
皆さま、お元気でしょうか。
九州北部ではサトザクラが見頃を迎えました。☟
(撮影地:福岡県)
2月の西日本新聞の読者投稿欄に「2030年(令和12年)には2020年(令和2年)に比べて、農業事業者数が半減し、米の耕作地は三分の一になると予測されている」とありました。この予測が正しいとしたら、国産米そのものが極端に減少することになります。
国産米と輸入米について考えてみました。
国産米と輸入米 | |||||||
国産米 | 耕作地が三分の一になると、生産量が減り、需給の関係で、価格が上がる。 | ||||||
今まで田んぼが維持していた治水機能がなくなる恐れがある。 | |||||||
所得の低い人たちは、生活を切り詰めなければならい恐れがある。 | |||||||
農家に稲作を放棄させる農業政策を改める必要がある。 | |||||||
安全保障の観点から、米の自給率を高める運動を起こすべきである。 | |||||||
主に米国からの輸入米 | 国産米より安い輸入米の流通が増える。 | ||||||
国産米と同等の味が保たれるのかという心配がある。 | |||||||
貿易赤字が増えることになる。 | |||||||
遺伝子組み換え米と思われるので、将来世代の健康に配慮する必要がある。 | |||||||
天候不順や災害などで毎年一定量の確保が難しくなる恐れがある。 |
こらからは国産米が極端に少なくなっていくことになるのでしょうか?
米価高騰についても考えてみました。
本日(4月10日)の西日本新聞(朝刊)一面にも、
備蓄米7月まで毎月放出 4月追加10万トン、下旬入札
政府は9日、4月から新米が出回る前の7月ごろまで備蓄米を毎月放出すると発表した。(途中省略)これまで2回の入札で計21万2千トンの放出が進んでいるが、スーパーなどの店頭価格は高止まりしている。(引用終わり)
この背景には、農業協同組合(JA)の中央機関である農林中央金庫(農林中金)の経営危機があるようです。2025年3月期には、1.9兆円もの赤字になるそうです。農林中金は機関投資家として海外での取引に失敗したそうです。海外での投資に夢中になる一方で、日本の農家と農業を守るという役目を忘れているのです。
農業協同組合(JA)、農水省、自民党農水族は米価の高止まりの維持を主張しているそうです。米価の高止まりで農業事業者からの貯金が増えて、農林中金の資金力が増し、経営改善に役立つからです。農林中金は、金融庁ではなく、農水省の所管です。
米の作付面積を減少させながら、国民の米離れをさらに加速させることをしているのです。
将来は、国産米がスーパーなどに並ばなくなるかも知れませんね、代わりに価格の安い輸入米が並ぶのでしょう。
安心安全のために日本の米を守っていこうではありませんか。
皆さん、農家の皆さんにコメ作りを続けてもらうためにも、国産米を食べて消費を増やし、お米で農家の人たちの経営が成り立つようにしていきませんか。
朝は、ご飯とみそ汁にしましょう。健康のためにも和食は最適なのです。
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