹底されていて、どんでん返しは無いのだけれど、余りの
起承転結のスムーズさ、それを「飽きさせない」で観せる技術、匠です。
更に言えば、全年齢対応型。唸るしかありません。
笑えて、懐かしがれて、ちょっとした謎があって、着地もスマート。私的に”ほぼ”完璧な映画。
ここからはマイナス。
まあ、唄に関しては触れましたので割愛。でも大きくマイナス。
後は、全年齢対応故の、若しくはディズニーという看板がある意味ネックになっている点。
それは「犠牲からの教訓が無い事」かと。
致命的犠牲が無いんです。多少は精神的、肉体的なダメージがあっても、
最後は無傷でハッピーエンド。
「ヒックとドラゴン」が私的なディズニー系ナンバー1作品なのですが、脚本と画作りは
「シュガーラッシュ」に軍配。
ただ、ヒックとドラゴンには明確な犠牲があって、それが大きな教訓に成っている。
求めすぎですな。そんなのは他の映画に任せとけば良い。
エグイの一本、作ってくれないかなあ。Rー18位の。
しかしながらお見事な一本。家族で子供さんとどうぞ。
次、(500)日のサマー。画像は少女に恋愛相談するオッサン。少女は「キックアス」の殺人鬼ですね。
これもお上手だなあ、と思いつつ観てました。
元来恋愛映画に余り興味が湧かない人間なので、いつか観ようと伸ばし伸ばしでやっと観賞。
いやいや、相当面白かった。
「そんなもんだよなあ」、そう思わせるには十分な説得力を有する一本。
彼と彼女のズレ、これが実に明確に描かれていて、それでも一緒にいる関係、違和感が無い。
彼の初夜の後のワッショイゾーン、そして彼の想像と現実のシーン、素晴らしかった。
エキセントリックな主演女優の行動や言動も、「居る・・居たわこんなヒト」と共感。
共感出来たのは幸いでした。出来なければ「おい、何なんだこのクソビッチは」と憤慨しきり
だったでしょう。
しかし、憤慨したとしても作品の質自体が高いので、結局は「クソ野郎が!面白いわ!」と
なってたのでしょう。
兎角ポップでお上手、若い子には「こういうヒトもいるんだよ」的なお勧め方、大人の紳士には
「こういうヒト居ましたか?あなたこういうヒトですか?そうですか」的な恋愛道程確認映画。
間違いなく面白いです。
ただ、私的には「ブルーバレンタイン」を超える愛の映画は未だ出てきません。
夫婦やカップルで観てはいけない映画、その筆頭です。
現に私はお店でそうやって「ブルーバレンタイン」勧めてます。記述もしてます。
皆さんメチャクチャ借りていきます。マゾだな、玉名の人間。
長い!もう一気に行きます。
言の葉の庭と・・
デモンズ。
同点3位でこのギャップ。タマラン。
簡潔に。
言の葉の庭。
一言で「音」、この使い方と精度が完璧。
雨の音が中心になってますが、それを筆頭に全ての音にこだわりや体温や情感を覚えます。
後は「音楽」。
シュガーラッシュとは対極、この曲のこだわり、クオリティ、使い所、素晴らしいです。
映画と音楽。その関係性を臨界点まで高めていると思います。敬意もきちんと感じますしね。
音楽業界のお偉い様は、この映画を観て何処か痛む部分があるのでしょうか?
無かったらもういよいよですが、あっても既に・・
まあ、厳しいご時世なのは理解してますが、何とかJポップ、蘇ってほしいですな。
ヘッドフォンでの観賞を強くオススメ。
時間も約50分。心に染みる、正にそんな作品。
「秒速5センチメートル」も同監督の素晴らしい作品ですので、気に入ったらこちらもどうぞ。
デモンズ。
うん、やっぱり昔のホラー、スプラッターは丁寧な作りですね。
良く言いますが、現在の様な映像技術が無い分、懸命に工夫や思考を繰り返して、
観る側を怖がらせたい、驚かせたい、そういう意気込みがビシバシ伝わります。
面白いんです。設定も練られていて、一つのネタにこだわらず、次々と上手な魅せ方で
物語が展開していきます。
盲目の登場人物を一瞬の描写で「あ、この人、目が見えないんだな」と分からせる場面とか、
本当に唸ります。言葉じゃなく、画で提示する。お手本の様なシーン。
後、私的には超絶的にシリアスな場面で場違いなメタルがかかりまくっているところは、爆笑しました。
こういうB級的な要素もきちんとあって、ほぐされます。
にわかホラーファンには、改めて勉強になる一本でした。
おまけで「マーダーライドショー」。
このピエロのオッサンの破壊力、凄まじかった。
このキャラは強烈です。私は大好きでした。
内容は・・「俺はこういう画が撮りたいんだよ!」という情熱が伝わるパンクな一本。
愛を感じられて、ニヤニヤしながら観れます。面白いです。
長すぎるな、ワーストは一瞬で終わらせます。
画像は「スマイリー」。
シーン・・・ざわざわ・・バーン!キャー!どーん!キャー!
こういうビックリ演出が相当数登場します。
怖いとビックリは違います。
後半は免疫がついてきます。「ビックリですか?・・ビックリかよ・・」、とガッカリしっぱなし。
お話自体は悪くなかったのに、ドンバンキャーの多用で台無しになった一本。
観なくて良いと思います。
「ダークルーム」。
もう暗がりの部屋とブラウン管テレビのセット、やめよ?ね?薄型でいいじゃない。
後、壁が発砲スチロールですかレベルのモロさでした。アレじゃ脱走されるわ。
観なくて良いと思います。
「地球、最後の男」
延々「孤独とは?生きるとは?」的な哲学的独白を繰り返します。
それ自体は嫌いじゃないけど、万人が考えそうな結論ばかりで「そらそうよ」と。
で・・ネタバレします。散々語って語って語って、オーラスに出した言葉・・
「LOVE」
停止ボタンを即座に押しました。
それ使うと、もう何でもアリじゃないですか。便利な魔法の言葉オチで萎えました。
観なくて良いと思います。
長かった。
愛でも探しにいこうかね。
晴れてるけど無いわ。
で思わず吹いてしまったのでコメント失礼します!
映画最近観てないですね、つまんなそうな映画をわざわざ踏みに行くスタイルだったんですが…今となっては少し難しいですね。。。
ベストのほうは観てみたいですね…特にシュガーラッシュと言の葉の庭は興味そそられます。あとブルーバレンタイン…タイトルかっこいい…。
音楽の使い方はやっぱり重要ですね…ハンター×ハンターのリメイクとか旧と比べてしまうと…え?って思います。
最近やっと観始めたハチクロのアニメは挿入歌がドキッとする場面で使われていて淡い世界観を出せていたり…素晴らしいです。
良い意味で最近昔の感覚が甦ってきたので「頑固」な部分って大事だなと思います。何というか音楽業界全体に「頑固」=「こだわり」がないのかな…と思ったり。
あるところにはあるんですが、自らの保身に走る人が大半だろうと思います…
やはりそうなると生音は最高ですね…実験的で。
そういえば弟が道で旧KABUTOの店長にバッタリ遭遇。そのままバーに行き、酒をご馳走になったそうです。
愛…探さなくていいと思います。売れなくてもいいものはある、そっと評価されるべき、っていうのは音楽が本当に好きな国民の総意だと思うので、森川さんも胸を張って、ダークな唄を歌っていってください。
近況で偽名の意味無いわ 笑
そうかあ、弟田野さんに会ったのね。
何かそういう縁ってあるよねえ。
こだわってもお金が落ちてこない。
体力と志、どちらも希薄なんだろうね、今は。
前々から書いてるけど、音作りに関しては
そこらのオリコン曲よりも、余程アニソンの
方が感心する時が多い。
「おっ」と思うより「えっ・・」とガッカリする機会が
増えた現状の日本音楽、一度底まで行けば良いと
思ってる。もう底かもだけど。
そういう結果的な壊れ方しか出来ないかなあと。
良いバンドは勿論未だ居るけどね。
言の葉の庭は好きだろうから、ドウゾ。
ブルーバレンタインもニヤニヤしそうな
性分だろうから、ドウゾ。
長くなった、スマン!
兎角、コメント有難う!