Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてやっと自由を手にしてから、海外を旅行し、合唱を歌い、オペラやコンサートに通っています。

バッハ・コレギウム・ジャパンのマタイ受難曲

2019-04-21 23:25:13 | バッハコレギウムジャパン

今日はバッハ・コレギウム・ジャパンのマタイ受難曲を聴きにオペラシティへ。
誰もが絶賛、それも最高の賛辞を贈るBCJ。生で聴くのは初めてでしたが。
すごい演奏でした。
1部が70分で、20分休憩後の2部が100分。息もつけないような緊張感、張りつめた空気が3時間も続くコンサートって。

マタイ受難曲って、主役はソリストたちで、衣装こそ着てないけれど、イエスの死と復活のドラマを、演じながら歌っている。イエスやペテロや、それぞれの登場人物になりきって。
聴き手の側のぼくらも、聖書のドラマ展開を頭に描きながら聴くから、ソリストたちの歌に強く引き込まれる。
単なるコンサートっていうより総合芸術、むしろオペラに近いかもって、途中から思いました。

そして一流のソリストたちがやるコーラスって、二十数人なのに、こんな迫力って信じられない。

ソリストの中で聴いたことがあったのは加耒徹さんだけで。ヨハネス・ブラームス・フィルハーモニカーの演奏会でのドイツレクイエムでした。正直あまり印象が深くなかったのですが、今日は素晴らしかった。
それから名前は存じてた松井亜希さんも素晴らしく、櫻田亮さんのエヴァンゲリストはすごかった。

こんな今日のマタイを聴いて。
これ以上の演奏、マタイ受難曲ってあるんだろうか。想像できない。
ってことは、もうBCJじゃない他のマタイは聴く気にならないんだろうか。
そんなことを考えながら家路に着きました。

*追記
中山美紀さんには2018夏祭の合唱指導でお世話になりました。その後聴いた中山さんがソロをつとめた東京ムジークライスのドイツレクイエムが素晴らしかったので、以来ずっと自分でも歌いたいと思い、やっといま横浜の合唱団で歌っています。昨日のマタイも格別でした。ありがとうございました。















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