森川博之 「私的な遊戯」

私的に色々綴って行きます。
曲↓http://www.myspace.com/morikawahiroyuki

ザ・イエローモンキーの福岡ライブにおじさん3人で行って参りました、ので観戦記でも

2016-07-19 00:17:52 | 音楽
こんばんは、最近は生きねばと感じている男、カフェバーの
オープン準備をこなしつつ、生きてます。

さて、7月17日、遂に私の人生の一部であるイエモンの
復活ライブに赴きましたので、その観戦記でも今回は書いて
いこうかなと。

起床、午前11時。

前日熊本市内で呑み、私は呑まないが、呑み。

「明日はイエモン行くから、今日俺0時には帰るぞ」

そんな宣誓をした16日午後9時、我が家に帰ったのは見事に
朝の5時。

やばいやばい、やはり居てしまう、楽しいから居てしまう。
というかやばいやばい、これは起きれない→遅刻→頭を抱える→でも
開き直ってタバコを一先ず一服、そんなパターンが待っていそうだ。

そんな心中で床に付き、まあきっかり上記した時刻に起床、思えば私は
基本6時間以上は連続で睡眠をほぼ取れない体質なので、結果オーライ。


当日12時半、中学からの親友を車に乗せて新幹線の駅へ。

「駅は駐車場が一杯で、車が止められない可能性が高い」、そんな両親の
アドバイスを素直に聞き、かなり早目の出発です。

駅到着。
おお、本当だ、駐車場が最早無法地帯、停めて良い場所は勿論、そこは
駄目だろうという場所にも車がビッシリ。

誇張ではなく、本当に大型車が通れないレベルのイケナイ駐車も多々あり、田舎の
緩い寛容さと、それによる危うさを痛感、ありゃイカン、偉い人どうにかしてくれ。

結局駅から少し離れた場所に駐車、大丈夫です、迷惑にならない場所です。

しかし新幹線、早い。実は生涯初新幹線。
新玉名という駅から博多、車だったら高速でも1時間は優に越える距離を、約40分で
済ます。景観を楽しむ暇も無く、座席に付いていたテーブルを入れたり出したりしてました。

博多到着後は大分で一仕事終わらせてきた、これまた中学からの親友とホテルで合流。
というか、これホテル?完全に寮的な雰囲気が・・

「おい、ここ大丈夫かね?」
「ま、寝れれば良いしね」
「だあね」

そんな会話をしつつ、やる気があるのか無いのか分からないテンションのフロントに
お願いして、少し早めのチェックイン、午後3時半。

おお・・本当に寝るだけだ、しかもテレビが14インチ、縦長のブラウン管。
殺風景もここまでくれば潔い。

かくしておじさん3人の準備は整い、いざマリンメッセ福岡へ。

移動のタクシー内ではあれをやって欲しい、これをやるかなと、まあイエモン談義。
というか、この3人、高校時代からのバンドメンバーなんですね、イエモンのコピーバンド。

マリンメッセ到着。
おお、居る居る、予想はしてたがやはり居る。
30代と40代と思しき方々がわんさか。ふはは。

ので、たまに20代位の若い子を見かけると妙に嬉しくなる。

「物販あるよ?買う?」

ごった返す人ごみの中、大分から来た友が言う。
私はこれまでライブでそういった類のものに全く興味が無く、
今回も出発前は「いやいや、買わない買わない」とノタマッテました。

タオルとTシャツ購入。

いやあ、買うんですねえ、やっぱり。何か買ってしまいました。
まあ、オープンするお店に飾ろうかなとも考えての購入でしたが、
嬉しかった。計6000円也。

初新幹線に初物販購入、やはり彼等は私に新しい刺激を与えてくれる。
そんな屁理屈を頭の中で並べつつ、そそくさとお金を差し出す。

座席へ。
アリーナの後方、だがしっかり見える。

カウントダウンがステージに表示される、押さないんですね、好印象。
で、以下がセットリスト。



01 プライマル
02 楽園
03 ROCK STAR   
04 Chelsea Girl
05 A HENな飴玉
06 Tactics
07 LOVERS ON BACKSTREET
08 FINE FINE FINE     
09 球根
10 カナリア
11 HOTEL宇宙船
12 花吹雪
13 空の青と本当の気持ち
14 ALRIGHT
15 SPARK
16 見てないようで見てる
17 SUCK OF LIFE
18 バラ色の日々
19 悲しきASIAN BOY

アンコール
20 Romantist Taste
21 LOVE LOVE SHOW    
22 BRILLIANT WORLD
23 WELCOME TO MY DOGHOUSE
24 JAM

当日まで私は敢えて他の会場のセットリストを見ないでライブに
臨んで、そしてこのセットリスト、いやはや驚いた。
3から8曲目なんか、完全に想定外、しかし相当に嬉しいチョイス。

というか、1曲目のプライマルのイントロと、彼等のシルエットが
現れた瞬間、正直私は少し泣いた。自然に、何年振りかも分からない
涙を流した。

個人的な事情だが、私はイエモンが居たから音楽を始めて、ボーカルをやって、
東京に行って、そしたらイエモンが解散して、それでも私は音楽を続けて・・
そして現在、私が音楽から距離を置いた今、唄わなくなった今、彼等が戻ってきた。

ああ、大げさではなく、彼等は私の人生の一部なんだと、強烈に感じた。

大量の鳥肌と少しの涙、20年経っても彼等はそれを私に与えてくれる。

おかえりなさい、そう素直に思い、心底嬉しかった。

私の青春時代を身近で彩ってくれた親友が、バンドメンバーが時を経ても
横に居る事も、感慨深く、有難い。ありがとう。


と、感傷タイムはここまで。
以下は素直で簡素なレビューでも。

パフォーマンスはやはり50前後の御仁達、余り動かない。
ただ、体のスタイル等、相変わらず画になるバンドだなと。

前半戦はハイテンポな曲調でもアダルトなライブ、落ち着いてる。

そして中盤に珍しいインターバル、メンバーが一旦はけ、ステージでは
映像が5分ほど流れる。
これは何だ?おじさん達の休憩タイムなのか?確かに私も立っているのが
きつくなった、同様に歳をとった。

だがこの映像が良く出来ており、その流れで唯一の新曲「ALLRIGHT」から
後半戦スタート。

うーん、やはりこの曲は良い、だからこそ早くこれを軸にアルバムを作って
頂きたい。

そこからはギアが上がった、というか意図的に上げたのでしょう、かなり
ステージ上で4人が活性化し始める。

吉井和哉はソロで飛躍的に上がった歌唱力を存分に披露し、且つ若かりし日を
彷彿とさせるパフォーマンスも魅せる。
エマは、菊池兄は上手い、そしてギターがエロい。妖艶ですな。
ヒーセは勿論充分に上手いのだが、解散前より前に出てこないベースだと
感じた。ただ、滅茶苦茶良い笑顔が何回もこぼれてたので、満足。
アニー、ドラム菊池弟は相変わらず彼しか出せない音を放出する。
何回か危うい場面があったのも相変わらずでしたが、ふはは。
それでも菊池弟も心底楽しそうに、そして懸命に叩く。それだけで
今は何だか嬉しくなる。

総合すると、ライブバンドである彼等の出来自体は流石の一言、齢も重ね、
それによるギラギラは消失しましたが、変わりに危うさが皆無、アニー以外。
鍵盤の方が当時とは変わり、それがまたよりアダルトな雰囲気を醸して
居た様な気がします。

まあ、鍵盤問題は結構議論されてる様ですが、私的にはこれはこれで
良いのかなと、今のイエモンにはフィットしているのかなと。

ともあれ3時間、ステージ上のおじさん達は唄いまくり、客席の
おじさん3人は大満足の1日でした。


その後は居酒屋一軒、即ホテル、そして就寝、うーん年とった。

ともあれ、イエモンが、イエローモンキーが帰ってきました。

生きる上での大きな楽しみが、また一つ生まれました。


熊本に来たら、また行こうかと思います。







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