森川博之 「私的な遊戯」

私的に色々綴って行きます。
曲↓http://www.myspace.com/morikawahiroyuki

紅白歌合戦を観た男の「2014年に”初めて観賞した”映画ランキングベスト10」

2015-01-02 08:35:42 | 映画ランキング
お早う御座います、というか明けましておめでとう御座います。

カウントダウンをここ何年かで初めて「何かしらのお店」以外で迎えた男、
年越しは完全に布団の中、寝てました、良いです、もう良いです。

カラオケ屋、ライブハウス、ツタヤ、その他年越しした場所多数。失念。
振り返ると接客業ばかりのバイト生活でしたね、知ってるけど。

紅白観ました、その他の邦楽賞レースもボチボチと。

何かもうアレですね、いっそ「ジャニーズ、エグザイル、AKB」か、
それ以外でジャンル分けした歌番組が欲しいですな。

「この子は誰?この歌は何?」

「・・知らん」


終始この繰り返し。
親子団欒で。親が子に質問する、そのコミュニケーションが私的な
邦楽トップチャート離れから断裂され、実にカオスな空間が構築
されておりました。

ビックリした、本当に殆ど知らなかったから。

来るところまで来た、そんな印象です。まあ、もうどうでも良いか。


さてさて、2014年が終わり2015年到来。
ザクっとですが、私的な昨年初見映画ランキング、それを書いていこうかと。

ベスト10と、ワースト10、短い感想も入れつつ、ですね。

早速ベストから。

1位   マーターズ (2008年作品)
2位   ロスト・ボディ (2014年レンタル開始)
3位   死霊館 (2014年レンタル開始)
4位   きっと、うまくいく (2014年レンタル開始)
5位   悪の法則 (2014年レンタル開始)
6位   ブランカニエベス (2014年レンタル開始)
7位   劇場版魔法少女まどかマギカ前後編 (2012年作品)
8位   地獄で何故悪い (2014年レンタル開始) 
9位   ばしゃ馬さんとビッグマウス (2014年レンタル開始)
10位  グランド・ブダペスト・ホテル (2014年レンタル開始)

 
以上がベストです。
一応次点に「ラッシュ」「ダラス・バイヤーズ・クラブ」「恋の渦」
「ミッドナイト・ガイズ」「プロジェクトX」等もあった事を記載
しておきます。


さて、1位が2008年作品と言う愚行を犯しておりますが、やはり
昨年観た映画で「最も印象に残り」「私的な観賞体験で、最もエグかった」
作品として、ちょっと揺るがない位置取りです。

最悪の物語にして、最高の精度。
観賞時に「精神的にエグ過ぎるからもう止めよう」と思わせた作品は、
私的にこれ以外は未だ御座いません。
もうオープニングのこの画が嫌過ぎる。


それでも観てしまう、しまったのは「地獄の三段落ち」展開の匠さ、
そし登場人物の造型と「人間とはここまで行くか」という、ある種の
究極性を孕んだメッセージ。

兎角、底の底まで突き抜けた傑作。断固オススメはしませんが。

2位のロスト・ボディは昨年の始めに観賞したのですが、ついぞ
これを越える「純粋なミステリー作品」は2014年出会えません
でした。

兎角、上手い。フェアでありつつ、読めない。
登場人物がそこまで多くないのに、やっぱり騙されて気持ち良かった
スペイン産の逸品。これは見つけたら是非どうぞ。

3位の死霊館も同じくホラーと言うジャンルで言えば、昨年の
始めに観たにも関わらず、これを越えるホラーは2位同様現れません
でしたね。
端的に言うなら、昨今の海外、ジャパニーズホラー、その良い部分を
無駄なくスポイルし、細部にまで行き届いた実に丁寧な演出で、「恐怖」を
描ききった秀作、そういう赴きです。

ビックリ演出ではなく、ジックリジットリ魅せる、お見事でした。

4位のきっと、うまくいく、インド映画。
普段は避ける陽性のドラマ、しかし抜群に面白かった。
多少の御都合主義はあれど、それを凌駕する膨大な伏線の数と、
それを回収する過程、素晴らしい。

「これも拾うの!」、と感心しつつ、普段は苦手なホッコリ全開な展開にも
ニコニコしながら十二分に楽しめました。
万人にオススメ出来る一本。

5位の悪の法則、これは超個人的に好きな映画。

分かります、評価が割れる、低い、イマイチ、分かります。
ただ、彼等が織り成す「会話」ではなく「対話」が兎角大好物で、
画も素敵でした。

物語的には特筆すべき点は御座いませんが、キャメロンディアスを
筆頭に「格好良い」と心底思わせてくれた映画。これぞ私的には映画です。

6位、ブランカニエベス、スペイン産。
スペインは良い作品多いですね。


白雪姫と白黒無声映画とスペインという国の色、それを実に
巧みに融合させた一本。
ラストだけ、納得は出来るのですが展開が少しおとぎ話に寄り過ぎての・・
というものでしたので、そこさえ整頓されていれば、完璧!と
言っていたかもな一本です。

7位はまどかマギカ。

言う事は2つ。
先ずは劇場版前後編だけでも初見さんは楽しめる。私がそうだったから。
もう一つ、最初の20分「我慢する」。
もうね、萌えが理解出来ない私には「何で一人で恥ずかしがってるんだよ」と、
35歳が夜中に苦悩した姿、一人で観て良かった。

脚本が素晴らしいです。着地には心底ビックリしました。その発想は無かったと。

画で敬遠されている方、20分だけ耐えていただければ、満足出来るかと。

8位、地獄で何故悪い。

園子温監督作で最も好きな一本になりました。
やるとこまでやったバイオレンスコメディ、笑える程に
血が出ます。血の海でスライディングするし。

ラストも好きでしたね。
これは映画、そういう含みを持たせつつの余韻、素晴らしかったです。

青臭すぎるのがほんの少し引っかかりましたが、異常に楽しかったので
全く問題なし。

9位も邦画、ばしゃ馬さんとビッグマウス。

これは私的に「東京で目標を追いかける人々の物語」、その
リアリティが凄まじいと実感したので。

目指しても、届かない。
その過程を、真実細かな部分まで徹底して描いてました。
チャリンコ演出は心に痛過ぎる、私も良くやったから。

麻生久美子さんを一気に好きになった一本でもありました。

10位グランド・ブダペスト・ホテル。

これは最近観た映画。
可愛すぎる、しかしながら整頓、計算された画作り。
加えてその中を進行する堅実な物語。

芸術性が高い映画は、「で、何なんですか」という不時着を多々
起こすきらいがありますが、この作品は画と物語の融合を、
エンタメとしてのバランスを見事とっていると思います。

ブルーレイで、是非是非。



うーん、長い、やはり長い。

ワーストまで行こうと思いましたが、次回に持ち越します。

朝だ、2日だ、やはり寝よう。










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2 コメント

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Unknown (n)
2015-01-11 09:20:49
地獄でなぜ悪い、ついこないだ観た!
まさか、まさか、全員生きてるとは(笑)
首ぶっ飛んでた人も生きてた(笑)
中身も面白かった!
返信する
観ましたか! (本人です)
2015-01-11 21:52:27
>n様

地獄で何故悪い、面白いですよね!

振り切ってるなあ、とニヤけつつ、
終始笑いながら観てました。

ワーストも挙げましたので、是非 笑
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