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今日はバッハ・コレギウム・ジャパン定演「バッハの誕生日を祝って」でオペラシティ。
プログラムは3 台のチェンバロのための協奏曲、2 台のチェンバロのための協奏曲 、プレリュードとフーガ ト短調、カンタータ第30番。
チェンバロの協奏曲などはあまり覚えがないのにどこかで聴いたような感じがして、映画やドラマで使われたのを聴いていたのではと勝手な想像をした。
そのくらいこんなバッハは身体に馴染んでいるとも思えた。
それでもメインのカンタータ30番が始まると、やはりこれこれ。バッハに、っていうかBCJワールドにハートを鷲掴みにされるこの感じがたまらない。
ソリストは櫻田亮さんが完璧だったのは何時も通りだが、今日のアルト久保法之さんがなかなかよかった。いいカウンターテナーだ。
2月のモーツァルトは降板して聴けなかった松井亜希さんの9曲、神よあなたの導くままに生きましょう。10曲、急いで私をあの牧場に連れて行っておくれ。溢れる情感、美しい高音が素晴らしい。
そしてあっという間に感動のエンディング。
鈴木雅明マエストロはマイクを手に、バッハの誕生日に一番ふさわしい30番を選んだと話してくださり、ウクライナ戦争に触れて一刻も早く平和が訪れるよう127番を捧げると語って「イエス、真実の人にして神よ」の演奏でコンサートを終えました。
感慨深いコンサートでした。
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