脳内出血のため入院する事になった訳だが、私は強い麻酔薬を打たれ、気が付いたら着ていた服も全部脱がされ、パンツすら穿いていなかった。
そして尿道カテーテルを入れられており、鼻からも管が通され、腕には点滴、そして酸素マスクがつけられ、全身管だらけだった。
これには自分でもびっくりしたが、一番びっくりしたのは真っ裸だった事だ。どうりで肌寒い訳だ。
…やはり当時は19歳のうら若き乙女だった私は、自分では . . . 本文を読む
タクシーで広州市中山大学付属第三医院へ運ばれた。この時、意識はかなり混濁していたが、友人のインドネシア華僑、秀金(シウジン)に頼んで、私の『中国の兄貴』、阿山(アサン)を呼んで貰った。阿山は私の彼氏・阿明の同郷のマブダチで、当時、中山第三医院がある石牌村に住んでいた。病院からは歩いて20分ほどの場所に住んでおり、私は良く阿山の所に遊びに行っていた。運命の悪戯か、幸運にも私が倒れる一週間前、私と秀金 . . . 本文を読む
脳内出血ってどんな感じ?』とよく聞かれる。
感じも何も頭が割れる様にガンガン痛み、死にそうな程痛い。下手したら本当に死ぬ!
そして、目が回る、グルグル回る、顔や手足が痺れて口からはヨダレが流れ、ゲロも吐く。吐く物が無くなっても、気持ちが悪くて胃液、胆汁まで吐く…!そうなったら自力では立っていられない。倒れるだけだ。
もし、そんな状態になったら、自分でもヤバイのは直に分かる。後は自分で助けを呼べるだ . . . 本文を読む
2002年3月31日、この日は私にとって忘れられない日だ。まさに私の運命を変えた日に違いない!
私は毎年、3月31日を『脳内出血記念日』と呼んでいる。今では、『最近の若者は切れやすいと言いますが、私も負けじと切れてみました(笑)』等と、冗談交じりに話す事が出来るが、もし、ここまで回復しなかったら笑い事では無かったのは確かだ。
私が大学生の時、私の住む寮には、タイ人、インドネシア人、マダガスカル人が . . . 本文を読む