製薬会社ランキング

2005年10月09日 18時49分49秒 | + プラス
平成の大合併の記事で製薬会社ランキングを書いたのですが
今年は大きな変動がありました。
山之内製薬と藤沢薬品工業が合併してアステラス製薬ができて
三共と第一製薬が合併して第一三共ができたり、・
大日本製薬と住友製薬が合併して大日本住友製薬ができたり。

具体的にはこんな感じです。(05年3月期()は前回の順位)
1位 武田薬品工業 (1位) 
2位 第一三共 (2位、7位)
3位 アステラス製薬 (3位、5位)
4位 エーザイ (4位)
5位 ファイザー(日本法人)(8位)
6位 大塚製薬 (6位)
7位 大日本住友製薬 (ランク外)
8位 中外製薬 (11位)
9位 大正 (9位)
10位 三菱ウェルファーマ (10位)
11位 小林製薬 (ランク外)
12位 ノバルティスファーマ(日本法人)(12位)
13位 塩野義製薬 (13位)
14位 万有製薬 (14位)
15位 田辺製薬 (15位)

小林製薬がランクインしたのが驚き。
小林製薬って私の中では製薬メーカーってイメージはないのだけど
スズケン(医薬品の卸会社)から大衆薬卸事業を譲渡されたのが
大きいみたいです。
武田、第一三共、アステラスで国内3強となって、
残りのエーザイの動向が気になるところ。
世界1位のファイザーが8位から5位に躍進しているし
ノバルティスも安定だし、これだけでも外資の攻勢が見て取れますね。
あと、2.3年もすれば外資メーカーがどんどんランクインってこともありえる?

日本の製薬業界には2010年問題ってのがあるらしいです。
要は2010年には日本発の医薬品の特許が切れてしまうって問題。
特許切れによって模倣品(ジェネリック医薬品)が沢山出て
出て売り上げが落ちるという話。
ジェネリック医薬品自体、医療費の抑制としては有効な手段で
むしろジェネリックが増えることは喜ばしいことなんですが、
メーカーにとってはそんなこと言ってられない状態。
じゃあ、売り上げを落とさないためにはどうするかといえば、
新しい薬をどんどんと創り出すしかないのだけど、
今ある薬よりも優れた薬を生み出すって簡単な話じゃなくて
1つの薬を作り出すのに合成~承認まで15年~17年かかって
実際に合成された化合物406,753のうち承認されたのは36個。
確立としては1/11,299とすごい低い確率。
風邪引いたときに飲む薬がどれだけの試練を潜り抜けててきたか
考えただけでも面白くなります。

例によって世界のランキングです。前回、2位3位以外は同じです。
1位 ファイザー(アメリカ) 
2位 グラクソ・スミスクライン(イギリス) (3位)
3位 サノフィ・アベンティス(フランス) (2位)
4位 メルク(アメリカ)
5位 ジョンソン&ジョンソン(アメリカ)
6位 ノバルティス(スイス)
7位 アストラゼネガ(イギリス)
8位 ロシュ(スイス)
9位 ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(アメリカ)
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