大分のさだまさしファンの独り言

大分に住んでいるさだまさしさんのファンです。所有のアルバムなどを紹介しながら不定期に思い出などを書いていこうと思います。

もうひとつのさだ-1(番外編、その2)

2010-12-15 21:37:23 | さだ-1(サダワン)

お久しぶりにもほどがありますね(笑、うしかない)。

丸々1カ月更新しなかったのは、このブログを開始して初めてのことで、前回の更新が10月27日ですから、約二カ月ほどの間隔が開いたことになります。
楽しみにしていただいている方には大変申し訳ないのですが、仕事が立て込んだのと、ブログの掛け持ち(4つ)がボディーブローのように効いてきたのがその理由です。ただ下書きだけは少しずつしていたので今回はかなり楽でした。ですが、その間隔が尋常でないほど開いてしまい、皆様にご心配とご迷惑をおかけしました。申し訳ございません。

さて、超個人的企画「さだ-1」が終了して、「加速度」がその「初代:汗」王座に輝いたのはここをご覧の方ならご承知かと思います。しかし、さだファン歴四半世紀を超えた人間としてあってはいけないことですが、超有名シングルを予選にすら登場させていないという、おっそろしいほどの暴挙により、今回その選に「もれた」もしくは「あえて外した」ものを集めて番外編としてお送りすることにしました。それが「もうひとつのさだ-1」です。
もれていた曲は以下の通りです。

風の谷から
新ふるさと物語
オレゴンから愛
シラミ騒動
遠い祭
たまにはいいか
となりの芝生 

ゆけゆけ!!ようかいキッズ
ペンギン皆兄弟
虹がかかったら
雨やどり
道化師のソネット
Birthday
僕にまかせてください
私は犬になりたい\490 -シングル・ヴァージョン-

以上15曲。
さらに前半の7曲は勝ち抜き戦をすでに前回終えており、現在の勝ち残り曲は「シラミ騒動」になっております(汗)。
今回重鎮ともいえる曲が控える中、結果がどうなるのか、それでは始めます。

7回戦
シラミ騒動 VS ゆけゆけ!!ようかいキッズ
ゆけゆけ!!ようかいキッズ:さださんの才能は今更疑うべくもないけれども、まさか、アニメ主題歌に引き続きゲームの主題歌を作るとは…基本さださんのどの部分を好きかでこの曲の支持不支持が分かろうというものだろう。しかし、個人的には車のハンドルに遊びが必要なように、こういった様々なさださんの姿を見せることも悪いことではないだろうと思う。思うけれどもさださんのオフィシャルサイトで今では貴重なこのCDのジャケットを見るにつけ何か独特の思いに駆られる。ところで、くしくも、この対決はこのCDのカップリング対決になっている。相変わらずすげ~な、と、自分を自画自賛する師走の夜です。もちろん偶然です。

結果:シラミ騒動

8回戦
シラミ騒動 VS ペンギン皆兄弟
ペンギン皆兄弟:これはキャンペーンソングである。残念ながら、TVなどで聴いたことがないため(TVをほとんどみないせいでもある)この曲の存在を知った時には、シングルは廃盤になっており、最前発売のシングルスで初めて聴いたわけだが、某巨大ネットショップ元締めのAではこのシングルに10000円以上の値が付いているのを見て、これだけ熱狂的なさだファンの私が「買うやつがいるのか?」と心配してしまうほどである。好みでいえばようかいキッズよりは…と思う。

結果:シラミ騒動(マジで残りすぎ?)

9回戦
シラミ騒動 VS 虹がかかったら
虹がかかったら:普通に生きていると何気ないことを見落とすことはよくある。私も高校時代から四半世紀ず~っとさださんの曲を聴いてきて、「蝉時雨」と「虹がかかったら」がほぼ同じ曲であることに気を留めずにいた。もちろんどちらの曲も前者はアルバムで、後者はシングル全集で持っていて、一度といわず聴いているはずで、要はその都度この二つを「同じ曲として」認識していて、「蝉時雨」とか「虹がかかったら」とか判別せずにいた、ということになる。ファンとしてはあるまじきことであるけれども、ただ言い方を変えれば距離感を保てているともいえる、と思いっきり苦しい言い訳をしてみる(滝汗)。ちなみに「虹がかかったら」はデビューシングル「雪の朝」のB面だが、調べた結果、先に出来ていたのは「蝉時雨」らしい。

結果:シラミ騒動

10回戦
シラミ騒動 VS 雨やどり
雨やどり:さださんがソロになって「線香花火」の売り上げは5万枚強だったらしい。はっきり言って売れていない。そういう意味ではこのシングルの大ヒット(60万枚以上)が無ければ、その後のさだまさしは無かったかもしれないほどの、大変な分岐点になった曲である。売り上げだけでなくその他のアーティストなどに様々な影響を与え、またあまりのヒットのゆえか「軟弱説」が出回ってしまう。この後、さださんはこの手の「実態のないイメージ像」と戦うことを余儀なくさせる。ライブ録音、物語性、コメディ性など後のさださんの多くの曲のひな型ともいえる曲にもあたるため、さださんを語るうえで、外せない、というか外してはいけない曲である。どっかの誰かみたいに「忘れる」なんてファン失格である。しょぼ~ん(涙)。

結果:ライブ録音対決ですが、さださんのリスタートの意味もあり「雨やどり」。

11回戦
雨やどり VS 道化師のソネット
中学を卒業するとき、テレビの番組で「翔べイカロスの翼」が流された。それを僕は間違いなくみている。ただそれがオリジナルの映画だったかテレビドラマの方だったかは記憶がない。
「笑ってよ 君のために 笑ってよ 僕のために」で始まるこの歌は人間が決して一人では生きてはいけないものであるという絶対的真理だけでなく、愛した人間に対して自分がどうあるべきかを問いかける。「笑われる存在」である道化師(ピエロ)が実は「笑われている」のではなく「笑いを与えている」ということに、そして実社会では時に自分が誰かの道化師であり、そして時に誰かが自分の道化師になってることで円滑に幸せに暮らしていけることに、気づかせてくれる曲でもある。重要なことは単純な、今風のお笑い番組のような「笑い」ではなく、辛さや、切なさの上にある「笑い」こそが、人生の糧であるということなのだろう。今回久しぶりに聴いてそんなことを思い出した。


結果:道化師のソネット

12回戦
道化師のソネット VS Birthday
Birthday:NHK総合テレビ「鶴瓶の家族に乾杯」テーマ曲。さだまさしに何を求めるか。それは個人個人でやはり違うでしょうし、違うべきだろうと思います。そういった中で、「愛」特に「人間愛」または「幸せ」を強く押し出した曲が好きな人にはツボになるはずの曲。反面そういった曲を嫌う人もいて難しいところです。誕生日にもらった電話の一本。仕事で明け暮れた誕生日の夜中、疲れて帰った時ふと気付いた「おめでとう」のメール。何気なくしたことに「ありがとう」と言われた時の気恥かしさ。バラの花束ではなく道端の野草のような曲、というと誤解を生むでしょうかね。でもだからこの曲に、さださんに特に詳しくない人でも、ファンが多いのだろうと、勝手に分析しています。


結果:道化師のソネット

13回戦
道化師のソネット VS 僕にまかせてください
僕にまかせてください:クラフトというグループに提供した曲の中でも有名な曲。あいにくテーマ曲になったTVドラマは知りませんが、当時のさださんが求められているイメージそのままの曲ではあります。(おそらくこれから)結婚する彼女のお母さんが眠るお墓へお参りする折の曲ですが、お墓に向かって「まかせてください」といういささか気負った思いこそに、彼女への思いの深さを感じることが出来ます。「好きだから結婚する」「嫌いになったから別れる」といった普通の理屈で割り切れない「決意」や「使命」がこの曲にはあり、それこそが今の日本に随所で欠けているものだ、というといささか高飛車でしょうか。ちなみに「さよならコンサート」も大好きな曲。

結果:道化師のソネット

14回戦(最終戦)
道化師のソネット VS 私は犬になりたい\490 -シングル・ヴァージョン-
私は犬になりたい\490 -シングル・ヴァージョン-:アルバムバージョンでも感想は書いたので、やや重複しますが、好みではアルバムよりもこちらの方が好きです。家庭内の立場が弱く、お小遣いも少ない(500円)お父さんが自分について考える中でアイデンティティをみつける歌です。最初は500円をいかに有効に使うか、もしくは使えないかを考え、その中で生まれた「自分のなりたいもの」をみつけていく。で、最後が犬であった。「家族の中で愛される」ことが実は一番重要だった。喜劇でもあり、悲劇でもあり、人生論でもあり、究極のラブソングでもあるというといささかほめすぎだろうか。CMソングでありながらCMありきになっていないところが妙味ではある。

結果:・・・・・・・・・・道化師のソネット

決して忘れていたから、とか、コメントいただいた方に義理だてして、なんて言うことはありません。多分(汗)。

ということで、番外編「もうひとつのさだ-1」は道化師のソネットの優勝で終わりました。
では、加速度との頂上決戦…は止めときます(笑)。

忘れていた中にこんなに良い曲があるなんて…反省いたします。

では、また年内にもう一度は更新します。(一度かよ!)


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2 コメント

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お兄様(*^_^*) (なおとじゅんのママ)
2010-12-29 11:29:29
『道化師のソネット』を残してくださってありがとうございます!
もし残してくれていなかったら、拗ねているところ!『加速度』も大好きよ!

『スローモーションで……』と、短調から長調に転調される時の響きが好き。

それから、あと3分で切れてしまう切ない思い出、私にもありましてね。
そして、それは
いつまでも、忘れない。いつまでも、忘れたくないのです。


昨日、仕事納めで、今、ぼーっと、ユルユルモードです。



よいお年をお迎えください。
なおとじゅんのママさんへ (さだファンの管理人)
2010-12-30 23:21:50
こんばんは。ようこそお越しくださいました(礼)。コメ返し遅くなってすみません。

「加速度」はさださんの詞の中でもシンプルイズベストを形にしたような曲ですから、これからも好きでい続けたいです。

「道化師のソネット」を忘れるなんてことが今後無いように精進いたしますので、これからもよろしくお願いいたします(深礼)。

私は自営なので今日まで仕事でしたが、よいお年をお迎えください。
年明け早々例の番組がありますし、楽しみですよね!

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