今日はNISSAY OPERA 「ランメルモールのルチア」(演出 田尾下哲)で日生劇場。
素晴らしかった。
なんと言っても柴田真郁指揮の読響が躍動感たっぷりのごきげんなベルカントでワクワク。
場面がしばしばマルチ展開のようになりストーリーがスピーディに流れる演出で目が離せず。
森谷さん、宮里さん、大沼さん、妻屋さんのオールスターキャストは、ルングやブラウンリーら外国勢を使った昨年の新国立ルチアより断然良かった。
序盤のエンリーコ大沼さん、ラストのエドガルド宮里さん、すごかった。
ライモンド妻屋さんいつものように存在感抜群。伊藤さんのアルトゥーロも感じ出てた。
1幕最後の六重唱、2幕エドガルド乱入後の六重唱、は最高に盛り上がった。
森谷さんは全編歌いっぱなし、さまざまな情感を表現して素晴らしかった。狂乱の場もすごかった。
2020年のコロナバージョンも傑作だったけど、今日のフルバージョンはやはり見応えあった。
たいへんな準備をしてこんな公演を1回しかやらせてもらえない。歌手の皆さんは残念だろう。日本のマーケットもまだまだだね。