今夜は読響の定演でサントリーホール。
お目当ては諏訪内晶子さんのメンデルスゾーンで、珍しいヴァイオリンとピアノの協奏曲。
諏訪内さんのあの音色、多彩で変化に富み情感豊かな演奏に聴き入った。
後半はピアノのエフゲニ・ボジャノフとの掛け合いが次第に熱を帯び、高揚した気分のままフィナーレへ。
素晴らしかった。
諏訪内さんにはいつも感嘆。今夜は聴き慣れた定番の協奏曲じゃないからなおさらで。
この先も諏訪内さんをぼくは聴き続けるだろう。
休憩のあとは大編成になってショスタコーヴィチの12番。始まった途端、段違いにぶあついサウンドに思わず寒気。
ロシア10月革命のドラマをこれでもかというくらい濃密に展開した作品。
アルゼンチン出身のマエストロ、アレホ・ペレスの演奏は躍動感に溢れ、スリリングでドラマチックでグッときた。
日曜日にマエストロヴァイグレのワーグナーを堪能したばかりだが、読響は本当に素晴らしいオーケストラだ。