今夜はバッハコレギウムジャパンの「待降節のカンタータ」でオペラシティ。
マエストロ優人でトッカータとフーガ 、カンタータ第61番、クリスマス・オラトリオ。
鈴木御大、今日はオルガンでトッカータを弾いた後は客席。
続いて来週からの待降節で、イエスの誕生を待つ喜びを歌う61番。
松井さんがやっと一緒に歌えると喜んでいたドミニク・ヴェルナーがいい。
オケは小編成の弦楽だが、なんと鈴木秀美氏がチェロで参加している。
小作品だが美しい。
後半のクリスマスオラトリオ。
第1祝日は”喜べやこのよき日を“。トランペットとティンパニのあのイントロ。喜べやと合唱。櫻田さんの福音史家。これぞBCJだとグッとくる。
第2祝日は”この地に野宿して“。羊飼いたちに天使がイエス誕生を告げる。
第3祝日は”あまつ君よ聞きたまえ“。羊飼いたちがベツレヘムへ赴き、マリアとヨゼフと幼児を探しあてる。
最後はコラール、いま生まれたまいぬわれらが主キリスト。
祝祭的なエンディング。
こんな素晴らしいクリスマスオラトリオを聴けたことに感謝。
BCJのコンサートにくると、単に音楽的なことだけでなく、キリスト教や歴史や人類愛、みたいなことに思いをはせる。そして敬虔な、厳粛な気持ちにもなる。
2021のBCJはエリアスにはじまり、ヨハネ、マタイ、ケーテン、オリーブ山、そして今夜のクリスマスオラトリオ。
この2年コロナに苦しんだけど、来年のマタイはどんなふうに聴くことになるんだろう。
いい年になってほしい。