もやもや病エッセイ『脳の細道』

もやもや病患者の体験記です。不定期更新ですが、どうぞ読んでやって下さい。

首が元に戻らない

2006年11月21日 19時03分00秒 | 治療
入院してから四日間ほど経った頃、主治医っぽい医者が集中治療室に私の様子を見にやって来た。私はすかさず自分の病気の状態を把握する為、たどたどしい中国語で医者に話しかけていた。 右手が痺れている事、ロレツが回らない事などを伝え、脳の病気ではないかと釘をさす様に尋ねると、医者は脳みその絵を描いてどの部分で出血が起きたのかを説明してくれたが、脳内出血に至った大元の原因については語らなかった。私自身もその . . . 本文を読む

主治医っぽい人

2006年11月21日 15時52分50秒 | 入院
大学の学生寮で脳内出血を起こし、広州市内にある中山大学付属第三病院に運ばれて三日目、脳内血管の造影検査を受けた。この検査は大腿部の付け根にある血管からカテーテルを挿入し、検査したい患部に造影剤を流し込んで造影写真を撮るのだが手術同様に危険を伴う検査の為、造影剤に対してアレルギーがある人は1000人に1,2人の確立で死亡する危険性があると説明される。 検査室に運ばれると青い手術着を着た医師が三人ほ . . . 本文を読む