もやもや病エッセイ『脳の細道』

もやもや病患者の体験記です。不定期更新ですが、どうぞ読んでやって下さい。

尿道カテーテル

2007年04月03日 01時26分14秒 | 治療
久々の更新です。今回は、尿道カテーテルのお話。

皆さんは、病気や怪我等で入院したり、何かの検査等で尿道カテーテルを入れられた経験は有るでしょうか?

私は尿道カテーテルは数回入れられた経験がありますが、入院して寝たきりの状態や手術や検査の為に、暫く身体が動かせない時に入れられるのですが、これが、痛い。カテーテルの管の太さ自体は、勿論、尿道に入る太さなのだが、やはり違和感はあるし、異物感があって非常に気持ちが悪い。

それでも、脳出血を起こした私は有無を言わさず、ベッドで寝たきりの状態になっていなければならない。この頃、一切の食事や口からの水分補給はさせて貰えず、口や喉はカラカラで唇はひび割れていた。

そんな状態なのに、毎日、大量の点滴剤を打たれるので、おしっこだけは相当な量出ていたと思う。こればかりは、自分で起き上がって見た訳じゃないので、どの位出ていたかは定かではないけれどさ…。

そんな折、私の彼・ミンミンが病室で付き添ってくれた。
その頃は、まだ大学四年生だったのたけれど、中国語が話せない私の母を気遣って、一緒に食事に行ってくれたり、買い物にも行ってくれた。

彼は頭が良い人なのに、時々恐ろしく天然ボケと言うか、子供の様に純粋な所があり、周りの人はびっくりさせられるのだが…、病室で尿道カテーテルの管を見た時に発した一言が非常に笑えた。

私が中山大学付属病院で入れられていた尿道カテーテルは、尿道に入れる先端部分と、外側に出ている管の太さが違っていて、尿を集める採尿バックに接続されている部分は、女性の人差し指位の太さになっていた。看護婦さんが、採尿バックを取替えに来た時、採尿バックに接続された管を見て、一言…
「え~っ、こんな太い管入れてるの?」

…入ってねぇっ!!…そんなに太い管が尿道に入る訳、ね~べやっ(汗)(感情的になり、思わず会津弁が)

あの時の看護婦さんの引きつった顔…、今でも忘れられない。