今日はMETライブビューイング「カルメル会修道女の対話」で二子玉川109シネマ。
実は月曜日から体調不良で3日間寝込んでて諦めてたんだけど、最終日にやっと体調回復して滑り込み。加藤浩子さんの投稿と「オペラでわかるヨーロッパ史」を読んで、これは見逃せないと思ってて。
音楽も歌も素晴らしいんだけど、オペラを観てるって意識がなかったですね。アリアも合唱もドラマに完全に溶込んでたからでしょう。ただただドラマに引き込まれていました。
で、クライマックスの修道女たちが次々にギロチン台に向かっていく場面。
なぜあんな風に描いたのでしょう。
まあ、信仰によって死への恐怖を克服した、ってことなんでしょうけれど。
でも、まるで悟りを開いたように、しっかりした表情で、あんなふうに死への回廊に向かうことができるものでしょうか。修道女たちの内面は計り知れない、って思いました。
唯一の創作人物ブランシュが回廊を潜り、ギロチンの音でエンディング。
ずっしりと重い何かが身体の中にあって、しばらくは身動きができない感じでした。
レナードは美貌、歌唱、演技三拍子揃った米国人だからMETの新女王ですが、現院長のマッティラは貫禄だし、新院長のピエチョンカといい、マリー修道女のカーギル、コンスタンスのモーリーといい、すごい実力者ばかり。
歌手の顔ぶれではやはりMETが世界一ですか。
これで18-19シーズンはおしまい。次のシーズンが待ち遠しい。
ところで109シネマはやっぱいいです。もう東劇に行くことはないわ。あそこは椅子のポジションが良くないし、古いからね。
二子玉川は昔は西口の高島屋周りだけだったけど、東口にライズができ、蔦屋家電やら楽天本社もあっていっそう素敵な街になった。
ぼくらの南町田駅の再開発事業も完成真近。「南町田グランベリーパーク」は11月オープンの予定。二子玉川に負けない素敵な街になるかな。とっても楽しみ。